JPS583524Y2 - 甲皮を備える靴 - Google Patents

甲皮を備える靴

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Publication number
JPS583524Y2
JPS583524Y2 JP13217680U JP13217680U JPS583524Y2 JP S583524 Y2 JPS583524 Y2 JP S583524Y2 JP 13217680 U JP13217680 U JP 13217680U JP 13217680 U JP13217680 U JP 13217680U JP S583524 Y2 JPS583524 Y2 JP S583524Y2
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JP
Japan
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hanging
last
insole
attached
hanging member
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JP13217680U
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English (en)
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JPS5667002U (ja
Inventor
貞雄 福岡
Original Assignee
福岡化学工業株式会社
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、吊り込みを正確に行える甲皮を備える靴に関
するものである。
従来一般に行われている靴の製造にあっては、予め吊り
込み代を含めたサイズの紙型によって甲皮を裁断し、吊
り込み行程でトーラスター、サイドラスフ、ヒールシー
トラスター等の機械を使用して三段階で成型していた。
従って、作業員は甲皮の下端近傍の吊り込み代の幅を正
確に出す必要があり、技術と熟練度を要し生産能率にも
限界があった。
このことは、高度な技能を備えた人材の確保が難しいこ
とに加えて、大量に規格通りの製品を供給しようという
課題の解決を妨げている。
また、この種の靴においては甲皮が皮等の高価な材料で
作られるものでは吊り込み代の分だけ無駄が出て製造コ
ストを上げる要因となっている。
本考案はこのような問題点を解決して、特別な機械、技
能などを必要としないで、規格通りの靴を迅速に製造し
、かつ高価な皮材を少しでも節約することを目的として
おり、その目的は特にラストに甲皮を嵌入することによ
り所定の吊り込みを完了する甲皮を備える靴を提案する
所にある。
本考案を実施例を示した図面に従って詳細に説明すると
次の如くである。
第1図において、10はラスト、即ち足型であり、まず
第1にこのラスト10の下面には、例えばラスト10の
表面にゴム栓を付けその部分にホチキス止めするなどの
方法により、中底12が装着される。
中底12はラスト10の下面全体を被覆するものであっ
て、この装着は容易に解除され得る。
次に、牛皮などで形成される甲皮14は、靴の周側部の
うち下部を除いた部分のみを構成するように裁断し、そ
の下端周縁には、甲皮14からそのまま連続するように
環状に延設部材15を縫い付ける。
17は縫合部を示し、種々の理由から千鳥縫いの手法が
採用される。
延設部材15は甲皮14の如く高価なものでなくともよ
く、外観に遜色を感じるようでも差支えない。
厚さは甲皮14の下端周縁、即ち接続部分と同じ程度で
あって、高さについては後述する。
延設部材15の下端周縁にはさらに環状に所定幅の吊り
込み部材16を縫い付ける。
吊り込み部材16の無地部分18は中底12の形状に合
せて環状に形成された吊り込み代を示している。
この吊り込み部材18の内側には、格子状に吊り込み代
18の左右及び/又は前後を連結する桟部材19が設け
られている(ドツト部分)。
このような形状の吊り込み部材16を、前述の実施例と
同様に甲皮14の下端縁に縫合するのであり、この状態
は第3図に示されている。
尚、ここでは吊り込み部材16の桟部材19は、第2図
に示したものとは異なる形状になっているが、機能、効
果において差異はなく、他にも種々の変形が可能である
そうして、次に第1図に示した如くラスト10を嵌入す
る形で甲皮14をラスト10の周側面にかぶせると、吊
り込み部材16はそのまま中底12の下面に密着する。
即ち、この例によれば甲皮14をラスト周側面にかぶせ
る工程と、吊り込み部材16を中底12の下面周縁部に
貼着する工程とは同時に行われ、また、これに伴い桟部
材19も中底下面に貼着される。
この考案によれば、甲皮14をラスト10にかぶせる作
業で、中底12を装着したラスト10を嵌入するときに
ラスト10が桟部材19によって止められ、ラスト下面
周縁が甲皮縫合部20の位置に適正に保持される。
以上の作業を終えた後で、吊り込み代18を繋ぐ桟部材
19を、吊り込み部材16から切り離す場合とそのまま
残す場合とがある。
吊り込み部材の素材が肉薄であるときにはそのまま残し
てよいが、厚みがあるときには外底接着の妨げとならな
いように切り取って除去した方がよいであろう。
本考案では吊り込み代が甲皮に底部を構成すべく縫着さ
れているため、甲皮をラストに嵌入し、いわゆる袋体の
底として機能する吊り込み部が中底(ラストの底面)に
かぶさり合ったときに、このかぶさりが吊り込みに対す
る正確な規制として働く。
このため、極めて容易に甲皮の吊り込みが完了するので
あり、吊り込みが実用的である靴の甲皮を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の一例を示すものであり第1図は甲皮をラス
トに嵌入したときの断面図、第2図はラストの平面図、
第3図は第1図と同じく嵌入したときの斜視図である。 符号の説明 10・・・・・・ラスト、14・・・・・
・甲皮、16・・・・・・吊り込み部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中底12の外形形状にほぼ沿う環状の吊り込み部材16
    であって内側に左右又は前後を連結する桟部材19を有
    する該吊り込み部材16を甲皮14の下端周縁に縫着し
    て該甲皮14を袋状に形成し、該甲皮14内への底面に
    予め前記中底12を付着したラスト10の装着に伴い前
    記中底12と前記吊り込み部材16とを当接させがぶさ
    り合わすことにより、前記甲皮の実質的吊り込みを前記
    吊り込み部材16で行うようにしたことを特徴とする甲
    皮を備える靴。
JP13217680U 1980-09-19 1980-09-19 甲皮を備える靴 Expired JPS583524Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5667002U JPS5667002U (ja) 1981-06-04
JPS583524Y2 true JPS583524Y2 (ja) 1983-01-21

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ID=29363805

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