JPS5830459Y2 - 水栽培装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、植物種子、球根等を水面に浮かべた状態で
育成する水栽培装置に関するものである。

従来、この形式の水栽培装置としては網体を張装した枠
体あるいは小孔を置設した板状体を浮体で形成したもの
が普通であって、網体上面に種子、球根を載せ、網面が
水中に若干沈む程度として水面に浮かべて使用するもの
であるが、発芽した種子、球根類は、根部だゆでなく根
部に連なる茎部も水中に浸っているため、呼気ができず
腐敗しやすい不利があった。

この考案は、上記の点を考慮し網体な水面より上昇でき
るようにしたものであって、第１図および第２図に示す
ように網体１を張装した縁枠２に、一端開口する筒容器
状の支脚兼用浮子３・・・を、上記各一端な縁枠２に設
けた各取付部４・・・に嵌合し。

網体１とほぼ直交する方向に向けて着脱可能に突設して
なるものである。

この考案は上記の構造であり、次のようにして使用する
ことができる。

すなわち第３図Ａのように浅鉢に形成した水容器５内に
、この考案の水栽培装置な支脚兼用浮子３・・・内に若
干水を入れて浮力を調整するとともに、その支脚兼用浮
子３・・・の下端が水容器５の底面より僅かに離れる程
度に水を入れ、網体１上面に種子をまいておくと、種子
の発芽成長と共に水容器５内の水が蒸室し、第３図Ｂの
ように支脚兼用浮子３・・・の下端が水容器５の底面に
当接し網体１が水面上となって網上の植物はその茎部な
空気中に露わすことができる。

また第４図Ａのように深い水容器５′あるいは池面に浮
かせて使用する場合は、網体１面が水面に一致するよう
にして種子をまき、次いで第４図Ｂのように植物の成長
に従って支脚兼用浮子３・・・内の水を除去し浮力を増
加させることにより、網上の植物はその茎部な空気中に
露わすことができる。

この考案は以上説明したように、支脚兼用浮子３内に水
を任意に増減させることにより水面上網体の高さを自由
に調節でき、しかも構造簡単であって全体は硬質合成樹
脂等で安価に製造することができ極めて効率的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る水栽培装置の平面図、第２図は縦
断面図、第３図Ａ、Ｂならびに第４図Ａ。 Ｂはそれぞれ使用状態を示す説明断面図である。 図中符号、１は網体、２は縁枠、３は支脚兼用浮子、４
は取付部、５，５′は水容器を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 網体１を張装した縁体２に、一端開口する筒容器状の支
   脚兼用浮子３・・・を、各一端な縁枠２に設けた取付部
   ４・・・に嵌合し、それぞれ網体１とほぼ直交する一方
   に向けて着脱可能に突設してなる水栽培装置。