JPH0728194B2 - 圧電共振部品の製造方法 - Google Patents

圧電共振部品の製造方法

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JPH0728194B2
JPH0728194B2 JP63207085A JP20708588A JPH0728194B2 JP H0728194 B2 JPH0728194 B2 JP H0728194B2 JP 63207085 A JP63207085 A JP 63207085A JP 20708588 A JP20708588 A JP 20708588A JP H0728194 B2 JPH0728194 B2 JP H0728194B2
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喬士 義永
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、圧電共振部品の製造方法、更に詳しくは、
エネルギー閉じ込め型の圧電共振子やフィルタ等におい
て、エレメントを覆う外装樹脂のエレメント振動部分と
対向する位置に振動空間を形成するための製造方法に関
するものである。
<従来の技術> 第6図と第7図はエネルギー閉じ込め型圧電共振部品の
構造を示しており、圧電基板1の両面に一対の振動電極
2、2を一部が対向するように設けてエレメント3を形
成し、このエレメント3の両端にリード端子4、4を各
振動電極2、2と導通するように固定し、エレメント3
及びリード端子4、4の一部を外装樹脂5で覆って構成
されており、外装樹脂5の内面でエレメント3の振動部
分及びその近傍と対応する位置に振動空間6、6の形成
しなければならない。
従来エレメントの両面に振動空間を形成するためのワッ
クスの塗布方法は、先ず、第8図(a)のように、先端
に所定量のワックス11を付着させたコテ12の直下にエレ
メント3の一面側を臨ませ、コテ12を下降させて先端の
ワックス11を第8図(b)のようにエレメント3の表面
に塗布し、次にエレメント3を180゜反転させて、第8
図(c)のように他面側をコテ12の直下に臨ませ、再び
コテ12を下降させ、その先端に付着させたワックス11を
第8図(d)のようにエレメント3の他面側に塗布す
る。
このように、従来のワックス塗布方法は、エレメント3
を反転させることにより、両面から一回づゝワックス1
1、11を塗布するようにしていた。
<発明が解決しようとする課題> ところで、従来のワックス塗布方法は、塗布工程にエレ
メントを反転させる工程が必要となり、これがため、ワ
ックスを自動的に塗布する場合に、工程が複雑となり、
作業効率も悪くなるという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたものであり、エレメント両面へのワックスの塗布が
エレメントの反転を必要とすることなく行なえ、塗布工
程の簡略化と能率向上を図ることができる圧電共振部品
の製造方法を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記のような課題を解決するため、この発明は、コテの
先端部にワックス材料を付着させ、このコテをエレメン
トに対して特定の一方向から近づけ、コテの温度を高め
てエレメントにワックスを塗布する工程と、この後、コ
テの温度を常温にしてエレメントにワックスを塗布する
工程とを含むことにより、エレメントを反転させること
なくその両面にワックスを塗布するように構成したもの
である。
<作用> 先端にワックスを塗布したコテを定位置に配置したエレ
メントに対して特定の一方向から接近させ、まず、高温
により流動性の高いワックスを塗布すると、ワックスの
重量によりエレメントの裏面側または下面側に流れて回
り込み、この後、常温により流動性の低いワックスを塗
布すると、コテの近傍のエレメントの表面側または上面
側に塗布されることとなり、エレメント両面に必要とす
るワックスを塗布することができる。
<実施例> 以下、この発明の実施例を添附図面の第1図乃至第5図
に基づいて説明する。
第1図(a)乃至(d)はこの発明の第1の例を示して
おり、先ず第1図(a)のように昇降自在となるコテ12
の先端に所定量のワックス11を付着させると共に、コテ
12の直下にエレメント3を水平にしてその一面側を臨ま
せ、この状態でコテ12を昇降動させ、1回目のワックス
塗布を行なう。
このとき、コテ12の温度を高くしておき、先端に付着さ
せたワックス11を溶融状態とし、1回目のワックス塗布
で第1図(b)のようにワックス11をエレメント3の下
面側へ回り込ませる。
2回目のワックス塗布は第1図(c)と(d)のよう
に、コテ12の先端にワックス11を付着させ、エレメント
3の上面にワックス11を塗布すればよい。
この2回目のワックス塗布はコテ12を常温にしておく。
このように、エレメント3の上面側から2回の塗布作業
で両面に塗布を行なうようにすると、エレメント3を反
転させなくても、一方向からのワックス塗布で振動空間
形成のためのワックス形状が形成できる。
次に第2図と第3図は、圧電共振子にコンデンサ7を組
合せた複合電子部品8に対して、前記した第1の例を使
用してワックスを塗布する場合を示しており、電子部品
8をコンデンサ7が下側になるように水平に配置し、エ
レメント3の上面側から第1の例と同じ工程でエレメン
ト3の両面にワックス11を塗布するものである。
ところで、エレメント3の一面側に予めコンデンサ7を
端子4、4間への取付けによって配置した電子部品8に
おいては、従来、コンデンサ7と対向する面に対しワッ
クスの塗布は不可能であったため、エレメントへのワッ
クス塗布前にコンデンサを予め組合せる構造は採用でき
なかったが、この発明のように、エレメント3の一面側
からワックスを供給して両面に塗布できるようにする
と、コンデンサ7を先付けした電子部品8の構造が採用
できる。
第4図(a)乃至(d)に示す第2の例は、エレメント
3を起立状に配置し、エレメント3の天面一方向からワ
ックスを両面に塗布するようにしたものであり、第4図
(a)のように、先端にワックス11を付着させたコテ12
を降下させ、第4図(b)の如くエレメント3の両面に
1回目のワックス塗布を行なう。
このとき、コテ12の温度を高くしてワックス11を溶融さ
せ、エレメント3に塗布したワックスがエレメント3の
下部にまで流動して達するようにする。
この後エレメント3を起立させたまゝ第4図(c)と
(d)のように、先端にワックス11を付着させたコテ12
で2回目の塗布を1回目と同じ方向から行なう。
2回目の塗布時はコテ12を常温にしておき、エレメント
3の両面における上部にワックス11を塗布し、これによ
り全体としてエレメント3の両面に振動空間を得るため
のワックス形状を形成するものである。
上記のように、この発明のワックス塗布方法は、第5図
に示すようにエレメント3の一面側(A側)の一方向又
は天面側(B側)の一方向からワックスを供給すること
により、エレメント3の両面にワックスを塗布するもの
であり、何れの例においてもワックス塗布の際は、ワッ
クスの重量による流れを利用している。
<発明の効果> 以上のように、この発明によると、エレメントに対して
一方向からワックスを供給することにより、エレメント
の両面にワックスを塗布するようにしたので、エレメン
トの両面に振動空間を形成するためのワックスの塗布が
エレメントを反転させる必要がなくなり、ワックスの自
動塗布工程におけるエレメントの反転工程が不要とな
り、ワックス塗布の大幅な簡略化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(d)はこの発明に係る製造方法の第
1の例を示す工程図、第2図はコンデンサを備えた複合
電子部品の斜視図、第3図(a)乃至(d)は同上の電
子部品に第1の例を適用した工程図、第4図(a)乃至
(d)は第2の例を示す工程図、第5図はワックス塗布
の方向を示す説明図、第6図は圧電共振部品の斜視図、
第7図は同上の縦断面図、第8図(a)乃至(d)は従
来のワックス塗布を示す工程図である。 1……圧電基板、2……振動電極 3……エレメント、4……リード端子 5……外装樹脂、6……振動空間 11……ワックス、12……コテ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電基板の表裏両面に一対の振動電極を設
    けたエレメントの両面にワックスを塗布した後、エレメ
    ントを外装樹脂で覆い、外装樹脂の焼成時にワックスを
    吸収してエレメントの振動部分及びその近傍に振動空間
    を形成するようにした圧電共振部品の製造方法におい
    て、コテの先端部にワックス材料を付着させ、このコテ
    をエレメントに対して特定の一方向から近づけ、コテの
    温度を高めてエレメントにワックスを塗布する工程と、
    この後、コテの温度を常温にしてエレメントにワックス
    を塗布する工程とを含むことにより、エレメントを反転
    させることなくその両面にワックスを塗布することを特
    徴とする圧電共振部品の製造方法。
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JPS6016711A (ja) * 1983-07-08 1985-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd セラミツク共振子の製造方法
JPS6029010A (ja) * 1983-07-28 1985-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd セラミック共振子の製造法

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