JP2559318Y2 - 脱酸素装置における節水装置 - Google Patents
脱酸素装置における節水装置Info
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- JP2559318Y2 JP2559318Y2 JP9341390U JP9341390U JP2559318Y2 JP 2559318 Y2 JP2559318 Y2 JP 2559318Y2 JP 9341390 U JP9341390 U JP 9341390U JP 9341390 U JP9341390 U JP 9341390U JP 2559318 Y2 JP2559318 Y2 JP 2559318Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、冷熱機器類の他、ビル,マンション等へ
の給水ライン中に適用される脱酸素装置のための節水装
置に関するものである。
の給水ライン中に適用される脱酸素装置のための節水装
置に関するものである。
周知のように、ボイラ,温水器あるいは冷却器等の冷
熱機器類への給水ライン中には、これら機器類の内部腐
食防止を目的として脱酸素装置が組み込まれている。 また、近年では、ビル,マンション等の建造物にける
給配水管の赤水防止対策としても、脱酸素装置が用いら
れるようになってきている。 前記脱酸素装置は、使用機器等への給水ライン中に脱
酸素モジュールを接続しておき、この脱酸素モジュール
内に原水(水道水,井戸水,その他工業用水)を通水
し、この通水過程において、前記脱酸素モジュール内を
真空吸引して、原水中の溶存気体を脱気除去する構成の
ものである。 この種の脱酸素装置においては、真空吸引処理のため
の手段として、構造が簡単で安価な水封式真空ポンプが
多用される傾向にあるが、この水封式真空ポンプは、た
とえばほぼ円形をしたポンプ室を持つケーシング内に適
量の封水を入れ、ケーシングの中心と若干偏心したイン
ペラの回転により、遠心力作用で、封水をケーシングの
内壁に沿わせて周回させることにより、ケーシングの中
央部にほぼ円形の空間を生ぜしめ、インペラの回転に伴
う空間の変位によって、吸込みと吐出の作用を生じさせ
るようになっている。 より詳細に説明すれば、従来の脱酸素装置は、第2図
に示すように、原水供給部31と処理水給配部32との間の
給水ライン33中に接続した脱酸素装置モジュール34およ
びフロースイッチ35と、給水ライン33と水封式真空ポン
プ36との間の封水供給ライン37中に設けた封水用電磁弁
38と、脱酸素モジュール34と水封式真空ポンプ36との間
の真空脱気ライン39中に設けた停止時の真空保持用の電
磁弁40とを備えている。このような構成によると、原水
供給部31から給水ライン33に原水が供給されることによ
って、フロースイッチ35が作動して水封式真空ポンプ36
を駆動するとともに、前記2つの電磁弁38,40を開いて
真空脱気する。そして、給水が止まると、フロースイッ
チ35の作動により水封式真空ポンプ36が停止し、前記2
つの電磁弁38,40が閉じるようになっている。
熱機器類への給水ライン中には、これら機器類の内部腐
食防止を目的として脱酸素装置が組み込まれている。 また、近年では、ビル,マンション等の建造物にける
給配水管の赤水防止対策としても、脱酸素装置が用いら
れるようになってきている。 前記脱酸素装置は、使用機器等への給水ライン中に脱
酸素モジュールを接続しておき、この脱酸素モジュール
内に原水(水道水,井戸水,その他工業用水)を通水
し、この通水過程において、前記脱酸素モジュール内を
真空吸引して、原水中の溶存気体を脱気除去する構成の
ものである。 この種の脱酸素装置においては、真空吸引処理のため
の手段として、構造が簡単で安価な水封式真空ポンプが
多用される傾向にあるが、この水封式真空ポンプは、た
とえばほぼ円形をしたポンプ室を持つケーシング内に適
量の封水を入れ、ケーシングの中心と若干偏心したイン
ペラの回転により、遠心力作用で、封水をケーシングの
内壁に沿わせて周回させることにより、ケーシングの中
央部にほぼ円形の空間を生ぜしめ、インペラの回転に伴
う空間の変位によって、吸込みと吐出の作用を生じさせ
るようになっている。 より詳細に説明すれば、従来の脱酸素装置は、第2図
に示すように、原水供給部31と処理水給配部32との間の
給水ライン33中に接続した脱酸素装置モジュール34およ
びフロースイッチ35と、給水ライン33と水封式真空ポン
プ36との間の封水供給ライン37中に設けた封水用電磁弁
38と、脱酸素モジュール34と水封式真空ポンプ36との間
の真空脱気ライン39中に設けた停止時の真空保持用の電
磁弁40とを備えている。このような構成によると、原水
供給部31から給水ライン33に原水が供給されることによ
って、フロースイッチ35が作動して水封式真空ポンプ36
を駆動するとともに、前記2つの電磁弁38,40を開いて
真空脱気する。そして、給水が止まると、フロースイッ
チ35の作動により水封式真空ポンプ36が停止し、前記2
つの電磁弁38,40が閉じるようになっている。
しかしながら、前記従来の脱酸素装置にあっては、つ
ぎのような問題点がある。すなわち、水封式真空ポンプ
36において使用する封水は、脱酸素モジュール34で真空
脱気した排気とともに排水処理するため、多量の処理水
を必要とする大型のボイラやビルの給水にあっては、脱
酸素装置をフル運転する結果、水封式真空ポンプ36で使
用する封水も相当な量となる。 そこで、この考案は、排水処理している多量の封水を
再利用する節水装置を提案することにある。
ぎのような問題点がある。すなわち、水封式真空ポンプ
36において使用する封水は、脱酸素モジュール34で真空
脱気した排気とともに排水処理するため、多量の処理水
を必要とする大型のボイラやビルの給水にあっては、脱
酸素装置をフル運転する結果、水封式真空ポンプ36で使
用する封水も相当な量となる。 そこで、この考案は、排水処理している多量の封水を
再利用する節水装置を提案することにある。
この考案は、原水供給部と処理水給配部との間の給水
ライン中に、原水中の溶存気体を取り除く脱酸素モジュ
ールと、この脱酸素モジュール内を真空吸引する水封式
真空ポンプとを備えた脱酸素装置における節水装置にお
いて、前記給水ラインに、この給水ラインから分岐した
タンク供給ラインを介して循環水タンクを接続し、この
循環水タンクを封水供給ラインおよび封水排出ラインを
介して前記水封式真空ポンプに接続し、前記循環水タン
クにサーモスタットとオーバーフロー手段とを設け、こ
のサーモスタットと前記タンク供給ラインに設けた電磁
弁とを電気的に接続したことを特徴としている。
ライン中に、原水中の溶存気体を取り除く脱酸素モジュ
ールと、この脱酸素モジュール内を真空吸引する水封式
真空ポンプとを備えた脱酸素装置における節水装置にお
いて、前記給水ラインに、この給水ラインから分岐した
タンク供給ラインを介して循環水タンクを接続し、この
循環水タンクを封水供給ラインおよび封水排出ラインを
介して前記水封式真空ポンプに接続し、前記循環水タン
クにサーモスタットとオーバーフロー手段とを設け、こ
のサーモスタットと前記タンク供給ラインに設けた電磁
弁とを電気的に接続したことを特徴としている。
この考案によれば、水封式真空ポンプの使用済封水を
循環水タンクへ還流して再使用する。水封式真空ポンプ
の回転熱により循環水タンク内の水温が上昇し、所定の
温度に達するとサーモスタットが作動し、原水が給水ラ
インから循環水タンク内へ流入され、循環水タンク内の
水温が調整される。原水の流入により増加した循環水タ
ンク内の水量は、オーバーフロー手段を介して適正水位
まで排出される。
循環水タンクへ還流して再使用する。水封式真空ポンプ
の回転熱により循環水タンク内の水温が上昇し、所定の
温度に達するとサーモスタットが作動し、原水が給水ラ
インから循環水タンク内へ流入され、循環水タンク内の
水温が調整される。原水の流入により増加した循環水タ
ンク内の水量は、オーバーフロー手段を介して適正水位
まで排出される。
以下、この考案の具体的実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 第1図は、この考案の脱酸素装置の各機器の配置を示
す概略的な説明図である。この脱酸素装置においては、
原水供給部1と処理水給配部2との間の給水ライン3中
に、減圧弁4,脱酸素モジュール5およびフロースイッチ
6を設けている。減圧弁4は、脱酸素モジュール5に一
定以上の供給水圧が加わらないようにするもので、脱酸
素モジュール5の破損防止を図っている。 前記脱酸素モジュール5は、たとえば多数の中空糸膜
を備え、この中空糸膜の内側に原水を通し、その外側を
真空吸引して、中空糸膜内を原水が通過する過程におい
て、原水中の溶存気体を除去する中空糸膜脱酸素モジュ
ールである。また、前記フロースイッチ6は、前記給水
ライン3中において、前記脱酸素モジュール5の出口側
に設けられており、前記給水ライン3から前記脱酸素モ
ジュール5内へ供給される流水を検知し、電気信号を出
力するようになっている。 この考案においては、前記脱酸素モジュール5内を真
空吸引する手段として水封式真空ポンプ7が用いられて
いる。この水封式真空ポンプ7は、前記給水ライン3か
ら分岐したタンク供給ライン8を通って循環水タンク9
内へ流入した原水に対して、封水供給ライン10を介して
流路接続され、また前記脱酸素モジュール5に対して
は、真空脱気ライン11を介して流路接続した状態にあ
る。そして、循環水タンク9は、水封式真空ポンプ7に
封水排出ライン12を介して流路接続されている。また、
前記フロースイッチ6は、水封式真空ポンプ7に対して
電気的に接続されており、このフロースイッチ6の出力
信号に応答して水封式真空ポンプ7が作動する。 そして、前記封水供給ライン10には、定流量弁13と第
一電磁弁14とが設けられており、また前記真空脱気ライ
ン11には、第二電磁弁15が設けられている。この第一電
磁弁14および第二電磁弁15は、ともに前記フロースイッ
チ6に対して電気的に接続されており、前記フロースイ
ッチ6が流水を検知したとき、その検知信号に応答して
開弁する。 さて、前記循環水タンク9には、この循環水タンク9
内の水温を検出するサーモスタット16が設けられてい
る。このサーモスタット16は、前記タンク供給ライン8
に設けられた電磁弁17と電気的に接続されている。そし
て、前記循環水タンク9には、オーバーフロー手段18が
設けられている。このオーバーフロー手段18は、前記循
環水タンク9内において所定水位の地点にその一端を開
口し、他端は排水溝(図示省略)に開口している。 ところで、前記循環水タンク9内への初期貯水は、前
記タンク供給ライン8に設けた電磁弁17の開閉により行
われる。すなわち、装置全体の稼動開始時、前記電磁弁
17を開き、前記タンク供給ライン8から原水を前記循環
水タンク9内へ導入し、所定の水位まで(すなわち、前
記オーバーフロー手段18の一端の開口端の地点まで)貯
水した後、前記電磁弁17を閉じる。 つぎに、前記構成の脱酸素装置における節水装置の作
用を説明する。 原水供給部1から給水ライン3,減圧弁4および脱酸素
モジュール5を通過した原水がフロースイッチ6に通水
されると、フロースイッチ6から流水検知信号が出力さ
れ、この出力信号に応答して、第一電磁弁14および第二
電磁弁15が開くとともに、水封式真空ポンプ7が作動す
る。脱酸素モジュール5は、真空脱気ライン11を通して
原水中の溶存気体を真空脱気する。そして、原水の給水
が停止すると、水封式真空ポンプ7が停止するととも
に、第一電磁弁14および第二電磁弁15が閉じる。 さて、前記水封式真空ポンプ7が作動すると、これと
同時に第一電磁弁14が開き、封水が循環水タンク9から
封水供給ライン10を介して前記水封式真空ポンプ7内へ
流入する。そして、前記真空脱気ライン11を通して真空
脱気した溶存気体は、前記封水と混合して封水排出ライ
ン12を介して前記循環水タンク9内へ還流する。 そして、前記水封式真空ポンプ7の長時間の運転によ
り、前記循環水タンク9内へ還流する封水の温度が上昇
し、前記循環水タンク9内の水温が所定の温度(30℃)
に達すると、前記循環水タンク9に設けたサーモスタッ
ト16が作動し、このサーモスタット16に連動して電磁弁
17が開き、タンク供給ライン8から原水(10℃)を補給
し、前記循環水タンク9内の水温を低下させる。この原
水を補給することにより増水した封水は、オーバーフロ
ー手段18により前記循環水タンク9外へ排出する。この
際、前記循環水タンク9外へは高温の上部水を排水し、
補給する原水は前記循環水タンク9内の下部へ流入し、
温度調節を効果的に行うようにしている。 以上、この考案の具体的実施例について説明したが、
前記実施例にあっては、前記タンク供給ライン8は、前
記脱酸素モジュール5の上流側において、前記給水ライ
ン3から分岐した構成として説明したが、前記脱酸素モ
ジュール5の下流側において、前記タンク供給ライン8
を前記給水ライン3から分岐させる構成であっても、前
記実施例と同様の作用効果を奏するものである。そし
て、前記タンク供給ライン8を前記脱酸素モジュール5
の下流側から分岐させた構成によれば、前記循環水タン
ク9内の温度調節を効果的に行うことはもちろん、これ
に加えて、前記水封式真空ポンプ7の封水として、処理
水,すなわち脱酸素水を用いることになり、前記水封式
供給ポンプ7の内部腐食の防止に効果を発揮することが
でき、さらには前記封水供給ライン10および前記封水排
出ライン12の内部腐食の防止にも効果を発揮することが
できる。
に説明する。 第1図は、この考案の脱酸素装置の各機器の配置を示
す概略的な説明図である。この脱酸素装置においては、
原水供給部1と処理水給配部2との間の給水ライン3中
に、減圧弁4,脱酸素モジュール5およびフロースイッチ
6を設けている。減圧弁4は、脱酸素モジュール5に一
定以上の供給水圧が加わらないようにするもので、脱酸
素モジュール5の破損防止を図っている。 前記脱酸素モジュール5は、たとえば多数の中空糸膜
を備え、この中空糸膜の内側に原水を通し、その外側を
真空吸引して、中空糸膜内を原水が通過する過程におい
て、原水中の溶存気体を除去する中空糸膜脱酸素モジュ
ールである。また、前記フロースイッチ6は、前記給水
ライン3中において、前記脱酸素モジュール5の出口側
に設けられており、前記給水ライン3から前記脱酸素モ
ジュール5内へ供給される流水を検知し、電気信号を出
力するようになっている。 この考案においては、前記脱酸素モジュール5内を真
空吸引する手段として水封式真空ポンプ7が用いられて
いる。この水封式真空ポンプ7は、前記給水ライン3か
ら分岐したタンク供給ライン8を通って循環水タンク9
内へ流入した原水に対して、封水供給ライン10を介して
流路接続され、また前記脱酸素モジュール5に対して
は、真空脱気ライン11を介して流路接続した状態にあ
る。そして、循環水タンク9は、水封式真空ポンプ7に
封水排出ライン12を介して流路接続されている。また、
前記フロースイッチ6は、水封式真空ポンプ7に対して
電気的に接続されており、このフロースイッチ6の出力
信号に応答して水封式真空ポンプ7が作動する。 そして、前記封水供給ライン10には、定流量弁13と第
一電磁弁14とが設けられており、また前記真空脱気ライ
ン11には、第二電磁弁15が設けられている。この第一電
磁弁14および第二電磁弁15は、ともに前記フロースイッ
チ6に対して電気的に接続されており、前記フロースイ
ッチ6が流水を検知したとき、その検知信号に応答して
開弁する。 さて、前記循環水タンク9には、この循環水タンク9
内の水温を検出するサーモスタット16が設けられてい
る。このサーモスタット16は、前記タンク供給ライン8
に設けられた電磁弁17と電気的に接続されている。そし
て、前記循環水タンク9には、オーバーフロー手段18が
設けられている。このオーバーフロー手段18は、前記循
環水タンク9内において所定水位の地点にその一端を開
口し、他端は排水溝(図示省略)に開口している。 ところで、前記循環水タンク9内への初期貯水は、前
記タンク供給ライン8に設けた電磁弁17の開閉により行
われる。すなわち、装置全体の稼動開始時、前記電磁弁
17を開き、前記タンク供給ライン8から原水を前記循環
水タンク9内へ導入し、所定の水位まで(すなわち、前
記オーバーフロー手段18の一端の開口端の地点まで)貯
水した後、前記電磁弁17を閉じる。 つぎに、前記構成の脱酸素装置における節水装置の作
用を説明する。 原水供給部1から給水ライン3,減圧弁4および脱酸素
モジュール5を通過した原水がフロースイッチ6に通水
されると、フロースイッチ6から流水検知信号が出力さ
れ、この出力信号に応答して、第一電磁弁14および第二
電磁弁15が開くとともに、水封式真空ポンプ7が作動す
る。脱酸素モジュール5は、真空脱気ライン11を通して
原水中の溶存気体を真空脱気する。そして、原水の給水
が停止すると、水封式真空ポンプ7が停止するととも
に、第一電磁弁14および第二電磁弁15が閉じる。 さて、前記水封式真空ポンプ7が作動すると、これと
同時に第一電磁弁14が開き、封水が循環水タンク9から
封水供給ライン10を介して前記水封式真空ポンプ7内へ
流入する。そして、前記真空脱気ライン11を通して真空
脱気した溶存気体は、前記封水と混合して封水排出ライ
ン12を介して前記循環水タンク9内へ還流する。 そして、前記水封式真空ポンプ7の長時間の運転によ
り、前記循環水タンク9内へ還流する封水の温度が上昇
し、前記循環水タンク9内の水温が所定の温度(30℃)
に達すると、前記循環水タンク9に設けたサーモスタッ
ト16が作動し、このサーモスタット16に連動して電磁弁
17が開き、タンク供給ライン8から原水(10℃)を補給
し、前記循環水タンク9内の水温を低下させる。この原
水を補給することにより増水した封水は、オーバーフロ
ー手段18により前記循環水タンク9外へ排出する。この
際、前記循環水タンク9外へは高温の上部水を排水し、
補給する原水は前記循環水タンク9内の下部へ流入し、
温度調節を効果的に行うようにしている。 以上、この考案の具体的実施例について説明したが、
前記実施例にあっては、前記タンク供給ライン8は、前
記脱酸素モジュール5の上流側において、前記給水ライ
ン3から分岐した構成として説明したが、前記脱酸素モ
ジュール5の下流側において、前記タンク供給ライン8
を前記給水ライン3から分岐させる構成であっても、前
記実施例と同様の作用効果を奏するものである。そし
て、前記タンク供給ライン8を前記脱酸素モジュール5
の下流側から分岐させた構成によれば、前記循環水タン
ク9内の温度調節を効果的に行うことはもちろん、これ
に加えて、前記水封式真空ポンプ7の封水として、処理
水,すなわち脱酸素水を用いることになり、前記水封式
供給ポンプ7の内部腐食の防止に効果を発揮することが
でき、さらには前記封水供給ライン10および前記封水排
出ライン12の内部腐食の防止にも効果を発揮することが
できる。
この考案によれば、封水を還流させて再利用する構成
としたので、封水を連続的に排出したときに比し、約70
%の節水が可能となる。また、封水の温度上昇も、サー
モスタットとオーバーフロー手段により適正温度に維持
することができるので、水封式真空ポンプの性能低下の
問題が生じない。さらに、封水の循環は、水封式真空ポ
ンプの吐出力を利用して行われるので、循環ポンプ等の
駆動源が不要であり、簡単な構成で節水効果を実現でき
る。
としたので、封水を連続的に排出したときに比し、約70
%の節水が可能となる。また、封水の温度上昇も、サー
モスタットとオーバーフロー手段により適正温度に維持
することができるので、水封式真空ポンプの性能低下の
問題が生じない。さらに、封水の循環は、水封式真空ポ
ンプの吐出力を利用して行われるので、循環ポンプ等の
駆動源が不要であり、簡単な構成で節水効果を実現でき
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す脱酸素装置の構成
を概略的に示す説明図、第2図は、従来の脱酸素装置の
構成を概略的に示す説明図である。 1……原水供給部 2……処理水給配部 3……給水ライン 5……脱酸素モジュール 7……水封式真空ポンプ 8……タンク供給ライン 9……循環水タンク 10……封水供給ライン 12……封水排出ライン 16……サーモスタット 17……電磁弁 18……オーバーフロー手段
を概略的に示す説明図、第2図は、従来の脱酸素装置の
構成を概略的に示す説明図である。 1……原水供給部 2……処理水給配部 3……給水ライン 5……脱酸素モジュール 7……水封式真空ポンプ 8……タンク供給ライン 9……循環水タンク 10……封水供給ライン 12……封水排出ライン 16……サーモスタット 17……電磁弁 18……オーバーフロー手段
Claims (1)
- 【請求項1】原水供給部1と処理水給配部2との間の給
水ライン3中に、原水中の溶存気体を取り除く脱酸素モ
ジュール5と、この脱酸素モジュール5内を真空吸引す
る水封式真空ポンプ7とを備えた脱酸素装置における節
水装置において、前記給水ライン3に、この給水ライン
3から分岐したタンク供給ライン8を介して循環水タン
ク9を接続し、この循環水タンク9を封水供給ライン10
および封水排出ライン12を介して前記水封式真空ポンプ
7に接続し、前記循環水タンク9にサーモスタット16と
オーバーフロー手段18とを設け、このサーモスタット16
と前記タンク供給ライン8に設けた電磁弁17とを電気的
に接続したことを特徴とする脱酸素装置における節水装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9341390U JP2559318Y2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 脱酸素装置における節水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9341390U JP2559318Y2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 脱酸素装置における節水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450189U JPH0450189U (ja) | 1992-04-28 |
JP2559318Y2 true JP2559318Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=31830600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9341390U Expired - Lifetime JP2559318Y2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 脱酸素装置における節水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559318Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004160379A (ja) * | 2002-11-14 | 2004-06-10 | Miura Co Ltd | 純水製造装置 |
-
1990
- 1990-09-04 JP JP9341390U patent/JP2559318Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450189U (ja) | 1992-04-28 |
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