JPS583273Y2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は誘導加熱調理器の外筐構造に関し、外筺側壁を
金属製サツシを枠状に形成して構成し、また、この金属
製サツシに設けた通気用スリットを前記金属製サツシの
継目が存在する一面に配し、かつ通気孔から筐体内部へ
の異物の侵入や調理液の侵入を防止する保護板で前記サ
ツシの継目を固定させた構造とすることにより、枠状の
金属製サツシの固定と、通気孔に対する安全性を構成簡
単にして、安価に提供しよ−）とするものである。

一般に、誘導加熱調理器は、大容量電力を取扱うため、
回路部品の発熱量も大きいので、筐体には放熱用の通気
孔を設け、この通気孔より、異物の侵入や内部充電部に
、簡単に触れられることを防止する目的で、保護板が別
に設けられている。

本考案は、外筐を簡単な金属製サツシよりなる枠で形成
し、従来、継目固定部材が専用部品として別個に設けら
れていたのを、その継目部の存在する面に通気孔を設け
ることにより、継目固定と前記保護板とを同一部品にて
構成することができるようにしたものである。

以下、本考案の一実施例を図面とともに説明する。

第１図〜第４図において、１は外筐側壁で第４図に示す
ごとき金属製サツシを枠状に形成したものであり、１
ａは通気用スリット、１Ｃ（第４図）は各コーナ部のＶ
形カット部であり、このＶ形カット部を順次曲げて、枠
状の形状に組み式でる。

１１〕は金属製サツシ１の継目部であり、保護板２を継
目１ｂを有する而Ａの内側に設けるどともに枠状に形成
した金属サツシを前記保護板２にて結合固定する。

排熱は第２図に示すように冷却ファン３にて保護板２お
よび通気スリブｌ〜１ａを通じて外部へ放出さＩＬる。

また、保護板２には通気用スリブＨａに対し、交差する
ような配置にルーバ一孔を設け、前記ルーパーＪＬ２ａ
は上方および横力°向からの液体の侵入を防止するよう
に形成するとともに、前記通気スリブ１−１ａとで′、
小孔を形成することにより、ドライバーやナイフ、スプ
ーン等か゛内部に挿入されるのを防止する。

また、前記保護板２は、ビス４などの適当な手段にて、
前記金属サツシ１の継目部１ｂを結合固定する。

なお、５は１−ツブプレート、６は誘導加熱コイルであ
る。

上記実施例から明らかなように本考案の誘導加熱調理器
によれば次の効果を有する。

■ 通気孔よｔ〕異物の侵入を防止し安全性が図れる。

■ 金属サツシの結合部材と、上記安全性を確保する保
護板を共用化したことにより、構造の簡素化が図れる。

■ 外筐側壁を一体の金属製サツシを枠状に折曲するこ
とにより形成しているので、外筐全体構造の単純化が図
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における誘導加熱調理器の斜
視図、第２図は同調理器の断面図、第３図は同要部の斜
視図、第４図は同調理器に用いる金属製サツシの斜視図
である。 １・・・・・・外筐側壁（金属製サツシを枠状に形成し
たもの）、１ａ・・・・・・通気用スリン１〜．１ｂ・
・・・・・継目部、２・・・・・・保護板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属製サツシを枠状に形成して朴匣を構成するとともに
   、この金属製サツシの継目部を有する一面には複数の通
   気用スリットを設け、前記継ぎ四部を有する面の内面側
   には前記通気用スリットの方向と交差する複数のルーバ
   一孔を有する保護板を設け、かつ、前記保護板にて前記
   金属製サツシの継目部の固定をしてなる誘導加熱調理器
   。