JPS5832469B2 - 鉛蓄電池用格子の製造法 - Google Patents

鉛蓄電池用格子の製造法

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JPS5832469B2
JPS5832469B2 JP53106155A JP10615578A JPS5832469B2 JP S5832469 B2 JPS5832469 B2 JP S5832469B2 JP 53106155 A JP53106155 A JP 53106155A JP 10615578 A JP10615578 A JP 10615578A JP S5832469 B2 JPS5832469 B2 JP S5832469B2
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JP
Japan
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cooling
alloy
lead
water
mold
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JP53106155A
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JPS5532378A (en
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泰之 熊野
秀美 福永
貞夫 福田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鉛蓄電池用格子の製造法に関するもので、特
に鉛Pb−スズSn−砒素As系合金を使用した格子の
機械的強度を改善することが目的である。
鉛蓄電池用格子合金には主としてPb−アンチモン5b
−As合金、あるいはPb−カルシウムCa合金が使用
されているが、Pb−8b−As合金はsbの水素過電
圧が小さいため電池の自己放電が大きく、また電解液中
の水の分解速度が速く維持が煩雑であるという欠点があ
った。
一方Pb Ca合金は深い放電を伴うサイクル寿命が
短く、また放電、放電後の充電性が悪い欠点があった。
これらの欠点を改善するためにPb−8n As系合
金が提案された。
しかしこの合金は、pb −sb −As系合金、Pb
−Ca系合金に比較して機械的強寒か弱いという欠点が
あった。
例えば機械的性質の一つである抗折力を比較すると、P
b−8n0.5重量%(以下%は全て重量%を示す)
−AsO03%合金を通常の方法で鋳造した場合、約2
50 kg/cffl、Pb Sb 3.5 %
As0.3 %合金では約700 kg/c11!L、
Pb −Ca 0.1%合金では約600 kg/a
tt−であった。
Pb−8b系、Pb−Ca系合金の性質を改善するため
に、熱処理条件、あるいは冷却条件についての提案はな
されているが、Pb−8nAs系合金についてのこのよ
うな処理条件についての提案は今までになく熱処理の効
果の有無あるいは、最も効果的な熱処理条件についても
、従来のPb −sb系、あるいはP b −Ca系の
熱処理条件から容易に推定できにくい。
鉛蓄電池格子用鉛合金の強度が小さいと、鉛蓄電池の製
造において作業性が悪く、また不良率も高くなる。
例えば鋳型から格子を離す時に時間が長く必要となるこ
と、及び寸法の変形が生じやすいこと、またその他活物
質をペーストする時や、化成する時に変形が多くなり不
良率が高くなるという問題がある。
Pb−8n−As合金は通常の鋳造方法、例えば、Pb
−Sn O,5%−As0.3%合金において、溶湯
温1i500℃、鋳型温度150℃で鋳造し、離型後天
気中で冷却した場合、機械的性質の一つである抗折力は
約250kg/−である。
機械的強度を改善するために、溶湯温度、鋳型温度、鋳
型内に置いている時間、鋳型から取り出した後の冷却方
法、熱処理方法などについて検討した結果、溶湯温度が
高い場合、鋳型温度が高い場合、離型抜水などの冷媒で
冷却した場合、及び熱処理した場合など、冷却速度と時
効硬化などが効果があることが明らかになった。
これらの内で最も効果の大きい方法は離型後、あるいは
加熱後水などの冷媒で急激に冷却する方法である。
このような急冷工程を採ることによって機械的強度が改
善されるが、逆に他の性質、特に耐食性が劣化する問題
が生じる。
本発明は、Pb−8n−As系合金格子の機械的強度を
改善し、しかも耐食性などの他の性質を損なわない製造
法を提供することを目的とする。
本発明は、鋳造後直ちに急冷するか、鋳造後徐冷された
格子を50〜200℃に加熱後急冷する工程と、次に5
0〜200℃の温度で熱処理後徐冷する工程とを有する
ことを特徴とする。
検討した合金は、Pb−8n−As合金をベースに、こ
れにアルミニウムA7.銅Cu、亜鉛Zn。
銀Ag、セリウムCeなどを添加した合金であるが、そ
の代表例としてPb−8n0.5%−As0.3φ及び
Pb−8n 0.5%−As 0.3% All 0
.05%金合金2種類について説明する。
金属Pbをアルミナ製ルツボで約500℃に加熱し、溶
融させ、これに金属Snを外削で0.5%になるように
添加混合する。
更にAsが0.3%になるように添加混合する。
なおAsの添加はP b −A s合金を使用すると便
利である。
またPb −8n−As−A1合金についてはAlの混
合を良好にするためには、まず金属PbをAlの融点以
上、例えば680℃に加熱しこれに金属A7を添加し撹
拌するとA7は溶融し、pbと良く混合する。
AlがPbとうまく混合しない理由は添加するAlの金
属表面に高融点のAlの酸化物が生成するために溶融P
bと接してもなかなか合金しにくいためと考えられる。
なおklの添加量は0.05%としたが、分析の結果、
実際に含まれているAlの濃度は約0.04〜0.00
5%の範囲テアッた。
700°Cで1?を添加した後、そのままの温度でSn
およびAsを添加混合してもよいが、合金成分の酸化あ
るいは飛散を少なくするために、鋳造条件、例えば50
0℃まで冷却した後にSn及びAsを添加する方が好ま
しい。
これらの溶融合金を約150℃に加熱した鋳型中に注入
し約10秒後に鋳型を開き、格子を取り出し大気中で冷
却する。
また別に同一条件で鋳造したものを離型直後に水中に浸
漬して急激に冷却した試料を作製した。
なお冷却は水を使用したが特に水に限定する必要はなく
、例えば油類あるいは冷却空気などでも良いが、試料表
面の汚れあるいは冷却速度との関係から熱伝導の良好な
媒体で、鉛合金と直接反応しないものが好ましい。
これらの試料について機械的性質の一つである抗折力と
、鉛蓄電池用格子として重要な性質の一つである腐食減
量について測定した。
抗折力は室温で抗折力試験器を使用してkg/−の単位
で比較した。
また腐食減量は対極としてPb−Ca合金格子を使用し
たペースト六員極板2枚(試料極の放電容量より大容量
)電解液として比重1.28の硫酸を使用し、試料極と
対極間に30Vの定電玉を2時間印加して試料極を酸化
し、次に定抵抗でほぼ電モが0.3Vになるまで放電を
行い、このサイクルを繰り返えし酸化時間の合計が24
0時間になった時点で試料極を取り出し、アルカリマニ
トール浴中で酸化物を除去し、水洗乾燥後、重量損失を
測定した。
なお重量損失の単位はrn9/ di/ day (m
dd )で示した。
結果の一例を第1表及び第2表に示す。第1表は鋳造条
件による影響を示し、ここには参考のため他の条件で鋳
造した試料の結果も示す。
なお表中空冷とは離型後アスベスト上に放置したもの、
水冷とは約18℃の水中に離型直後浸漬し冷却したもの
を示す。
また第2表は冷却水の温度の影響について示す。
なお冷却水中の浸漬時間は約10分間とした。
約10分間で試料はほぼ冷却水の温度と同一になった。
第1表及び第2表から、抗折力は離型後水冷すると大き
く改善できること、またこの水冷時の冷媒の温度が低い
方がその効果が大きいことが判明した。
なお第1表及び第2表においては、水を冷媒として使用
した場合の結果のみについて示したが、この他の冷却方
法として冷油中で冷却する方法、冷気を吹き付けて冷却
する方法、あるいは冷たい金属間に挟んで冷却する方法
などについて検討したが、経済性、試料表面の汚染度合
、冷却速妾の部分的なバラツキなどから冷水で冷却する
方法が好ましかった。
また第1表及び第2表から水などで冷却した場合重量損
失が大きくなる欠点も明らかになった。
重量損失を減少させるために、この原因が合金の結晶組
織内に生じた内部歪と考え、熱処理の影響について検討
した結果、熱処理を行うと抗折力を悪化することなく重
量損失が減少できること、及び抗折力も離型後徐冷した
試料では改善できることなどが明らかになったので、以
下この点について説明する。
Pb−8n0.5%−As0.3%、Pb−8n0.5
%As0.3%−AlO,05%合金合金00℃に加熱
溶融し、150℃の鋳型に注入して10秒後に離型し、
室温大気中で冷却したものと、20℃の水で冷却したも
のについて、30,50,100゜150.200.2
50℃の各温度で5時間加熱し、5時間後乾燥器から取
り出しそれらを室温大気中で冷却及び20℃の水中に浸
漬して冷却したものについて、抗折力と重量損失とにつ
いて測定した。
測定方法は前記と同方法とした。それらの結果の一例を
第3表に示す。
第3表において、■印は試片が抗折力測定時に折れたも
のを示す。
第3表から離型後水冷したものを加熱し、次に徐冷して
も抗折力は悪化せずに重量損失が改善できること、また
抗折力は離型後室温大気中で徐冷したものを加熱し徐冷
してもや\改善できるが、加熱後水などで急激に冷却す
ると更に改善できることを見出した。
但し腐食損失はや\増加するので腐食損失を少なくする
ために更に加熱し、次に徐冷することにより改善できる
これらの結果をまとめると次のようになる。
(1)離型後急冷する工程をとると、抗折力は大きくな
るが、同時に腐食損失が大きくなる。
次に50〜200°Cで熱処理後徐冷する工程をとると
、抗折力を維持して腐食損失が小さくなる。
(2)通常の方法で離型後徐冷された格子は、腐食損失
は小さいが、抗折力も小さい。
しかし、これを50〜200℃に加熱後急冷すると抗折
力は大きくなり、腐食損失も太きなる。
さらに50〜200℃で熱処理後徐玲すると、抗折力を
維持して腐食損失が小さくなる。
以上のように、本発明によれば、Pb−8nAs系合金
格子の耐食性を損なうことなく機械的強度を改善するこ
とができる。
以上の実施例はPb 5n−As系、Pb−8n−A
s−AA系合金のみについて記したが、少なくともPb
とSnとAsが含有された合金金てにおいて、同様な効
果があることは容易に推定できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉛−スズ−砒素系合金から鋳造した格子を鋳造後直
    ちに冷媒で急冷する工程と、次に50〜200 °Cの
    温度で熱処理した後徐冷する工程とを有する鉛蓄電池用
    格子の製造法。 2 鋳造後徐冷された鉛−スズ−砒素系合金からなる格
    子を50〜200℃の温度に加熱した後冷媒で急冷する
    工程と、次に50〜200°Cの温度で熱処理した後徐
    冷する工程とを有する鉛蓄電池用格子の製造法。
JP53106155A 1977-12-23 1978-08-29 鉛蓄電池用格子の製造法 Expired JPS5832469B2 (ja)

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JP53106155A JPS5832469B2 (ja) 1978-08-29 1978-08-29 鉛蓄電池用格子の製造法
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US05/969,556 US4207097A (en) 1977-12-23 1978-12-14 Lead alloy for lead-acid batteries and process for producing the alloy
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4092462A (en) * 1976-04-13 1978-05-30 Battelle Memorial Institute Electrode grids for lead accumulators

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US4092462A (en) * 1976-04-13 1978-05-30 Battelle Memorial Institute Electrode grids for lead accumulators

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