JPS5829869Y2 - 押釦スイッチのトグル機構 - Google Patents

押釦スイッチのトグル機構

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Publication number
JPS5829869Y2
JPS5829869Y2 JP1978046961U JP4696178U JPS5829869Y2 JP S5829869 Y2 JPS5829869 Y2 JP S5829869Y2 JP 1978046961 U JP1978046961 U JP 1978046961U JP 4696178 U JP4696178 U JP 4696178U JP S5829869 Y2 JPS5829869 Y2 JP S5829869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
toggle mechanism
curved
button switch
elastic strip
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978046961U
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English (en)
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JPS54150881U (ja
Inventor
達郎 小沼
秀夫 鍋谷
良平 木下
Original Assignee
富士通株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦スイッチにおけるスナップアクション用ト
グル機構に関する。
押釦スイッチには一般にそれの作動状態を押下刃ないし
押下ストロークの変化で感知し得るようにスナップアク
ション機構が採用されている。
スナップアクション機構としては従来より多くのものが
公知または公用となっているが、その−例として、間隔
をおいて設けた支持部材間に該支持部材の間隔より長い
弾性条片をそれの両端において枢支させ湾曲状態にて装
着し、該条片に押圧力を加えることにより該条片が一方
の湾曲位置から反対の湾曲位置へ反転変位し、押圧力の
除去に従って前記一方の湾曲位置に反転復帰するように
したトグル機構がある(特開昭48−41277)。
このトグル機構は良好なスナップアクションが得られ、
また構造が比較的簡単で寿命も長いという多くのすぐれ
た利点を有する。
しかしながら上記のトグル機構にも次のような問題点が
ある。
すなわちこのトグル機構では弾性条片の支持部材をもま
た弾性体とすることによって良好なスナップアクション
ならびに長寿命を実現している。
しかし弾性支持部材はそれ自体の加工製作がそれほど簡
単ではなく、またそれの弾性は弾性条片の弾性と相互に
関連させて選定あるいは調整する必要があり、部品製作
および組立を通じた全体工程の作業性が悪い。
従って本考案の目的は上記従来のトグル機構における前
述の欠点を排除することによって一層すぐれた押釦スイ
ッチのトグル機構を提供することにある。
本考案は上記の目的を遠戚するために、前述したトグル
機構において、前記支持部材には支持切込溝を設け、前
記弾性条片の両端には前記支持切込溝に係合する凹溝を
有する首部を形成し、該凹溝を支持切込溝に係合させて
前記弾性条片を支持するとともに、弾性条片の自然状態
における形状を、長手方向の少なくともlケ所に湾曲部
を有する形状としたものである。
かがる構造によれば、条片が押圧力を受けて一方の湾曲
状態がら他方の湾曲状態へ反転変位する際に生ずる弾性
変形を前述した湾曲部で吸収させることができる。
このことは弾性条片の支持部材を従来のように弾性体と
せずに剛体としても従来と同等またはそれ以上のスナッ
プアクション性能および寿命が保証されることを意味す
る。
そして支持部材を剛体とした場合の利点はこれを金属や
合成樹脂あるいはその他の適当な材料から非常に簡単な
工程で製作できることである。
また組立に関しても弾性条片の弾性だけを調整すれば足
りるので作業性が良い。
更に、弾性条片の支持構造を上記の如くしたので簡単な
組立て作業が可能で、また支持部材からの脱落のおそれ
も皆無となる。
以下、本考案につき添付図面を参照し実施例にもとづい
て詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案によるトグル機構の一実施
例を用いた押釦スイッチの全体構成をそれぞれ非作動状
態(OFF)および作動状態(ON)を示す。
この押釦スイッチはいわゆるコンデンサ型スイッチであ
り、スイッチ部分はプリント板1と誘電体2から構成さ
れ、これを作動させる機構はハウジング3、スライダ4
、弾性条片5(以下、条片とも略記する)、ドライブロ
ッド6、スプリング7、キートップ8から構成されてい
る。
スイッチ作動機構の主要部をなすトグル機構はスライダ
4、条片5および゛ドライブロッド6から戊り、その基
本的構成を第3図に示しである。
スライダ4は例えば合成樹脂からモールド成形したU字
形の剛体であり、ハウジング3内に上下に移動可能に収
容されている。
誘電体2はスライダ4の下面に固定されており、従って
スライダ4の上下移動に応じてスイッチがON(第2図
)および0FF(第1図)となる。
スライダ4は間隔をおいた一対の支持部4aを有し、条
片5は両端部が支接部4aに枢支された状態でスライダ
4に装着されている。
条片5の自然状態における形状は第4図に示す如く長手
方向の2ケ所に湾曲部5aを有する形状である。
また条片5の自然状態における有効長さ1.(後述する
首部5b間の長さ)はスライダ4の支持部4bの間隔1
2より長くしてあり、従って条片5はスライダ4に装着
されると第3図に示す如く全体として湾曲状態を呈する
(初期は上方凸)。
ドライブロッド6は条片5にそれの長手方向中央点にて
結合されている。
なお、条片5の枢支構造の一例を第5図に示しである。
これはスライダの支持部4bの先端にL字形の切込み3
bを形成し、また条片5の両端部に首部5bを形成して
該首部5bを切込み3bに挿入係合させるようにしたも
のである。
かかる構造によればスライダ4への条片5の装着が非常
に簡単であり、また条片の動きが良好でしかもスライダ
からの脱落のおそれはほとんど皆無であり、組立工程の
うえで非常に有利である。
次に上述のトグル機構の作用につき第3図または第6図
を参照して説明する。
なお第6図はドライブロッド6に及は゛す押下刃F(縦
軸)とそれの変位S(横軸)の関係を示す線図であり、
実線は押下げストロークを示し、点線は復帰ストローク
を示す。
さて、キートップ8を押してドライブロッド6を押し下
げると、条片5は弾性変形しながら下方へ変位し、つい
には中立点(第3図には示さず、第6図に符号Nで示す
)を越えて第3図に点線で示すように反対側の湾曲位置
(下方凸)へ反転変位する。
またこの状態からキートップ8をはなせばドライブロッ
ド6はスプリング7の作用により上方へ押し上げられ、
これにより条片5は点線の湾曲位置から実線の湾曲位置
へ反転復帰する。
この条片5の湾曲状態の反転の際に第6図に示すような
押下刃Fの大きな変化を伴うスナップアクションが得ら
れるのである。
本考案によるトグル機構の特徴は、条片5が一方の湾曲
状態から他方の湾曲状態へ反転する際に生ずる弾性変形
を湾曲部5aで吸収し得ることである。
このことは条片の支持部材を従来のように弾性体とする
必要がないことを意味する。
換言すれば条片の支持部材を剛体とすることができ、従
って金属や合成樹脂あるいはその他の適当な材料から非
常に簡単な工程で製作できる。
また支持部材を剛体とすれば条片の弾性だけを適宜選択
調整すれば足りるので組立性は非常に向上する。
なお、弾性条片の特性は材料の板ばね等の特性に加えて
湾曲部5aの数および形状等が重要となるがこれは実験
的に容易に選定することができる。
特性および加工性の両方を考慮すると図示例の如く2つ
の湾曲部を形成するのが有利であるがこれに限定されな
いことは云うまでもない。
また、条片の装着の仕方または支持部材の構造なども種
々の変形例が考えられる。
例えば第7図は条片5を上下逆にして装着した場合であ
る。
また第8図および第9図はドライブロッド6にスライダ
4と類似の支持部材9を固定してこれに条片5を装着し
、条片5の中央点をスライダ10または11に結合した
構造である。
第7図から第9図の例の特性はほとんど第3図のものと
同様である。
以上の説明から明らかでありますように、本考案によれ
ば従来のものに比べて性能は同等またはそれ以上であり
、また部品製作および組立工程においては非常に作業性
が良く従って製造コストの安価なすぐれたトグル機構が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による押釦スイッチのトグ
ル機構の一実施例を用いた押釦スイッチの全体構成をそ
れぞれ非作動状態(OFF)および作動状態(ON)に
て示す断面図、第3図は本考案によるトグル装置の基本
構成図、第4図は弾性条片の自然状態における形状を示
す側面図、第5図は弾性条片の枢支構造例を示す斜視図
、第6図は第3図のトグル機構における押下刃Fと変位
Sの関係線図、第7図、第8図および第9図はそれぞれ
第3図の例の変形例を示す側面図である。 図において、1はプリント板、2は誘電体、3はハウジ
ング、4はスライダ、4aは支持部、5は弾戊条片、5
aは湾曲部、6はドライブロッド、7はスプリング、8
はキートップ、9は支持部材、10.11はスライダ、
をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔をおいて設けた支持部材間に該支持部材の間隔より
    長い弾性条片をそれの両端において枢支させ湾曲状態に
    て装着し、該条片に押圧力を加えることにより該条片が
    一方の湾曲位置から反対の湾曲位置へ反転変位し、押圧
    力の除去に従って前記一方の湾曲位置に反転復帰するよ
    うにした押釦スイッチのスナップアクション用トグル機
    構において、前記支持部材には支持切込溝を設け、前記
    弾性条片の両端には前記支持切込溝に係合する凹溝を有
    する首部を形威し、該凹溝を支持切込溝に係合させて前
    記弾性条片を支持するとともに、前記弾性条片の自然状
    態における形状を、長手方向の少くとも1ケ所に湾曲部
    を有する形状としたことを特徴とする押釦スイッチのト
    グル機構。
JP1978046961U 1978-04-12 1978-04-12 押釦スイッチのトグル機構 Expired JPS5829869Y2 (ja)

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JP1978046961U JPS5829869Y2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 押釦スイッチのトグル機構

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JPS54150881U JPS54150881U (ja) 1979-10-20
JPS5829869Y2 true JPS5829869Y2 (ja) 1983-06-30

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ID=28928027

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JP1978046961U Expired JPS5829869Y2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 押釦スイッチのトグル機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611232U (ja) * 1984-06-11 1986-01-07 アルプス電気株式会社 スイツチ装置

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JPS49137071U (ja) * 1973-03-27 1974-11-26

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JPS54150881U (ja) 1979-10-20

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