JPS583345Y2 - 車輌用音響機器の装着装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーステレオやカーラジオなどの車輛用音響
機器を、自動車の運転席周辺のダツシュボード（こ簡易
かつ確実（こ取付けるための車輛用音響機器の装着装置
に関する。

カーステレオやカーラジオなどの車輛用音響機器のうち
で、機器本体の前部をその両面に突出させた操作軸の取
付基部で運転席周辺のダツシュボード等に固定し、かつ
機器本体の後部を適宜の取付部材によって取付ける所謂
インダッシュタイプのものにあっては、機器本体の取付
けをダツシュボードの裏面からしなければならず、しか
もダツシュボードの音響機器取付部分のスペースは狭隘
であるため、その取付けが容易でなく、取付作業にかな
りの熟練を要するのが実情であった。

本考案は、上記の如き実情に鑑み、機器本体をすべて自
動車のダツシュボードの前面側から、きわめて簡易迅速
に取付けることができ、しかも取付基盤と機器本体との
間（こ取付アダプタを介在させることにより、ダツシュ
ボードの取付部または機器本体の取付は寸法規格が広範
囲に異なる場合でも、取付けに何ら支障の生じない車輛
用音響機器の装着装置を提供するものである。

次に本考案の構成を図面に示した一実施例について説明
する。

図面はカーステレオについて例示したものであって、１
はその機器本体であり、この機器本体１の前面には、そ
れより広い面を有し つ各種スイッチやコントロール部
材を収納装着するのに所要の厚みを有する前面装飾盤２
が一体（こ取付けられていて、前面装飾盤２の周辺部分
は機体本体１の前面より張出した形態となっている。

そして上記前面装飾、盤２ｆこは各種スイッチ３および
コントロール部材４が収納装着されている。

５はカセット挿入口である。

一方、自動車のダツシュボード６には、機器本体１を嵌
込む機器本体嵌込み穴７が形成されており、その左右に
取付孔８，８があけられている。

９は取付アダプタであって、この取付アダプタ９は、ダ
ツシュボード６の前面に当接する支持面９ａと、その左
右端上下にそれぞれ弾性係止片９ｂを前面側へ向けて一
体（こ突成してなるものであり、上記支持面９ａには取
付孔８，８に対する横長の取付孔１０．１０および機器
本体嵌込み穴１１がそれぞれあけられている。

また前記の前面装飾盤２には、取付アタ′ブタ９の各弾
性係止片９ｂに対ししする係合孔１２が形成されており
、この各保合孔１２の内部には係止片９ｂが係１）する
係止段部１２ａが形成されている。

１３．１３は取付アダプタ９を取付盤６の前面に固定す
る取付ボルト、１４，１４は取付ナツトである。

なお、この取付ポルＮ３，１３および取付ナツト１４゜
１４はスクリューし・セプタクルなど適宜の固定部材で
あってもよい。

斜上の如き構成において、機器本体１を自動車のダツシ
ュボード６に装着するにあたっては、まず取付アダプタ
９をその支持［ｆｆ１９ａをダツシュボード６の前面に
当接し、その取付長孔１０．１０をダツシュボード６の
取付孔８，８（こ合わせると共に、その機器本体１の嵌
込み穴１１をダツシュボード６側の嵌込み穴７に左右上
−ド対称となるように合わせたうえ、取付ナラ１−１３
．１３を取付アダプタ９の取付長孔１０．１０とダツシ
ュボード６の取付孔８，８に貫通し、取付ナツト１４゜
１４によって固定して、ダツシュボード６に取付アダプ
タ９を取付ける。

次いで機器本体１を上記取付アダプタ９およびダツシュ
ボード６の機器本体１の嵌込み穴１１および７に嵌込み
、前面装飾盤２をダツシュボード６の前面へ当接させる
べく押込めば、取付アダプタ９の各弾性係止片９ｂが１
Ｍ１Ｊ面装飾盤２の各係合孔１２に介入してその各係止
段部１２ａ（こ係止し、機器本体１はダツシュボード６
の所定の位置に確実に固定装着される１゜また、このよ
うに取付けた機器本体を取外す場合は、前向装飾盤２を
手前に強く引けば、それを容易に取外すことができる。

なお、従来自動車のダツシュボードには、インダッシュ
タイプの機器取付けのために、その機器本体前面の７＝
ズピ一ス嵌合穴およびその左右に操作軸挿通孔があけら
れていることが多いので、この場合本考案にあっては、
上記ノーズピース嵌合穴を機器本体嵌込み穴γ（こ、左
右の操作軸挿通孔を取付孔８，８としてそのまま利用す
ることができる。

前面装飾盤２には、前記の如く係合孔２ａ。

２ａ・・・・・・を設けず、第６図に示す如く単に係止
段部１２ａ′のみを各弾性係止片９ｂに対比；させて形
成してもよい。

また取付アダプタ９の取付けにスクリューレセプタクル
を用いてもよいことは前述の通りである。

取付アダプタ９は、第５図に示す如く、その横長の取付
長孔１０．１０の範囲内で、ダツシュボード６側の取付
孔８，８がｌからｌ′またはｌ／′に位置ずれして０）
でも、取付アダプタ９の取付けには何ら支障が生じない
。

したがって、機器本体１取付は対象となるダツシュボー
ド６の取付孔８゜８の位置あるいは間隔寸法等に差異が
あっても、機器本体１の取付けが可能であり、その寸法
の差異はＣ−Ｃの範囲である。

また機器本体１の取付寸法規格が異なる場合でも、それ
（こ合う取付アダプタを用いることによって支障なく成
句けができる。

本考案に係る車輛用音響機器の装着装置は、前記実施例
の説明から明らかなよう（こ、自動車のダツシュボード
に既設されていて、かつ、所定規格の大きさの車輛用音
響機器嵌込み穴およびその両側（こ取付孔とがあって、
該嵌込み穴およびその両側の取付孔（こ対応し同様の嵌
込み穴およびその両側の取付孔を有し、該両歌付孔間を
固定部材をもって固定装着する取付アダプタを設け、機
器本体の前面側にそれより広い而を有し、一定の厚さを
もって各種スイッチ、コン１〜ロール部材を配設した前
面装飾盤とを丁字形状（こ一体として取付けた上記機器
本体を前記両嵌込み穴に嵌込み、取付アダプタに係止し
て取付けるよう（こ構成したから、本考案によれば、機
器本体をすべて自動車のダツシュボード等の取付基盤前
面側から、きわめて簡易迅速（こ取付けることができ、
しかもダッシュボドの取付部と機器本体との間に取付ア
ダプタを介在させたことと、各種スイッチ、コントロー
ル部材を前面装飾盤に配設したことにより、取付基盤ま
たは機器本体の取付寸法規格が広範囲に異なる場合でも
、その取付けに伺ら支障がなく、多機能の音響機器を装
着することができ、機器本体の取町機構の合理化を図り
、その取付は作業を大いに簡易化することができる等、
実用面できわめて秀れた効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
機器本体を自動車に取付けた態様を示す正面図、第２図
は要部の分解斜視図、第３図は同上縦断側面図、第４図
は同じく装着状態を示す縦断側面図、第５図は取付アダ
プタのＥ面図、第６図は他側を示した一部の縦断側面図
である。 図中、１は機器本体、２は前面装蝕盤、３は各種スイッ
チ、４はコントロール部材、５はカセット挿入口、６は
自動車のダツンユボード、７は機器本体嵌込み穴、８，
８はその取付孔、９は取付アダプタ、９ｂは弾性係止片
、１０．１０は取付長孔、１１は機器本体嵌込み穴、１
２は係合孔、１２ａ、１２ａ’は係止段部、１３．１３
は取付ボルト、１４．１４は取付ナツトである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車のダツシュボードに既設されていて、かつ、所定
   規格の大きさの車輛用音響機器嵌込み穴およびその両側
   に取付孔とがあって、該嵌込み穴およびその両側の取付
   孔に対応し同様の嵌込み穴およびその両側の取付孔を有
   し、該両歌付孔間を固定部材をもって固定装着する取付
   アダプタを設け、機器本体の前面側にそれより広い面を
   有し、一定の厚さをもって各種スイッチ、コントロール
   部材を配設した前面装飾盤とを丁字形状に一体として取
   付けた上記機器本体を前記両嵌込み穴に嵌込み、取付ア
   ダプタに係止して取付けるように構成したことを特徴と
   する車輌用音響機器の装着装置。