JPS5833693Y2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
- Publication number
- JPS5833693Y2 JPS5833693Y2 JP1977040917U JP4091777U JPS5833693Y2 JP S5833693 Y2 JPS5833693 Y2 JP S5833693Y2 JP 1977040917 U JP1977040917 U JP 1977040917U JP 4091777 U JP4091777 U JP 4091777U JP S5833693 Y2 JPS5833693 Y2 JP S5833693Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetron
- ferrite
- frequency
- choke coil
- ferrite core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、陰極入力部に設けた雑音防止用フィルタに広
帯域の電波吸収特性をもたせたマグネトロンに関する。
帯域の電波吸収特性をもたせたマグネトロンに関する。
一般に、高周波エネルギを利用する電子レンジなどでは
、他の電気機器たとえばテレビ、ラジオなどに悪影響を
与える雑音電波漏洩対策が必至の問題となる。
、他の電気機器たとえばテレビ、ラジオなどに悪影響を
与える雑音電波漏洩対策が必至の問題となる。
すなわち、電子レンジに用いられるマグネトロンは、そ
の陰極が強い高周波雰囲気中に配置されているために、
マグネ１〜ロン内で発生した高周波エネルギの一部は陰
極から入力端子を経て管外に放射される。
の陰極が強い高周波雰囲気中に配置されているために、
マグネ１〜ロン内で発生した高周波エネルギの一部は陰
極から入力端子を経て管外に放射される。
これが電波漏洩であり、他の電気機器に悪影響を及ぼす
。
。
そこで、この電波漏洩の対策として、従来は第１図に示
すようなフィルタ装置を用いている。
すようなフィルタ装置を用いている。
同図において、１はマグネトロン本体、２はこのマグネ
１〜ロン本体１の入力構体３を取囲むシールドケース、
４はこのシールドケース内に配置された一対の雑音防止
用チョークコイル（以下、単にチョークコイルという）
であり、このチョークコイル４はフェライトコア５を軸
心に配置したコイルリード６から構成されている。
１〜ロン本体１の入力構体３を取囲むシールドケース、
４はこのシールドケース内に配置された一対の雑音防止
用チョークコイル（以下、単にチョークコイルという）
であり、このチョークコイル４はフェライトコア５を軸
心に配置したコイルリード６から構成されている。
７は前記一対のチョークコイル４にそれぞれ直列接続さ
れるとともに、シールドケース２内に収納された一対の
貫通コンデンサであり、これらのチョークコイル４と貫
通コンデンサ７はフィルタ装置８を構成する。
れるとともに、シールドケース２内に収納された一対の
貫通コンデンサであり、これらのチョークコイル４と貫
通コンデンサ７はフィルタ装置８を構成する。
このように構成されたフィルタ装置８はＬＣの低域通過
フィルタを形成し、マグネトロン本体１内部で発生した
不要電波が人力構体３の入力端子がら貫通コンテ゛ンサ
７の接続端子７ａに伝搬されるのを阻止する。
フィルタを形成し、マグネトロン本体１内部で発生した
不要電波が人力構体３の入力端子がら貫通コンテ゛ンサ
７の接続端子７ａに伝搬されるのを阻止する。
また、このフィルタ装置８を経由せずに入力端子やコイ
ル６から輻射される不要電波はシールドケース２により
阻止される。
ル６から輻射される不要電波はシールドケース２により
阻止される。
しかしながら、この種のフィルタ装置は、第２図に示し
た周波数対通過減衰量特性曲線ａかられかるように、は
ぼ５００ ＭＨｚを境として高い周波数に至るほど単調
にフィルタの阻止効果が減少する。
た周波数対通過減衰量特性曲線ａかられかるように、は
ぼ５００ ＭＨｚを境として高い周波数に至るほど単調
にフィルタの阻止効果が減少する。
ところがマグネトンは５００ ＭＨｚから２０００ Ｍ
Ｈｚの範囲の周波数の電波を強く漏洩するために、前記
のフィルタ装置が十分な阻止効果を奏さない欠点を有す
る。
Ｈｚの範囲の周波数の電波を強く漏洩するために、前記
のフィルタ装置が十分な阻止効果を奏さない欠点を有す
る。
これはフェライトの透磁率が高周波領域で周波数依存性
をもっためである。
をもっためである。
すなわち、高周波では複素透磁率μ−μ′−ｊμ″を考
える必要があり、たとえば前記チョークコイル４のフェ
ライトコア５として用いられるフエライＩ・の場合、透
磁率μｍ、μ″１は第３図に示すような周波数特性をも
っている。
える必要があり、たとえば前記チョークコイル４のフェ
ライトコア５として用いられるフエライＩ・の場合、透
磁率μｍ、μ″１は第３図に示すような周波数特性をも
っている。
従来のフィルタ装置に用いられるチョークコイルにおい
ては、μ″１が大きい周波数帯で゛は大きなインダクタ
ンスとなり電波阻止効果が増大し、またμ″１は磁気損
失を示す部分であることから、μ″１が大きい周波数帯
ではフエライＩ・が電波吸収体となり阻止効果を増す。
ては、μ″１が大きい周波数帯で゛は大きなインダクタ
ンスとなり電波阻止効果が増大し、またμ″１は磁気損
失を示す部分であることから、μ″１が大きい周波数帯
ではフエライＩ・が電波吸収体となり阻止効果を増す。
ところが、この種のチョークコイルは、第３図かられか
るように５００ＭＨｚ以下の周波数帯の不要電波に対し
ては電波阻止作用が比較的有効に働くが、マグネトロン
から漏洩する５００〜２０００ ＭＩ−１ｚ帯の不要電
波に対しては十分な阻止効果を奏さない。
るように５００ＭＨｚ以下の周波数帯の不要電波に対し
ては電波阻止作用が比較的有効に働くが、マグネトロン
から漏洩する５００〜２０００ ＭＩ−１ｚ帯の不要電
波に対しては十分な阻止効果を奏さない。
したがって、本考案の目的は、広帯域にわたって電波漏
洩を阻止することができる雑音防止用チョークコイルを
備えたマグネトロンを提供することである。
洩を阻止することができる雑音防止用チョークコイルを
備えたマグネトロンを提供することである。
このような目的を達成するために、本考案によるマグネ
）・ロンは、従来のチョークコイルに直列に、コイルリ
ード６を軸心にし透磁率の周波数特性が異なるフェライ
トコイルを２種類以上軸心に配置して雑音防止用フィル
タを構成したものである。
）・ロンは、従来のチョークコイルに直列に、コイルリ
ード６を軸心にし透磁率の周波数特性が異なるフェライ
トコイルを２種類以上軸心に配置して雑音防止用フィル
タを構成したものである。
以下図面を用いて、本考案を用いて、本考案を詳細に説
明する。
明する。
第４図は、本考案によるマグネトロンの一実施例を示す
一部破砕断面図であり、第１図と同一部分には同一符号
を記しておく。
一部破砕断面図であり、第１図と同一部分には同一符号
を記しておく。
同図において、９ａ、９ｂは透磁率の周波数特性が異な
るフェライトコアであり９ａは従来から使用されている
チョークコイル１０の磁心のフェライトコアである。
るフェライトコアであり９ａは従来から使用されている
チョークコイル１０の磁心のフェライトコアである。
円筒形フェライトコア９ｂは本考案によるフエライＩ・
コアでありコイルリード６を軸心にしてその周囲に配置
されている。
コアでありコイルリード６を軸心にしてその周囲に配置
されている。
そしてこれらは互いに直列に接続されている。
一般にフィルタ回路に使用されるフェライトコアの特性
は透磁率μ′がμ″よりも大きな場合の周波数を上限と
考えそれ以上の周波数帯ではフィルタ回路としての働き
をしない。
は透磁率μ′がμ″よりも大きな場合の周波数を上限と
考えそれ以上の周波数帯ではフィルタ回路としての働き
をしない。
これはμ″特性が増加しはじめると通常の意味での磁性
材料として取扱われなくなりいわゆるフェライト損失だ
けによる吸収となりしかもフェライトの通常帯域幅がせ
いぜい５００ ＭＨｚのためである。
材料として取扱われなくなりいわゆるフェライト損失だ
けによる吸収となりしかもフェライトの通常帯域幅がせ
いぜい５００ ＭＨｚのためである。
又更に周波数の帯域幅の上限を向上させるためにはフェ
ライトの高周波におけるμ′特性の良いものを使用すれ
ば解決するわけであるがフェライトの通常帯域が５００
ＭＨｚであることからこうすると逆に低周波帯域にお
ける雑音特性が劣化することになる。
ライトの高周波におけるμ′特性の良いものを使用すれ
ば解決するわけであるがフェライトの通常帯域が５００
ＭＨｚであることからこうすると逆に低周波帯域にお
ける雑音特性が劣化することになる。
本考案は従来のチョークコイルはそのままとし更にフェ
ライトを直列に追加し高周波帯域においてフェライトを
積極的に電波吸収材として利用することにある。
ライトを直列に追加し高周波帯域においてフェライトを
積極的に電波吸収材として利用することにある。
以−Ｌの説明により高周波帯域においてはインダクタン
ス分μ′はほとんど不要なため図３に示すようなμ″２
の適当な円筒状フェライトコア単体をコイルリード６に
挿入するだけでその効果は十分発揮できる。
ス分μ′はほとんど不要なため図３に示すようなμ″２
の適当な円筒状フェライトコア単体をコイルリード６に
挿入するだけでその効果は十分発揮できる。
このような構成によると、フェライトコア９ａに巻いた
チョークコイル１０は５００ＭＩ（ｚ以下の周波数帯の
電波を有効に吸収し、またフエライ）・コア９ｂは５０
０〜２０００ ＭＨｚの周波数帯の漏洩電波を吸収する
。
チョークコイル１０は５００ＭＩ（ｚ以下の周波数帯の
電波を有効に吸収し、またフエライ）・コア９ｂは５０
０〜２０００ ＭＨｚの周波数帯の漏洩電波を吸収する
。
このため前記フィルタ装置１１の透過減衰量に対する周
波数特性曲線１）は第２図に示すように改善される。
波数特性曲線１）は第２図に示すように改善される。
なお、本実施例においては、フェライトコア９ｂの形状
は円筒状、取付は位置は入力構体３とチョークコイル１
０の間に直列にしたがこれらは特にこれにこだわること
なく形状は四角形でも良く又、取付は位置は貫通コンテ
゛ンサ７とチョークコイル１０の間でも良い。
は円筒状、取付は位置は入力構体３とチョークコイル１
０の間に直列にしたがこれらは特にこれにこだわること
なく形状は四角形でも良く又、取付は位置は貫通コンテ
゛ンサ７とチョークコイル１０の間でも良い。
以」―説明したように本考案によるマグネトロンは従来
のチョークコイルに直列に配置しコイルリードにμ″の
大きなフェライトコア単体を追加したものであるため高
周波帯では電波吸収を良好におこなえ結果的に広帯域に
わたって電波漏洩を効率良く阻止することができるなど
種々の優れた効果を奏する。
のチョークコイルに直列に配置しコイルリードにμ″の
大きなフェライトコア単体を追加したものであるため高
周波帯では電波吸収を良好におこなえ結果的に広帯域に
わたって電波漏洩を効率良く阻止することができるなど
種々の優れた効果を奏する。
第１図は従来の雑音防止用チョークのコイルの一例を示
す一部破砕断面図、第２図は第１図および第４図に示し
たフィルタ装置の阻止効果を示すグラフ、第３図は２種
類のフエライＩ・の透磁率の周波数特性を示すグラフ、
第４図は本考案によるマグネトロンの一実施例を示す一
部破砕断面図である。 １・・・・・・マグネトロン本体、２・・・・・・シー
ルドケース、３・・・・・・入力構体、６・・・・・・
コイルリード、７・・曲貫通コンテ゛ンサ、９ ａ 、
９ ｂ・・曲フェライトコア、１ｏ・・曲チョークコイ
ル。
す一部破砕断面図、第２図は第１図および第４図に示し
たフィルタ装置の阻止効果を示すグラフ、第３図は２種
類のフエライＩ・の透磁率の周波数特性を示すグラフ、
第４図は本考案によるマグネトロンの一実施例を示す一
部破砕断面図である。 １・・・・・・マグネトロン本体、２・・・・・・シー
ルドケース、３・・・・・・入力構体、６・・・・・・
コイルリード、７・・曲貫通コンテ゛ンサ、９ ａ 、
９ ｂ・・曲フェライトコア、１ｏ・・曲チョークコイ
ル。
Claims (1)
- フェライトコアを軸心に配置したチョークコイルとコン
デンサとを直列接続した雑音防止用フィルタをその陰極
入力部に設けたマグネトロンにおいて、前記チョークコ
イルのコイルリードを軸心にしてその周囲に前記フェラ
イトコアとは磁気特性が異なる電波吸収性を利用したフ
ェライトコアを配置したことを特徴とするマグネトロン
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977040917U JPS5833693Y2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977040917U JPS5833693Y2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | マグネトロン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53136542U JPS53136542U (ja) | 1978-10-28 |
| JPS5833693Y2 true JPS5833693Y2 (ja) | 1983-07-28 |
Family
ID=28910525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977040917U Expired JPS5833693Y2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | マグネトロン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5833693Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN208046361U (zh) * | 2018-04-25 | 2018-11-02 | 广东肇庆爱龙威机电有限公司 | 用于直流有刷电机的端盖和包括该端盖的直流有刷电机 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514484B2 (ja) * | 1972-08-19 | 1976-02-12 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50144240U (ja) * | 1974-05-15 | 1975-11-28 | ||
| JPS5222390Y2 (ja) * | 1974-06-26 | 1977-05-23 | ||
| JPS5159537U (ja) * | 1974-11-05 | 1976-05-11 |
-
1977
- 1977-04-04 JP JP1977040917U patent/JPS5833693Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514484B2 (ja) * | 1972-08-19 | 1976-02-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53136542U (ja) | 1978-10-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4131824A (en) | Filter device for high frequency generating device | |
| JPS5833693Y2 (ja) | マグネトロン | |
| KR950002361Y1 (ko) | 전자레인지용 마그네트론의 기본파 및 고조파 노이즈 성분 누설방지장치 | |
| US6791268B2 (en) | Noise filter for a high frequency generator | |
| JPH03286511A (ja) | ノイズフィルタ | |
| US6803726B2 (en) | Noise filter of high frequency generator | |
| KR950000805Y1 (ko) | 마그네트론의 고주파 누설 차폐장치 | |
| KR100577904B1 (ko) | 마그네트론 | |
| KR0130012Y1 (ko) | 전자레인지용 마그네트론의 광대역 잡음방지 필터 구조 | |
| JP2002111424A (ja) | ラインフィルタ | |
| KR100215751B1 (ko) | 마그네트론의 고조파 감쇄장치 | |
| JPS60243939A (ja) | マグネトロン | |
| JPS60243942A (ja) | マグネトロン | |
| CN112786408B (zh) | 磁控管滤波组件、磁控管以及家用电器 | |
| JP3216374B2 (ja) | マグネトロン装置 | |
| KR100359802B1 (ko) | 마그네트론 | |
| JPS60243940A (ja) | マグネトロン | |
| JPS6343726Y2 (ja) | ||
| KR900001700B1 (ko) | 마그네트론 | |
| JPH09167570A (ja) | マグネトロン | |
| JP3269191B2 (ja) | マグネトロン装置 | |
| JPS6341756Y2 (ja) | ||
| JP2003045349A (ja) | マグネトロン | |
| JPS60243941A (ja) | マグネトロンの雑音消去用フイルタ回路素子 | |
| JPS5899020A (ja) | 高周波入力装置 |