JPS5832244Y2 - 耐湿性のすぐれた厚膜素子 - Google Patents

耐湿性のすぐれた厚膜素子

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JPS5832244Y2
JPS5832244Y2 JP3791979U JP3791979U JPS5832244Y2 JP S5832244 Y2 JPS5832244 Y2 JP S5832244Y2 JP 3791979 U JP3791979 U JP 3791979U JP 3791979 U JP3791979 U JP 3791979U JP S5832244 Y2 JPS5832244 Y2 JP S5832244Y2
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JP
Japan
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thick film
glass
film element
moisture resistance
coating
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Expired
Application number
JP3791979U
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JPS55139501U (ja
Inventor
博己 戸崎
昭 池上
健夫 長
英夫 有馬
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、耐湿性のすぐれた厚膜素子に関する。
従来、厚膜コンデンサ、厚膜サーミスタ、厚膜抵抗等の
厚膜素子の防湿被覆には、これら素子を(1)結晶化ガ
ラスや非晶質ガラスで被覆する方法(2)レジンで被覆
する方法が採用されていた。
しかし、上記(2)の方法は上記(1)の方法に比べ防
湿性がきわめて悪いため、現在高信頼性を必要とする厚
膜素子にはほとんど用いられていない。
現時点で最も信頼性の高い被覆方法としては、厚膜素子
を結晶化ガラス、または酸化物粉末で被覆し、その上に
非晶質ガラスで被覆した方法である(以下2層コート法
と云う)。
しかし、この方法では(1)非晶質ガラスが外部の機械
的ショックに弱いため、取扱に十分な注意を払う必要が
ある(2)高温の水蒸気や、酸性またはアルカリ性のミ
ストが非晶質ガラス表面に多量、長時間付着するとガラ
スが溶出したり分解するなどの欠点があり、苛酷な条件
または雰囲気中で使用することは不可能であった。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、苛
酷な条件または雰囲気中でも十分使用に耐える高信頼性
の厚膜素子を提供するにある。
そして、上記目的は前述せる2層コート法で防湿被覆を
形成した厚膜素子の外層ガラス被覆上に耐衝撃性、耐薬
品性、気密性のすぐれたセラミック板もしくは金属板を
接着した構造がよいことがわかった。
以下、本考案を実施例により説明する。
実施例1 第1図に示すように、アルミナ基板1の上にAgPd系
の導体ペーストで電極2を形成する。
ついで対向電極間にMn−C0−Ni系スピネル酸化物
を主成分とする感温抵抗層3を形成する。
この感温抵抗層をホウケイ酸鉛亜鉛系の結晶化ガラスで
被覆して第1層目の被覆4とし、第1層目の被覆4をホ
ウケイ酸鉛系の非晶質ガラスで完全に被覆し第2層目の
被覆5とする。
次に第2層目の被覆と同一のガラスを印刷乾燥したアル
ミナ板を第2層目の被覆5上に乗せ、ガラスを溶かして
上記のアルミナ板を第2層目の被覆に接着し防湿板6と
した。
また、アルミナ板の代りにファーニー(Fe、Ni合金
)板を接着したもの、第1層目の被覆がアルミナで行な
われているものも作成した。
実施例2 第2図に示すように、アルミナ基板1上にAgPd系の
導体ペーストで電極2を、BaTiO3を主成分とする
誘電体で誘電体層3′を形成する。
この誘電体層3′をホウケイ酸鉛亜鉛系の結晶化ガラス
で完全に被覆して第1層目の被覆4とし、第1層目の被
覆をホウケイ酸鉛系の非晶質ガラスで完全に被覆して第
2層目の被覆5とする。
第2層目の被覆と同一のガラスを印刷乾燥してたアルミ
ナ板を第2層目の被覆上に乗せ、ガラスを溶かして上記
のアルミナ板を第2層目の被覆上に接着し防湿板6とし
た。
また、上記のアルミナ板の代りにファーニ(Fe、Ni
の合金)板を接着したもの、第1層目の被覆がアルミナ
で行なわれているものも作成した。
上記実施例1,2の厚膜素子は、従来の被覆を行なった
ものに比し次の長所を有する。
(1)機械的衝撃に対する強度の増加(従来品は約10
0個の素子を箱に入れ、LOG相当の衝撃を連続して加
えると、10〜20%の素子表面の被覆ガラスに傷やひ
び割れが生じ不良品となった。
これに対して本考案品は、同一の試験で不良率はゼロで
ある) (2)高温水蒸気、薬品に対する素子の信頼性向上(−
例として、60℃の高温蒸気を素子面に吹き付けり、C
,10V印加の通電試験した場合従来品は、約1200
時間でガラスの変質による故障が発生するのに対し、本
考案品は、3000時間まで故障は発生しない)
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の厚膜素子の断面図である。 6:防湿板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラスで二重被覆した厚膜素子の外層のガラス被覆上に
    セラミック板もしくは金属板が接着されていることを特
    徴とする耐湿性のすぐれた厚膜素子。
JP3791979U 1979-03-26 1979-03-26 耐湿性のすぐれた厚膜素子 Expired JPS5832244Y2 (ja)

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JPS55139501U JPS55139501U (ja) 1980-10-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744081B2 (ja) * 1985-04-23 1995-05-15 ティーディーケイ株式会社 高電圧用抵抗器

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JPS55139501U (ja) 1980-10-04

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