JPS5832578B2 - 無臭にんにく粉末の製造法 - Google Patents

無臭にんにく粉末の製造法

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Publication number
JPS5832578B2
JPS5832578B2 JP52020510A JP2051077A JPS5832578B2 JP S5832578 B2 JPS5832578 B2 JP S5832578B2 JP 52020510 A JP52020510 A JP 52020510A JP 2051077 A JP2051077 A JP 2051077A JP S5832578 B2 JPS5832578 B2 JP S5832578B2
Authority
JP
Japan
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garlic
extract
odorless
allicin
garlic powder
Prior art date
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Expired
Application number
JP52020510A
Other languages
English (en)
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JPS53107442A (en
Inventor
博道 住吉
隆雄 池添
隆 福井
怜 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPS53107442A publication Critical patent/JPS53107442A/ja
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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、にんにくから発する特異的な臭の成分に可溶
又は不可溶性大豆たんばく質を混合してその無臭化を行
ない、にんにくの安定粉末又はそれを原料にした製品を
提供することを目的とする無臭にんにく粉末の製造法に
関するものである。
古来より、にんにくは強精滋養食品として知られている
が、その悪臭のため、特に我国では利用されることが少
なかった。
しかし近年、種々の脱臭法が開発され可成りの普及をみ
ているが、それらのほとんどは、加熱操作による揮発性
成分を主とした悪臭成分の除去にある。
にんにくの有効成分の一つとして、この揮発性成分も重
要であるので、にんにくの有効性を維持するためには、
上記加熱操作は問題があった。
諸外国においては、にんにく乾燥粉末の製造に加熱法式
やスプレィドライ法式などがあるが、その製造中でのフ
レーバーの逸散や、吸湿性、加熱による変質などが挙げ
られ、にくにく本来の有効成分を維持できないのが現状
である。
本発明の完成の前提は、にんにくに含まれる金儲有機化
合物が発臭前駆体であり、これに可溶又は不溶性大豆た
んばく質を加えて共に結合させ、臭を封じ込めることに
ある。
本発明者は、長年の研究開発の結果、上記にんにくの臭
の成分のアルコール水溶液抽出物はそれに可溶な揮発性
有機化合物や糖類、アミノ酸類を含むが、上記の大豆た
んばく質と共に混合することによって吸着脱臭をみるこ
と、そしてこのにんにくの臭の成分と大豆たんばく質と
の包接化合物は極めて安定であること、次にこの吸着脱
臭は一定の湿度の状態において特に著しく行われること
、更に臭の除去加減はにんにくの臭の成分とたんばく質
との割合によって変化するものであること等の事実を確
認し、本発明を完成した。
本発明のうち第1の発明の詳細な説明すると、この発明
は、アルコール性水溶液で抽出したにんにく抽出液から
アリシンを除去したものに、そのエキス分の1〜5倍量
の可溶又は不溶性大豆たんばく質を加え、これらを混合
攪拌することにより金儲有臭成分を包接化し、その後こ
れを乾燥することにより無臭にんにく粉末を得るように
したことを特徴とする無臭にんにく粉末の製造法である
上記構成において、アルコール性水溶液で抽出したにん
にく抽出液は、主としてジスルフィド系の化合物を主成
分としその他事安定な有機硫黄化合物を含んでいる。
上記にんにく抽出液からアリシンを除去したものに、そ
のエキス分の1〜5倍量の可溶又は不溶性大豆たんばく
質を加え、これらを金儲有臭成分に起因する特殊な異臭
が消失するまで混合攪拌し、その後これを低温で乾燥す
ることにより無臭にんにく粉末を製造することができる
そして加えるべき可溶又は不溶性大豆たんばく質の重量
は、結果的に無臭化効果が得られ、また製剤的に好便に
調整され得る量として、にんにく抽出液中のエキス分の
1〜5倍程度、特に2〜3倍程度が望ましい。
なお、このエキス分は極めて強烈な刺激臭を有するとこ
ろ、この程度の大豆たんばく質の量では、単なる希釈効
果によって無臭化がなされているとは考えられないこと
言うまでもない。
この製造過程において、最終製品の製造に必要なビタミ
ンB1やその他朝鮮人参エキスなど有臭・有味成分を加
えることによって栄養価を高めることもできるし、これ
らの独特な臭を極度に抑えることも可能である。
本発明の無臭にんにく粉末の製造法によれば、にんにく
の揮発性成分を全て維持し有効成分を安定化させながら
、無臭のにんにく粉末を得ることができる。
これによって得られた粉末は、にんにく自身から得られ
たエキスの乾燥無水物と比較して、サラサラしており、
吸湿性もなく、全く無臭化されており、そのままにんに
くを嫌う人でも容易に服用できる。
しかもこの粉末は、化学的に安定で、保存中に酸化等に
よる変質もほとんどなく、又腐販の心配もなく長期保存
が可能である。
また、この発明は、にんにく抽出液がその中に存在する
アリシンによって極めて強烈な刺激臭と辛味を有するも
のであるので、上記にんにく抽出液よりアリシンを除去
することにより、無臭にんにく粉末の製造を容易にする
ことができるようにした無臭にんにく粉末の製造法であ
る。
上記にんにく抽出液からアリシンを除去する方法の一つ
の実施態様として、にんにく抽出液を300〜45℃の
範囲内において連続攪拌する方法がある。
このような方法によれば、上記アリシンを全てジスルフ
ィドに変化させることができるから、上記にんにく抽出
液よりアリシンを除去したことになる。
本発明のうち第2の発明の詳細な説明すると、この発明
は、上記第1の発明の構成におけるにんにく抽出液から
アリシンを除去し、その後そのエキス分が約60%にな
るまでアルコール分及び水分を除去して濃縮液としたこ
とを特徴とする無臭にんにく粉末の製造法である。
即ち、この発明は、上記第1の発明と同様にまずにんに
く抽出液よりアリシンを除去し、その後そのエキス分が
約60%になるまでアルコール分及び水分を除去して濃
縮液とすることにより、にんにく抽出液の中の金儲有臭
成分の包接化を更に一層良好にして第1の発明による無
臭にんにく粉末の製造を更に容易且つ完全なものにする
ことができるようにした無臭にんにく粉末の製造法であ
る。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 100部の生にんにく球根をカッターで細砕して100
部の38多アルコール水溶液で浸出抽出後、圧搾済過し
て150部の抽出液を得る。
これは極めて強烈な刺激臭と辛味を有するが、これは主
として抽出液中に存在するアリシンによるものである。
次にこの抽出液を30°〜45℃の範囲内で−週間連続
攪拌してアリシンを全てジスルフィドに変化させてから
、この抽出液を60%のエキス分に相当するまで減圧濃
縮してアルコール分及び水分を除く。
次にある粘張度をもったこの濃縮液1部に対して粉末状
の大豆たんばく質的1部以上を脱臭に至るまで加えて混
合攪拌する。
この湿った状態の混合物は数時間温風乾燥することによ
りサラサラした粉末状になる。
この状態の粉末が本発明の目的とする無臭にんにく粉末
であり、これは全くにんにく特有の異臭がなく、又吸湿
性もなく、わずかな芳香を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルコール性水溶液で抽出したにんにく抽出液から
    アリシンを除去したものに、そのエキス分の1〜5倍量
    の可溶または不溶性大豆たんばく質を加え、これらを混
    合攪拌することにより金儲有臭成分を包接化し、その後
    これを乾燥することにより無臭にんにくを得るようにし
    たことを特徴とする無臭にんにく粉末の製造法。 2 にんにく抽出液を30’〜45℃の範囲内において
    連続攪拌することにより、上記にんにく抽出液からアリ
    シンを除去するようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の無臭にんにく粉末の製造法。 3 アルコール性水溶液で抽出したにんにく抽出液から
    アリシンを除去し、その後そのエキス分が約60俤にな
    るまでアルコール分及び水分を除去した濃縮液に、その
    エキス分の1〜5倍量の可溶または不溶性大豆たんばく
    質を加え、これらを混合攪拌することにより金儲有臭成
    分を包接化し、その後これを乾燥することにより無臭に
    んにく粉末を得るようにしたことを特徴とする無臭にん
    にく粉末の製造法。
JP52020510A 1977-02-25 1977-02-25 無臭にんにく粉末の製造法 Expired JPS5832578B2 (ja)

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JP52020510A JPS5832578B2 (ja) 1977-02-25 1977-02-25 無臭にんにく粉末の製造法

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JP52020510A JPS5832578B2 (ja) 1977-02-25 1977-02-25 無臭にんにく粉末の製造法

Publications (2)

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JPS53107442A JPS53107442A (en) 1978-09-19
JPS5832578B2 true JPS5832578B2 (ja) 1983-07-14

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ID=12029149

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JP52020510A Expired JPS5832578B2 (ja) 1977-02-25 1977-02-25 無臭にんにく粉末の製造法

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50145545A (ja) * 1974-05-13 1975-11-21
JPS51101156A (ja) * 1975-02-28 1976-09-07 Yoshinobu Mitsui
JPS51106768A (ja) * 1975-03-14 1976-09-21 Tokuhiro Kagoshima

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50145545A (ja) * 1974-05-13 1975-11-21
JPS51101156A (ja) * 1975-02-28 1976-09-07 Yoshinobu Mitsui
JPS51106768A (ja) * 1975-03-14 1976-09-21 Tokuhiro Kagoshima

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JPS53107442A (en) 1978-09-19

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