JPS5835134B2 - ポリビニルアルコ−ルケイフイルム ノ チヨウシツホウホウ - Google Patents
ポリビニルアルコ−ルケイフイルム ノ チヨウシツホウホウInfo
- Publication number
- JPS5835134B2 JPS5835134B2 JP2664874A JP2664874A JPS5835134B2 JP S5835134 B2 JPS5835134 B2 JP S5835134B2 JP 2664874 A JP2664874 A JP 2664874A JP 2664874 A JP2664874 A JP 2664874A JP S5835134 B2 JPS5835134 B2 JP S5835134B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- humidity
- temperature
- pva
- polyvinyl alcohol
- Prior art date
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水難溶性ポリビニルアルコール(以下PVAと
いう)フィルムの調湿方法に関する。
いう)フィルムの調湿方法に関する。
水難溶性PVAフィルムは高温熱処理によって水難溶性
とされているが、その筐\ではフィルムの含水率が低く
、もろいので調湿を行って実用に供するようにしている
。
とされているが、その筐\ではフィルムの含水率が低く
、もろいので調湿を行って実用に供するようにしている
。
しかしフィルム製造工程で調湿を完了させるには、高温
高湿の室内に長時間滞留させる方法があるが、この方法
では装置が大型となる他シワの発生、水滴落下などの欠
点がある。
高湿の室内に長時間滞留させる方法があるが、この方法
では装置が大型となる他シワの発生、水滴落下などの欠
点がある。
本発明はこれらの欠点を解決するためいろいろ研究を行
った結果フィルム製造の工程で、これらの問題点を解決
する方法を完成した。
った結果フィルム製造の工程で、これらの問題点を解決
する方法を完成した。
本発明は鹸化度93モル係以上のPVAを主体とするフ
ィルムを120℃以上の温度で熱処理して水難溶性フィ
ルムとし、これを調湿するにあたり温度30℃以上、湿
度70〜100%の雰囲気中で、その雰囲気における露
点以下に冷却したロール面上にフィルムを接触させ、a
−東面上でPVAフィルムを調湿させることを特徴とす
るPVA系フィルムの調湿方法である。
ィルムを120℃以上の温度で熱処理して水難溶性フィ
ルムとし、これを調湿するにあたり温度30℃以上、湿
度70〜100%の雰囲気中で、その雰囲気における露
点以下に冷却したロール面上にフィルムを接触させ、a
−東面上でPVAフィルムを調湿させることを特徴とす
るPVA系フィルムの調湿方法である。
以下本発明について具体的に説明する。
本発明でいうPVAを主体とするフィルムとはPVA単
独渣たはPVAを主体としこれと共重合可能な単量体と
の共重合体を意味する。
独渣たはPVAを主体としこれと共重合可能な単量体と
の共重合体を意味する。
共重合可能な単量体中好せしいものはビニルエーテル、
ビニルエステル、アクリル酸やりaトン酸などの単量体
などである。
ビニルエステル、アクリル酸やりaトン酸などの単量体
などである。
この他E]IIJ等例えばグリセリン、エチレングリコ
ールなどを添加しても差支えない。
ールなどを添加しても差支えない。
本発明において鹸化度93モル係以上のPVAを主体と
するフィルムに特定したのは、鹸化度93モル係未満で
あると200℃近くの温度で熱処理を行っても耐水性は
向上しないので、PVAフィルムを露点以下に冷却した
ロール面にち・いて吸湿させるとロール面にべたつくな
どのトラブルを生じる。
するフィルムに特定したのは、鹸化度93モル係未満で
あると200℃近くの温度で熱処理を行っても耐水性は
向上しないので、PVAフィルムを露点以下に冷却した
ロール面にち・いて吸湿させるとロール面にべたつくな
どのトラブルを生じる。
PVAフィルムは120℃以上の温度で熱処理される。
120℃未満ではフィルムの耐水性が向上しない。
調湿度の温度は30℃以上で関係湿度は70〜100%
である。
である。
温度30℃未満、関係湿度70嶺未満では調湿変速度が
遅く実用的でない。
遅く実用的でない。
ロール温度は調湿時の雰囲気における露点以下の温度に
冷却される、ロール露点以下であれば雰囲気中の水分が
ロール面上及び冷却されたPVAフィルム面上に凝結し
、ロールとPVAフィルムが接触する際にフィルムを均
一に調湿する。
冷却される、ロール露点以下であれば雰囲気中の水分が
ロール面上及び冷却されたPVAフィルム面上に凝結し
、ロールとPVAフィルムが接触する際にフィルムを均
一に調湿する。
以上本発明方法により調湿されたフィルムは均一に調湿
されるためシワが発生したりすることは全くなく、また
本発明方法は非常に効率よ〈調湿することかできるため
、その調湿装置も従来法に比ベコンパクトに設計するこ
とが可能である。
されるためシワが発生したりすることは全くなく、また
本発明方法は非常に効率よ〈調湿することかできるため
、その調湿装置も従来法に比ベコンパクトに設計するこ
とが可能である。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1
重合度1700、鹸化度99.3 mol %のPVA
100部にグリセリン10部を加えこれに水120部を
加え加熱溶解したものを流延法で成膜し、厚さ30μの
フィルムを得た。
100部にグリセリン10部を加えこれに水120部を
加え加熱溶解したものを流延法で成膜し、厚さ30μの
フィルムを得た。
これを線速12m/eにて160℃に加熱された300
mmφのロール2本を通過せしめることにより熱処理を
施し次いで同じ線速で温度70℃、関係湿度90多の槽
内に設置され、16℃の水で冷却された2 00rra
nφのロール2本に誘導し、ここで調湿した後フィルム
を巻取った。
mmφのロール2本を通過せしめることにより熱処理を
施し次いで同じ線速で温度70℃、関係湿度90多の槽
内に設置され、16℃の水で冷却された2 00rra
nφのロール2本に誘導し、ここで調湿した後フィルム
を巻取った。
調湿後のフィルム水分は8.7%で柔軟で且つシワはな
く巾変動もなく肌荒れ、曇り等も熱処理前と変りなく美
麗であった。
く巾変動もなく肌荒れ、曇り等も熱処理前と変りなく美
麗であった。
又フィルムの耐水性は15叫X 70wnのフィルム片
を上下固定し温調した温水中に浸し切断する迄の時間で
判定したところこのフィルムは65℃で180秒以上、
70℃で28秒平均であった。
を上下固定し温調した温水中に浸し切断する迄の時間で
判定したところこのフィルムは65℃で180秒以上、
70℃で28秒平均であった。
比較例 1
実施例1と同様のPVA及び成膜条件で得たフィルムを
熱処理も同条件で行い、これを85℃96係の温湿度に
調整した槽内に12m/分の速度で導き槽内走行距離を
13mとる様ガイドロールで調整し即ち滞留時間を約1
分になる様な条件で調湿したところ、得られたフィルム
水分は8.3咎とほぼ調湿目的を達成していたがフィル
ムの縦シワ及び蛇行が激しく又湿度が高い為に槽内の天
井部その他べ於いてドレン落ち防止について構造上充分
注意を払ったにもかかわらずフィルム上へのドレン落ち
が時々有り、とても安定な操業はできなかった。
熱処理も同条件で行い、これを85℃96係の温湿度に
調整した槽内に12m/分の速度で導き槽内走行距離を
13mとる様ガイドロールで調整し即ち滞留時間を約1
分になる様な条件で調湿したところ、得られたフィルム
水分は8.3咎とほぼ調湿目的を達成していたがフィル
ムの縦シワ及び蛇行が激しく又湿度が高い為に槽内の天
井部その他べ於いてドレン落ち防止について構造上充分
注意を払ったにもかかわらずフィルム上へのドレン落ち
が時々有り、とても安定な操業はできなかった。
実施例 2
重合度1200.鹸化度95.smo1%のPVA10
0部にグリセリン12部、ステアリン酸0.05部を加
え、これを6’Ommφ押出機にて210℃の温度で熔
融し、220咽φのインフレーショアダイより210℃
で吐出させ、厚さ30μ、折り径600ranのチュー
ブを線速6 m/rrunで引取り、これ温度60℃、
湿度93%RHの槽内に設置され16℃の水で冷却され
た30ONφのロール二本に誘導しここで調湿した後フ
ィルムを巻取った。
0部にグリセリン12部、ステアリン酸0.05部を加
え、これを6’Ommφ押出機にて210℃の温度で熔
融し、220咽φのインフレーショアダイより210℃
で吐出させ、厚さ30μ、折り径600ranのチュー
ブを線速6 m/rrunで引取り、これ温度60℃、
湿度93%RHの槽内に設置され16℃の水で冷却され
た30ONφのロール二本に誘導しここで調湿した後フ
ィルムを巻取った。
調湿後のフィルム水分は9.1係で柔軟で且つシワはな
く端部のカールもほとんどなく美麗に巻取れた。
く端部のカールもほとんどなく美麗に巻取れた。
調湿は従来ガイドロールを並べた槽内で行い、走行距離
14m走行スピードs m/myriで行っていたが調
湿後のフィルムの含有水分を9&近く迄とげる為には8
5℃96%RH迄温湿度を高めなければならず、この条
件ではフィルムのシワ特に端部のシワが著しく巻取前に
シワ伸し機を設置したにもかかわらず完全に伸し切れず
入手でシワを伸しながら巻取っている現状であり、しか
も槽内の水滴落下等のトラブルが続出していた。
14m走行スピードs m/myriで行っていたが調
湿後のフィルムの含有水分を9&近く迄とげる為には8
5℃96%RH迄温湿度を高めなければならず、この条
件ではフィルムのシワ特に端部のシワが著しく巻取前に
シワ伸し機を設置したにもかかわらず完全に伸し切れず
入手でシワを伸しながら巻取っている現状であり、しか
も槽内の水滴落下等のトラブルが続出していた。
本発明の方法によればL記の如くこれらトラブル発生が
なくナリ、シかも装置はコンパクトになり、設置面積は
従来の方法に比べ、約1/4で済む。
なくナリ、シかも装置はコンパクトになり、設置面積は
従来の方法に比べ、約1/4で済む。
比較例 2
重合度1200、鹸化度89mo1%のPVAを用い同
じ組成及び同じ条件でチューブ状フィルムを作りこれを
線速6m/1ranで引取り、同速の11温度60℃、
湿度90φRHの槽内に設置され16℃の水で冷却され
た3 00mmφのロール二本に誘導しここで調湿した
ところロールへのベタツキがありフィルムがロールに巻
付く等のドラフルが発生し、水沫の使用は不可能であっ
た。
じ組成及び同じ条件でチューブ状フィルムを作りこれを
線速6m/1ranで引取り、同速の11温度60℃、
湿度90φRHの槽内に設置され16℃の水で冷却され
た3 00mmφのロール二本に誘導しここで調湿した
ところロールへのベタツキがありフィルムがロールに巻
付く等のドラフルが発生し、水沫の使用は不可能であっ
た。
Claims (1)
- 1 1m化度93モル係以上のポリビニルアルコールを
主体とするフィルムを120℃以上(/1m度で熱処理
しこれを調湿するにあたり、温或30℃以上、湿度70
〜100係の雰囲気中で、その雰囲気におげ礪点以丁に
冷却したロール面上にフィルムを接触させロール面上で
フィルムを調湿させることを特徴とするポリビニルアル
コーノ味フィルムの調湿方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2664874A JPS5835134B2 (ja) | 1974-03-07 | 1974-03-07 | ポリビニルアルコ−ルケイフイルム ノ チヨウシツホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2664874A JPS5835134B2 (ja) | 1974-03-07 | 1974-03-07 | ポリビニルアルコ−ルケイフイルム ノ チヨウシツホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50119870A JPS50119870A (ja) | 1975-09-19 |
JPS5835134B2 true JPS5835134B2 (ja) | 1983-08-01 |
Family
ID=12199248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2664874A Expired JPS5835134B2 (ja) | 1974-03-07 | 1974-03-07 | ポリビニルアルコ−ルケイフイルム ノ チヨウシツホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835134B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346497B2 (ja) * | 1983-07-19 | 1988-09-16 | Sharp Kk | |
JPH01298535A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-01 | Nhk Spring Co Ltd | 光学ヘッド用アクチュエータ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6825358B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2021-02-03 | 三菱ケミカル株式会社 | 水溶性フィルムの製造方法 |
-
1974
- 1974-03-07 JP JP2664874A patent/JPS5835134B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346497B2 (ja) * | 1983-07-19 | 1988-09-16 | Sharp Kk | |
JPH01298535A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-01 | Nhk Spring Co Ltd | 光学ヘッド用アクチュエータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50119870A (ja) | 1975-09-19 |
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