JPS5830474Y2 - 油その他の液体吹付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油その他の液体吹付装置に係り、詳しくは、菓
子生地等の焼板上に周囲に飛散させることなく、油等が
塗布でき、油等の回収がきわめて簡単な吹付装置に係る
。

なお１本明細書で油その他の液体とは剥離材としての油
脂のほか、菓子生地や、菓子の表面に塗布される液体も
含まれる。

最近１種々の菓子自動的製造装置が提案実施されており
、ドラ焼き等の和菓子、スイスロール等の洋菓子は、連
続的に移動する無終端状焼板上に油等を塗布して焼上げ
て製造されている。

しかし。焼板は表面が平坦なもの以外に、きわめて複雑
な形状の凹所が焼型として形成されるものもあって。

この連続的に移動する焼板等の上に均一に油膜を形成す
ることはむずかしいほか、油を周囲に飛散させることな
く妻止りよく吹付けることがむずかしい。

本考案は上記欠点の解決を目的とし、具体的には、連続
的には移動する焼板の表面に均一に油が塗布でき、この
塗布時に放散される油も効果的に略取し、再利用できる
油その他の液体吹付装置を提案する。

以下１図面によって本考案の実施態様について説明する
。

まず１図面は本考案の一つの実施例に係る油その他の液
体吹付装置の斜視図であり１図中符号１で示す外匣内に
少なくとも１つの噴出ノズル２な設け、外匣１は焼板３
に対して接近若しくは離間するよう昇降自在に構成する
。

各噴霧ノズル２には油等の導入ダクト４とともに高圧空
気等の供給ダクト５を接続し、油とともに高圧空気を供
給し。

油を高圧空気によって噴霧し、各噴霧流２ａは上向きに
上昇して油は焼板３上に塗布される。

油は。油タンク６から供給し、油や、高圧空気の供給量
は各流量調整弁４ａならびに５ａによって制御し。

各噴霧ノズル２は焼板３の移動機構と同期させて開閉さ
せる。

次は、外匣１の上面において各噴霧ノズル２の上部に開
ロアを形威し、開ロアの周囲には環状体を取付けて包囲
する。

このように開口な構成すると、後記の如く、各開口の環
状体が焼板３の下面に接触し、噴霧流２ａは焼板３の焼
型部３ａのみに吹付けられて、各噴霧流２ａは四方に飛
散することがない。

また、内部に油が噴霧状を威して充満する外周１におい
て油を回収するーために、外匣１に排出ダクト９を接続
し、この先端を中空状の容器１０に連結し、この排出ダ
クト９から噴霧状油を吸引し。

外匣１ならびに中空状の容器１０には、各ドレン抜き１
１ならびｖＣ１２を設けて、これらドレン抜きから油の
みを回収でき、再使用できる１゜なお、外匣１の内部は
大気圧以下に保持し、噴霧状油が外匣１の外に飛散する
ことがないよう構成することもできる。

次に、上記構成の吹付装置の使用態様を通じて。

その効果を説明すると１次の通りである。

まず、間欠的に移動する無終端焼板３は一時的に停止し
、この停止位置で外匣１は上昇し、開ロアの環状体の上
端縁が焼板３の表面に接触し、焼型３ａは環状体によっ
て包囲される。

この状態で各噴霧ノズル２から油の噴霧流が噴射され、
この噴霧流は焼型３ａの凹凸部に入る。

この際、焼型３ａに付着しない噴霧流はその状態のまま
で中空状の容器内に移行し、そこで流動が止められるた
め、油分子は分離し、きわめて良好に回収できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一つの実施例に係る吹付装置の斜視図で
ある。 符号、１・・・・・・外匣、２・・・・・・噴霧ノズル
、２ａ・・・・・・噴霧流、３・・・・・・焼板、４・
・・・・・油導入ダクト、５・・・・・・空気供給ダク
ト、６・・・・・・油タンク、７・・・・・・開口、９
・・・・・・排出ダクト、１０・・・・・中空状の容器
。 ｌＬ１２・・・・・・ドレン抜き。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 菓子生地の焼板に対し接近若しくは離間するよう相対的
   に昇降自在に配設された外匣内に油その他の液体を空気
   で噴霧する噴霧流な形成する少なくとも１つの噴霧ノズ
   ルを設け、これら噴霧ノズルの上部に相当するよう、前
   記外匣に開口を形成するとともに、この開口の周囲を環
   状体で包囲し。 更に、前記外匣に排出ダクトを介して中空状容器を接続
   して成ることを特徴とする油その他の液体吹付装置。