JPS5832320B2 - 復水器保護装置 - Google Patents

復水器保護装置

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JPS5832320B2
JPS5832320B2 JP10551279A JP10551279A JPS5832320B2 JP S5832320 B2 JPS5832320 B2 JP S5832320B2 JP 10551279 A JP10551279 A JP 10551279A JP 10551279 A JP10551279 A JP 10551279A JP S5832320 B2 JPS5832320 B2 JP S5832320B2
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chemical
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water
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JP10551279A
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倫夫 阿部
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は復水器の冷却細管内面に薬液による保護被膜を
形成させる復水器保護装置に関する。
蒸気タービンで仕事をした蒸気を再び水に戻すための復
水器としては、一般にシェルアンドチューブ式のものが
用いられている。
この復水器における冷却細管(伝熱管)は、銅、アルミ
ニウム合金等の熱伝導性のよい材料で作られているが、
冷却水を介して他の部材、例えば鉄部材と共存するので
イオン化傾向により冷却細管に局部電池が形成されて腐
蝕し、この腐蝕が進行すると冷却細管に穴がおいてしま
う。
しかるに、前記の腐蝕を防止するため、冷却細管の内面
に薬液(硫酸第1鉄等)による保護被膜を形成せしめて
、該冷却細管の素材に直接冷却水が接触しないようにし
ている。
従来のこの種の保護装置は、前記の薬液を冷却水管、循
環水ポンプまたは取水ピットに注入し、循環水ポンプか
ら吐出される冷却水に混合して復水器の冷却細管に通水
し保護被膜を作っていた。
第1図は従来の復水器保護装置の一例を示している。
図において、復水器1は、2個の熱交換部IA、IBを
上下に配置しており、配管の各所に具えた弁の操作によ
り冷却水を一方の熱交換部または両方の熱交換部に通水
できるようになっている。
ここでは上方の熱交換部1Aにおける冷却細管2に通水
して保護被膜を形成する場合について説明する。
取水ピット3内の冷却水は、循環水ポンプ4により吸上
げられ、循環水ポンプ山口弁5及び入口管路6、該管路
6の入口弁7を経て復水器1の水室1aに流入する。
そして冷却水管2を通水したのち、水室1bに至り、出
口管路8、該管路8の出口弁9を経て放水路10に放水
される。
冷却水には、取水ピット3において薬液注入装置11か
ら薬液が混入され、その冷却水と混合しつつ冷却細管2
を通過する際、該冷却細管2内面に保護被膜が形成され
る。
また復水器1の下方の熱交換部1Bについては、前記各
符号に′が付されて同様に説明される。
尚、図中13.13’は復水器の各氷室に具えられたド
レン弁を示している。
しかるに、前記の復水器保護装置においては、次に列記
する欠点があった、即ち、 (1)試運転以来長期間に亘って運転を休止していたり
、長期間に亘ってプラントの稼動が停止していたりして
、取水ピット3に硫化水素等の腐蝕物質を含んだ汚水(
以下死水という)が澱んでいた場合、この死水を取水ピ
ット3から循環水ポンプ4により吸上げ、大口弁7、バ
イパス弁12、山口弁9′を介して放水路10に放水す
るが、その際、死水の一部が入口管路6を経て冷却細管
2に流入して、該冷却細管2を損傷する惧れがあった。
また循環水ポンプ4′により吸上げられた死水は入口弁
7′、バイパス弁12/、出目弁9を介して放水路10
に放水されるが、前述と同様に死水の一部が入口管路6
′を経て冷却細管2′に流入し該冷却細管2′を損傷す
る。
(2)冷却水に混合された薬液の大部分は、冷起細管の
保護被膜として消費されずに排出されるので、多量の薬
液が必要であった。
(3)排出された薬液は海、河川に流出して環境を汚染
する慣れがあった。
前記(3)項の欠点を解消するために、冷却水系統の途
中に分岐管を設け、該分岐管から薬液を含む冷却水を排
水処理装置に導くことが考えられる。
しかし、この方式では、循環水ポンプの容量に見合った
大形の排水処理装置が必要となり、コスト高になる欠点
がある。
本発明の目的は、従来技術の諸欠点を解消し、死水に冷
却細管が汚染されずに被膜形成でき、かつ薬液を有効に
消費できると共に、使用後の薬液を比較的小形の排水処
理装置で中和処理できる復水器保護装置を提供するにあ
る。
この目的を達成するために、本発明の復水器保護装置は
、薬液タンクと、その薬液タンクから薬液を吸上げる薬
液ポンプと、その薬液ポンプの出口と入口管路における
大口弁出口側とを連通させる第1の管路と、出口管路に
おける出口弁入口側から分岐して前記薬液タンクに連通
ずる第2の管路とを備えて、復水器と薬液ポンプとを循
環する薬液の循環系統を構威し、その薬液循環系統の途
中には、排水処理装置ヘドレンさせるドレン管路が具え
られていることを特徴とするものである。
以下、本発明の詳細を図面に従って説明する。
第2図は本発明による復水器保護装置の一例を示してい
る。
本発明による復水器保護装置は、薬液クンク14と、そ
の薬液タンク14から薬液を吸上げる薬液ポンプ15と
、その薬液ポンプ15の出口と入口管路6における大口
弁7の出口側とを連通して設けられた第1の管路16と
、出口管路8における出口弁9の入口側から分岐して薬
液タンク14に連通して設けられた第2の管路17とを
備えて、薬液タンク14〜薬液ポンプ15〜第1管路1
6〜入ロ管路6〜復水器1の冷却細管2〜出ロ管路8〜
第2管路17〜薬液タンク14の薬液循環系統を構成し
ている。
また、復水器1の冷却細管2′側についても前述と同様
な薬液循環系統を構成している。
即ち、薬液ポンプ15の出口と入口管路6′における大
口弁1′の出口側とを連通して設けられた第1の管路1
6′と、出口管路8′における出口弁9′の入口側から
分岐して薬液タンク14に連通して設けられた第2の管
路17′とを備えて、薬液タンク14〜薬液ポンプ15
〜第1管路16′〜入ロ管路6′〜復水器1の冷却細管
2′〜出ロ管路8′〜第2管路17′〜薬液タンク14
の薬液循環系統を構成している。
そして、前記した2つの薬液循環系統の途中には、該循
環系統内の薬液を排水処理装着18ヘドレンさせるドレ
ン管19が接続されている。
正確に説明すると、ドレン管19は、入口管路6に接続
した配管P2及び第2管路11′に接続した配管P3の
母管P1と、入口管路6′に接続した配管P5及び第2
管路17に接続した配管P6の母管P4とに接続されて
いる。
また前記の母管P1には、復水管の水室1a+1a’の
各ドレン管p7.pBが接続され、母管P4には、水室
1b。
1b′の各ドレン管P9.PIOが接続されている。
尚、図中20及び21は第1管路16及び第2管路17
に夫々設けられた止め弁、20′及び21′は第1管路
16′及び第2管路17′に夫夫設けられた止め弁、■
1〜v4は各配管P2゜P3.P5.P6に夫々具えら
れた開閉弁、■5〜■8は各ドレン管P7〜P10に夫
々具えられたドレン弁である。
次に本発明による復水器保護装置の作用について説明す
る。
止め弁20.20’及び21.21’を開き、他の各弁
を閉じて、薬液タンク14内に薬剤、例えば硫酸第一鉄
と、この薬剤を酵解させるための清浄水を注入して薬液
を作る。
次いで薬液ポンプ15を運転することにより薬液タンク
14内の薬液は、第1管路16〜入ロ管路6〜復水器1
の水室1a−冷却細管2〜水室1b〜出ロ管路8〜第2
管路17〜薬液タンク14と循環する。
また前記の薬液は、第1管路16′〜入ロ管路6′〜復
水器1の水室1a′〜冷却細管2′〜水室1b’〜出口
管路8′〜第2管路11′〜薬液タンク14と循環する
この薬液が循環系統を循環することによって、復水器1
の冷却細管2゜2′の内面に酸化保護被膜が形成される
従って、本発明による保護装置では、大容量の循環水ポ
ンプを使用することなく冷却細管内面に保護被膜を形成
できる。
また保護被膜の形成を、試運転停止後やプラント長期開
停止後の循環水ポンプ起動前に行なうことができるから
、たとえ死水が冷却細管に侵入したとしても、該冷却細
管の内面に既に存在している保護被膜により腐蝕が防止
される。
また、使用する薬剤は、冷却細管の内面に保護被膜を形
成できる量だけでよく、従来のものと比較してその量を
大幅に節減できる。
次に使用済みの薬液の処理について説明する。
開閉弁v1〜■4及びドレン弁■5〜v8を全て開く。
これによって薬液循環系統及び復水器1の各水室はドレ
ン管19に全て連通し、両者に残留する薬液はドレン管
19を介して排水処理装置18ヘドレンされ、ここで中
和される。
従って、薬液が海や河川に流出することは完全に防止さ
れる。
また循環系統内の薬液量は少量なので、排水処理装置1
8としては小形のものでよく、コスト低減を図れる。
また、前記の実施例においては、プラント運転中にも保
護被膜を形成することができる。
即ち、復水器1の冷却細管2側の冷却水系統を遮断(入
口管路6の大口弁7と出口管路8の山口弁9とを閉)す
ると共に、第1管路16′及び第2管路17′の各開閉
弁20’、21’を閉じて、復水器1の冷却細管2′に
通水し復水作用を行なわせる。
そして、復水器1の冷却細管2には前記の如く薬液を循
環させることにより、該冷却細管2内面に保護被膜を形
成することができる。
尚、前記の実施例は、6弁式逆洗機構を有した復水装置
に対する実施例を示しているが、8弁式あるいは4方逆
洗弁を有する復水装置に対しても適用できることは勿論
である。
以上説明したように、本発明の復水器保護装置によれば
、死水に冷却細管が汚染されずに被膜形成でき、かつ薬
液を有効に消費できると共に、使用後の薬液は比較的小
形の排水処理装置で処理できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の復水器保護装置の系統図、第2図は本発
明による復水器保護装置の系統図である。 1・・・・・・復水器、2,2′・・・・・・復水器の
冷却細管、3・・・・・・取水ピット、4・・・・・・
循環水ポンプ、6,6′・・・・・・入口管路、7.7
′・・・・・・入口弁、8,8′・・・・・・出口管路
、9,9′・・・・・・出口弁、10・・・・・・放水
器、14・・・・・・薬液タンク、15・・・・・・薬
液ポンプ、16.16’・・・・・・第1管路、17.
17’・・・・・・第2管路、18・・・・・・排水処
理装置、19・・・・・・ドレン管、20.20’、2
1.21’・・・・・・止め弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 取水ピットより冷却水を吸上げる循環水ポンプと、
    その循環水ポンプ出口と復水器の冷却水入口とに接続し
    、かつ途中に冷却水を遮断する大口弁を具えた入口管路
    と、前記復水器の冷却水出口から放水路へ延びていて、
    途中に冷却水を遮断する出口弁を具えた出口管路とを備
    え、前記冷却水に薬液を混合して、復水器の冷却細管内
    壁に保護被膜を形成させる復水器保護装置において、薬
    液タンクと、その薬液タンクから薬液を吸上げる薬液ポ
    ンプと、その薬液ポンプの出口と前記入口管路における
    入口弁出口側とを連通させる第1の管路と、前記出口管
    路における出口弁入口側から分岐して前記薬液タンクに
    連通ずる第2の管路とを備えて、復水器と薬液ポンプと
    を循環する薬液の循環系統を構成し、その薬液循環系統
    の途中には、排水処理装置ヘドレンさせるドレン管路が
    具えられていることを特徴とする復水器保護装置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記ドレン管路は
    、入口管路と、復水器の氷室と、出口管路とに夫々配管
    を介して接続され、その各配管にはドレン弁が具えられ
    ていることを特徴とする復水器保護装置。
JP10551279A 1979-08-21 1979-08-21 復水器保護装置 Expired JPS5832320B2 (ja)

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JPS5630594A JPS5630594A (en) 1981-03-27
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JPS58181189A (ja) * 1982-10-18 1983-10-22 株式会社日本コインコ 自動販売機の制御装置
JPS6165579U (ja) * 1985-09-26 1986-05-06
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JPS6465689A (en) * 1987-09-07 1989-03-10 Sanden Corp Number of coin feed controller for vending machine
JPS6465688A (en) * 1987-09-07 1989-03-10 Sanden Corp Number of coin feed controller for vending machine

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