JPS5833265B2 - スイセイトリヨウヨウソセイブツ - Google Patents

スイセイトリヨウヨウソセイブツ

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JPS5833265B2
JPS5833265B2 JP10243873A JP10243873A JPS5833265B2 JP S5833265 B2 JPS5833265 B2 JP S5833265B2 JP 10243873 A JP10243873 A JP 10243873A JP 10243873 A JP10243873 A JP 10243873A JP S5833265 B2 JPS5833265 B2 JP S5833265B2
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JP
Japan
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water
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JP10243873A
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JPS5052127A (ja
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利彦 生田
繁男 西川
均 川井
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水性塗料用組成物、更に詳しくは、特に電着塗
装に有利に使用でき、焼付けにより物理性、化学性に優
れた塗膜を提供する水溶性もしくは水分散性塗料用組成
物に関する。
従来、液状1,4−ポリブタジェンのマレイン化物を電
着塗装用のビヒクルとして用いる報告が数多くなされて
いた。
しかしながら、かかるマレイン化物を使用する場合にあ
ってはこれを変性しない限り、通常の焼付温度(例えば
150〜190℃)では、塗膜として充分なる硬度を期
待できずこれに油性系塗料を上塗りした場合溶剤に浸さ
れるという欠点があった。
又、上記マレイン化物を合成するにあたっては、銅また
は銅化物およびその他の触媒を使用する必要があり、こ
れを欠くときは反応上不都合な現象(高粘化、ゲル化)
が生じるという欠点を有し、かかる触媒を用いることは
、得られる塗膜の透明性にも悪影響を及ぼすものであっ
た。
更に、上記マレイン化物を用いた電着塗料においては、
そのつきまわり性が良好でない欠点をも有していた。
本発明者らは、かかる欠点をことごとく解消するために
鋭意研究を進めた結果、シスー二重結合金有量60饅以
下およびビニル基含有量5多以下で数平均分子量500
〜2000の液状1,4−ポリブタジェンと3,6−エ
ンドメチレン−A4−テトラヒドロフクール酸無水物は
触媒を一切必要とせずに通常の方法で容易に付加し得る
ことを見出し、この付加物を電着塗料あるいは各種水性
塗料のビヒクルとして用いることにより物理性、化学性
に優れた塗膜を形成し得ることを見出して、本発明を完
成するに至った。
本発明の要旨は、シスー二重結合金有量60饅以下およ
びビニル基含有量5φ以下で数平均分子量500〜20
00の液状1,4−ポリブタジェンに3,6−エンドメ
チレン−A4−テトラヒドロフタール酸無水物を付加さ
せ、該付加物を無機もしくは有機アルカリで中和して得
られる樹脂を主成分とすることから戒る水性塗料用組成
物に存する。
本発明に用いられる液状1,4−ポリブタジェンは、自
体公知の方法によって合成されたものを使用でき、特に
ニッケル化合物−有機アルミニウム化合物−有機ハロゲ
ン化物力)ら成る触媒(例えば、ニッケルステアレート
トリエチルアルミニウムー四塩化炭素)を用いて合成さ
れたもので、シス二重結合含有量60幅以下、好ましく
は40〜60係およびビニル基含有量5%以下で数平均
分子量500〜20001好ましくは800〜1500
゜ヨウ素価400〜470のものが採用される。
上記シスー二重結合金有量が6OL:fbを越える場合
、特に70%以上の場合は3,6−ニンドメチレンーJ
4−テトラヒドロフクール酸無水物との付加反応におい
て、はとんど該付加反応が起り得す、反応条件によって
は上記無水物が完全に付加する前にゲル化するといった
問題が生じる。
上記ビニル基含有量が5係を越える場合は、1,4−ポ
リブタジェンという主旨から外れしかもその付加物を用
いた電着塗料においては耐食性能が低下する傾向にある
上記数平均分子量が500未満の場合は、その付加物を
用いた電着塗料においてはつきまわり性が非常に低くな
る傾向にあり、又2000を越える場合は上記付加反応
において高粘化をきたす傾向にある。
本発明における上記液状1,4−ポリブタジェット3,
6−ニンドメチレンー、!(4−テトラヒドロフクール
酸無水物の付加物は、反応触媒を一切必要とせず通常の
方法によって容易に得られる。
例えば、両者を共に攪拌反応容器に入れ、攪拌しながら
不活性ガス(窒素ガス)雰囲気下、温度200〜235
℃で反応させる。
反応の進行状態は極く少量の反応物をサンプリングし、
これをガラス板上にうずく引き伸ばして冷却した後、そ
の濁り程度で判定する。
反応は3〜6時間位で終了し、未反応物は上記不活性ガ
スを強く吹込みながら留去する。
上記反応の終点は、その濁りがなくなった時とする。
この付加物の実用に供される酸価(N15−アルコール
性KOH溶液で滴定する。
以下同じ)としては50〜150が望ましい。
本発明による水性塗料用組成物は、上述の如くして得ら
れた液状1,4−ポリブタジェンと3,6−エンドメチ
レン−A4−テトラヒドロフクール酸無水物の付加物を
通常、50〜100℃に冷却して付加物ioo重量部(
以下、部と略す)に対して親水性溶剤5〜60部を加え
て希釈溶解し、要すれば該希釈物に水、アルコールある
いはアミンを添加して温度50〜120℃で0.5〜2
時間反応させて上記付加物の無水基を一部開環せしめ、
ついで無機もしくは有機アルカリで少なくとも部分的に
中和し、これを水に溶解もしくは分散して調製される。
上記希釈溶解に用いる親水性溶剤としては、通常のもの
が使用できるが、特にジアセトンアルコール、エチレン
グリコールモノブチルエーテル、酢酸エチル、メチルエ
チルケトン、4−メトキシ−4−メチルペンタノン−2
が望ましく、それらの単独もしくは混合物が使用に供さ
れる。
上記無水基の一部開環に用いるアルコールとしては、1
価のアルコールが好ましく、その具体例はメタノール、
エタノール、1−プロパツール、インプロパツール、n
−ブクノール、2−エトキシエタノール、2−n−ブト
キシェタノールが挙げられる。
上記無水基の一部開環に用いるアミンとしては、1価の
アミンが好ましく、その具体例はジエチルアミン、n−
ブチルアミン、ジーn −プロピルアミン、ジ−n−ブ
チルアミンが挙げられる。
両者共1価のものに限定することなく、2価以上のもの
も使用できるが、その場合使用量、反応条件等の慎重に
選択しなければ付加物のゲル化の危険性が生じる。
しかしながら、これら2価以上のものを使用することに
より、本発明組成物に水溶性樹脂(例えば、メラミン樹
脂)を架橋剤として併用する場合その架橋に寄与する有
用な官能基の付与手段としての利点を有する。
上記中和に用いる無機もしくは有機アルカリとしては、
通常当該分野で使用されるものであればいずれもよく、
例えば無機アルカリ(アンモニア水、カセイソーダ−、
カセイカリなど)およびアミン(モノエタノールアミン
、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチ
ルアミンエタノール、ジエチルアミノエタノール、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミンなど
)が挙げられ、これらの群から選ばれた単独もしくは混
合物が使用に供される。
使用量は一般に、上記希釈物あるいはその無水基を一部
開環した物の不揮発分100gに対して50〜200r
IIg当量が使用される。
以上からなる本発明組成物は、これを単独で使用に供さ
れるが、通常、各種塗料に用いられる二酸化チタン、酸
化鉄、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、硫酸バリ
ウム、カーボンブラック、クロム酸ストロンチウム等の
顔料を単独もしくは混合物で併用して使用に供する。
又、必要に応じて分散剤、酸化防止剤、沈降防止剤、表
面活性剤のような添加剤および適当な水溶性樹脂を配合
されてもよい。
このようにして得られる水性塗料用組成物は、通常の塗
装法が適用され、例えば流し塗り、刷毛塗り、スプレー
塗り、浸漬塗りおよび電着塗装が挙げられるが、特に電
着塗装に適している。
かかる方法で各種基材に塗装され、ついで通常の焼付温
度(150〜190℃)で熱硬化することにより、耐薬
品性、耐物理性に優れた塗膜が得られる。
しかも、上述の如くその製造において銅化合物の如き触
媒を必要としないため、従来のマレイン化物を主体とす
る塗料に比して非常に色数の低い淡色用の塗料を調整で
き又電着塗料とした場合にもそのつきまわり性に優れて
いる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中「部」とあるは「重量部」を意味する。
参考例 1 温度計、攪拌器、窒素導入管および冷却器を装備した4
ツロコルベンに、液状1,4−ポリブタジェン(シスー
二重結合金有量74%、トランスー二重結合含有量25
饅、ビニル基含有量1俤、数平均分子量1200 )7
00部および3,6−ニンドメチレンーj4−テトラヒ
ドロフクール酸無水物300部を入れ、窒素雰囲気下攪
拌しながら約1時間半で温度200℃に上げ、この温度
を保ちながら5時間付加反応を試みた。
ガラス板上に少量サンプリングして反応の進行状態を判
定した所、濁った状態でわずかに粘度上昇していたが、
反応はほとんど進行していなかった。
付加反応を進めようと、更に温度を230℃に上げ、2
時間攪拌を続けたが付加反応は進行せず、反応混合部は
ゲル化した。
実施例 l 参考例1で用いた4ツロコルベンに、液状1,4−ポリ
ブタジェン(シスー二重結合金有量52係、トランスー
二重結合含有量47係、ビニル基含有量1%、数平均分
子量1250)700部および3.6−エンドメチレン
−A4−テトラヒドロフクール酸無水物300部を入れ
、窒素雰囲気下攪拌しながら約1時間半で温度235℃
に上げ、この温度を保ち、5時間で付加反応が終了した
酸価101の付加物が得られた。
ついで温度90℃に冷却した後、付加物100部に対し
て4−メトキシ−4−メチルペンタノン−2を25部の
割合で加え充分希釈した。
該希釈物を常温にて125部採取し、これにトリエチル
アミン18.2部を加え充分攪き混ぜた後、更に攪拌し
ながら脱イオン水106.8部を徐々に加え不揮発分4
0気pH7,5の透明な水溶性塗料用組成物を得た。
ついで、この組成物の不揮発分をIO俤とするに充分な
脱イオン水で希釈してクリヤーの水溶性塗料を得た。
この塗料にリン酸亜鉛処理軟鋼板を浸漬し、30℃で1
20VXa分間通電し、水洗後170℃×30分間焼付
けると厚さ22μ、鉛筆硬度Fの密着性、耐薬品性に優
れたフィルムが得られた。
実施例 2 参考例1で用いた4ツロコルベンに、液状1,4−ポリ
ブタジェン(シスー二重結合金有量53俤、トランスー
二重結合含有量45饅、ビニル基含有量2俤、数平均分
子量1300 )700部および3.6−ニンドメチレ
ンーJ4−テトラヒドロフタール酸無水物300部を入
れ、窒素雰囲気下攪拌しながら約1時間半で温度200
℃に上げ、200℃で4時間更に230℃で2時間で付
加反応が終了した。
酸価102の付加物が得られた。ついで温度60℃に冷
却した後、ジアセトン250部を加え希釈し、更にプロ
ピレングリコール139部を加え攪拌しながらトリエチ
ルアミン5部を徐々に滴下し、滴下後温度90’Cに上
げ1時間反応せしめると酸価95の樹脂が得られた。
ついで、上記樹脂の不揮発分100部に対してジエチル
アミンを12.3部の割合で加え充分攪き混ぜ、更に全
体の不揮発分が30%とするに充分な脱イオン水を加え
て希釈し、透明な水溶性塗料用組成物を得た。
次に、予め実施例1で得られた水溶性塗料用組成物(不
揮発分40φ)と汗柄および適量の脱イオン水を混合し
て調製された顔料ペースト(顔料/樹脂固形分(以下、
P/B比と略す)=4/1 (重量比))を混入し、全
体の不揮発分が10咎とするに充分な脱イオン水を加え
てP/B比=1/4の水溶性塗料を得た。
この塗料にリン酸亜鉛処理軟鋼板を浸漬し、30℃で1
70VXB分間通電し、水洗後170℃X30分間焼付
けると厚さ20μ、鉛筆硬度Hの密着性、平滑性に優れ
た塗膜が得られた。
この塗膜は物理性、化学性共に優れ、塩水噴霧試験(5
φ、35℃)で280時間異常なかった。
比較例 1 実施例2で用いた液状1,4−ポリブタジェンに無水マ
レイン酸を公知の方法(特公昭43−26870号)で
付加させて酸価100の付加物を得る。
この付加物から実施例2と同様な操作でP/B比=1/
4の塗料を調製した。
この比較塗料と実施例2の塗料を電着塗料とした場合の
つきまわり性について試験した。
その結果を表1に示す。なお、つきまわり性はパイプテ
スト法により評価した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シスー二重結合金有量60φ以下およびビニル基含
    有量5%以下で数平均分子量500〜2000の液状1
    ,4−ポリブタジェンに3,6−ニンドメチレンーj!
    j4−テトラヒドロフクール酸無水物を付加させ、該付
    加物を無機もしくは有機アルカリで中和して得られる樹
    脂を主成分とすることを特徴とする水性塗料用組成物。
JP10243873A 1973-09-11 1973-09-11 スイセイトリヨウヨウソセイブツ Expired JPS5833265B2 (ja)

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JP10243873A JPS5833265B2 (ja) 1973-09-11 1973-09-11 スイセイトリヨウヨウソセイブツ

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JP10243873A JPS5833265B2 (ja) 1973-09-11 1973-09-11 スイセイトリヨウヨウソセイブツ

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JPS5052127A JPS5052127A (ja) 1975-05-09
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JP10243873A Expired JPS5833265B2 (ja) 1973-09-11 1973-09-11 スイセイトリヨウヨウソセイブツ

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JP (1) JPS5833265B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0159659U (ja) * 1987-10-08 1989-04-14
JPH01132762U (ja) * 1989-01-07 1989-09-08

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0159659U (ja) * 1987-10-08 1989-04-14
JPH01132762U (ja) * 1989-01-07 1989-09-08

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