JPS5834816B2 - 液晶表示装置

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【発明の詳細な説明】本発明は電界効果型液晶表示装置の偏光板構成について
の改良に関し、特に偏光板を表示装置内に組み込むこと
のできる構成となして高品質の液晶表示装置を得ること
にある。

従来、電界効果型液晶表示装置の構成としては第１図に
示す様に内面に透明電極の薄膜ＩＡ。

２人を形成したガラス基板１と２との間に封止部材４を
して液晶を封入して構成された液晶セル３の上面と下面
とに偏光板５，６を夫々配置し、また下方の偏光板６の
下側には反射板７が配置されてなるものであった。

そして、上記偏光板５，６は樹脂を引伸ばして作成され
、この分子が一方向に並べられた偏光板構成になってお
り、これをガラス基板１，２の外側に夫々貼付けてなる
ものであった。

この場合、前記構成の偏光板５，６は熱的に弱いこと、
液晶セル内に電極の透明薄膜を形成させる必要があるこ
とから、どうしても液晶セルの外側に配置させねばなら
なかった。

即ち、前記偏光板を液晶セル内に配置させようとすると
偏光板に透明薄膜を形成させる必要があり、この様な偏
光板は熱的に弱いため薄膜の形成ができない。

従って、上記の様な構成の液晶表示装置にあっては必ず
偏光板を液晶セルの外側に配置させる関係上、液晶面と
偏光板との距離が太きぐなり、そのため反射板に対して
影が生じて非常に見にくいものとなっていた。

本発明は偏光板の構成を改良することで上述の様な従来
装置の有していた欠点を解決したものである。

一般に偏光を生じさせるものとして（１）結晶の方位を
一定方向に並べること、（２）誘電体の電位方向を一定
方向に並べること、（３）磁性体のスピンを一定方向に
並べることが知られている。

本発明は特に（３）の方向に着目して偏光板を構成した
ものである。

即ち、高磁場中に置かれた試料に蒸着方式にて磁性体を
形成すればスピンを磁場方向に均一に並ばせることがで
きる。

或は基板上に蒸着方式にて磁性体を形成した後その基板
を高磁場中に置き磁性体のキューリ一点以上に温度を上
げ、その後、徐冷することによりスピンを一定方向に並
ばせることもできる。

従って、本発明の液晶表示装置の構成は第２図に示す様
に、液晶セル１３を構成するガラス基板１Ｌ１２の内面
となる側に、磁性体を上述した方法にて形成して偏光体
１５，１６を設けたものである。

この一方のガラス基板１１は磁性体の偏光体１５を形成
した後、その上に電極のための透明薄膜１８を形成して
なる。

また、他方のガラス基板１２は最初に反射板となる反射
膜１７を形成した、その上に、磁性体の偏光体１６更に
その上に電極のための透明薄膜１９を形成してなる。

そして、上記構成のガラス基板１１，１２は封止部材１
４をして液晶を封入してなる。

この場合、反射膜板１７はガラス基板１２の下側に従来
と同様に構成させてもよい。

本発明の液晶表示装置は以上の様な構成であって偏光体
を液晶セル内に組み込むことができ、その結果液晶面と
偏光体の距離を極力短か（することができることから従
来の様に影が生じることを防止できて表示効果が向上し
、高品質の液晶表示装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電界効果型液晶表示装置の断面図、第２
図は本発明に関する電界効果型液晶表示装置の断面図で
ある。１１及び１２ニガラス基板、１３：液晶セル、１４：封
止部材、１５及び１６：偏光体、１７：反射膜、１８及
び１９：透明薄膜（電極）。