JPS5829998A - 管体推進装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、埋設゛管体を地盤中に推進させることで敷設
する方式の管体推進装置に関するものである。

従来、道路下等の地盤中に水道管等の管体を敷設する工
法としては、予め地盤中に設けられた先導小径管の後端
に拡孔管体を取り付け、との拡孔管体を後部から推進ジ
ヤツキ等により押し込むことで小径管で形成される先導
小径孔に沿って到達側立坑方向へ推進させ、これにより
埋設本管を敷設するようにしている。

しかし、かかる方式は拡孔管体および埋設本管に押し込
み推進による大きな圧縮応力が発生するため、埋設本管
等には圧縮強度の高い材質のものを使用しなければなら
ないとともに、塩化ビニール等からなる比較的脆弱な管
体の敷設は全て不苛能であった。

本発明は上記従来の問題を解決したもので、地盤中に予
め設けた先導小径管によりガイドされる拡孔推進体自体
に推進機能を付加し、埋設管を牽引式で敷設することに
より塩化ビニール管等の圧縮強度の低い埋設管の地中へ
の敷設を。

可能にした管体推進装置を提供することを目的とする。

以下、本発明の実施例を第１図〜第４図について説明す
る。

第１図は本発明にかかる管体推進装置による埋設管の地
中への敷設状態を示す全体図であって、１は先導小径管
、２はこの先導小径管１をガイドとして地中を自走推進
する拡孔推進体を示し、前記先導小径管１は、地盤３に
形成した発進側立坑４と到達側立坑５間の地盤３中に管
路敷設方向に沿って予め工大貫通されるものであり、そ
して先導小径管１の到達側立坑５内への突出端は立坑５
の側壁に設けた反力板６に連結され、他端部は発進側立
坑４内に突出されている。

前記拡孔推進体２は先導小径管１に沿って地中に埋設管
７を敷設するに必要な径の埋設孔８を形成するものであ
って、第２図〜第４図に示すように中心軸線上に先導小
径管１が相対摺動可能に貫通されるガイド穴９αを有す
る円錐状の拡孔ヘッド９と、この拡孔ヘッド９の後端に
同軸に取り付けた筒状外筐１０と、この外筐１０内にあ
って前記先導小径管１が相対摺動可能に貫通されるガイ
ド穴１１αを有しかつ該ガイド穴１１αの一端より後端
方向に行くにしたがい拡径されたテーパ穴１１ｂを有す
゛るクラップヘッド１１と、このクランプヘッド１１の
テーパ穴１１ｂ内に嵌挿され圧縮ばね１２により挿入方
向に付勢された縮径可能なスプリングコレットタイプの
パイプ把持部材１３とを有し、この把持部材１３の小径
管１との接触面は摩擦抵抗が大きくなる面加工が施され
ているとともに、前記拡孔ヘッド９の後端とクランプヘ
ッド１１の鍔部１１Ｃ間には円周方向に沿って複数個（
実施例では４個）の油圧式推進ジヤツキ１４が配置され
、この各推進ジヤツキ１４のヘッド側はクランプヘッド
１１の鍔部１１ｃに連結されているとともに、そのピス
トンロッド１４ａは拡孔ヘッド９に連結されている。ま
た、前記各推進ジヤツキ１４には、第１図に示すように
地上に設置した推進ジヤツキ操作装置１５から供給パイ
プ１６を通して圧力′流体が供給さレルヨうになってい
る。

次に、上記のように構成された本発明の装置の動作につ
いて説明する。

埋設管７を先導小径管１に沿って地中に敷設する場合は
、埋設管７の敷設地中に予め圧入した先導小径管１の一
端を到達側立坑５において反力板６に連結し、発進側立
坑４において拡孔推進体２をガイドローラ１７で保持し
て前進させることで先導小径管１を拡孔推進体２の拡孔
ヘッド９のガイド穴９αおよびクランプヘッド１１のガ
イド穴１１αに挿通し、がっ把持部材１３をも先導小径
管１に嵌合する。しかる後１、地上の推進ジヤツキ操作
装置１５を操作して各推進ジヤツキ１４に圧力流体を供
給し、それぞれを第２図の状態から前進動作させる。ピ
ストンロッド１４αの伸長に伴い拡孔ヘッド９とクラン
プヘッド１１間に両、者を離間する方向にカが作用する
ため、クランプヘッド１１が僅かに後退してそのテーパ
穴１１ｂにより把持部材１３を縮径し、把持部材１３に
より先導小径管１の外周を把持してクランプヘッド１１
を先導小径管１−に固定する。クランプヘッド１１が先
導小径管１にクランプされた後、さらにピストンロッド
１４αが伸長されると、ピストンロッド１４αの推進力
は拡孔ヘッド９に作用し、拡孔ヘッド９を先導小径管１
に沿って地盤３中に圧入推進させる。これに伴い拡孔ヘ
ッド９と一体の外筐１０および外筐１０の後端に連結さ
れた埋設管７も同時に推進される。そして、ピストンロ
ッド１４αが第４図に示すように前進端に達すると、各
推進ジヤツキ１４は後退勤作に切替えられる。このとき
、拡孔ヘッド９は土圧抵抗を受けて固定状態に保持され
るがクランプヘッド１１は推進ジヤツキ１４の後退勤作
で拡孔ヘッド９の方向に移動されると、そのテーパ穴１
１６が把持部材１３から離れるため、把持部材１３は拡
径して先導小径管１に対する把持力が解除されることに
なり、このためクランプヘッド１１全体は推進ジヤツキ
１４の縮小に伴って拡孔ヘッド９側に前進されることに
なる。

以下゛、上述する如く推進ジヤツキ１４を前進、後退動
作させることによりピストンロンド１４αの伸長および
縮小動作を繰り返せば、拡孔推進体２は先導小径管１に
沿って間欠的に地中へ圧入推進され、同時に外筐１０の
後判に順次連結される埋設管７を第１図に示す如く拡孔
ヘッド９によりあけた埋設孔８内に引込み敷設すること
になる。

なお、本発明において拡孔ヘッド９を先導小径管１に沿
い推進ジヤツキ１４で間欠推進させるためのクランプ機
構は上記実施例のものに限定されず、例えば先導小径管
１にその全長に亘りラチェツト歯を形成し、このラチェ
ツト歯に係合するラチェツト爪を推進ジヤツキの支持部
に設けた構造にしても同様に行なうことができる。

以上のように本発明によれば、地盤中に予め設けた先導
小径管によシガイドされる拡孔推進体に、先導小径管を
利用して尺取瓜的に推進動作、する推進機構を内蔵させ
、これにより埋設管を牽引式で敷設するようにしたので
、従来のように埋設管に圧縮応力が発生せず、先導小径
管の精度に追従して埋設管の敷設ができるとともに塩化
ビニール等の樹脂管のように圧縮強度の低い埋設管の敷
設も可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる管体推進装置による埋設管の地
中への敷設状態を示す全体構成図、第２図は本発明にお
ける管体推進装置の拡孔推進体の一例を示す断面図、第
３図はその側面図、第４図は本発明における拡孔推進体
の推進状態を示す断面図である。 ｌ・・・先導小径管、２・・・拡孔推進体、３・・・地
盤、６・・・反力板、７・・・埋設管、９・・・拡孔ヘ
ッド、１０・・・筒状外筐、１１・・・クランプヘッド
、１３・・・パイプ把持部材、１４・・・推進ジヤツキ
、１５・・・推進ジヤツキ操作装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 地盤中に埋設管の敷設方向に沿って配設される先導小径
   管と、この先導小径管をガイドとして地中に自走式に推
   進される拡孔推進体とを備え、前記拡孔推進体は、前記
   先導小径管が相対摺動可能に貫通する拡孔ヘッドと、前
   記先導小径管が相対摺動可能に貫通されかつ先導小径管
   上を後退方向に移動しようとするとき先導小径管に固定
   されるクランプ機構およびこのクランプ機構と前記拡孔
   ヘッド間に配設された推進ジヤツキとから構成されてい
   ることを特徴とする管体推進装置。