JPS5835741Y2

JPS5835741Y2 - グラブバケツト装置

Info

Publication number: JPS5835741Y2
Application number: JP1708079U
Authority: JP
Inventors: 修大塚
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1979-02-15
Filing date: 1979-02-15
Publication date: 1983-08-11
Also published as: JPS55118064U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は例えば砂の如き粒状物をつかみ上げてこれを他
の場所へ搬送するグラブバケット装置に関する。

従来この種装置においてはグラブバケットをワイヤーロ
ープにより吊り下げるのを一般としているため該グラブ
バケットにより砂をつかむとき或はそのつかんだ状態で
搬送しているときに該グラブバケットが傾いたり或は揺
動して安定性がなく、場合によってはこれが原因で装置
自体が転倒する欠点があり、従って、熟練したオペレー
タを必要とし無人運転は不可能であった。

本考案はこのような欠点を防止し無人運転を可能にした
グラブバケット装置を提供することをその目的とするも
ので、１対の走行レール１，１を水平方向に延長させて
設けてこれに台車２を移動自在に懸架させ、該台車２は
昇降駆動装置３を具備すると共に両側から１対の上部案
内レール４，４を垂下させて設け、前記昇降駆動装置３
に連動の上下動部材９にグラブバケット７．７装着の枠
台８を連結してこれの上部と下部の両側に夫々１対設け
た車輪６，６により前記各上部案内レール４を挟持させ
、更に前記走行レール１，１の下方に、前記上部案内レ
ール４，４の下端４ａ、４ａより少許下方位置が
上端５ａ、５ａに形成した下部案内レール５，５を少く
とも１対立設し、前記台車２の移動により両案内レール
４，４と５，５とが上下一致したとき前記駆動装置３の
駆動により前記枠台８が両案内レール４，４と５，５に
亙って昇降するようにしてなる。

図面は砂の貯蔵設備の実施例を示すもので、走行レール
１，１は屋根１０の下方でこれに沿って複数対の支持杆
１１．１１を介して支持し、該走行レール１，１の中間
にその全長に亙ってローラーチェーン１２を張り渡して
固定した。

台車２は枠体２ａとその対向する両側部に軸支した複数
の車輪２ｂとからなり、これら車輪２ｂを前記走行レー
ル１，１に係合させそして該台車２には走行用モータ１
３とこれに連結した減速機１４とを具備し該減速機１４
の出力軸に軸着したスプロケット１５に前記ローラーチ
ェーン１２を咬合させ、前記走行用モータ１３の駆動に
よれば台車２は走行レール１，１に支持され乍らこれに
沿って前後に移動するようにした。

昇降駆動装置３はモータ３ａとこれに減速機３ｂを介し
て連結したチェーンブロック３Ｃとからなり、該モータ
３ａの正逆の回転駆動によりチェーンブロック３Ｃから
前記上下動部相即ちチェーン９が引出されたり或は引込
まれたりするようにした。

下部案内レール５，５は複数の砂貯蔵室１６の下面に夫
々立設されており、前記台車２が各砂貯蔵室１６の真上
に移動して停止したとき、該台車２の上部案内レール４
，４と該搬入室１６の下部案内レール５，５とが連続し
た案内レールの如くなるようにした。

グラブバケット装着枠台８はその上方部及び下方部にお
いて側方から突出させて軸支した合計８個の空気入りタ
イヤ車輪６を具備し、これらにおいて間隔を存して並列
す各組の車輪６，６によって案内レール４或は５が挾ま
れ更に枠台８の上端に前記チェーン９を結着して該チェ
ーン９の上下駆動によって枠台８が案内レール４，４或
は５．５に沿って上下動するようにした。

ここで車輪６を前述の如く空気入りタイヤ車輪６にした
のは枠台８の移動を円滑にして騒音の発生をなくすよう
にしたことに基く。

グラブバケット７．７は枠台８の両側の下方部に回動自
在に設けられており、該パケット７．７に夫々連結した
油圧シリンダー７ａ、７ａの駆動により互に内方に向っ
て回動したり或は外方に向って回動するようにした。

７ｂ、７Ｃは該油圧シリンダー７ａ用の油タンク及び油
圧ポンプ、１７は前記チェーン９に結着した例えばひず
み計からなる張力検出器、１８ａ、１８ｂは走行
レール１において前記貯蔵室１６及び後述するホッパー
１９の上方に設けたリミットスイッチ、１８Ｃは前記
上部案内レール４の上端部に設けたリミットスイッチ、
１８ｄ、１８ｅは前記枠台８に設けられグラブバ
ケット７の閉完了及び開完了を検出する１ミツトスイツ
チ、１９は計量ホッパー、２０，２０はアイドルスプロ
ケットを示す。

次に作動を説明すると、枠台８が第２図の点線図示の如
く下部案内レール５，５の下方部にあって油圧シリンダ
ー７ａ、７ａを駆動させてグラブバケット７．７を夫々
内方に向けて回動させると貯蔵室１６内に貯蔵の砂をつ
かむ。

そしてこのつかみの完了をリミットスイッチ１８ｄによ
り確認してモータ３ａを正転駆動させ枠台８を案内レー
ル４，４及び５，５に沿って上方に移動させて実線図示
の状態にする。

そしてその状態をリミットスイッチ１８Ｃにより確認さ
せてその出力信号で走行用モータ１３を駆動させ、台車
２を走行レール１，１に沿って前方に移動させる。

そして該台車２が計量ホッパ＝１９の上方に至ったとき
これをリミットスイッチ１８ｂで検出して油圧シリン
ダー１７．１７を駆動させグラブバケット７．７を互に
外方に向って回動させこれにつかまれて保持されている
砂をホッパー１９に向って落下させる。

ここでグラブバケット７の開完了をリミットスイッチ１
８ｅにより確認し、これに基き台車２を走行レール１
，１に沿って後方に移動させ搬入室１６の上方に至った
とき上部案内レール４，４と下部案内レール５，５とが
上下一致したときにリミットスイッチ１８ａが作動し
て停止させ引き続いて枠台８を案内レール４，４及び５
，５に沿って下動させる。

そしてグラブバケット７．７が砂の上面に至ってこれに
より支持されチェーン９に作用する張力が減少したとき
これを張力検出器１７により検出して枠台８の下動を停
止させる。

以後は上記動作を繰り返すことにより貯蔵室１６から計
量ホッパー１９に向って砂を搬送する。

尚、本実施例においては貯蔵室１６にダンプカーにより
砂を直接投入できる。

このように本考案によると、台車２に設けた上部案内レ
ール４，４と適宜位置に立設した下部案内レール５，５
とが上下一致する位置で走行レール１．１に懸架の台車
２を停止させ、これからグラブバケット７．７を装着し
た枠台８を両案内レール４．４と５，５に該枠台８に具
備した車輪６で挟持させ乍ら降下させ、グラブバケット
７．７で被搬送物をつかんだ後枠台８を上昇させ車輪６
で上部案内レール４，４を挟持させた状態で該枠台８を
走行レール１，１に沿って移動するようにしたので、グ
ラブバケット７．７で被搬送物をつかむとき及びその後
これを搬送するときにグラブバケット７．７が傾いたり
或は転倒することなく安定であって搬送が確実で危険性
がなく、更に無人化運転が可能となる等の効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の１例の裁断正面図、第２図はその
Ｉ■−■■線線断断面図ある。１．１・・・・・・走行レール、２・・・・・・台車、
３・・・・・・昇降駆動装置、４，４・・・・・・上部
案内レール、４ａ、４ａ・・・・・・下端、５，
５・・・・・・下部案内レール、５ａ、５ａ・・・・・
・上端、６゜６・・・・・・車輪、７，７・・・−；・
・グラブバケット、８・・・・・・枠台、９・・・・・
・上下動部材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

■対の走行レール１，１を水平方向に延長させて設けて
これに台車２を移動自在に懸架させ、該台車２は昇降駆
動装置３を具備すると共に両側から１対の上部案内レー
ル４，４を垂下させて設け、前記昇降駆動装置３に連動
の上下動部材９にクラブパケット７．７装着の枠台８を
連結してこれの上部と下部の両側に夫々１対設けた車輪
６，６により前記各上部案内レール４を挟持させ、更に
前記走行レール１，１の下方に、前記上部案内レール４
，４の下端４ａ、４ａより少許下方位置が上端５ａ
、５ａに形成した下部案内レール５，５を少くとも１
対立設して、前記台車２の移動により両案内レール４゜
４と５，５とが上下一致したとき前記駆動装置３の駆動
により前記枠台８が両案内レール４，４と５，５に亙っ
て昇降するようにしてなるグラブバケット装置。