JPS5834699Y2 - 蓄電池 - Google Patents
蓄電池Info
- Publication number
- JPS5834699Y2 JPS5834699Y2 JP1977123871U JP12387177U JPS5834699Y2 JP S5834699 Y2 JPS5834699 Y2 JP S5834699Y2 JP 1977123871 U JP1977123871 U JP 1977123871U JP 12387177 U JP12387177 U JP 12387177U JP S5834699 Y2 JPS5834699 Y2 JP S5834699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection port
- liquid injection
- liquid
- liquid level
- storage battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動定液面機構を備えた蓄電池の改良に関する
ものである。
ものである。
従来のこの種の蓄電池は、実公昭４４−１９９３３号公
報に記載のように液口部に液面規定管と注液口兼排気口
（以下、単に注液口という）を設け、且つ注液口の径を
１０’ｍｍ以下に形成してなるものである。
報に記載のように液口部に液面規定管と注液口兼排気口
（以下、単に注液口という）を設け、且つ注液口の径を
１０’ｍｍ以下に形成してなるものである。
この注液口径１０φｍｍ以下というのは実用的には信頼
性の高い５φｍｍ近辺が主に採用されている例が多い。
性の高い５φｍｍ近辺が主に採用されている例が多い。
このことは注液口が５φｍｍ以下では定液面機構として
の機能は果すものの、注液スピードに於て、不十分であ
る。
の機能は果すものの、注液スピードに於て、不十分であ
る。
また５φｍｍ以上では注液スピードは十分確保できるが
、定液面機構としての止水性能に不安定さがみられるな
ど、実用面ではかなりの欠点が゛あつた。
、定液面機構としての止水性能に不安定さがみられるな
ど、実用面ではかなりの欠点が゛あつた。
本考案の目的は、構造が簡単で既存の技術を活用し、注
液スピードが早く、且つ止水性能のすぐれた定液面機構
付蓄電池を得ることにある。
液スピードが早く、且つ止水性能のすぐれた定液面機構
付蓄電池を得ることにある。
前記の目的を遠戚するための本考案の要旨とするところ
は、次のとおりである。
は、次のとおりである。
即ち、自動定液面機構付蓄電池において、注液口を三日
月状となし、しかも三日月状注液口の面積Ｓと周囲長さ
Ｌの比Ｓ／Ｌを２．１〜１．２の範囲内に設定したとこ
ろにある。
月状となし、しかも三日月状注液口の面積Ｓと周囲長さ
Ｌの比Ｓ／Ｌを２．１〜１．２の範囲内に設定したとこ
ろにある。
つぎに図面に例示した実施例について本考案を具体的に
説明する。
説明する。
１は電ソウ、２はフタ、３はフタに設けられた液口部で
、該液口部は注液口４及びフタ上下部に分岐し、且つ下
端が規定液面位に達する液面規定管５を有している。
、該液口部は注液口４及びフタ上下部に分岐し、且つ下
端が規定液面位に達する液面規定管５を有している。
前記注液口４は三日月状に形成されており、更に該注液
口の周囲には段部６が設けられている。
口の周囲には段部６が設けられている。
なお、第６図に示すように液面規定管および注液口の周
囲に段部を設けるようにしてもよい。
囲に段部を設けるようにしてもよい。
７は液口部側壁３′に嵌着したキャップ、８は該キャッ
プに設けた排気孔、９，９′は陰陽極端子、１０．１０
’は陰陽極極柱、１１は封口コンパウンド、１２は電解
液である。
プに設けた排気孔、９，９′は陰陽極端子、１０．１０
’は陰陽極極柱、１１は封口コンパウンド、１２は電解
液である。
定液面機構本来の作用は、補液時には蓄電池の内部と外
部との通気部を液面規定管５のみとして、注液口４から
注液し、電解液１２が液面規定管５の下端に達すればそ
れ以上注液することができなくなり自動的に注液が停止
されるというものである。
部との通気部を液面規定管５のみとして、注液口４から
注液し、電解液１２が液面規定管５の下端に達すればそ
れ以上注液することができなくなり自動的に注液が停止
されるというものである。
ここで問題となるのが注液口４の大きさである。
この注液口４は径が大きくなる程、注液した電解液は渦
巻状になりやすい。
巻状になりやすい。
注液口径が１０６ｍｍまたはそれ以上になると、渦巻状
の中心部に空気流通口が形成され、液面が液面規定管の
下端に達しても空気置換が行なわれ、注液が停止されな
いことになる。
の中心部に空気流通口が形成され、液面が液面規定管の
下端に達しても空気置換が行なわれ、注液が停止されな
いことになる。
この問題を解決するのが本考案の目的であり、実験の結
果では、円形穴５φｍｍ以上の、もの例えば８φｍｍ、
１０φｍｍに相当する面積を、三日月状のもので確保し
補水作業を繰り返したところ、次のような関係の範囲に
おいて定液面機構が戊り立つことを確認した。
果では、円形穴５φｍｍ以上の、もの例えば８φｍｍ、
１０φｍｍに相当する面積を、三日月状のもので確保し
補水作業を繰り返したところ、次のような関係の範囲に
おいて定液面機構が戊り立つことを確認した。
第４図、第５図に於て、注液口４の形状は三日月状とし
、外側Ｒ１、内側Ｒ２の半径は５〜１２ｍｍの範囲とし
且つ、面積Ｓと周囲長さＬの比Ｓ／Ｌを２．１〜１．２
の範囲内で設定するものである。
、外側Ｒ１、内側Ｒ２の半径は５〜１２ｍｍの範囲とし
且つ、面積Ｓと周囲長さＬの比Ｓ／Ｌを２．１〜１．２
の範囲内で設定するものである。
実用面に於ては蓄電池の大きさ、用途などによって、上
述の範囲で任意に選択すればよい。
述の範囲で任意に選択すればよい。
なお、面積Ｓと周囲長さＬの比Ｓ／Ｌが２．１を越える
と注液口での表面表刃ができにくくなり、圧力平衡によ
り止水できなく、また１、２未満であると、液面が液面
規定管の下端に達するまでに注液口が表面張力で塞がれ
たり、或は注液スピードが従来に比してあまり早くなら
ないことを確認した。
と注液口での表面表刃ができにくくなり、圧力平衡によ
り止水できなく、また１、２未満であると、液面が液面
規定管の下端に達するまでに注液口が表面張力で塞がれ
たり、或は注液スピードが従来に比してあまり早くなら
ないことを確認した。
上記のような構成において、例えば注液口１０φｍｍの
ものと同面積を有するＲ１−Ｒ２−８ｍｍの三日月状で
Ｓ／Ｌ ＝１．６のものを比較すると、前者１０φｍｍ
のものは電解液が渦巻状になり止水不可能であったが、
三日月状のものでは渦巻も起らず、両端から発達してく
る表面張力により電解液が液面規定管下端に達したとき
安定した止水性能を示した。
ものと同面積を有するＲ１−Ｒ２−８ｍｍの三日月状で
Ｓ／Ｌ ＝１．６のものを比較すると、前者１０φｍｍ
のものは電解液が渦巻状になり止水不可能であったが、
三日月状のものでは渦巻も起らず、両端から発達してく
る表面張力により電解液が液面規定管下端に達したとき
安定した止水性能を示した。
なお、注液口の周囲に段部を設け、液を注入口周辺に均
一に集めるようにすれば、より顕著な上述した如き作用
効果が得られた。
一に集めるようにすれば、より顕著な上述した如き作用
効果が得られた。
次に三日月状注液口における注液スピードと止水性の実
験結果の一例を第１表に示す。
験結果の一例を第１表に示す。
なお、表中の流量は、注液口が５．５φｍｍの円形であ
る従来形のものを１としてその比較で表わしている。
る従来形のものを１としてその比較で表わしている。
また○は止水安定、△は止水不安定、×は止水不能又は
定液面に達するまでに止水を表わしている。
定液面に達するまでに止水を表わしている。
以上述べた如く本考案は注液口を三日月状となし、しか
も三日月状の注液口の面積Ｓと周囲長さＬの比Ｓ／Ｌを
１．２〜２．１の範囲内に形成しているため、注液スピ
ードの大巾なアップが可能で、しかも安定した止水性能
が確保できる等のすぐれた利点を有する。
も三日月状の注液口の面積Ｓと周囲長さＬの比Ｓ／Ｌを
１．２〜２．１の範囲内に形成しているため、注液スピ
ードの大巾なアップが可能で、しかも安定した止水性能
が確保できる等のすぐれた利点を有する。
第１図は本考案蓄電池の一実施例を示す一部切欠上面図
、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第３図は同要部断面
図、第４図、第５図および第６図は本考案蓄電池におけ
る注液口部の事例を示す要部拡大図である。 ４・・・・・・注液口、５・・・・・・液面規定管。
、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第３図は同要部断面
図、第４図、第５図および第６図は本考案蓄電池におけ
る注液口部の事例を示す要部拡大図である。 ４・・・・・・注液口、５・・・・・・液面規定管。
Claims (1)
- 液面規定管および注液口兼排気口を備えた自動定液面機
構付蓄電池において、前記注液口兼排気口の形状を三日
月状とし、且つ注液口兼排気口の面積Ｓと周囲長さＬの
比Ｓ／Ｌを２．１〜１．２の範囲内に設定した構造の自
動定液面機構付蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977123871U JPS5834699Y2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | 蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977123871U JPS5834699Y2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | 蓄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5449550U JPS5449550U (ja) | 1979-04-06 |
| JPS5834699Y2 true JPS5834699Y2 (ja) | 1983-08-04 |
Family
ID=29083378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977123871U Expired JPS5834699Y2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | 蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5834699Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9100752B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-08-04 | Emo Labs, Inc. | Acoustic transducers with bend limiting member |
| USD741835S1 (en) | 2013-12-27 | 2015-10-27 | Emo Labs, Inc. | Speaker |
| US9232316B2 (en) | 2009-03-06 | 2016-01-05 | Emo Labs, Inc. | Optically clear diaphragm for an acoustic transducer and method for making same |
| USD748072S1 (en) | 2014-03-14 | 2016-01-26 | Emo Labs, Inc. | Sound bar audio speaker |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4419933Y1 (ja) * | 1966-04-06 | 1969-08-27 |
-
1977
- 1977-09-14 JP JP1977123871U patent/JPS5834699Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4419933Y1 (ja) * | 1966-04-06 | 1969-08-27 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9232316B2 (en) | 2009-03-06 | 2016-01-05 | Emo Labs, Inc. | Optically clear diaphragm for an acoustic transducer and method for making same |
| US9100752B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-08-04 | Emo Labs, Inc. | Acoustic transducers with bend limiting member |
| US9226078B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-12-29 | Emo Labs, Inc. | Acoustic transducers |
| USD741835S1 (en) | 2013-12-27 | 2015-10-27 | Emo Labs, Inc. | Speaker |
| USD748072S1 (en) | 2014-03-14 | 2016-01-26 | Emo Labs, Inc. | Sound bar audio speaker |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5449550U (ja) | 1979-04-06 |
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