JPS5836112B2 - ウレタン樹脂エマルシヨン発泡体を中間層とする合成皮革 - Google Patents

ウレタン樹脂エマルシヨン発泡体を中間層とする合成皮革

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JPS5836112B2
JPS5836112B2 JP51118853A JP11885376A JPS5836112B2 JP S5836112 B2 JPS5836112 B2 JP S5836112B2 JP 51118853 A JP51118853 A JP 51118853A JP 11885376 A JP11885376 A JP 11885376A JP S5836112 B2 JPS5836112 B2 JP S5836112B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウレタン樹脂エマルション発泡体を中間層とす
る風合が柔らかく反発弾性の優れた合成皮革に関するも
のである。
従来、合或皮革の中間層として用られているウレタン樹
脂は有機溶剤溶液の形として使用されており、湿式凝固
などの一液法や発泡剤、水などを使用した二液法などの
方法によりスポンジ構造層を形威させているが、有機溶
剤を使用するため種々の問題(たとえば、毒性、引火性
、大気汚染、排水問題)が残されており、合戒皮昂メー
カーでは公害規制の強化に備えて、各種ウレタン樹脂エ
マルションを検討しているが、有機溶剤溶液タイプのも
のに比べて合戊皮昂中間層として性能的に満足なものは
得られていない。
一般に合戒皮昂用としての有機溶剤型ウレタン樹脂はポ
リオール戒分としてポリエステルジオール類、ポリテト
ラメチレンジオールとポリイソシアネート成分として4
,4′−ジフエニルメタンジイソシアネートとさらに低
分子ジオールとを反応させて得られるものが使用されこ
れから反発弾性の優れたスポンジ構造層が得られること
は公知である。
しかしこの知見をそのままウレタン樹脂エマルションの
分野へ応用した場合は、それから得られる発泡体の成膜
性が悪く(発泡体にひゾわれがおこりやすい)また、風
合が硬くなるなど実用に適さない。
本発明者らは特に衣料用として要求される風合が柔らか
く、反発弾性の優れた合或皮革を得ることを目的に研究
を重ねた結果本発明に到達した。
すなわち本発明は熱可塑性樹脂層とウレタン樹脂エマル
ション発泡体中間層と基体よりなる合戒皮革において、
該ウレタン樹脂エマルション発泡体中間層が、ポリオー
ルとポリイソシアネートとのNCO基過剰プレポリマー
を水の存在下で鎖伸長剤と反応させて得たウレタン樹脂
エマルションの発泡体の中間層であって、該ポリオール
が(4)分子量5 Q Q〜3,000のポリエステル
ポリオール、(B)分子量200〜5,000のポリオ
キシアルキレン(C2〜CS)ポリオールおよび必要に
より(Q低分子ポリオールとからなり、かつ(4),
(B) , (C)の混合平均分子量がi,ooo〜3
,000で重量比(A/( B+C))が20〜0.5
であることを特徴とする風合が柔らかく、反発弾性の優
れた合成皮革である。
本発明において、熱可塑性樹脂層を形戒する熱可塑性樹
脂としては、一般に合威皮岸の素材として使用される熱
可塑性のウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル
樹脂、アミノ酸樹脂などがあげられ、好ましいものは熱
可塑性のウレタン樹脂である。
上記熱可塑性ウレタン樹脂としてはポリエステ″ルジオ
ールやポリエーテルジオール(たとえばポリテトラメチ
レングリコール)などの高分子ジオールと有機ジイソシ
アネート(たとえば4.4’−ジフエニルメタンジイソ
シアネート)および必要により低分子ジオールとを反応
させて得られるものがあげられる。
本発明において、ウレタン樹脂エマルション発泡体中間
層を形成するための発泡液としてはポリイソシアネート
と特定のポリオールとのNCO基過剰プレポリマーを水
の存在下で鎖伸長剤と反応させて得たウレタン樹脂エマ
ルションを機械的に発泡させて得た発泡液があげられる
上記特定のポリオールにおいて、(4)のポリエステル
ポリオールとしてはエチレングリコール、プロピレング
リコール、フチレンクリコール、ジエチレングリコール
、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトールなどのポリオール類とコハク酸、
グルタール酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、
フマル酸、フタル酸、トリメリット酸等のポリカルボン
酸類とを末端OH基になるように反応させて得られるポ
リエステルポリオールであって分子量500〜3000
のものがあげられる。
これらのうち、好ましいものは上記分子量範囲のポリエ
チレンアジペート、ポリプロピレンアジペート、ポリプ
チレンアジペート、ポリエチレンプチレンアジペート、
ポリジエチレンアジペートである。
(4)の分子量が500未満の場合には得られる発泡体
がかたくなり成膜性がわるくなる。
また、3000より犬の場合にはやわらかくなるが反発
弾性が低下する。
(B)のポリオキシアルキレン(C2〜C3)ポリオー
ルとしテハ、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、クリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ソルビトールなどのポリオール類のエチレ
ンオキシド、プロピレンオキシドなどのアルキレンオキ
シドの1種または2種以上の付加物(2種以上の付加物
の場合ブロックまたはランダム付加物)であって分子量
200〜5000のものがあげられる。
これらのうち好ましいものは上記分子量範囲のポリオキ
シプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコ
ールのエチレンオキシド付加物(エチレンオキシド付加
重量≦20%)、クリセリン、トリメチロールプロパン
などのプロピレンオキシド付加物、さらにこれらにエチ
レンオキシドを付加したもの(エチレンオキシド付加重
量≦10%)である。
(B)の分子量が200未満の場合には得られる発泡体
がかたくなり成膜性がわるくなる。
また5000より大の場合にはやわらかくなるが反発弾
性が低下する。
また(Qの低分子ポリオールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオーノレ、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、ハイドロキノンのエチレンオキシド2〜
4モル付加物、2,2−ビスフェノールプロパンのエチ
レンオキシド2〜4モル付加物などがあげられる。
これらのうち好ましいものはエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコールである。
0は任意戒分であり、ポリオール中の配合量はとくに限
定されないが、通常全ポリオール中でO〜10重量%、
好ましくは、O〜5重量%である。
本発明で使用されるポリオール(4), (B) ,
(C)の混合平均分子量(平均分子量という)はtoo
o〜3000、好ましくは1000〜2500,重量比
(A/(B+C))は20,0.5好ましくは10〜1
である。
平均分子量が1000より小の場合は風合が硬くなり、
3000より犬の場合は反撥弾性がわるくなる。
また重量比が20より犬の場合成膜性がいちずるしく低
下し0.5より小の場合は反発弾性がわるくなる。
また全ポリオール中の平均官能基数は特に限定されない
が、特に風合の柔らかい発泡体を得る為には2〜2.5
であることが好ましい。
ポリイソシアネートとしては、慣用のものでよく、たと
えば2,4−および2,6−トリレンジイソシアネート
(TDI)、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)、1,5−ナフチレンジイソシアネート
(NDI)などの芳香族ポリイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート(XDI)、1,6−へキサメチレ
ンジイソジアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタ
ン−4.4’−ジイソシアネート(HMDI)、3−イ
ソシアネートメチル−3 . 5 . 5−hリメチル
シク口ヘキシルイソシアネート(IPDI)、2,6−
ジイソシアネートメチルカプロエート(LDI)などの
脂肪族ポリイソシアネート、これらの混合物およびこれ
らの2ないし3量体などがあげられる。
これらのうち、好ましいものはTDI,MDI ,XD
I ,HDIである。
ポリオールとポリイソシアネートとのNCO基過剰プレ
ポリマーの製造方法は、慣用の方法でよく、たとえばポ
リオールとポリイソシアネートとをNCO基過剰のモル
比に混合し、通常50〜100℃の温度で窒素気流下攪
拌する方法でよい。
この場合必要に応じ慣用の添加剤たとえばペンゾイルク
ロライド、無水フタル酸、などの反応制御添加剤、ジブ
チルチンジラウレートオクチル酸鉛、などの反応促進添
加剤、場合によってはジメチルホルムアミド、トルエン
、メチルエチルケトン、などのNCO基と反応しない慣
用の有機溶剤を存在させることもできる。
鎖伸長剤としては通常のウレタン樹脂の製造に用いられ
ているものと同じでよく、たとえば1分子中に1級およ
び2級アミノ基のうちから選ばれた少くとも2個のアミ
ノ基を有する水溶性ポリアミン類やアミン化合物の乳化
分散物があげられる。
これらのうち好ましいものはエチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン等のような水溶性の脂肪族ポリアミン、およびピ
ペラジンのような水溶性の脂環式ポリアミンである。
鎖伸長剤の使用量はとくに限定されないが、通常NCO
基過剰プレポリマー中のNCO基に対し0.1〜2当量
となるアミノ基を含む量であればよく、好ましくは0.
3〜1当量となる量である。
ウレタン樹脂エマルションの製造法はとくに限定されず
NCO基過剰プレポリマー、鎖伸長剤、水および必要に
より乳化剤などを任意の順に加え、乳化すればよい。
(この際水も一部反応する)たとえば(1)NCO基過
剰プレポリマーと乳化剤とを混合し攪拌しつつ水を添加
して乳化し、鎖伸長剤を添加する方法、(2)鎖伸長剤
および乳化剤を含む水溶液中に、強力な攪拌下にNCO
基過剰プレポリマーを添加する方法、(3)NCO基過
剰プレポリマーを乳化剤で乳化し、別に鎖伸長剤の水溶
液またはエマルションと混合する方法、(4)N C
O基過剰プレポリマーと鎖伸長剤を別々に乳化剤を含む
水溶液に同時に強力に攪拌しながら加える方法、(5)
NCO基過剰プレポリマーと鎖伸長剤と水を乳化剤を用
いず機械的に強力に乳化する方法などがあげられる。
これらのうち好ましい方法は(1) , (3)である
エマルションの作或においては、NCO基過剰プレポリ
マーのNCO基のすべてが水と反応しない間に鎖伸長剤
を加えることがエマルションの安定性や得られる発泡体
の強度向上の為に好ましい。
NCO基過剰プレポリマーと水および鎖沖長剤の反応は
通常は乳化分散工程中の混合の間に進行し常温で行って
もよく、反応を促進する為に30〜70゜C程度に加熱
してもよい。
反応が激しくまた進行しすぎる場合は冷却しで゛もよい
また乳化分散工程においてもNCO基過剰プレポリマー
の製造時に使用することのできる反応制御添加剤、反応
促進添加剤、溶剤等を加えることもできる。
乳化剤としては高級アルコール、アルキルフェノール、
了りールフェノール、ポリオキシプロピレングリコール
などのエチレンオキシド付加物のような非イオン系界面
活性剤、アルキルフェノール、高級アルコールなどのエ
チレンオキシド付加物の硫酸エステル塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩のようなアニオン系界面活性剤、およ
びこれらの混合物が好ましい。
乳化剤の使用量は樹脂分に対し通常O〜30重量%、好
ましくは3〜12重量7oである。
攪拌は通常の攪拌装置で行えばよいが、乳化物の粒子を
できるだけ小さくし造膜性をよくするために、ホモミキ
サー、ホモジナイザー、デイスパーミン等の乳化装置の
使用が好ましい。
エマルションの粒子径は発泡体の或膜性及び発泡工程で
のゲル化を防ぐため5μ以下が好ましい。
ウレタン樹脂エマルションの濃度は特に限定されないが
、通常20〜60重量四好ましくは30〜50重量%で
ある。
本発明において、ウレタン樹脂エマルション発泡液の製
法としてはたとえばウレタン樹脂エマルション、100
部にアルカリ増粘型アクリルエマルションなどの増粘剤
を通常2〜15部(純分当り)、ステアリン酸アンモニ
ウム、ステアリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウ
ム、高級アルコールの硫酸エステルナトリウム、高級脂
肪酸アミドのアルキルスルホン酸ナトリウム、水性シリ
コンなどの起泡剤(整泡剤)を1〜5部加えてエマルシ
ョンの粘度を通常5,0 0 0〜30,000CPS
に調整した後必要に応じ空気を送りながらオークスミキ
サー、万能混合機などの泡立機によって充分に攪拌する
方法があげられる。
この場合必要があれば上記成分のほかに顔料染料、難燃
剤を加えることもできる。
又他の合成樹脂エマルション、たとえばエチレンー酢酸
ビニル共重合樹脂、SBR(スチレンーブタジエンラバ
ー)等のエマルションもその添加量がウレタン樹脂エマ
ルションとの合計(純分換算)中50%以内まで加える
こともできる。
発泡液の発泡倍率は特に限定されないが、合戒皮革用の
中間層としては2〜3倍発泡が好ましい。
本発明において、基体としては、木綿、レーヨン、ナイ
ロン、ポリエステルなどからなる織物、編物、不織布な
と合威皮革を製造する時に一般的に用いられる基布があ
げられる。
本発明の合戒皮革の製造法としては、(1)熱可塑性樹
脂層上にウレタン樹脂エマルション発泡液をコーティン
グした後、加熱乾燥し、得られた発泡体層と基体とを貼
り合わせる方法、(2)基体上にウレタン樹脂エマルシ
ョン発泡液をコーティングした後、加熱乾燥し得られた
発泡体層と熱可塑性樹脂層とを貼り合わせる方法。
(3)離型紙上に発泡液をコーティングし加熱乾燥した
後、その発泡体層が中間層となるように、熱可塑性樹脂
層および基体をそれぞれ発泡体層と貼り合わせる方法な
どがあげられる。
ウレタン樹脂エマルション発泡液のコーティングの方法
はとくに限定されずたとえばドクターナイフロールコー
ター、リバースコーターなどにより塗布する方法でよい
コーティングする場合の発泡液の厚さ、加熱乾燥温度及
び時間は限定されるものではないが好ましくは、発泡液
の厚さは1 〜2 mm1加熱温度は100〜160℃
、時間は1〜5分間である。
またウレタン樹脂エマルション発泡体の加熱乾燥後の見
掛け比重は0.6〜0.2厚さは0.5〜1闘が好まし
い。
また上記熱可塑性樹脂層の作戒方法としてはたとえば熱
可塑性樹脂溶液(通常、固形分10〜70重量%)を離
型紙などの基体、もしくは離型剤を塗布した基体上にコ
ーティングし基体を剥離する方法があげられる。
この場合コーティングの方法はウレタン樹脂エマルショ
ン発泡液の場合と同様でよくまたコーティングの場合の
厚さは0.005〜0.05mm(乾燥樹脂層の厚さ)
が好ましい。
熱可塑性樹脂層および基体と発泡体との貼り合わせには
ウレタン樹脂系またはアクリル樹脂系の接着剤(エマル
ションおよび有機溶剤溶液の形のもの)を用いることが
できる。
この場合、接着剤は樹脂層、発泡体層、基体のいずれに
塗布してもよく、圧着乾燥後必要に応じて熱処理される
接着剤を塗布する方法はウレタン樹脂エマルション発泡
液の場合の方法およびスプレーコート法があり、塗布の
厚さは0.001〜0.02mm(乾燥樹脂層の厚さ)
が好ましい。
また接着剤を用いなくてもよく、その場合はウレタン樹
脂エマルション発泡体の表面が未硬化のうちに熱可塑性
樹脂または基体を圧着し熱処理される。
圧着の方法としてはプレス、ロールなどで圧着する方法
があげられる。
本発明の合成皮革は風合が柔らかく反発弾性がすぐれて
いるという特徴があり基体として必ずしも起毛布を使わ
なくてもよい。
本合或皮革は特に衣料用素材として適している。
以下本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
実施例中の部および四はいずれも重量部および重量伝を
表わす。
実施例 1 ポリエチレンブチレンアジペート(平均分子量:250
0 )700部とポリオキシプロピレングリコール(平
均分子量:950)100部との混合物に4,4′−ジ
フエニルメタンジイソシアネート200部を加え、反応
容器中で窒素気流下攪拌し反応せしめ、末端遊離インシ
アネート基を3.5%含有したウレタンプレポリマーを
得た。
このウレタンプレポリマー100部にアニオン系界面活
性剤(ノニルフェノールのエチレンオキシド6モル付加
物の硫酸エステル塩)2部と、非イオン系界面活性剤〔
ポリオキシプロピレングリコール(分子量約2,000
)のエチレンオキシド10モル付加物〕8部との混合物
を加え、よく攪拌混合したものに水100部を加えて乳
化分散させた後、これにピペラジンの13%水溶液14
部を加え約30分攪拌し、粒子径0.5〜1μでかつ樹
脂分約50%の経時的に安定なエマルションを得た。
シリコン処理を施したエンボス入り離型紙上に熱可塑性
ウレタン樹脂(ポリエステルジオール、4,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネートおよびエチレングリコー
ルとの反応物)100部、ジメチルホルムアミド250
部、メチルエチルケトン50部、顔料トナー5部からな
るウレタン樹脂溶液を0. 1 amの厚さに塗布し、
130℃で5分間加熱乾燥した。
得られた薄膜層上に、前記、ウレタン樹脂エマルション
100部、水分散型顔料3部、アルカ9増粘型アクリル
エマルション10部の混合物にざらにノプコDC−10
OA(ステアリン酸アンモニウム、サンノプコ■製品)
5部を加えて増粘させ、高速攪拌下で、空気を送り込む
ことにより得られた微細気泡を含有する発泡倍率2.5
倍の発泡液を約1 mmの厚さに塗布し、ポリエステル
不織布を圧着し、140℃にて3分間乾燥した。
冷却後離型紙を剥離すると風合が柔らかく反発弾性の優
れた衣料用素材として適当な合成皮革が得られた。
実施例 2 ポリエチレンブチレンアジペート(平均分子量:2,5
00)350部とポリオキシプロピレングリコール(平
均分子量: 900)400部との混合物に、トリレン
ジイソシアネート(2.4−2.6〜異性体混合比が8
0 : 20のもの)100部と4,4−ソフエニルメ
タンジイソシアネート150部とを加え、反応容器中で
窒素気流下攪拌し反応せしめ、末端遊離インシアネート
基を5%含有したウレタンプレポリマーを得た。
このウレタンプレポリマー100部に2種類の非イオン
系界面活性剤〔ノニルフェノールのエチレンオキシド4
0モル付加物2部と、ポリオキシプロピレングリコール
(分子量約2,000)のエチレンオキシド10モル付
加物8部〕の混合物10部を加え、よく攪拌混合したも
のに水100部を加えて乳化分散させた後、これにヘキ
サメチレンジアミンの15%水溶液23部を加え約30
分攪拌し、粒子径0.5〜1μでかつ樹脂分約5070
の経時的に安定なエマルションを得た。
このエマルションを実施例1に示した方法と同様の方法
でe細気泡を含有する発泡倍率3倍の発泡液を作りこれ
をポリエステル織布土に約1間の厚さに塗布し140℃
にて3分間乾燥した。
一方カレンダー加工によって得られた50μの熱可塑性
ポリウレタン樹脂フイルムの一方側に、ウレタン樹脂系
接着剤(二液反応型5Q%ウレタン樹脂酢エチ溶液)を
20μの厚さにコーティングし、80〜100’Cで3
0秒〜1分間予熱乾燥した後、上記で得られた発泡体上
に圧着し、貼り合わせた。
このものは実施例1と同様風合の柔らかい、反発弾性の
優れた合戒皮岸が得られた。
実施例 3 ポリエチレンブチレンアジペート(平均分子量=2,0
00)600部とグリセリンのプロピレンオキシド付加
物(平均分子量二3,000)210部との混合物に、
トリレンジイソシアネート(2,4−,2.6一異性混
合比が80:20のもの)40部と4,4′−ジフエニ
ルメタンジイソシアネ−ト150部とを加え、反応容器
中で窒素気流下攪拌し反応せしめ、末端遊離インシアネ
ート基を3.5%含有したウレタンプレポリマーを得た
このウレタンプレポ97−100部に2種類の非イオン
系界i活性剤Cノニルフェノールのエチレンオキシド4
0モル付加物2部とポリオキシプロピレングリコール(
分子量約2,000)のエチレンオキシド10モル付加
物8部〕の混合物10部を加え、よく攪拌混合したもの
に水100部を加えテ乳化分散させた後、これにピペラ
ジンの1370水溶液13部を加え約30分攪拌し、粒
子径0.5〜1μでかつ樹脂分約50%の経時的に安定
なエマルションを得た。
このエマルションを実施例1に示した方法と同様の方法
で微細気泡を含有する発泡倍率2倍の発泡液を作り、こ
れを実施例1に示した方法で得られた熱可塑性ウレタン
樹脂層上に約11n7ILの厚さに塗布し、140℃に
て3分間乾燥した。
さらに発泡体層上にウレタン樹脂エマルション(樹脂分
30%、乾式フイルムの100%応力5〜10kg//
ca )を約10μの厚さにスプレー塗布し、未乾燥の
まま、綿メリヤスを圧着し、120℃で1分間乾燥した
実施例1の場合と同様風合の柔らかい反発弾性の優れた
衣料用素材として適当な合或皮岸が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性樹脂層とウレタン樹脂エマルション発泡体
    中間層と基体よりなる合成皮昂において、該ウレタン樹
    脂エマルション発泡体中間層が、ポリオールと、ポリイ
    ソシアネートとのNCO基過剰プレポリマーを水の存在
    下で鎖伸長剤と反応させて得たウレタン樹脂エマルショ
    ンの発泡体の中間層であって、該ポリオールが(4)分
    子量500〜3,000のポリエステルポリオール、(
    B)分子量200〜5,000のポリオキシアルキレン
    (C2〜CS)ポリオールおよび必要により(C>低分
    子ポリオールとからなり、かつ(4), (B) ,
    (C)の混合平均分子量がi,ooo〜3,000で重
    量比(A/(B+C))が20−0.5であることを特
    徴とする風合が柔らかく反発弾性の優れた合成皮昂。
JP51118853A 1976-10-01 1976-10-01 ウレタン樹脂エマルシヨン発泡体を中間層とする合成皮革 Expired JPS5836112B2 (ja)

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JPS59155112U (ja) * 1983-04-05 1984-10-18 石川島播磨重工業株式会社 コンクリ−ト等のミキサ
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