JPS5832109A - 測長装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は鋼管などの全長を自動的に測長する測長装置
に関するものである。

このような測長装置／として第５図のように架台で支え
たがイドレール１上を走行する左右一対の測長台車２か
ら垂下させた支持杆３の下端に一例として光電式の端部
検出器４を設け、各台車２には起点からの移動距離に比
例したパルス信号を発信するパルス発信器５を設けて、
起点から出発して端部検出器４が管６などの端部を検出
するまでのパルス数により長さを一出する構成のものが
公知である。

しかし、この公知の装置の場合、ガイドレール１の摩耗
、段違い、車輪の摩耗、レール架台の曲りなどの原因に
よって、第６図のように検出器４が角θだけ傾斜したと
き実長に対してＥの誤差か生じる。

この発明の目的は上記のような従来の副長装置の欠点を
解決することにある。

すなわち、この発明は測長台車の傾斜角を検出してその
値を電気信号として発信する傾斜角検出器を測長台車に
設け、端部検出器が管などの端部を検出した時点１こお
ける傾斜角検出器からの検出値により長さの誤差を修正
するようにした測長装置を提供するものである。

以下にこの発明の詳細を添付図面に基づいて説明する。

第１図において、１１は架台、１２はこの架台１１上に
設けたガイドレールである。

１３はレール１２上を走行する２台の測長台車で、この
台車１３上には車輪の駆動モータ１４、車輪の回転に連
動して台車１３の移動距離をパルス信号として発信する
パルス信号発信器などの移動距離発信器１５、台車１３
の傾斜角を電気信号として発信する傾斜角検出器１６な
どを設けである。

１７は各台車１３の底部中央から垂下させた剛体の支持
杆で、この各支持杆１７の下端に枠１８を固定し、この
各枠１８の相対する内側には端部検出器１９を設け、外
側には低速信号発信器２０を設ける。この検出器１９と
発信器２０はフォトトランジスタのようなものでこれら
に光線を当てる発光器２１．２２を枠１８に設ける。

第１図、第２図の２３は受台で、被測定物の一例として
の管２４はこの受台２３上の支持枠２５上に適宜の供給
装置により供給される。

また、受台２３は計重機などに置きかえることもでき、
計重を行いながら測長動作を行わせることなどができる
。

第４図のブロック図において、２６は電源、２７は分圧
回路で、この回路２７の両端を前記の傾斜角検出器１６
の両端に接続するが、一方の回路には零点調整用の可変
抵抗器２８を設ける。

２９はＡ−Ｄ変換器で、検出器１６からの出力電圧をデ
ィジタル信号に変換してつぎのホールド回路３０の入力
とし、この回路３０の出力はアンド回路３１の一方の入
力とする。

３２は前記の端部検出器１９からの信号を入力とし、あ
らかじめ設□定しである時間【が経過したのち前記アン
ド回路３１に出力信号を送る遅延回路である。

また、前記低連信号発信器２０の信号は前記ホールド回
路３ｏにリセット信号を送るものである。

上記の回路は各台車１３毎に設け、アンド回路の出力信
号は図示省略しである計算機の入力となる。

なお、傾斜信号発信器１６は＝Ｓとして無接触式ポテン
ショメークの可動片を重錘により垂直に保持して台車１
３が傾斜した角度に比例する出力電圧を発信するもので
、実施例に使用したものは株式会社緑測器製の傾斜角検
出器のＰＭＰ−５−ｕ型であるか、その他各種の形式の
ものが活用できる。

この発明は上記の構成であり、最初、各測長台車１３は
ガイドレール１２上の一定の起点上にあるものとし、こ
の点を第７図のＡ、Ｂとする。

この状態で管２４が支持枠２５に乗った条件で、各台車
１３上のモータ１４が起動し、各台車１３は第１図の矢
印方向に移動すると同時に各台車１３上の移動距離発信
器１５からのパルス信号が図示省略しである計算器に送
られてこれが加算されていく。こうして各台車１３が進
みその各端部検出器１９に当っている発光器２１からの
光線が管２４の端部で遮断されると検出器１９からの信
号によって移動距離発信器１５から計算器へ送られてい
るパルス信号が停止し、同時に遅延回路３２にも信号が
送られる。この点を第７図でＣ，Ｄとする。

しかし、モータ１４はそのままの速度で回転を続けるか
ら、台車１３はそのまま移動しており、今度は低速信号
発信器２０に当っている発光器ｎの光線が管２４端で遮
断され、この信号がホールド回路３０に送られる。この
時点を第７図のＣ１Ｄとする。

一方、台車１３が傾斜すると、その傾斜角に応　゛じた
信号がＡ−Ｄ変換器２９によりディジタル信号となって
ホールド回路３０に送られているが、前記の端部検出器
１９が管端を検出した時点から遅延回路３２で所定時間
遅れてホールド回路３０とアンド回路に信号が送られる
ので、ホールド回路３０を経た補正信号が図示省略しで
ある計算器に送られる。

このように遅延回路３２からホールド回路３０とアンド
回路３１に送られる時間は第７図のＣ１０１問およびＤ
　、　Ｄ／間とし、この間に計算器にて管２４の全長か
計算される。この計算が終了したのち、各台車１３がＣ
’、Ｄ’を通過するようにする□。

これはこの間に台車１３の移動速度が変化して台車１３
の加速度変化の影響によって傾斜角検出器１６の出力に
変化を生じ測定誤差を生ずることを防止するためである
。

また、前記、発信器２０の信号はホールド回路３０に送
られてこれをリセットするとともに図示省略しであるモ
ータ１４の制御回路にも送られてモータ１４の回転を減
速するとともにタイマーを起動して、台車１３が減速し
たのち、一定時間経過するとモータ１４を停止し、つい
でモータ１４を逆転させて各台車１３を逆行させ、台車
１３が起点に戻った条件でモータを停止させる。

台車１３の傾斜による誤差がないとき計算機にることに
より管２４の全長Ｌｘ　がわかる。

すなわち、Ｌｏ−（ｌｘ＋ｊ’ｚ）＝ＬＸとなる。

しかし、検出器１９が管端を検出したとき、一方の台車
１３の支持杆１７が第６図のように角θだけ傾斜してい
た場合、支持杆１７の回動中心と検出器１９の中心間の
既知の距離１３にｓｉｎθを乗じた値が近似的に誤差Ｅ
となりｌ！ｌがＥだけ長く測定されるから、支持杆１７
が管２４から離反方向に傾斜したときは計算機により誤
差Ｅを算出してこれをＬｏから差し引く。

すなわち、 Ｌｏ　−（Ｊｔ＋Ｊｚ）　−（ｌ！３　ｓ　ｉｎθ）＝
Ｌｘ　　またはＬｏ　−（ｆｔ＋ｔ？ｚ）　−Ｅ＝Ｌｘ
　　となる。

また、支持杆１７が管２４へ接近方向に傾斜したときは
誤差Ｅを喝に加算して Ｌｏ−’（ｅ＋＋ｌ！ｚ）＋Ｅ＝Ｌｘ　　となり、両方
の台車１３が傾斜すると、各台車１３の傾斜による誤差
Ｅを加算または減算する。

この発明は上記のようにレールに沿って移動する左右の
測長台車の傾斜による誤差を自動的に修正して正しい測
長が行゛なえるものであるから長期間に亘すレール車輪
などの摩耗修正などの手数のかかるメンテナンスを省略
できる有益な発明である。

なお、上記説明中低速信号発信器２ｏの信号は、端部検
出器１９からの信号の後に、電子的に設定可能な適当な
遅延時間経過後発信する信号に置換することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の測長装置の一実施例を示す正面図、
第２図は同上要部の拡大縦断側面図、第３図は支持杆の
拡大横断平面図、第４図はブロック図、第５図は従来の
測長装置の正面図、第６図は同上の誤差発生状態の説明
図、第７図は測長状態の説明図である。 １２・・・ガイドレール、１３・・・測長台車、１５・
・・移動距離発信器、１６・・・傾斜角検出器、１９・
・・端部検出器 特許出願人　　久保田鉄工株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ガイドレール上に左右一対の測長台車を設け、この台車
   に被測長物の端部を検出する端部検出器と、台車の起点
   から端部検出器が被測定物の端部。 を検出する端部検出個所までの距離に比例する信号を発
   信する移動距離発信器を設け、さらに各台車の起点間の
   距離から、各台車の端部検出個所までの距離を減算して
   各端部検出個所間の距離を算出する計算機とからなる測
   長装置において各測長台車の端部検出個所における台車
   の傾斜角を検出してその傾斜角度に比例する信号を発す
   る傾斜角検出器を各測長台車上に設け、前記計算機では
   この傾斜角に対応する誤差を算出して前記の端部検出個
   所間の距離から誤差に対応する長さを加算または減算す
   るようにした測長装置。