JPS5835324B2 - 酸化銅皮膜素線絶縁導体の製造方法 - Google Patents

酸化銅皮膜素線絶縁導体の製造方法

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JPS5835324B2
JPS5835324B2 JP6998381A JP6998381A JPS5835324B2 JP S5835324 B2 JPS5835324 B2 JP S5835324B2 JP 6998381 A JP6998381 A JP 6998381A JP 6998381 A JP6998381 A JP 6998381A JP S5835324 B2 JPS5835324 B2 JP S5835324B2
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JP
Japan
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outer layer
oxide film
copper oxide
copper
oxidation treatment
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JP6998381A
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昭太郎 吉田
道雄 高岡
和夫 渡辺
正孝 望月
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Fujikura Cable Works Ltd
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Fujikura Cable Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 送電容量が増大し、導体サイズが大型化されるのに伴い
、表皮効果や近接効果などによる損失が大きな問題にな
る。
素線絶縁はその対策の一つであり、酸化銅の皮膜によっ
て素線絶縁を行なうことがすでに提案されている(特開
昭56−9912号参照)。
従来提案されている方法は、全部の素線に絶縁皮膜を設
ける方法であるが、この方法は、製造コストが高くなる
割りには、損失低減の効果が薄い。
また、導体接続に際して素線絶縁皮膜を除去しなければ
ならないが、全部の素線の皮膜を除去するのは、作業が
たいへんである。
特に内層のものほど、除去作業がしにくくなる。
本発明は銅より線(セグメントも含む)の外層部にだけ
酸化銅を形成して素線絶縁することにより全部の素線に
絶縁皮膜を設けた場合とほぼ同等の効果の得られる素線
絶縁導体の製造方法を提供するものである。
なお、外層部というのは銅より線またはセグメントとの
外側からかぞえて第1層、および第2層程度という意味
で使用している。
発明の概要 銅より線を、酸化処理そうの側壁を貫通させながら引き
取ると、酸化処理そうの前後のシールの摺動抵抗の差な
どから、酸化処理そう内においては銅より線のよりピッ
チがゆるむ方向の作用を受け、素線間のすき間が開き加
減になる。
そこで、銅より線のよりを初めから、外層部においては
より線ピッチが大きく、内層においてはよりピッチが小
さいように製造しておくと、より戻しの作用を受けた時
、外層部の方が内層よりも余計に素線間隔が開くように
なる。
その結果外層部の方が酸化処理液の浸透性が良くなる。
本発明はこれらのことを利用して、外層部にのみ酸化銅
の皮膜を形成するようにしたものである。
実施例(第1図) 10は銅素線をより合わせた銅より線。
たとえば圧縮成形したセグメントであり、上記のように
、外層部のより線ピッチは大きく、内層のより線ピッチ
は小さく、しかも全部の層のより方向が同じように初め
から作られている。
11は引取り機で、これによって銅より線10を矢印1
2の方向に連続して引き取る。
14は酸化処理そうで酸化処理液16が入れである。
酸化処理液16はたとえば亜塩素酸ナトリウムと水酸化
ナトリウムとの混合水溶液などからなる。
17はシールで銅より線10が進行方向に貫通している
18は酸化処理液16のタンクで前記酸化処理液16を
貯える。
20は循環用のポンプで前記酸化処理液16をタンク1
8を通して循環させる。
作用効果 銅より線10は前処理としてトルエン、トリクロロエタ
ン、カセイソーダ水溶液等で各素線表面の脱脂、洗浄が
行なわれる。
銅より線10は酸化処理そう14の側壁を貫通する部分
において、シール17により相当強く締められており、
そのような状態で引取り機11により強力に引き取られ
ると、上記のように酸化処理そう14内において、銅よ
り線10のより線ピッチが戻されるような作用を受ける
より線ピッチがある角度だけ戻されたとすると、より線
ピッチの大きい外層部の方が、素線間の開きも大きくな
る。
したがって酸化処理液16も浸透し易くなり、酸化反応
の進行も早い。
内層の方はより線ピッチが小さくしであるので、より戻
りの影響を外層部はど受けず、素線間の開きもほとんど
変化しない。
したがって酸化処理液16の浸透も外層部に比べて相当
悪い。
そのような訳で、銅より線10が酸化処理そう14内を
通過する間において、内層の方は、外層部に比べて、酸
化処理液16に接触している時間が短いし、また、接触
する酸化処理液の量も十分ではない。
これらの内外層の差を利用して、外層部だけ必要な酸化
反応が進行した時点で銅より線10が酸化処理そう14
を出るように、銅より線10の速度や酸化処理液16の
浴温などを調節しておけば、外層部にのみ酸化銅の皮膜
を形成することができる。
なお内層に浸透した酸化処理液16は、酸化処理そう1
4を出たところで洗い落される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明図。 10:銅より線、14:酸化処理そう、16:酸化処理
液、17:シール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外層部のより線ピッチを大きくし、内層のより線ピ
    ッチを小さくし、かつ内外層とも全部同じ方向によった
    銅より線を、 酸化処理そうの側壁を貫通させて、一方向に連続して引
    き取り、 酸化処理そう内において酸化処理液中に浸せきさせ、 外層部の酸化反応が必要なだけ進行した時点で酸化処理
    そうの外に出るようにしたことを特徴とする酸化銅皮膜
    素線絶縁導体の製造方法。
JP6998381A 1981-05-08 1981-05-08 酸化銅皮膜素線絶縁導体の製造方法 Expired JPS5835324B2 (ja)

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JPS58139611U (ja) * 1982-03-16 1983-09-20 古河電気工業株式会社 素線絶縁導体

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