JPS5833453A - 感電事故防止敷物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、帯電防止された敷物に関するものであり、更
に詳しく述べるならば床面からの漏電を防止することの
できる。帯電防止された敷物に関するものである。

従来、繊維材料からなる上表層を有する敷物は。

上器ピ繊維材料からなる例えばパイル上表層の裏面上に
裏打ち層を形成した４のであった。上表層を形成する繊
−材料が疎水性合成１合体からなるものである場合、こ
の上表層は摩癲等によシ容易に静電気を帯電する。この
ような帯電を防止するために上表層中にカーボン繊維又
は金属繊維などのような導電性繊維を混用することが知
られている。

或いは、繊維上表層の裏面に、導電性物質０例えばカー
ボンブラック、又は、金属粉又は繊維を含有する導電性
歯科を被覆して上表層の帯電を防止することも知られて
いる。一般に敷物の裏打ち材は１合成重又は、天然ゴム
を主体とするものであって本質的に絶縁性であ〕、この
ため上表層の帯電を促進する傾向がある。このよう々裏
打ち材の欠点を防止するために、裏打ち材中に導電性物
質。

例えばカーボンブラック又は金属粉末又は繊維を混合す
ることによシ敷物全体を導電性を有する帯電防止体とす
ることも知られて込る。

最近の嬬染物においては、電気配線を、床面上に施し、
これを敷物で被覆する工法０例えば、フラットケーブル
法が開発されつ＼ある。このとき。

敷物１％に、その床直に接する裏面が従来の帯電防止敷
物のように、導電性であると、床面上に配線された電気
導線からｌＩＩ電がある場合、敷物上の人員に感電の危
険がある。

本発明の目的は、上表面層が帯電防止されており、かつ
床面上の電気配線から漏電があっても感電事故を防止す
ることのできる敷物を提供することにある。

本発明の感電事故防止敷物は、繊維材料によって形成さ
れた上表層を有する導電性表面層と、その裏面に形成さ
れ８電気絶縁性下表層を有する裏打層とからなることを
特徴とする本のである。

本発明の敷物の上表層は繊維材料によって形成されてお
シ、それは、織物１編物、又は不織布のめずれであって
もよく、これらの一つを基布とし。

これらの上表面上に、パイル層（カットパイル。

ループパイル、又は、これらの混合体であってもよい）
、或いは繊維父絡層が形成されてｈるものであってもよ
い。上表層を形成している繊維材料は、天然繊維（羊毛
等）、再生繊維（レージ／。

キ為プラなど）、＃Ｐ合成繊維（アセテート繊維など）
、又は合成繊維（ナイロン、ポリエステル。

ポリアクリル、又はポリプロピレン繊維など）。

或はこれらの２橿以上の混用物からなるものである。ま
九、上表層は、前述のように、基布と、パイル層とを有
するものであってもよめが、これらを形成する繊維材料
は、紡績、糸、マルチフィラメントキー／ｌモノフィラ
メントヤーン、スプリットヤーン、テープヤーンなどの
ｂずれであってもよｈｏ 本発明の敷物の導電性表面層は前記上表層のみからなる
ものであって４よ〈、好箇しくは、上表層と、その裏面
に形成された導電性中間層とを有するものであってもよ
い。導電性表面層が上表層のみからなる場合、上表層は
導電性を示すものである。この場合、上表層が基布とパ
イル層からなる場合、基布とパイル層のｈずれか一方又
は両方が導電性を示すことが必要である。導電性表面層
が上表層と導電性中間層とを有する場合、上表層は、導
電性てあってもよいし、導電性でなくてもよい。上表層
が導電性を示す場合、上表層を形成してｈる繊維材料の
少くとも一部が導電性繊維を含むことが必要である。導
電性繊維は、カーボン鐵−０金属繊維、又は、導電性物
質および／又は。

吸湿性物貰を含有又は被覆層として有する繊維の偽ずれ
であってもよい。

導電性中間層は、導電性物質（粉末又は繊維状）を混合
した合成樹脂層であってもよく、或は、導線を埋設した
ものであってもよい。

本発明の敷物の導電性表面層は全体として１０１００口
以下の抵抗率を有することが好ましく、１０’Ω国以下
の抵抗率を有することが更に好ましい。

上記特性を有する導電性表面層は、摩擦による帯電を防
止することができる。

本発明の敷物は、電−気絶縁性下表層を有する裏打層を
有している。電気絶縁性下表層は１００国以上の抵抗率
を有することが好箇しく、この抵抗率は１００国以上で
あることが良に好まし込。

この下表層は、電気絶縁性合成樹脂、ゴムなどで形成さ
れる。敷物と床面との接触をソフトにするために、およ
び、踏圧により電流量が不規則に変化する仁とを防止す
るためには、下表層が多数の気孔を有する多孔性弾性材
料０例えば発泡ポリウレタン層或は発泡ポリ塩化ビニー
ル層などからなることが好ましい。

敷物が、使用中に、金属物品等の落下などＫよシ損傷さ
れ、絶縁性裏打層に孔が形成されると。

床面の電気配層からこの孔を通って導電性表面層に直接
又は間接的に４電し１人体に感電することがある。この
ような事故を防止するために、裏打層に、剛性材料０例
えば金属板８合成樹脂板。

ＦＲＰ板などから々る保一層が形成されて＾ても−よい
。これら保護層自身が電気絶縁性を有する場合８保護層
が絶縁性下表層を兼ねるものであってもよ＾。また、保
護層が金属板からなる場合は。

この保護層が１表面層中の導電性中間層を兼ねてｉても
よい。更に保護層は、上表面層に直接隣接していないこ
と、および床面に直接接触することのないように配置さ
れることが好まし＾。

保一層は、平板状物であってもよいが、スダレ状物、網
状物、ふるい状物、多孔板（巣板）状物などの巻取９可
能な形状のものであってもよ＾が。

剛体片の各関−空関はできるだけ小さい方がよい。

本発明の敷物の形状寸法に格別の限定はな＾が。

床面に電気配線のある部分に選択的に使用する場合には
、タイル状の形状および寸法１例えば５０”Ｘ５０　　
の正方形、のものであることが使用に便利である。％に
剛性の保曖層を含む場合には、タイル状形状のものが好
ましい。

本発明の敷物を添付図面を用＾て更に説明する。

第１図において、敷物ｌは、導電性表面層２と。

裏打層３とからなるもので１表面層２は、基布層４と、
パイル層５と、導電性中間層６とからなるものである。

裏打層３は図示のように剛性合成樹脂材料よシなるもの
であってもよい。

縞２図において、導電性表面層２は導電性繊維を含む不
織布からなシ、裏打層３は、剛性合成樹脂板からなる保
護層７と、多孔性合成樹脂層８とから構成されている。

本発明を実施例によシ更に説明する。

実施例 下記構成のナイロンパイルカーペットｔ−表面層形成用
に用りた。

基布：　ポリエステル繊維不繊布 パイル：　ナイロン繊維、　　長さ二　８■目付”、７
５０ｆ／／。

上記ナイロンパイルカーペットの裏面上に、約２０重量
優のカーボンブラックを含むポリ塩化ビニール樹脂を、
厚さ１■に植種して表面層を形成し、その裏面に、厚さ
１閣の繊維強化ポリエステル樹脂板（ＦＲＰ）を保護層
として貼着し、　その裏面に、厚さ２■の発泡ポリ塩化
ビニール層を貼着して裏打ら層を形成した。

上記敷物にお＾て、各層の電気抵抗値は下記の通シであ
った。

カーボンブラック含有ポリビニール樹脂層：ｌＱＱａｗ
ＦＲＰ　（保護）層　　　　　　　：１０Ｑｐ１１発泡
ポリ塩化ビニール層　　　　　、ｌＱＱｃｇｗ上記敷物
の人体帯電圧は１．８　（−ＫＶ）で、静電気帯電は感
じられないものであっ九。比較のために、前記カーボン
ブラック含有ポリ塩化ビニール樹脂層を含まない敷物を
作成した。この比較敷物のへ体帝電圧は２１．２　（−
ＫＶ）で明瞭な静電気帯電が認められた。

前記本実施例の敷物上に１重さ約５００５’の大蓋鋏を
、刃先を下向自にして、高さ１．５１１１から落下させ
たが、敷物に貫通孔の形成／ｒｉ認められず。

導電性表面層が床面にシ曹−トする危険は全く認められ
なかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は０本発明の敷物の一実施態様の構成を示す断面
説明図であシ。 第２＃Ａは０本発明の敷物の他の実施線機の構成を示す
断面説明図である。 ｌ・・・敷物、　　２・・・表面層、　　３・・・裏打
層。 ４・・・基布、　　５・・・パイル層。 ６・・・導電性中間層、　　　　　７・・・保護層。 ８・・・絶縁性下表層。 特許出願人 平岡織染株式会社 特許出願代理人 弁理士青水　朗 弁理士西舘和之 弁理士　山　口　昭　之 手続補正書（自発） 昭和５６年１０月ら日 特許庁長官　島　１）春　樹　殿 １、事件の表示 昭和５６年　特許願　　第１５１５６７号２、発明の名
称 感電事故防止敷物 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名称　平岡織染株式会社 ４、代理人 す、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ６、補正の内容 （り明細書第６頁第８行と９行との間に下記記載を挿入
する。 「特にコンビエータ−ルーム等エレクトロニクス関連装
置を収容する室内に敷き詰める場合は、従来の帯電防止
カーペットのように、抵抗率が１０５〜１０８　Ω・１
程度のものでは不十分であり、このため、カーペット中
に導電性中間層を必ず配して、１０〜１０　Ω・削又は
それ以下の抵抗率とする必要がある。従来の帯電防止カ
ーペットにおいて、上表面パイル層のみを４電性にする
程度では１０〜１０　Ω・儒の抵抗率が限界であり、上
述のような抵抗率を達成するためにカーペット中に導−
性中間層を特に組み込むという技術思想は、従来のカー
ペットの通常の用途では不必要たつ九本のであり、カー
ペットの上述のような特殊な用途によって新らしく発生
した要求に対応する斬新なものである。」 （２）　　同第６頁第１９行と２０行との間に下記記載
を挿入する。 「多孔性層は、時には吸湿して下表層の電気絶縁性を低
下させることがある。このような問題を解決するには、
多孔性（−の表面を０．１〜１．　Ｏｔａｘ程度の厚さ
を有するポリ塩化ビニル絶縁シートで被覆してもよい。 この程度の薄いシートを被覆層として用いるときは、カ
ーペットと床面とのなじみを特に悪化させることはない
。勿論下表面における多孔性弾性材料層は、用いなくて
もよい、」（３）同第７頁第１５行目「、多孔板（巣板
）状物」の後に ｒ薄板（膜）状物」を挿入する。 （４）同第７頁第１９行〜２０行目「場合には、」とろ
ろを、 「場合また、配線の模様替えがしばしば行われる業務用
室内においては、」に訂正する。 （５）同第８頁第３行の「好ましい。」のあとに、下記
記載を加える。 「この場合、カーペットタイル状物を床面に施エする際
に、タイル状物相互間の接合部の下向に、絶縁材料（シ
ート）を念のため敷いて施工してもよい。またタイル状
物の相互間において導電性の途切れることを防止するた
め、相互に隣接しているタイル状物の導電性中間１−を
、導電性の連結材、例えばビンや導・電性接合剤等で連
結しながら施工することが好ましい。」

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １゜繊維材料によって形成された上表層を有する導電性
   表面層と、そのａ面上に形成され、電気絶縁性下表層を
   有する裏打層とからなる感電事故防止敷物。 ２、　　ｍｔｌ紀導貢性表面層が前記繊−材料上表層と
   。 その裏面上に形成された導電性中間層とからなる。 特許請求の範囲第１項記載の敷物。 ３、前記上表層が繊維基布と、その上表面上に形成され
   九パイル層とを有する０％許請求のｌｌ５ａＥ１項又は
   第２項記載の敷物。 ４、前記パイル層と前記基布との少くとも一つが導電性
   士ある。４Ｉ許請求の範囲第３項記載の敷物。 ６、前記導電性を有する。パイル層と基布との少くとも
   一つが導電性繊維を含んでｈる。特許請求の範囲第４項
   記載の敷物。 ６、前記１ＩＡ−柱下表層が多数の気孔を有する多孔質
   弾性材料からなる１％許請求の範囲第１項記載の敷物。 ７、前記裏打層が、剛性材料からなる保一層を有して＾
   る。特許請求の範囲第１項記載の敷物。 ８、前記敷物がタイル状の形状・寸法を有している１％
   許請求の範囲第１項記載の敷物。