JPS5829881B2 - 同軸共振器を用いたフイルタ - Google Patents

同軸共振器を用いたフイルタ

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JPS5829881B2
JPS5829881B2 JP53000449A JP44978A JPS5829881B2 JP S5829881 B2 JPS5829881 B2 JP S5829881B2 JP 53000449 A JP53000449 A JP 53000449A JP 44978 A JP44978 A JP 44978A JP S5829881 B2 JPS5829881 B2 JP S5829881B2
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JP
Japan
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resonator
outer conductor
dielectric
coaxial
filter
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Expired
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JP53000449A
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JPS5493948A (en
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敏夫 西川
容平 石川
禎啓 田村
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は同軸共振器を用いたフィルタに関し、特に例
えば内導体および外導体間に誘電体を介在させた−波長
間軸TEM共振器を用いたフィルタに関する。
従来VHF帯もしくはUHF帯で用いられているフィル
タとして、LC共振器を用いたものや、同軸共振器を用
いたものがある。
しかしながら、前者は充分な選択度特性が得られなく、
後者は形状が太きいという欠点があった。
最近では、通信機器の分野にむいては、システムの小形
軽量化が求められているが、他の部品は小形軽量化が計
られている中で、その重要性から数多く使われているに
も拘わらずフィルタは、小形軽量化が困難なためシステ
ムの小形軽量化を遅らせる原因となっていた。
そのためこのようなフィルタの小形軽量化がこの分野の
技術者にとって至上命題であった。
そこで本発明者らは、内導体および外導体の間に誘電体
を充填した一波長同軸TEM共振器を開発した。
このような誘電体同軸TEM共振器は、その小形化が可
能なため、フィルタかつ従ってシステム全体の小形軽量
化にきわめて多大な利点を有するものである。
しかしながら、このような誘電体を充填した一波長同軸
TEM共振器は、そのQが高いことから、−波長共振器
にトいて避は難い3倍あるいは5倍等の高調波成分が励
振され易く、特に第3高調波共振がスプリアスとして発
生する。
一方、一般の送信機等ではアクティブな素子は必ず2倍
ないし3倍等の高調波が発生するものであり、上述のご
とく誘] 電体を充填した一波長同軸TEM共振器を用いれば、そ
の特性から前記第3高調波がスプリアスとなって発生さ
れることになる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、上述のととくの
問題点を除き、高調波のスプリアス特性を改善し得る同
軸共振器を用いたフィルタを提供することである。
この発明は、要約すれば、内部導体と外部導体との間に
誘電体を介在させた−波長同軸TEM共振器にち・いて
、その共振器の短絡側にむいて前記誘電体の一部を除去
することによりこの部分の実効誘電率を相対的に他の部
分より小さくし、共振特性をずらしてスプリアス特性を
改善した同軸共振器を用いたフィルタであって、この共
振器は、前記誘電体の一部を除去した部分にむいて磁界
結合によって用いられることを特徴とするものである。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特徴は図面
を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
第1図はこの発明の一実施例フィルタで用いる同軸共振
器を示す図解的断面図である。
構成に釦いて、−波長同軸TEM共振器1は、それぞれ
、内導体2、外導体3、前記内導体2むよび外導体3の
間に充填される誘電体4を含んで戒る。
このような−波長同軸TEM共振器1はたとえば一例と
して以下のような具体的構造を有する。
円筒状の誘電体4の外周壁には導体からなる円筒状金属
体を酵嵌して外導体3とする。
誘電体4の中空部分に補強のためのセラ□ツクからなる
中心棒5を挿通してなる。
中心棒5は外導体3と同じ軸長で、その外周壁には例え
ば高周波特性の良いかつ誘電体との接着性の良い、例え
ば銀ペーストを焼き付けて内導体2としている。
なむ、内導体2は、外導体3と同じく、導体からなる円
筒状金属体で置き換えてもよい。
これら金属体を用いる場合、誘電体4の外周壁や内周壁
にあらかじめ銀を焼付けた上で用いることも考えられる
誘電体4はたとえば酸化チタン系セラミック材料が良い
がこれは、損失を少なくするために内導体2を銀製にす
る場合、銀の焼成温度が600ないし9000Gである
からこれに耐える材料であることが条件となるからであ
る。
勿論、内導体2を銀の焼き付けで形成しないときは、誘
電体4は別の材料でも良い。
このような同軸共振器1によると、その−右端側の内導
体2、外導体3間6には誘電体4が存在しないことにな
る。
この−右端側を短絡面側として用いる。
誘電体4が存在していない部分6の軸長は、共振器1の
全長の1/34で程度の長さ1でとり得るのが好ましい
上述のととくの構成によれば、基本波の電界は共振器の
短絡面側で0またはOに近いので、内導体2、外導体3
間に存在する物質(つ1り通常は空気、真空状態など)
の誘電率が低くても、共振周波数に対する影響が小さい
が、第3高調波の電界は共振器のこの短絡側に釦いても
大きくなるので実効誘電率が著しく低下しその共振周波
数に対する影響がきわめて大きくなる。
すなわち、スプリアス特性を悪化させる原因である第3
高調波の共振がより高い周波数域で生じることになる。
次にこのような構造の共振器を用いたフィルタは以下の
ように構成される。
第3図にあ−いて、第1図トよび第2図と同一部分には
同一番号を付してその説明を省略する。
図に耘いて、ケース11は、導体たとえばジュラルミン
からなる長方体に孔12.13むよび14をくりぬいた
ものである。
第1段目の共振器1は孔12に、第2段目の共振器1は
孔13に、第3段目の共振器1は孔14に挿入され、固
定と電気的接続のためにたとえば導電性接着剤で固定さ
れる。
あるいは、ネジ類を用いて共振器1を固定してもよい。
各共振器1は各社12.13.14に缶蓋して収容され
ることかのぞましい。
各共振器1の誘電体4が存在していない部分6は図にむ
いて下方になるようケース11に収容される。
部分6をとりかこむ外導体3は必ずしも必要でない。
ケース11の両側面下側の一方には入力用同軸コネクタ
15、他方には出力用同軸コネクタ16が設けられてい
る。
入力信号を第1段目の共振器1に伝達するには、ケース
11に設けられた孔17、必要ならば外導体3に設けた
孔18を挿通させた導線19の一端を、入力用同軸コネ
クタ15の中心ピンに接続し、他端をループ状に形成し
て外導体3または孔12の内側に接続した磁界結合によ
って行なわれる。
第1段目の共振器1と第2段目の共振器1とは、ケース
11に設けられた孔20、必要ならばそれぞれの共振器
の外導体3に設けられた孔21゜22を挿通させた導線
230両端をループ状に形成してそれぞれの共振器の外
導体3捷たはケース12釦よひ13の内側に接続した磁
界結合によって行なわれる。
同様に第2段目の共振器1と第3段目の共振器1とは、
ケース11に設けられた孔24、必要ならばそれぞれの
共振器の外導体3に設けられた孔25.26を挿通させ
た導線27の両端をループ状に形成してそれぞれの共振
器の外導体3−または孔13むよび14の内側に接続し
た磁界結合によって行なわれる。
出力信号を第3段目の共振器1からとりだすには、ケー
ス11に設けられた孔28、必要ならば外導体3に設け
られた孔29を挿通させた導線30の一端を出力用同軸
コネクタ16の中心ピンに接続し、他端をループ状に形
成して外導体3または孔14の内側に接続した磁界結合
によって行なわれる。
孔12.13.140図にむける上部開口部には上フタ
31がとりつけられている。
孔12.13.14の図にむける下部開口部はケース1
1と一体の下フタによって閉口されているが、もちろん
別体の下フタであってもよい。
32.33.34は周波数調整用ネジで、ネジ32は第
1段目の共振器用、ネジ33は第2段目の共振器用、ネ
ジ34は第3段目の共振器用で上フタ31に螺合されて
いる。
この周波数調整用ネジの装着は任意である。
以上のようにこの発明によれば、誘電体を内溝体むよび
外導体の間に介在させた一波長同軸TEM共振器の短絡
側の固体として存在する誘電体が欠除されている同軸共
振器を用いてフィルタを構成したので、このような−波
長同軸TEM共振器に特有の第3高調波共振(励振)の
周波数が実用上問題のない高域1でずれてそのスプリア
ス特性が著しく改善されたフィルタが得られる。
寸た、共振器の誘電体を除去した部分に励振、結合機構
を設けたので全体形状がコンパクトになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例で用いる同軸共振器を示す
図解的断面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図はこの発明の一実施例フィルタの断面図である。 1は共振器、2は内導体、3は外導体、4は誘電体、6
は誘電体4が存在していない部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内部導体と外部導体と該内部導体むよび外部導体の
    間に介在された誘電体とを含み、短絡側の前記誘電体の
    一部が全長の1/3欠除された1/4波長同軸TEM共
    振器を少なくとも一以上用いたフィルタであって、共振
    器は、前記誘電体の一部が欠除された部分の外部導体に
    開口を設けて磁界結合によって用いられることを特徴と
    するフィルタ。
JP53000449A 1978-01-05 1978-01-05 同軸共振器を用いたフイルタ Expired JPS5829881B2 (ja)

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JPS5493948A JPS5493948A (en) 1979-07-25
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JPS62119066U (ja) * 1986-01-20 1987-07-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467355A (en) * 1977-11-08 1979-05-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Band pass filter

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