JPH0722906Y2 - 圧電磁器振動子 - Google Patents

圧電磁器振動子

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JPH0722906Y2
JPH0722906Y2 JP3738290U JP3738290U JPH0722906Y2 JP H0722906 Y2 JPH0722906 Y2 JP H0722906Y2 JP 3738290 U JP3738290 U JP 3738290U JP 3738290 U JP3738290 U JP 3738290U JP H0722906 Y2 JPH0722906 Y2 JP H0722906Y2
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JP
Japan
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piezoelectric ceramic
wax
capacitor substrate
capacitor
base plate
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Expired - Lifetime
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JP3738290U
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English (en)
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JPH03128326U (ja
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泰三 榎本
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Daishinku Corp
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Daishinku Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子機器のクロック源として用いられるコンデ
ンサを内蔵した圧電磁器振動子に関するものである。
(従来の技術) 近年、負荷容量として作用するコンデンサを内蔵した圧
電磁器振動子の需要が活発となっており、その内蔵形態
も多種多用となっている。
従来のコンデンサを内蔵した圧電磁器振動子を第5図の
内部斜視図、第6図の断面図とともに説明する。圧電磁
器素板91にはその表裏面に励振電極911,912(図示せ
ず)が形成されている。コンデンサ基板92にはその表面
に電極921,922が、裏面に電極923(図示せず)が形成さ
れており、この圧電磁器素板91は励振電極911が電極921
に、励振電極912が電極922に対応するようコンデンサ基
板92上に載置され、導電性接合材931,932で接合され
る。リード端子941,942,943はそれぞれコンデンサ基板
に形成された電極に接続される。その後圧電磁器素板91
の中央にワックス95を塗布し、さらにその外周に外装樹
脂96を被覆する。そして、この圧電磁器振動子を加熱
し、外装樹脂を硬化させるとともに、内部のワックスを
融解させこの外装樹脂に吸収させることにより、振動空
間Sが形成される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来例においては、圧電磁器素板91
とコンデンサ基板92との間隔が非常に狭いために加熱時
においてもワックスが融解しない場合があった。図中95
Aが残留ワックスである。このためこの残留ワックス95A
が圧電磁器素板91の振動を阻害し、圧電磁器振動子のCI
値等の電気的特性が極端に悪化することがあり、製造上
の歩留まりの低下、あるいは信頼性の低下につながって
いた。
本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、
圧電磁器振動子の製造時における歩留まりの向上と電気
的特性の信頼性を向上させることを目的とするものであ
る。
(課題を解決する手段) 本考案による圧電磁器振動子は、一枚のコンデンサ基板
の表裏面に電極を付着させ少なくとも1つのコンデンサ
を形成し、このコンデンサ基板の表裏何れかの面の前記
電極上に、励振電極形成された圧電磁器素板を導電性接
合材により導電接合し、この圧電磁器素板の中央部分に
熱融解性を有するワックスを形成し、さらにその外周に
外装樹脂を形成してなり、前記ワックスを溶融あるいは
気化させることにより振動空間を形成する圧電磁器振動
子において、コンデンサ基板の圧電磁器素板側の中央部
付近には複数の溝が設けられていることを特徴とする。
(作用) コンデンサ基板の表面中央部に複数の溝を設けることに
より、実質的な表面積を大きくすることができ、また圧
電磁器素板とのクリアランスも大きくなる。これによ
り、加熱時のワックスの融解が促進される。
この溝は、実験によると、コンデンサ基板の外形寸法
(縦2mm×横7mm×厚さ1mm)に対して、深さ0.1mm程度で
もワックス融解の促進効果が生じ、もちろん溝の数が多
いほどその効果が大となることが認められた。
(実施例) 本考案による実施例を図面とともに説明する。
第1図は、実施例の圧電磁器振動子を透視した斜視図、
第2図はその横断面図である。
圧電磁器素板1は分極したPZT系磁器板からなり、その
表面には励振電極11が中央から一端部にわたって形成さ
れ、裏面では図示していないが励振電極が中央から他端
部にわたって形成されている。コンデンサ基板2はPZT
系磁器板からなり、その中央部に断面が鋸歯状の複数の
溝23が設けられている。1つの溝の深さは0.1mmであ
る。尚、図面では溝の深さは強調して描いている。この
コンデンサ基板の表面の両端部には電極21,22が設けら
れており、裏面においても図示していないが、1つの電
極がほぼ全面に渡って設けられている。このコンデンサ
基板2上に圧電磁器素板1を載せて、導電性接合材によ
り両者を接合する。これにより励振電極11は電極21と、
裏面の励振電極と電極22とが各々電気的接続される。リ
ード端子41,42,43は各々コンデンサ基板に設けられた電
極に導電性接合材により接合される。そして、熱融解性
のワックス5を圧電磁器素板部分に塗布し、その後外装
樹脂6をリード端子の一部を除く全体に形成する。その
後、この圧電磁器振動子を所定温度に加熱することによ
り、ワックス5を融解あるいは気化させ、振動空間Sを
形成する。
他の実施例 本考案による圧電磁器振動子は上記実施例に限定される
ものではない。以下にコンデンサ基板の複数の溝の構成
例について図面とともに説明する。尚、他の構成部分に
ついては同じであるので、図示並びに説明は省略してい
る。
第3図に示すコンデンサ基板は細溝71と73と、その真ん
中に広溝72を有する構成となっている。細溝はハンダ等
の導電性接合材の広溝72への流入を防止する作用も有し
ている。第4図に示すコンデンサ基板は複数の溝81が長
辺方向に延びる構成となっており、最初の実施例と同様
の作用効果を示す。
(効果) 本考案によれば、コンデンサ基板の表面中央部に複数の
溝を設けることにより、表面積を大きくとることがで
き、また圧電磁器素板とのクリアランスを確保すること
ができるので、振動空間を形成するためのワックスの融
解が促進され、製造上歩留よく、しかも信頼性の高い圧
電磁器振動子を提供することができる。また、この溝が
ハンダあるいは導電性接着剤等の接合材の振動空間への
流入を防止する効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示す図、第3図、第
4図は他の実施例を示す図、第5図、第6図は従来例を
示す図である。 1……圧電磁器素板 2……コンデンサ基板 23……複数の溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚のコンデンサ基板の表裏面に電極を付
    着させ少なくとも1つのコンデンサを形成し、このコン
    デンサ基板の表裏何れかの面の前記電極上に、励振電極
    形成された圧電磁器素板を導電性接合材により導電接合
    し、この圧電磁器素板の中央部分に熱融解性を有するワ
    ックスを形成し、さらにその外周に外装樹脂を形成して
    なり、前記ワックスを溶融あるいは気化させることによ
    り振動空間を形成する圧電磁器振動子において、コンデ
    ンサ基板の圧電磁器素板側の中央部付近には複数の溝が
    設けられていることを特徴とする圧電磁器振動子。
JP3738290U 1990-04-06 1990-04-06 圧電磁器振動子 Expired - Lifetime JPH0722906Y2 (ja)

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JPH03128326U JPH03128326U (ja) 1991-12-24
JPH0722906Y2 true JPH0722906Y2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=31544438

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JP (1) JPH0722906Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227668A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Tdk Corp 複合電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007227668A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Tdk Corp 複合電子部品

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JPH03128326U (ja) 1991-12-24

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