JPS5832204A - アジマス方式記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気テープ上に複数個の記録トラックの互い
に隣接した２つの記録トラック間の磁化方向を異ならせ
、高密度に情報信号を記録再生できるようにしたアジマ
ス方式記録再生装置に関する。

従来、磁気テープを使用したテープレコーダやデータレ
コーダ等において、磁気テープの巾方向に複数のトラッ
クを並べて記録再生する技術は周知である。このように
記録再生するために、磁気テープは往復走行、或いは、
一方向に繰り返し走行され、非常に巾の狭い磁気ヘッド
で記録再生する。この場合、１つのへラドギャップを有
する磁気ヘッドを用いるものもある−また、複数個のヘ
ッドギャップを有する磁気ヘッドを用いるものもある。

磁気ヘッドを１つ用いるものでは、磁気テープが所定の
方向に走行する毎にこの磁気ヘッドを磁気テープの中方
向に移動させる。また、複数個のへラドギャップを有す
る磁気ヘッドを用いるものは、磁気テープが所定の方向
に走行する毎に順次具なる磁気ヘッドを動作状態に切換
えていくものである。

そして、後者が複雑なヘッド変位手段を設けないから構
成上優位である。

そこで、複数個のへラドキャップを有する磁気ヘッドを
用いた従来技術について、さらに詳しく説明する。

第１図は往復鈴音再生する従来技術における磁気ヘッド
の斜視図を示し、１は磁気ヘッド。

２１１２！はヘッドキャップ、８鉦ヘッド支持体である
。

第２図は第１図の磁気ヘッドによる磁気テープ上の記録
パターンの概略図を示し、４は磁気テープ＋　５１＊’
　５１は往路記録トラック＋　６１＋　、６１は復路記
録トラック、７はガートバンド、８は記録トラックの磁
化パターンである。

次に、この従来技術の動作について説明すも同図におい
て、磁気テープ４は往路走行時には矢印Ａ方向に走行し
、磁気ヘッド１のへラドギャップ２１．１　２鵞により
夫々往路記録トラック５１゜５！が記録される。磁気ヘ
ッド４の往路記録が終ると走行方向が矢印′Ｂ方向に逆
転されるともへ磁気ヘッド１．または、磁気テープ４を
逆転するととにより磁気テープ４の巾方向に変位される
。そして、磁気テープ４上には磁気ヘッド１のヘッドキ
ャップ２．、　２．により復路記録トラック６１＊　　
６−’記録される。

ところで、この従来技術では磁気ヘッド１のへラドギャ
ップ２ｍと２．のギャップの方向は同一方向であり、こ
のために記録トラック５１＋　５１１６、ｅ　６．の磁
化パターン８、従つて、これに垂直な磁化方向が同一方
向になるから、各記録トラックが互いに接近すると再生
時に隣接記録トラックからのクロストークが生ずる。そ
こで各記録トラック間には非記録領域であるガー“ドバ
ンド７を設け、上記のようなり四ストークが生じないよ
うにしている。

また、第５図に示すように、片道記録のマルチチャンネ
ルによる従来のデータレコーダにおいても、各記録トラ
ック５は磁化パターン８の方向が一致しているから、そ
れらの間にガートバンド７を設けてクロストークの発生
を防いでいる。

このように、従来技術においては各記録トラック間にガ
ートバンドを設け、隣接トラック間のクロストークの発
生を防止しており、磁気ヘッドのギャップの巾を極力小
さくして高密度で記録再生できるようにしている。しか
し、記録密度の点から考えると、ガートバンドを設ける
ことは好ましいことではない。

そこで、先に本出願人は、磁気パターンのアジマス効果
を利用し、ガートバンドを設けずにさらに高密度に記録
再生できる技術を開発し、それを出願し、たが、この技
術を第４図および第５図でもって説明する。

第４図は、磁気ヘッドの斜視図を示し、１は往路記録再
生用磁気ヘッド、１′は復路記録再生用磁気ヘッド＊、
　２１１　２９１　２＠ｓ　　２’ｌｅ　　２ＳＩ　　
２Ｓは夫々へラドギャップ雫ある。

第５図は第４図の磁気ヘッドによる磁気テープ上の記録
パターンの概略図を示し、５１ｅ　５１＊５ｓは往路記
録トラック＋　６１ｅ　６１ｅ　６３は復路記録トラッ
ク、８．は往路記録トラックの磁化パターン、８．は復
路記録トラックの磁化パターンである。− なお、その他の部分について、第１図ないし第３図に示
した部分と同一部分は同一符号を付し、また、第５図り
往路記録トラックの磁化パターンは符号８．で、復路記
録トラックの磁化パターンは符号８！で代表させている
。

次に、この従来技術の動作について説明する。

同図において、往路記録再生用磁気ヘッド１のヘッドギ
ャップ２１ｅ　２１＋　２Ｂは直１１１０に平行な方向
に設けられ、また、復路配録再生用磁気ヘッド１′のヘ
ッドギャップｒ１＋　２％ｔ　２′ｓは直線１１に平行
な方向に設けられている。そして、直＠１０と１１との
間には角度−があり、このために、ヘッドギャップ２１
＋　　２１＋　２１と２．７．２Ｓ、　２Ｉｓとの間に
はキャップの方向が０だけ異なることになる。

そこで、磁気テープ４が往路記録時には矢印入方向に走
行し、往路記録再生用磁気ヘッド１のへラドギャップ２
１＋　’２７ｒ　２７により往路記録トラック５１ｅ　
５鵞ｅ　５ｇが記録される。復路記録時には磁気テープ
４は矢印Ｂ方向に走行し、復路配置再生用磁気ヘッド１
′のへラドギャップ２Ｓ、　２Ｓ。

２ｔにより、往路記録トラック５８，５！、５．の間に
復路記録トラック６□６！＃　６３か記録される。そし
て、ヘッドギーｒｙプ２．−２！＃　２．と２１．、．
２Ｓ、　　２Ｓ・とでは、それらのギャップの方向がＯ
だけ異なるから、それらによりて記録さ五る往路記録ト
ラックと往路記録トラックとでは、それらの磁化パター
シ８．および８．の方向がθだけ異なることになる。

このよう、に記録された磁気テープを再生走査する場合
、往路記録トラック５１＋　５１＋　　５３は往路記録
再生用磁気ヘッド１で再生走査し、復路記録トラック６
１＊　６１ｍ　４ｇ＆家復路記録再生用磁気ヘッド１′
で再生走査するが、いま、磁気ヘッドのへラドギャップ
が記録トラックに対してその巾方向にｄだけづれて再生
走査するものとする。

このとき、ヘッドギャップは隣りの記録トラックを巾ｄ
だけ走査する゛ために、この隣りの記録トラックからの
クロストークが発生する。

しかしながら、上記のように、隣接トラック間に磁化パ
ターンがθだけ異なると、磁気ヘッドのへラドギャップ
の方向と隣りの記録トラックの磁化パターンの方向とで
θだけ異なり、この結果、隣りの記録トラックからのク
ロストークはアジマス損失により低下する。

そこで、正規の記録トラックからの再生信号の大きさを
Ｓ、隣りの記録トラックからの再生信号の大きさをＤと
し、記録トラックの巾をＷ。

記録信号の記録波長なλとすると、クロストーク量（Ｄ
／８）は次式で表わされる。

となる。

上式において、隣接記録トラック間で磁化パターンの方
向が一致しているとき、すなわち、−■０のとき、 であるから、θ〜０としたときには、式（１）と式（２
）との比敏から明らかなように、クロストーク量は減少
する。

このように、隣接記録トラック間で磁化パターンの方向
を異ならせると、磁気ヘッドのへッドギャッ゛プが記録
トラック方向にづれてもアジミス損失によりクロストー
クな充分小さくできるから、第５図のように、往路記録
トラック５１゜５鵞、５ｓと復路記録トラック６１ｅ　
　６＠＋　　６Ｂとはガートバンドを設けずに接近、あ
るいは、一部重複して記録することができる。従って、
ガートバンドを失くした分だけ記録密度が向上するとと
くなり、記録量が多くなって記録時間が増大す。

る。

しかしながら、この従来技術においては、往路記録トラ
ック５１．５＠ｅ　５ｇと復路記録トラック４１１６２
＋　　６Ｂとにそれぞれ専用の磁気ヘッド１゜１′が必
要であり、これらの磁気ヘッドｉｔ！碌再生兼用として
も、各記録トラックから８７Ｎの劣化なく再生信号を得
るために・はそれぞれの再生信号を増巾することが必要
であることから、各磁気ヘッド１．１′のヘッドキャッ
プ毎に増巾器が必要となる。

すなわち、各ヘッドギャップ毎に記録増巾器と再生増巾
器が必要であるから増巾器の数は記録トラックの数の２
倍必要であり、また、記録増巾器と再生増巾器とを切換
える切換スイッチが記録トラックの数だけ必要となる。

このように、従来技術においては、往路記録再生と往路
記録再生とで磁気ヘッドを兼用して記録再生装置の構成
を簡略にしようとすると、記録トラック間にガートバン
ドを設けなければならないから記録密度が低下し、また
、アジマス損失を利用してガートバンドを失＜シ、記録
密度を向上させようとすると記録再生装置の構成を簡略
化できず、いずれにしてもコストの面から考えると格別
顕著な改善がはかれないという欠点があった。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、記録
再生装置の構成を格別複雑にすることなく、アジマス損
失を利用して高密度に記録再生できるようにしたアジマ
ス方式記録再生装置を提供するにある。

この目的を達成するために、本発明は、磁気ヘッドのヘ
ッドギャップの方向を切換え可能とし、往路記録トラッ
クと復路記録トラックとで磁気ヘッドを兼用できるよう
にした点をｅ＊とする。

以下、本発明によるアジマス方式記録再生装置の実施例
を図面について説明する。

第６・図は本発明の一実施例を概略図で示したものであ
って、１５は磁気ヘッド保持体、１６は速度変換器、１
７はステッピングモータ、イ８は回転方向制御器である
。

第７図および第８図は第６図における磁気テープ上に記
録された記録パターンを概略図で示したものである。

なお、第１図ないし第５図と同一部分は同一の符号を付
している。

次に、この実施例の動作について説明する。

まず、第６図において、ヘッドキャップ２１＃２□２１
１が設けられた磁気ヘッド１は磁気ヘッド保持体１５に
よって保持され、磁気ヘッド保持体１５は速度変換器１
６を介してステッピングモータ１７により回動可能に設
けられている。ステッピングモータ１７は回転方向制御
器１８により磁気ヘッド１を矢印ａ方向に０．だけ、ま
た、矢印す方向に０．だけ回動する。） 磁気テープ４は往路走行（矢印人）と復路走行（矢印Ｂ
）とで、紙面について上下を反転させる。つまり、磁気
テープ４が往路走行をし終ると、磁気チーブ４を取りは
ずし、その前後を反対にして取りつけて復路走行させる
。従って、紙面上、上方にあった磁気テープ４の縁は下
方になり、下方にあった磁気テープ４の縁は上方になる
。そこで、往路走行も復路走行も同一方向（例えば矢印
入方向）になるのであるが、説明・の便宜上、磁気テー
プ４は往路走行では矢印入方向に、また、復路走行では
矢印Ｂ方向に走行するとして説明する。

さて、磁気テープが往路走行人のときには、磁気ヘッド
１はステッピングモータ１７によりａ方向に回動し、そ
の結果、ヘッドギヤ゛ツブ２．。

２、、２３の方向は、磁気テープ４の巾方向１２に対し
てθにだけ傾いた方向１５に一致する。従りて、磁気テ
ープ４上には往路記録トラック５１ｅ　５．。

５、が記録され、それらの磁気パターン８．の方向は磁
気テープ４の巾方向１２に対してθ、だけ傾いた方向１
３に一致する（第７図）。

各ヘッドギャップ２．．２ｔ、　２．は互にそれらの巾
だけ離れており、かつ、各ヘッドギャップ２１２、、２
．の磁気テープ４に対する位置関係は、磁気テープ４の
長手方向の中心線０−αに１つのヘツ゛ドギャップ（こ
こではヘッドギャップ２．）の一方の縁が一致するよう
に磁気テープ４の巾方向に配置されている。

そこで、磁気テープ４が往路走行し終り、上記のように
磁気テープ４をかけかえて復路走行させる場合、各ヘッ
ドギャップ２１・２！・２ｓは往路記録トラック間の記
録されていない部分に位置することになる。つまり、上
記のように、磁気テープ４を上下縁反転すると、記録さ
れた記録トラックはへラドギャップ２１＋　、２１＊　
２３に対して記録トラックの巾、すなわち、ヘッドギャ
ップの巾だけ磁気テープ４の・巾方向に変位する。

そして、磁気ヘッド１は、回転方向制御器１８で制御さ
れるステッピングモータ１７により、ｂ方向ｙｃ　ｅ、
＋　６．だけ回動じ、ヘッドギャップ２ｍ。

２、＃　２．の方向は磁気テープ４の巾方向１２に対し
て、０１とは反対方向０！に一致した方向１４となる。

このとき、’ｌとＯ３とはｆｉ［等しクシ、そのため、
ヘッドギャップ２１１　２！ｌ　　２８はこの回動によ
りても磁気テープ４の巾方向に対する位置ははとんど変
わらない。

従って、復路走行Ｂにおいては、往路記録トラック５１
＃　５１５８の間にこれらに近接して復路記録トラック
６１，６１ｅ　６Ｂが記録される（第７図）。そして、
往路記録トラック５１＊　５Ｂｇ　５ｇの磁化パターン
８．の方向と復路記録゛トラック６□、６，６６ｓの磁
化パターン８．の方向とはθ、十〇、だけ異なるので、
再生時にはトラックづれを生じても上記のようにクロー
クトークにアジマス損失が生じて低下する。

このようＫして往路記録トラックと復路記録トラックと
に記録再生ヘッドを兼用できることになる。

ところで、ヘッドキャップ２１ｅ　２＠ｅ　２Ｂの方向
□　　「 が磁気テープの巾方向１２に対して＃、、　　＃、傾い
ている場合、それら傾きによって記録された往路記録ト
ラック５１＋　５１ｅ　５ｇと復ｊＩ起銀トラック６、
。

６２＋　　６Ｂの巾は、ヘッドキャップの巾をｇとする
と、それぞれｇｃｏｓ＃、、　ｇｃｏｓθ！となる。θ
１．θ冨が異なるとこれら記録トラックの巾の比がｃｏ
ｓｅ１／ＣＯＩ＃ｌと変化し、また、回動中心とヘッド
キャップ２１１　２！ｌ　　２８までの距離を夫々１１
＠　４ｅ　ノ、とすると、ヘッドギャップ２１＋　　２
２＋　　２１による往路記録トラック５．と復路記録ト
ラック６３．同じ＜５！と６１ｍ　　５ｇと６．とが夫
々ｊ１　　（ｃｏａｏ、−ｃｏａｏり書）！　　　（ｃ
ｏａｏ、　　　ｃｏｓ＃１）　　　　ｒ　　ノ３（ｃｏ
ａｏｓ　　　ｃｏｓ＃、。

）　だけ互いに重複することになり、往復記録トラック
のうち先に記録された記録トラックの巾が磁気テープ４
上の位置に応じて変化することになる。

しかし、一般にアジマス損失を利用するアジマス方式記
録再生装置においては、アジマス角（＃１＋　＃１）は
約５°程度で充分であるためＫ、ヘッドギャップの傾き
による記録トラック巾の変化はα４−程度であり、また
、記録トラックの磁気テープ上の位置に応じた巾の変化
も、１！４インチテープを用いて、かつ、磁気ヘッドの
回動中心を磁気テープの巾の中心に一致させると、最大
でも１２＃ｎであって実用上問題とならない。

それでも、なお記録トラック巾の記録位置による変化が
問題となる場合には、第６図において、磁気ヘッド１の
直＠１２に対すや傾斜角０１と０、を等しくすればよく
、これによ、る磁気テープ４上の記録パターンは第８図
に示′ｔｊ５−なり、゛隣接する記録トラックの磁化パ
ターンは、それら記録トラックの境界線に対して対称と
なる。

これまで、３個のへラドギャップを有する磁気ヘッドに
ついて説明したが、１個を含めて任意の個数のヘッドキ
ャップを有する磁気ヘッドについても同様であり、また
、磁気ヘッドとじ【、記録専用のものと再生専用のもの
とを設け、磁気テープの往路走行とでヘッドギャップの
傾きを切換えるようにしてもよいことは勿−である。

以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成によ
り磁気ヘッドのへラドギャップの傾きを変えることがで
き、磁気テープの往路走行時と復路走行時とで記録トラ
ックの磁化パターンの方向を変えることができるから、
記録トラック間にガートバンドを設ける必要がなくて記
録密度が増加するとともに、往路記録再生と復路記録再
生とで磁気−ラドを兼用できて回路構成が簡略化でき、
従来技術の欠点を解消して優れた機能を有するアジマス
方式記録再生装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は往復記録再生装置の一従来例における磁気ヘッ
ドを示す斜視図二第２図はそれによりて記録された記録
パターンを示す概略図、第３図は片道記録再生装置の一
従来例における記録パターンを示す概略図、第４図はア
ジマス方式記録再生装置の一従来例における磁気ヘッド
を示す斜視図、第５図はそれによって記録された記録パ
ターンを示す概略図、第６図は本発明によるアジマス方
式記録再生装置の一実施例を示す概略図、第７図および
第８図はそれぞれ本発明による記録パターンを示す概略
図である。 １−・磁気ヘッド ２１ｍ　　２１ｍ　　２８”’ヘッドギャップ４−・磁
気テープ ５３　ｖ　５ｔｅ　５＠　”’往路記録トラック４ｔ　
＋　６１　＋　６Ｂ　＝・復路記録トラック１５−・・
磁気ヘッド保持体 １７・・・ステラピン オ　１　ｎ ）Ｆ２　因 ｓ−ｂ　　口 ｌク オ　７０ ／２

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープ上に形成された複数の記録トラックの
   互いに隣接せる２つの記録トラック間で磁化方向が互い
   に異なるようにしたアジマス方式記録再生装置において
   、前記記録トラックを記録再生するための１以上のギャ
   ップを有する磁気ヘシドと、該磁気ヘッドのギャップの
   方向を切換えるための切換手段とを設け、前記磁気テー
   プが所定の方向に走行する毎に前記磁気ヘッドのギャッ
   プ方向を切換えることができるように構成したことを特
   徴とするアジマス方式記録再生装置。
2. （２）　　４１ｉＦ許請求の範囲第１項（おいて、前記
   磁気テープは往復走行し、往路走行における記録トラッ
   クの磁気方向と復路走行における記録トラックの磁化方
   向とが異なるように構成したことを特徴とするアジマス
   方式記録再生装置。 −（３）特許請求の範囲第１項または第２項において、
   前記切換手段は前記磁気ヘッドを保持する保持手段と該
   保持手段を可逆的に回動させるステッピングモータから
   なり、前記磁気ヘッドを可逆的に回動させることにより
   前記磁気ベッドのキャップの方向を切換えることができ
   るように構成したことを特徴とするアジマス方式記録再
   生装置。