JPS59109284A - 濃縮廃液貯蔵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、例えば原子力発電所における濃縮廃液貯蔵装
置に関する。

［発明の技術的背景］ 一般に原子力発電プラントには、床ドレン系、化学廃液
系、ランドリー系等に発生する濃縮廃液を貯蔵するため
濃縮廃液貯蔵タンクが配設されている。

すなわち床ドレン系、化学廃液系、ランドリー系等に発
生した廃液は、それぞれの系統に配設される濃縮器によ
り濃縮処理され、凝縮水とｉＩ！縮廃液とに分動され、
凝縮水は凝縮水受はタンク等からラド脱塩器を通り復水
貯蔵タンク等へ回収または放出カナル等から放出される
。

一方、濃縮廃液は濃縮器における濃縮基ｔｌ！；（硫酸
ナトリウム濃度または塩素温度等の濃縮基準）に従い濃
縮廃液貯蔵タンクへ移送され、ここひ一時貯蔵された後
計量タンクを通りドラム缶詰めされる。

「前日技術の問題点」 しかしながら、このような方法で濃縮廃液を処理する場
合には、次に述べるような問題がある。

すなわち、一般に濃縮器から濃縮廃液を濃縮廃液貯蔵タ
ンクへ移送後、残留廃液による配管腐食等を考慮し、配
管内を必ず濡水洗浄するため濃縮廃液貯蔵タンク内の瀧
縮廃Ｍ吊が増加し、この結果濃縮廃液の貯蔵有効容量が
減少するとともに、濃縮廃液のドラム固化処理時にドラ
ムｆｈ数石が増加するという問題がある。

また濃縮廃液貯蔵タンクから計量タンクを経由し、濃縮
廃液をドラム同化処理後、残留廃液による配管瓶食等を
考慮し、配管内を必ず温水洗浄するため計量タンクの容
量に相当する廃液が発生し、濃縮廃液のドラム固化処理
時にドラム缶数量が増加するという問題がある。

［発明の目的コ 本発明はかかる従来の事情に対処してなされたもので、
濃縮廃液の容量を減少しドラム同化処理される濃縮廃液
の量を可能な限り少なくすることのできる濃縮廃液貯蔵
装置を提供しようとするものである。

［発明の概要］ すなわち本発明は、濃縮廃液を貯蔵する濃縮廃液貯蔵タ
ンクと、この濃縮廃液貯蔵タンク内に収容される濃縮廃
液を加熱する加熱手段と、前記濃縮廃液貯蔵タンクで発
生した蒸気を排出する蒸気排出配管と、前記濃縮廃液貯
蔵タンク内の濃縮廃液を循環する循環配管と、この循環
配管から分岐３− して配設され開閉弁の介挿される廃液排出配管とからな
ることを特徴とする濃縮廃液貯蔵装置である。

［発明の実施例］ 以下本発明の詳細を図面に示す一実施例について説明す
る。

図は本発明の一実施例の濃縮廃液貯蔵装置を示すもので
、図において符号１は濃縮廃液貯蔵タンクを示している
。この濃縮廃液貯蔵タンク１には濃縮器２からの濃縮廃
液が濃縮廃液排出弁３および濃縮廃液貯蔵タンク人口弁
４の介挿される濃縮液供給配管５を通り流入する。

濃縮液供給配管５には、この濃縮液供給配管５に温水を
供給する温水洗浄弁６の介挿される温水供給配管７が接
続されている。

濃縮廃液貯蔵タンク１には、この濃縮廃液貯蔵タンク１
内に収容される濃縮廃液を循環する濃縮廃液貯蔵タンク
出口弁８、循環ポンプ９および循環弁１０ａの介挿され
る循環配管１０が配設されている。循環ポンプ９と循環
弁１０ａとの間から分岐してドラム缶１１上方に開口す
る廃液排出配管１２が配設されており、この廃液排出配
管１２には上流から順に循環ポンプ出口弁１３、濃縮廃
液計量タンク人口弁１４、濃縮廃液計量タンク１５およ
び濃縮廃液計量タンク出目弁１６が配設されている。な
お、廃液排出配管１２の循環ポンプ出口弁１３と濃縮廃
液計量タンク入［１弁１４との間には渇水洗浄弁１７を
備えた温水配管１８が接続されている。

循環配管１０の循環弁１０ａ上流から分岐してドレンサ
ンプ１９に開口する配管２０が接続され−Ｃおり、この
配管２０には温水洗浄循環弁２１ａ３よびドレン弁２２
が接続されている。

濃縮廃液貯蔵タンク１を囲繞して、この濃縮廃液貯蔵タ
ンク１内の濃縮廃液を加熱する濃縮廃液貯蔵タンク保温
ヒータ２３が配設されている。濃縮廃液貯蔵タンク１の
上部には濃縮廃液貯蔵タンク１から蒸気を排出する蒸気
排出配管２４が開口しており、この蒸気排出配管２４は
気水分離器人口弁２５を介して気水分離器２６に接続さ
れてい　４− る。

気水分離器２６にはこの気水分離器２６で気液分離され
た気体を排出する気水分離器出口弁２７を備えた換気空
調配管２８が接続されており、また気水分離器２６で気
液分離された水をドレンサンプ１９に供給するドレンサ
ンプ人口弁２９の介挿される配管３０が接続されている
。そしてこの配管３０から分岐し°’Ｃｉｍ縮廃液貯蔵
タンク１に接続される凝縮水戻り弁３１の介挿される配
管３２が接続されている。

図において符号３３は濃縮廃液貯蔵タンク内溌度監視モ
ニタを示しており、この濃縮廃液貯蔵タンク内濃度監視
モニタは温水洗浄弁６、凝縮水戻り弁３１およびドレン
サンプ人口弁２９の開閉を行なう。

以上のように構成された濃縮廃液貯蔵装置では、濃縮器
２で濃縮された濃縮廃液は濃縮廃液排出弁３および濃縮
廃液貯蔵タンク人口弁４を通り濃縮廃液貯蔵タンク１へ
流入し、この後、温水洗浄弁６が開とされ、温水が淵縮
廃液貯蔵タンク人口弁４を通り濃縮廃液貯蔵タンク１へ
流入する。そしてこのようにして濃縮廃液貯蔵タンク１
内に流入した濃縮器′ａおよび渇水は、循環ポンプ９に
より循環配管１０内を常時循環され、濃縮器液貯蔵タン
ク１内の濃縮廃液の温度が均一にされるとともに、濃縮
廃液貯蔵タンク保温ヒータ２３により加熱されさらに濃
縮される。

この濃縮により発生した蒸気は蒸気排出配管２４を通り
気水分離器２６に流入し、この気水分離器２６′ｃ気水
分離された蒸気は気水分離器出口弁２７を通り換気空調
配管２８から流出する。

一方、この気水分離器２６で凝縮された凝縮水は、濃縮
廃液貯蔵タンク内濃度監視モニタ３３によりドレンサン
プ入口弁２９が開とされている場合には、この人口弁２
９を通りドレンサンプ１９へ、または凝縮水戻り弁３１
が開とされている場合には、この戻り弁３１を通り濃縮
廃液貯蔵タンク１へ流入するよう選択制御される。

濃縮器液貯蔵タンク１内に貯蔵される濃縮器液の排出は
濃縮廃液貯蔵タンク出目弁８、循環ポンプ９および循環
弁１０ａを通り循環配管１０内を循環している濃縮器液
の一部を循環ポンプ出口弁１３および濃縮器液計量タン
ク人口弁１４を通し濃縮器液計量タンク１５へ移送する
ことにより行なわれる。移送完了後、循環ポンプ出目弁
１３が閉、濃縮廃液ｆｆｌ量タンク人口弁１４が開とさ
れ、ｙＡｍ廃液の循環配管１０内の循環運転が継続され
る。

濃縮廃液計量タンク１５で計量された濃縮廃液は、濃縮
器液計量タンク出目弁１６を通りドラム缶１１へ排出さ
れ、ここで固化処理される。この後、濃縮廃液計量タン
ク川口弁１６が閉、温水洗浄弁１７が開とされ配管おＪ
：び濃縮器液ｔ１量タンク１５が温水洗浄され、洗浄液
は濃縮廃液貯蔵タンク１へ流出される。温水洗浄完了後
池水洗浄循環弁２１おＪ：び淵縮廃液泪醋タンク人口弁
１４が閉とされ、この後温水洗浄弁１７が閏とされる。

このようにして一連の作業完了後、ドレン弁２２が開と
され、濃縮廃液計量タンク１５内の水がドレンサンプ１
９へ移送される。なお、濃縮廃液７− 貯蔵タンク保温ヒータ２３は予め定められた設定温度に
おいてＯＮとされ、濃縮廃液貯蔵タンク１内の廃液温度
を上昇させ、また濃縮廃液貯蔵タンク内ｍ度監視モニタ
３３によりＯＦＦとなるよう制御されている。

［発明の効果］ 以上のように構成された濃縮廃液貯蔵装置によれば、以
下に述べるような効果をあげることができる。

（１）濃縮器の濃縮廃液排出後、温水洗浄により発生す
る余分な廃液は濃縮廃液貯蔵タンクで再濃縮されるため
濃縮廃液の量を減少することができ、また濃縮廃液貯蔵
タンク内の濃縮廃液濃度を一定に維持することができる
。

（２）ｍ縮廃液の貯蔵有効容量が増え濃縮廃液貯蔵タン
ク内での貯蔵期間を長くすることができる。

（３）余分な廃液が減少することにより濃縮廃液ドラム
固化処理時のドラム缶数量を減少することができる。

（４）濃縮器液ドラム固化処理後、渇水洗浄によ８− り発生する余分な廃液を減少することができ、ドラム缶
数量を減少させることができる。

（５）ドラム缶の数量が減少することによりドラム缶保
管スペースを有効に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の濃縮廃液貯蔵装置を示す配管系
統図である。 １・・・・・・・・・・・・濃縮廃液貯蔵タンク２・・
・・・・・・・・・・濃縮器 ９・・・・・・・・・・・・循環ポンプ１０・・・・・
・・・・・・・循環配管１１・・・・・・・・・・・・
ドラム缶１２・・・・・・廃液排出配管、１３・・・・
・・開閉弁１５・・・・・・・・・・・・濃縮廃液計量
タンク１９・・・・・・・・・・・・ドレンサンプ２３
・・・・・・・・・・・・濃縮器液貯蔵タンク保温ヒー
タ２４・・・・・・・・・・・・蒸気排出配管２６・・
・・・・・・・・・・気水分離器３３・・・・・・・・
・・・・濃縮廃液貯蔵タンク内濃度監視モニタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＜１）ＩＩｍ縮廃縮合液蔵する濃縮廃液貯蔵タンクと、
   この濃縮廃液貯蔵タンク内に収容される濃縮廃液を加熱
   する加熱手段と、前記濃縮廃液貯蔵タンクで発生した蒸
   気を排出する蒸気排出配管と、前記濃縮廃液貯蔵タンク
   内の濃縮廃液を循環する循環配管と、この循環配管から
   分岐して配設され開閉弁の介挿される廃液排出配管とか
   らなることを特徴とする濃縮廃液貯蔵装置。