JPS5833722B2 - アツデンジキシントクウシ オヨビ ソノセイゾウホウホウ - Google Patents

アツデンジキシントクウシ オヨビ ソノセイゾウホウホウ

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JPS5833722B2
JPS5833722B2 JP49031943A JP3194374A JPS5833722B2 JP S5833722 B2 JPS5833722 B2 JP S5833722B2 JP 49031943 A JP49031943 A JP 49031943A JP 3194374 A JP3194374 A JP 3194374A JP S5833722 B2 JPS5833722 B2 JP S5833722B2
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vibrating element
piezoelectric ceramic
space
vibration
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二郎 井上
博 黒中
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、厚み振動、径振動、拡がり振動、屈曲振動な
ど、あらゆる振動姿態を用いた圧電磁器振動子に係り、
特に小形で特性の変動がない圧電磁器振動子を能率的か
つ経済的に大量生産することができる製造方法に関する
一般に、圧電磁器振動子は、その振動を阻害しないよう
に振動部付近に空間を設けることが必須要件であるが、
この空間形成は製造上難しいものである。
従来、この空間形成を容易に行えるようにした製造方法
としては、例えば特公昭4522384号公報に記載さ
れているように、圧電磁器板に設けられた電極部にワッ
クス等の材料により被膜を形成後、絶縁性樹脂層を形成
し、この樹脂層の形成時または形成後に加熱して前記被
膜を融解させて絶縁性樹脂層に吸収させることにより電
極部上に空間を設けるものが提案されている。
ところがこのような製造方法では、電極部上にのみ空間
が形成され、圧電磁器板の周辺部が絶縁性樹脂層で固定
支持されてしまうので、エネルギーとじ込め形厚み振動
圧電磁器振動子にしか利用できず、他の非エネルギーと
じ込め形厚み振動、径振動、拡がり振動、屈曲振動など
の振動姿態のものに利用できないものであった。
本発明は、このような従来のエネルギーとじ込め線圧電
磁器振動子の製造方法を改良して、あらゆる振動姿態の
圧電磁器振動子に利用でき、しかも能率的かつ経済的で
大量生産に適した製造方法を提供することを目的とする
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図において、1は圧電磁器振動素子で、チタン酸ジ
ルコン酸鉛などの圧電磁器基板1aの両面に電極1b、
1cが形成されてなる。
この電極1b、1cにおいて振動素子10ノード点もし
くはその近傍の定点にあたる部分に、電極と同材質の突
起1d、leをそれぞれ、印刷、塗布などの従来公知の
方法で形成する。
この突起1d、1eの高さはたとえば100μ程度であ
る。
この突起Id、1eに、それぞれこの発明の目的から充
分な強度を有する端子2a、2bが以下に述べるように
はんだなどで取り付けられている。
この端子2a、2bは、第10図に示すように、最初は
下部で一体に連結されており、その開放先端部にそれぞ
れ内方に突き出た椀状突部60a、60bが形成してあ
り、突部60 a 、60 bの頂部、すなわち中央に
は、それぞれ、孔61a、61bが形成しである。
突起1d、1eの中心に孔61a。61bの中心がそれ
ぞれ一致するよう振動素子1を端子2a、2bではさむ
そして孔61a。61bを通じてハンダ62a 、62
bで突起60a。
60bと電極1d、1eとをそれぞれ接続する。
このようにして電極1b、Ic上にそれぞれ端子2a、
2bが固定される。
なお第11図と第12図は端子の突部の変形例を示し、
第11図はロート状の突部60 a’ 、 60 b’
を示し、第12図は半球状の突部60a“、60b“を
示す。
要は、振動素子の振動を妨げないようできるだけ小さな
接触面積を有し、振動素子側へ凸でその中心部に孔を有
していればよい。
また、突部を振動素子の電極に固定するのはハンダに限
らず導電塗料、接着剤などの固定材料を用いてもよい。
接着剤を用いるときは常温で適当な粘性をもつ接着剤に
すると振動の抑圧がより少なくなる。
後に述べる別の実施例でも同様に感動素子のノード点も
しくはその近傍に同様な端子が固定されている。
この振動素子1を、常温で粘性を有するワックス、パラ
フィン、ワセリンなどの空間形成材料よりなる溶融液(
溶解液であってもよい。
以下、溶融液という。)に浸漬して、振動素子1の全体
に上記材料よりなる第1層3を設ける。
この第1層3を設げた振動素子1を、自然乾燥または加
熱乾燥した後、フェノール系またはエポキシ系などの多
孔性熱硬化性絶縁樹脂よりなる液中に浸漬したり(いわ
ゆるディップ塗装法)、粉体塗装法により、第1層3の
外側に第2層4を設ける。
次に、この第2層4を乾燥後加熱すると、第2層4が硬
化すると二もに、第1層3のワックスなどの空間形成材
料が液化または気化し、多孔質の第2層4に吸収または
その外部に放出される。
したがって第1層30部分に空間5ができる。
また、端子2a、2bは第2層4で固定される。
このように、振動素子1の周囲全体に空間5を形成でき
て、振動姿態がどのようなものであってもその振動は何
ら抑圧されないから、所望の圧電磁器振動子が得られる
第2図および第3図は第2の実施例を示し、10は圧電
磁器振動子で、圧電磁器基板10aの両面に電極10b
、10cが形成されている。
この電極iQb、10c上にそれぞれ外部端子11a。
11bが半田などで取り付けられている。
この振動素子10を、ワックス、パラフィン、ワセリン
などの空間形成材料よりなる溶融液(溶解液であっても
よい。
以下、溶融液という。)にその融点の高いものから順次
低いものへ多数回浸漬する。
1回目の浸漬では、第2図すのように、振動素子10の
周囲の一部にのみ上記材料が付着されるのであるが、多
数回浸漬することにより、同図C2d、eに示すように
、順次振動素子10の全体にわたって付着されていく。
そして、第3図aのように、振動素子10の全体を上記
材料で被覆した時点で浸漬を終了すると、全体に第1層
12が形成される。
この第1層12の外側に第2層13を設ける工程(第3
図b)と、空間14を形成する工程(第3図C)とは、
第1図記載のものと同一であるから説明を省略する。
第4図は第3の実施例を示し、面取り20dされた圧電
磁器基板20aを用いた圧電磁器振動素子20を、ワッ
クス、パラフィン、ワセリンなどの空間形成材料よりな
る溶融液(溶解液であってもよい。
以下、溶融液という。)に浸漬する回数が少数回で、振
動素子20の全体に上記材料よりなる第1層22を設け
るもので、他の詳細な説明は第2図、第3図のものと同
一であるから省略する。
第5図および第6図は第4の実施例を示し、30は容器
で、この内部に多数の孔31aを設けた基板31を有す
るとともに、その下部に空気を容器30内に送り込む管
32が設げられている。
この容器30内で基板31上に、ワックス、パラフィン
、ワセリンなどの空間形成材料の粉末を入れる。
そして、管32がら空気を送って上記粉末33を拡乱さ
せる。
35は、第1図aと同様に、圧電磁器基板35aK電極
35b 、35cが設けられた圧電磁器振動素子であり
、電極35b。
35cに外部端子36a 、36bが取り付けられてい
る。
この圧電磁器振動素子35を、ヒーター34により加熱
した後、前記波乱粉末33中に入れ、振動素子35の全
体に粉末33を溶融付着させて、第6図すに示すような
第1層37を設ける。
第2層38を設ける工程(同図C)と、空間39を設け
る工程(同図d)とは第1図記載のものと同一であるか
ら説明を省略する。
第7図は第5の実施例を示し、40は容器で、この容器
40内に、ワックス、パラフィン、ワセリンなどの空間
形成材料41を入れる。
容器40を加熱してその中の材料41を溶融する。
42は、第1図aと同様に、圧電磁器基板42aに電極
42b 、42cが設けられた圧電磁器振動素子であり
、電極42b、42Cに外部端子43a。
43bが取り付けられている。
この圧電磁器振動素子42を前記溶融材料41中に入れ
、容器40を冷却して振動素子42の全体に材料41を
固まらせて第1層44を形成する。
この第1層44とともに振動素子42を容器40から取
り出す。
この第1層44の外側に第2層45を設ける工程(第7
図d)と、空間46を設ける工程(第7図e)とは第1
図記載のものと同一であるから説明を省略する。
第8図および第9図は第6の実施例を示し、50は容器
で、噴霧口51aを具えた導管51が設けられている。
この容器50内に、ワックス、パラフィン、ワセリンな
どの空間形成材料52を入れる。
そして、噴霧口51aの近傍に空気ノズル53を配置し
、この空気ノズル53から噴霧口51aに空気を吹きつ
げて、前記材料52を霧状に噴射させる。
54は、第1図aと同様に、圧電磁器基板54aに電極
54b、54cが設げられた圧電磁器振動素子であり、
電極54b 、54cに外部端子55a、55bが取り
付けられている。
この振動素子54を前記霧状材料52中に置き、振動素
子54の全体に材料52を付着させて第1層56を形成
する。
第2層57を設ける工程(第9図C)と、空間58を設
ける工程(同図d)とは第1図記載のものと同一である
から説明を省略する。
本発明に係る製造方法により製造された圧電磁器振動子
は、第1図dなどに示すように、振動素子1の周囲全体
が、空間5を介して、一体となった多孔性熱硬化性絶縁
樹脂層、すなわち第2層4で被覆され、かつ外部端子2
a、2bが第2層4で固定される形態のものとなる。
ところで、振動素子に端子をはんだ等で固定するとき、
もし電極に突起が設けられていない場合、端子の孔から
注入したはんだ等が電極面に拡散してしまい、点接続に
ならず振動素子の振動が妨げられるおそれがあるので充
分注意しなげればならない。
しかしこの発明によると、振動素子に設けた電極のノー
ド点に突起を形成したので、はんだ等の拡散は突起面だ
けにと父められ、振動素子の振動が妨げられることはな
い。
上記突起を設けたことによる効果はさらに二つある。
その一つは、この発明の製造方法によって圧電磁器振動
子を製造する過程において、端子を接着した振動素子を
、空間形成材料、ついで多孔性熱硬化性絶縁樹脂で被覆
、硬化させた後、熱処理して空間形成材料を多孔性樹脂
を通して外部へ流出させるさい、もし振動素子の電極面
と端子表面との間隔が狭いと、電極面と端子表面との間
の空間形成材料が表面張力により外部へ流出しにく工、
残留、固化して、振動素子の振動を妨げるおそれがある
が、この発明によると、突起の存在によって、振動素子
の電極面と端子表面との間隔が広くなる。
このため、表面張力が弱くなって空間形成材料が外部へ
容易に流出してしまう。
したがって振動素子の振動が妨げられることはない。
またいま一つの効果は、従来なら端子を振動素子のノー
ド点もしくはその近傍の定点に接着するさい、ノード点
の判別がめんどうであったが、この発明によると、突起
がノード点の位置にあるので、ノード点の判別が容易に
なり、作業効率が著しく改善できる。
このように、この発明によると、突起の存在により、位
置決めのみならず、はんだが電極の不必要な個所まで拡
散したり、空間形成材料が残留することがなくなるので
良品率が向上する。
本発明は、以上のような横取よりなり、本発明に係る圧
電磁器振動子の製造方法は、あらゆる振動姿態の圧電磁
器振動子の製造に利用でき、しかも能率的、かつ経済的
に大量生産を行うことができる。
また、本発明製造方法により製造された圧電磁器共振子
は、振動素子が他の部材でその振動を阻害されることな
く、振動素子自体の本来の共振特性をそのま工圧電磁器
振動子の出力として取り出せて、特性の優れたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の製造方法を示し、第1図は第1の実施例製
造方法の各工程の説明図、第2図および第3図は第2の
実施例製造方法の各工程の説明図、第4図は第3の実施
例製造方法の各工程の説明図、第5図および第6図は第
4の実施例製造方法の各工程の説明図、第7図は第5の
実施例製造方法の各工程の説明図、第8図および第9図
は第6の実施例製造方法の各工程の説明図、第10図な
いし第12図は上記各実施例における振動子の一部拡大
断面図である。 1.10,20,35,42および54は圧電磁器振動
素子:1b 、1c 、10b 、10c 。 20b 、20c 、35b 、35c 、42b 、
42c。 54bおよび54cは電極;1dおよび1eは突起;2
a、2b、11a、11b、21a、21b。 36a 、36b 、43a 、43b 、55aおよ
び55bは端子;3,12,37,44および56は第
1層;4.13.23.38.45および57は第2層
;5,14,24,39,46および58は空間;60
a 、60b 、60a’、60b’。 60a”および60b“は突起;61aおよび61bは
孔である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧電磁器振動素子のノード点もしくはその近傍の定
    点の電極部分に突起を設け、この突起にその一部が接触
    する端子であって、圧電磁器振動素子側に突出して圧電
    磁器振動素子に接触する突部を有し、との突部に設けた
    孔を介して圧電磁器振動素子に・・ンダ等の固定材料で
    固定された端子を設けた圧電磁器振動素子の全体に、常
    温で粘性を有するワックス、パラフィン、ワセリン等の
    空間形成材料からなる第1層を設け、この第1層の外側
    に多孔性熱硬化性絶縁樹脂の第2層を設け、この第2層
    を加熱して第1層を液化または気化させ、第2層に吸収
    またはその外部に放出させて、第1層部分に空間を形成
    すると二とに圧電磁器振動素子の端子を第2層で固定さ
    せる圧電磁器振動子の製造方法。
JP49031943A 1974-03-19 1974-03-19 アツデンジキシントクウシ オヨビ ソノセイゾウホウホウ Expired JPS5833722B2 (ja)

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JPS50115789A (ja) * 1974-02-21 1975-09-10

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