JPS5832761B2 - 感湿抵抗体 - Google Patents

感湿抵抗体

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JPS5832761B2
JPS5832761B2 JP54052912A JP5291279A JPS5832761B2 JP S5832761 B2 JPS5832761 B2 JP S5832761B2 JP 54052912 A JP54052912 A JP 54052912A JP 5291279 A JP5291279 A JP 5291279A JP S5832761 B2 JPS5832761 B2 JP S5832761B2
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隆 外丸
芳照 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、湿度又は結露等を検出するために使用する感
湿抵抗体に関するものである。
吸湿性樹脂に電導性粉末を分散させた感湿抵抗体を一対
電極間に設けた構造の湿度センサは、自動車窓ガラスの
曇り検知、VTRK、11.i−ける結露検知、幼児の
排尿報知などに広く利用され始めている。
このセンサは周囲の湿度に応じて吸湿性樹脂が水を吸脱
着しこれに伴い吸湿性樹脂が膨張収縮を起し、この結果
、分散導電粒子間の接触抵抗が増減することを利用した
ものである。
このセンサにおける抵抗体材料の抵抗値変化の範囲は1
03〜107Ωと大きく、制御回路を動作させるのに十
分である。
しかし、結露時に於ける応答性、相対湿度特性での安定
性、信頼性などに問題があった。
感湿センサの用途にもよるが、はとんどのセンサは安全
性を考慮して結露直前に検知することが必要で、例えば
VTR用としては相対湿度95〜100%の高湿領域で
センサの抵抗値が急激に変化し、結露時Et&−jやく
応答するこυS要求される。
一般にポリアミド類、セルロース類、ポリビニルアルコ
ール及びその誘導体といった代表的吸湿性樹脂は直線状
ポリマーで結晶性の良いものが多く、またガラス転移温
度も他の樹脂に比べて低い傾向にある。
従ってこれ等の樹脂を吸湿性樹脂として感湿抵抗体にそ
の11使用した場合には、結露−乾燥のサイクルを繰返
すうちに吸湿性樹脂繊維素間の空孔(ボイド)の大きさ
、形状、分布などが変化したり、結露時に於けるこの繊
維素のミクロブラウン運動による内部応力または乾燥時
の収縮応力により分散導電粒子の移動が起こり、相対湿
度に対する抵抗変化値が大きくなる傾向を示しひどい場
合には感湿膜の導電性が1つたく失われてし渣う。
上述の欠点を解除する一つの方法として、反応性基を有
する吸湿性樹脂繊維間を架橋させ樹脂構造を網目構造と
する試みがなされている。
これにより結露−乾燥サイクルによるセンサー機能の劣
下をある程度防ぐことが出来たが、架橋したため、樹脂
の弾性率が増加して、結露時に於けるセンサ抵抗値変化
の応答速度が著しく遅くなったり、その相対湿度に対す
る抵抗値変化の範囲が小さくなってし甘うなどの本質的
な問題を生じた。
そこで、本発明の目的は、劣化が少なく且つ応答特性の
擾れた感湿抵抗体を提供することにある。
上記目的を遠戚するための本発明は、吸湿性樹脂と、導
電粉末と、熱硬化性樹脂で変性された変性シリコーン樹
脂とを含有する感湿抵抗体に係わるものである。
上記本発明における吸湿性樹脂としては、例えば、共重
合ナイロン(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン61
0、ナイロン12等からのランダム共重合物)ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルピロリドン、エチルセルロース、吸
湿性アクリレート、ポリビニルアルコール誘導体などが
ある力lなるべく吸湿性の大きいものが好ましい。
またこれ等の吸湿性樹脂に分散含有させる導電粉末とし
ては粒径が20〜30μの範囲のカーボンブラック又は
金、白金等の不活性金属粒子が好ましく、吸湿性樹脂の
固形成分に分散含有させることが好ましい。
またこの吸湿性樹脂として反応性が低いものを使用する
ことが望ましい。
もし、反応性の高いものを使用すると吸湿性樹脂間で架
橋反応が起り、結露に対する応答速度が著しく低下する
本発明における熱硬化性樹脂で変性した変性シリコーン
樹脂は、吸湿性樹脂に対して変性シリコーンの状態で混
合しても差支えないが、製造の都合上、熱硬化性樹脂と
シリコーン樹脂とを別々に混入し、しかる後変性シリコ
ーン樹脂としてもよい。
この場合におけるシリコーン樹脂としては、アミン基、
エポキシ基、アルコキシ基等の少なくとも1種を有する
分子量200〜2000のオリゴマーが好ましい。
熱硬化性樹脂としてはビスフェノールAを主体としたエ
ポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、メラミン樹
脂、等のプレポリマーが吸湿性樹脂とその溶媒との相溶
性の点から好ましい。
尚上記のシリコーン樹脂及び熱硬化性樹脂を、吸湿性樹
脂に良く分散させた後に130°C〜200℃の温度で
反応硬化させることが望ましい。
またシリコーン樹脂の反応基によってはアルミニウムイ
ソプロピレート、アミンフェノール メタアミノフェノ
ールなどの触媒を極少量使用することが望ましい。
上記本発明の感湿抵抗体においては、吸湿性樹脂繊維素
が架橋されずに、吸湿性樹脂繊維素間にフレキシブル性
即ち可撓性を有する変性シリコーン樹脂が分散介在した
状態となる。
この結果、浸れた応答特性が得られる。
また高湿度領域における抵抗値の急激な変化が生じる。
また適度な撥水性を有するので、水分中に含まれている
各種イオンの吸湿性樹脂への浸透による検出機能の劣化
を抑制することが可能になる。
従って信頼性の高い湿度センサを提供することが出来る
以丁、本発明の実施例について説明する。
実施例 1 第1図に示す如くアルミナセラミック基板1の上に酸化
ルテニウム系ペーストによってくし歯形の第1の電極2
とこれに約0.5 mmの間隔を有して対向するくし歯
形の第2の電極3とを設け、更にAg−Pdペーストに
よって外部接続用電極4,5を設けた。
しかる後、本発明に係わる感湿抵抗体皮膜6を、第1及
び第2の電極2,3を覆うように厚膜印刷技術によって
約2μmの厚みに形成した。
感湿抵抗体皮膜6の材料及びその製造方法を更に詳しく
説明すると、プロピレングリコール100重量部とフル
フリルアルコール10重量部とからなる60°Cの溶液
に12重量部の共重合ナイロン(ナイロン6、ナイロン
66、ナイロン610、ナイロン12等からなるランダ
ム共重合ナイロンである東し株式会社製CM4000)
を溶解させ、更に0.75重量部の熱硬化性樹脂である
ビスフェノールAのグリシジルエーテル(エポキシ樹脂
)及び0.75重量部のジメチルシリコーン樹脂(信越
化学株式会社製KF−393)を上記の共重合ナイロン
溶液中に混合分散させた。
次に上述の合成樹脂溶液の中に粒径20〜3011.m
のカーボンブラック5.90重量部を分散させて感湿抵
抗体ペペーストを作り、これを基板1に塗布して180
℃、30分間加熱処理して第2図に示す感湿抵抗体皮膜
6を形成し、湿度センサを完成させた。
これにより、吸湿性樹脂である共重合ナイロン繊維素間
に弾性を有する変成シリコーン樹脂及び導電粉末が分散
介在された抵抗皮膜6が得られた。
この感湿抵抗皮膜の特性を測定するために、辺が20m
mのアルミ立方体に両面接着テープでセンサを貼り付け
、+5℃の雰囲気中に5分装置いた後に、飽和塩水溶成
を利用した温度25℃、相対湿度90〜95咎の雰囲気
中に移し、強制的に結露させて60秒後に電極4と電極
5との間の抵抗値を求め、これを結露点における抵抗値
とした。
また相対湿度の変化による抵抗値の変化を求めるために
、飽和塩水溶液を利用した種々の湿度雰囲気を作り、こ
の中にセンサを1時間放置した後の抵抗値を求めた。
この結果、結露点における抵抗値は2X10’にΩであ
った。
また第3図の曲線Aに示す相対湿度−抵抗値特性が得ら
れた。
次に軽灰変化を調べるために、センサを超音波加湿器の
水蒸気δこ10分間さらし、しかる後10分間扇風機で
乾燥させる結露−乾燥サイクルを1000回行った後に
、相対湿度−抵抗値特性を求めたところ、第3図の曲線
A′となった。
また結露−乾燥1000サイクル後の結露点の抵抗値は
1.3×102にΩであった。
上述の結果から明らかな如く、本実施例の感湿抵抗体に
よれば、結露点で大幅に抵抗値が増大し、更に相対湿度
93〜100%の間で抵抗値が20倍程要変化するので
、特に結露点又は多湿状態又は水分の有無等を正確に測
定することが出来る。
また1000回の結露−乾燥サイクルにも耐えるので、
長寿命且つ高信頼性のセンサを提供することが出来る。
また、応答速度を調べるために、センサを結露状態とし
て抵抗値の変化を調べたところ、第6図の曲線aが得ら
れた。
即ち1分以内に応答するセンサであることが判った。
尚従来のセンサとの比較を行うために、プロピレングリ
コール100重量餓 フルフリルアルコール10重量部
、共重合ナシ0フ12重量音にカーボンブラック5.2
8重量部から成る従来公知の感湿抵抗体ペーストを作り
、このペーストを利用して、上述の本発明lこ係わるセ
ンサと同一のセンサを作り、実施例1と同様な測定を行
ったところ、結露点における抵抗値が6 X 10’に
Ωであり、また湿度−抵抗特性は第4図の曲aBとなっ
た。
また結露−乾燥1000サイクル試験後の特性は曲線B
′となった。
また1000サイクル試験後の結露点の抵抗値は2X1
05にΩであった。
また応答特性は第6図の曲線すとなった。
実施例1におけるセンサ比較のために、プロピレングリ
コール100重量台k フルフリルアルコール10重量
部、共重合ナシ0フ12重量音九カーボンブラック5.
9重量音k ビスフェノールA型グリシジルエーテル1
,07重量部、三フッ化ホウ素エチルアミン1.07重
量部からなる感湿抵抗体ペーストでセンサを作り、実施
例1と同様な測定を行ったところ、結露点における抵抗
値が8×102にΩであり、湿度−抵抗特性l/′i第
4図の曲線Cとなった。
また結露−乾燥1000サイクル試験後の特性は曲線C
′となった。
またこの1000サイクル試験後の結露点の抵抗値は8
5にΩであった。
また応答特性は第6図の曲線Cとなった。
第3図の曲線A、 A’と第4図の曲線B、 B′及び
C,C’との比較から明らかなように、従来のセンサは
本発明に係わるセンサよりも劣化が著しく、短寿命であ
る。
これに対して本実施例のセンサは安定性が高く且つ応答
特性が優れている。
カーボンブラックの量の変化を調べるために、上記実施
例1におけるカーボンブラックの量を5.40重量部に
変えて湿度センサを作り、結露点及び各湿度での抵抗値
を求めたところ、結露点の抵抗はlXl0”(KΩ)で
あり、相対湿度54多で抵抗6.2にΩ、75%で17
KO193%で650にΩ、100%(実際には100
%近傍)で30000にΩであった。
また実施例1におけるカーボブラックの量を5.67重
量部に変えて湿度センサを作り、結露点の抵抗を求めた
ところ8X104にΩであった。
またこの湿度センサの相対湿度と抵抗値との関係を求め
たところ、相対湿度54%で抵抗値3.5にΩ、75φ
で6にΩ、93多で180にΩ、100%で5600K
O1であった。
尚結露−乾燥1000サイクル試験によって、カーボン
ブランク5.40重量部、及び5.67重量部のセンサ
のいずれも殆んど特性が変化しなかった。
実施例1において、熱硬化性樹脂で変性した変性シリコ
ーン樹脂の量の変化で特性がどのように変化するかを調
べるために ビスフェノールAのグリシジルエーテルと
ジメチルシリコーン樹脂(KF−393)とを1対1に
保ちつつ変化させて種々のセンサを作り、特性を測定し
たところ次の結果が得られた。
(a) 上記グリシジルエーテル0.375重量部、
上記シリコーン樹脂0.375重量部の場合の結露点の
抵抗値は5×104(KΩ)であった。
また湿度−抵抗の関係は次表となった。
(b) 上記グリシジルエーテル0.5035035
重量部シリコーン樹脂0.5035重量部の場合の結露
点の抵抗値は4X104にΩであった。
また湿度−抵抗の関係は次表となった。
(c) 上記グリシジルエーテル1.125重量部、
上記シリコーン樹脂1.125重量部の場合の結露点の
抵抗値は3×103にΩであった。
また湿度−抵抗の関係は次表となった。
上記から明らかなように熱硬化樹脂変性シリコーンを増
加すると、高湿度側での抵抗変化率が低下する。
従って夫々の添加量を吸湿性樹脂に対して3〜IO%と
するのが望ましい。
次に実施例1における熱硬化性樹脂(グリシジルエーテ
ル)とシリコーン樹脂(KF−3−9−3)との比率の
変化による特性変化を調べたところ、次の結果が得られ
た。
(d) 上記グリシジルエーテル0.964重量部、
上記シリコーン樹脂0.536重量部の場合の結露点の
抵抗値は3XIO”KΩであった。
また湿度−抵抗の関係は次表となった。
(e) 上記グリシジルエーテル0.536重量部、
上記シリコーン樹脂0.964重量部の場合の結露点の
抵抗値は4 X I O’にΩであった。
また湿度−抵抗関係は次表となった。
(f) 上記グリシジルエーテルを0部、上記シリコ
ーン樹脂1,50重量部の場合の結露点の抵抗値は1.
8XIO3にΩであった。
また湿度−抵抗関係は次表となった。
尚上記(f)については、撥水性が強すぎて再現性が乏
しく、実際に使用することは困難である。
実施例 2 プロピレングリコール100重量部とフルフリルアルコ
ール10重量部とからなる60℃の溶液に12重量部の
共重合ナイロン(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、ナイロン12等からなるランダム共重合ナイロ
ンである東し株式会社製CM4000)を溶解させ、更
に1.07重量部の熱硬化性樹脂であるノボラック型フ
ェノール樹脂(群栄化学株式会社製RK−43OA)、
及び0.33重量部のエポキシ基を有するジメチルシリ
コーン樹脂(信越化学株式会社製X−22−34,3)
を上記の共重合ナイロン溶液中に混合分散させた。
次に上述の合成樹脂溶液の中に粒径20〜30μmのカ
ーボブラック5.90重量部を分散させて感湿抵抗体ペ
ーストを作り、これを実施例1と同様に基板に塗布して
185℃、30分間加熱処理して感湿抵抗体皮膜を有す
る実施例1と同一形状の湿度センサを完成させた。
次に湿度センサの特性を実施例と同様な方法で測定した
ところ、結露点における抵抗値は4XlO’にΩであっ
た。
また相対湿度と抵抗値との関係は、第5図の曲線りとな
った。
この曲線りの代表的値を示すと次表となる。
また実施例1と同様な結露−乾燥1000サイクル試験
後の特性は第5図の曲線がとなった。
また上記1000サイクル試験後の結露点の抵抗値は5
XlO”KΩであった。
また応答特性は第6図の曲線dとなった。
上述から明らかなように本実施例によっても優れた応答
特性を有し且つ経時変化が少ない湿度センサを提供する
ことが出来る。
この実施例2におけるカーボンブラックの量を変化させ
て抵抗値測定をしたところ、次の結果が得られた。
カーボンブラックを5゜40重量部とした場合の結露点
の抵抗値は3.5 X I O’にΩとなり、湿度−抵
抗値の関係は次表となった。
カーボブラックを5,67重量部とした場合の結露点の
抵抗値は1.5XlO’にΩとなり、湿度−抵抗値の関
係は次表となった。
実施例 3 プロピレンクリコール100重量部とフルフリルアルコ
ール10重量部とからなる60℃の溶液に12重量部の
共重合ナイロン(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、ナイロン12等からなるランダム共重合ナイロ
ンである東し株式会社製CM4000)を溶解させ、更
に0.75重量部の熱硬化性樹脂であるメラミン樹脂(
日立化成株式会社製メラン+11)、及び0.75重量
部のジメチルシリコーン樹脂(信越化学株式会社製KF
−393)を上記の共重合ナイロン溶液中に混合分散さ
せた。
次に上述の合成樹脂溶液の中に粒径20〜30μmのカ
ーボンブラック5.67重量部を分散させて感湿抵抗体
ペーストを作り、これを実施例Iと同一の基板に塗布し
て175℃、30分間加熱処理して感湿抵抗体皮膜を形
成し、実施例1と同一形状の湿度センサを完成させた。
次に、実施例1と同一の方法で特性測定を行ったところ
、結露点の抵抗値は8 X l O”KΩとなり、湿度
−抵抗値の関係は次表となった。
また結露−乾燥1000サイクル試験後の結露点の抵抗
値は、7 X I O2にΩとなり、湿度−抵抗値関係
は次表となった。
また応答特性は第6図の曲線eとなった。
この実施例3の組成でカーボンブラックの量を5.40
重量部に変化させたところ、結露点の抵抗値が1.5X
104(KΩ)となり、湿度−抵抗値の関係は次表にな
った。
またこの実施例3の組成でカーボンブラックを5.97
に変化させたところ、結露点の抵抗値は1.2XI03
にΩとなり、湿度−抵抗値の関係は次表となった。
実施例 4 プロピレングリコール100重量部とフルフリルアルコ
ール10重量部とからなる60°Cの溶液に12重量部
の共重合ナイロン(ナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610、ナイロン12等からなるランダム共重合ナイ
ロンである東し株式会社製C−M4000)を溶解させ
、更に0.75重量部の熱硬化性樹脂であるビスフェノ
ールAのグリシジルエーテル、0.75重量部のアミ7
基を有するジメチルシリコーン樹脂(信越化学株式会社
製KF−393)、及び0.05重量部のγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン(信越化学株式会社製
KBM403 )を共重合ナイロン溶液中に混合分散さ
せた。
次に上述の合成樹脂溶液の中に粒径20〜30μmのカ
ーボンブラック5.40重量部を分散させて感湿抵抗体
ペーストを作り、これを実施例1と同一の基板に塗布し
て165℃、30分間加熱処理して2.2μmの感湿抵
抗体皮膜を形威し、実施例と同一形状の湿度センサを完
成させた。
次に実施例1と同様な方法で特性測定を行ったところ、
結露点の抵抗値は9 X I O3にΩとなり、湿度−
抵抗関係は次表となった。
また応答特性は第6図の曲線fとなった。
また結露−乾燥1500サイクル試験後の結露点の抵抗
値は3 X 103にΩとなり、湿度−抵抗値関係は次
表となった。
またこの実施例におけるカーボンブランクを5.13重
量部に変えたところ、結露点の抵抗値は2X10’にΩ
となり、湿度−抵抗値関係は次表となった。
またこの実施例4におけるカーボンブラックを5.67
重量部に変化させたところ、結露点の抵抗値は500に
Ωとなり、湿度−抵抗値関係は次表となった。
この実施例4のようにγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシランのようなエポキシ基及びメトキシ基といっ
た反応基を有するシランカップリング剤を全樹脂重量に
対して0.5〜1重量重量多部加することにより、結露
値は添加しないものに比べ若干小さくなるが、感湿セン
サの信頼性がかなり向上し、機械的強度も増す傾向にあ
った。
こういった効果はアミン基とメトキシ基を有するN−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン(信越化学製KBM603)などにもみられた、おそ
らくこういったシランカップリング剤が変性シリコーン
樹脂とカーボン粒子、又は変性シリコーン樹脂とアルミ
ナ基板とを化学的結合によって結びつけた為と考えられ
る。
上記実施例t〜4では、各成分を重量部で示した力礼こ
の重量部による組成比に基づいて重量部による組成比を
求め、その最小値と最大値とを示すと次の通りになる。
吸湿性樹脂 59〜64 重量部 導電粉末 27〜31 重量部 熱硬化性樹脂で変性された変性シリコーン樹脂4〜11
重量部 以上、本発明の実施例について述べた八本発明は上述の
実施例に限定されるものではなく、更に変形可能なもの
である。
例えば本発明の作用効果を損わない範囲で別の物質を付
加することが可能であり、これも本発明の技術的思想に
含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1に係わる湿度センサの感湿抵
抗皮膜を設ける前の状態を示す平面図、第2図は第1図
の■−■線に相当する部分の湿度センサの断面図、第3
図は実施例1の湿度センサの相対湿度と抵抗値との関係
を示す特性図、第4図は従来の湿度センサの相対湿度と
抵抗値との関係を示す特性図、第5図は実施例2の湿度
センサの相対湿度と抵抗値との関係を示す特性図、第6
図は各実施例及び従来例の結露試験時間と抵抗値との関
係を示す特性図である。 尚図面に用いられている・符号において、1はセラミッ
ク基板、2は第1の電極、3は第2の電極、6は感湿抵
抗体皮膜である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吸湿性樹脂 59〜64 重量饅と、導電粉末
    27〜31 重量饅と、 熱硬化性樹脂で変性された変形シリコーン樹脂
    4〜11 重量φと、 から成る感湿抵抗体。 2 前記変性シリコーン樹脂は、アミン基、エポキシ基
    、及びアルコキシ基よりなる群から選択された一種以上
    の基を有するシリコーン樹脂が熱硬化性樹脂により変性
    されたものである特許請求の範囲第1項記載の感湿抵抗
    体。 3 前記熱硬化性樹脂は、ビスフェノールAを主体とす
    るエポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、及びメ
    ラミン樹脂よりなる群から選択された一種以上の樹脂で
    ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の感湿抵抗体
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