JPS58297B2 - カンソウニクノセイゾウホウ - Google Patents

カンソウニクノセイゾウホウ

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Publication number
JPS58297B2
JPS58297B2 JP50157216A JP15721675A JPS58297B2 JP S58297 B2 JPS58297 B2 JP S58297B2 JP 50157216 A JP50157216 A JP 50157216A JP 15721675 A JP15721675 A JP 15721675A JP S58297 B2 JPS58297 B2 JP S58297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meat
dried
beef
undenatured
added
Prior art date
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Expired
Application number
JP50157216A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5282747A (en
Inventor
波田裕夫
和木俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP50157216A priority Critical patent/JPS58297B2/ja
Publication of JPS5282747A publication Critical patent/JPS5282747A/ja
Publication of JPS58297B2 publication Critical patent/JPS58297B2/ja
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は復元性および肉様テクスチュアーの優れた乾燥
肉の製造法に関する。
さらに詳しくは、本発明は(1)未変性畜肉のすり身、
(2)活性ある蛋白質および(3)熱変性せる畜肉およ
び/または組織状植物性蛋白質を混合した後、高周波で
含水率4〜15%になるまで処理し、ついで熱風乾燥を
行ない、復元性および肉様テクスチュアーの優れた乾燥
肉を製造する方法に関する。
近年、インスタント食品が便利性の点で好んで食される
様になりその普及は著しい。
しかるに、このインスタント食品の商品価値は添加され
ている具によって大きく左右され、そのため添加される
具の品質が重要な要素になってくる。
その具の1種として用いられる乾燥肉は従来殆ど凍結乾
燥法で製造されているけれども、該凍結乾燥法は一般に
操作が連続的でなく、通常回分式であるため設備の回転
率が低く、冷却水用として大量の水が必要であり、又乾
燥にも長時間を要する等の理由により製品のコストが一
般に高くなるという欠点がある。
又一部高周波誘電加熱法によって製造されているが、現
在室なわれている方法は膨剤、例えばグルコノデルタラ
クトンや炭酸水素ナトリウム等を使用するのが一般的で
ある。
しかしながら該膨剤を使用する方法によって得られる乾
燥肉は復元性および肉様テクスチュアーの点で未だ満足
すべきものでない。
本発明者らはこれらの欠点を改良すべく種々研究した結
果、(1)未変性畜肉のすり身、(2)活性ある蛋白質
および(3)熱変性せる畜肉および/または組織状植物
蛋白質を混合し、これを高周波誘電加熱と熱風乾燥を組
合わせた方法により処理することによって、復元性およ
び肉様テクスチュアーの優れた乾燥肉を安価に製造する
方法を完成した。
本発明方法を詳しく説明すると、未変性畜肉を適当な擂
潰機にてすり身とし、これに活性ある蛋白質の1種もし
くは2種以上、熱変性せる畜肉又は植物性組織状蛋白質
および必要に応じて種々の調味料を加えてよく混合し、
これにさらに必要に応じ脂肪の融解したものに乳化剤と
水を加えてよく混合したものを加えて、よく混合し、適
当な大きさに成型後、高周波処理により膨化、脱水せし
めて水分を4〜15%となし、次いで熱風乾燥により乾
燥することによって目的物を得ることができる。
本発明に使用する未変性畜肉としては鶏肉、牛肉、豚肉
、羊肉等が挙げられる。
これらの未変性畜肉は通常例えば挿潰機にて充分に擂潰
してすり舟状にして使用する。
この際ポリリン酸ナトリウム又は塩基性アミノ酸を該す
り身に対し重量で0.1〜5%添加すると、未変性畜肉
のすり身がゾル化し易く又該畜肉の粘着性および膨化性
も増加する。
ポリリン酸ナトリウムとしては、例えばピロリン酸ナト
リウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナ
トリウム、テトラメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリ
ン酸ナトリウム等が利用できる。
塩基性アミノ酸としては、例えばアルギニン、リジン、
ヒスチジン等が利用できる。
活性ある蛋白質としては、例えばグルテン、カゼイン、
アルブミン、グロブリン等の蛋白質(具体的には、例え
ば小麦グルテン、牛乳カゼイン、卵白、卵黄、大豆蛋白
等)が利用できる。
該活性ある蛋白質の添加量は未変性畜肉に対して重量で
2〜30%の範囲が好適である。
熱変性せる畜肉としては鶏肉、牛肉、豚肉、馬肉、魚肉
、兎肉等を熱水もしくはスチーム等によって熱変性させ
たものが用いられる。
これらは通常適当な大きさに切って用いられる。
組織状植物性蛋白質としては大豆、小麦等を原料として
作られた組織状のものが用いられ、例えばマックステン
〔商品名、協和醗酵工業(株)製〕として市販されてい
る。
これらの市販品は通常、乾燥されており用いる際には水
戻しして用いられる。
熱変性した畜肉又は組織状植物性蛋白質(水戻ししたも
の)の添加量は未変性畜肉に対して重量で1/4〜4倍
量添加するのが好ましい。
未変性畜肉に対して熱変性せる畜肉又は組織状植物性蛋
白質の添加量が多くなると膨化性が悪くなる。
一方、添加量が少なくなると乾燥肉はカマボコ状もしく
はレバー状のテクスチュアーとなり肉様のテクスチュア
ーは得られない。
脂肪としては、動物性の脂肪が用いられ、例えば牛脂、
豚脂等が用いられる。
適量の脂肪を加えることによって乾燥肉の風味を改善す
ることかできる。
用いられる未変性畜肉とは異なった種類の動物の脂肪を
加えることによって著しく風味が改善される場合がある
脂肪の添加量は風味改善の度合によって適宜決めればよ
いが、添加量が多すぎると高周波処理によって分離する
ことがある。
乳化剤としては、例えばカゼインナトリウム、オレイン
酸モノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド等
が利用される。
これは脂肪の乳化を促進させ、かつ高周波処理時におけ
る脂肪の分離を防止する等の働きがある。
乳化剤の添加量としては添加する脂肪に対してカゼイン
ナトリウムは重量で20〜30%の範囲が好ましく、オ
レイン酸モノグリセライドおよびステアリン酸モノグリ
セライドは0.5〜2.0%の範囲が好ましい。
高周波処理に際し利用される周波数としては915MH
zもしくは2450MHzのものが利用できる。
高周波処理によって混合肉の含水率4〜15%まで行な
う。
高周波処理を長時間かけ含水率を4%以下まで行なうと
乾燥肉の表面に焦を生じる恐れがある。
熱風乾燥(通常80〜90℃)は含水率4%以下まで行
なうことにより保存性の優れたものとなる。
次に未変性鶏肉すり身と熱変性せる牛肉を主体とする乾
燥肉を下記の方法で製造し、その際の高周波処理時間に
よる高周波処理後の含水率、熱風乾燥後の含水率および
乾燥肉の復元性、復元後のテクスチュアーを調べた。
その結果を表−1に示す。
まず乾燥肉の製造は次の様に行なった。未変性の鶏肉す
り身500gにピロリン酸ナトリウム15gを加え擂潰
機にて充分擂潰してゾル状となす。
これに卵白粉50g、プロミックP〔商品名、協和醗酵
工業(株)製〕5g、砂糖100g、食塩30gを添加
して充分混合する。
別に牛脂200gを加熱し、この融解物中に熱水250
m1(90〜95℃)を加え、さらにカゼインナトリウ
ム50gを加えて攪拌を5〜8分程度行ない牛脂を完全
に乳化する。
乳化後、該乳化物を50℃以下まで冷却し、これを前述
の鶏肉の混合物に加えさらにミンチ(スクリーンの径5
mm)にかけて破砕した牛肉(熱水処理したもの)50
0gを加えて混合肉を得た。
該混合肉は成型機により8〜10mm四方のノズルより
吐き出させ、高周波誘電加熱機(出力2.5 kw 、
周波数2450MHz)で5〜20分間処理し膨化せし
めた。
この膨化せしめた肉をカッターにて8〜10mmの長さ
に切断し、その後熱風乾燥(80〜85℃)を行ない目
的の乾燥肉を得た。
次に本発明の実施例について述べる。
実施例 1 未変性の鶏肉すり身500gにピロリン酸ナトリウム1
5gを加え擂潰機にて充分擂潰してゾル状となす。
これに卵白粉70g、砂糖100g。食塩30g、グル
タミン酸ナトリウム10g、バイクックビーフA〔商品
名、協和醗酵工業(株)製のビーフ系調味料)30g、
粉末カラメル5g、パーリックパウダー2g、ホワイト
ペラパー5g、醤油70m1を添加し充分混合する。
別に牛脂200gを加熱し、この融解物中に熱水250
m1(90〜95℃)を加え、さらにカゼインナトリウ
ム50gを加えて攪拌を5〜8分程度行ない牛脂を完全
に乳化する。
乳化後、該乳化物を50℃以下まで冷却し、これを前述
の鶏肉の混合物に加えさらにミンチ(スクリーンの径5
mm)にかけて破砕した牛肉(熱水処理したもの)50
0gを加えて混合向1800gを得た。
該混合向は成型機により8〜10mm四方のノズルより
吐き出させ、高周波誘電加熱機(出力2.5kw、周波
数2450MHz)で約14分間処理し膨化せしめた。
該膨化せしめた肉の含水率は10%であった。
かくして高周波処理により膨化せしめた肉をカッターに
て8〜10mmの長さに切断し、その後熱風乾燥(85
〜90℃)を行ない、乾燥肉800gを得た。
該乾燥肉の含水率は3.0%であった。
実施例 2 実施例1の牛肉(熱水処理したもの)の代わりにマック
ステン〔商品名、協和醗酵工業(株)製〕を用いる他は
実施例1と同様に行ない含水率3.5%の乾燥肉800
gを得た。
実施例 3 実施例1の牛肉(熱水処理したもの)、牛脂およびハイ
クックビーフA〔商品名、協和醗酵工業(株)製のビー
フ系調味料〕の代わりに豚肉(熱水処理したもの)、豚
脂およびハイクックボークA〔商品名、協和醗酵工業(
株)製のボーク系調味料〕を用いる他は実施例1と同様
に行ない含水率3.2%の乾燥肉830gを得た。
実施例 4 実施例1,2,3で示した方法で製造せる乾燥肉、実施
例1と同様の原料で配合した混合肉の凍結乾燥品〔−3
0℃に凍結し、加温(50℃)で20時間乾燥したもの
含水率3.8%。〕および実施例1の卵白粉の代わりに
膨剤としてグルコノデルタラクトンと炭酸水素ナトリウ
ムとを使用して製造せる乾燥肉(含水率4.0%)の以
上5点の乾燥肉についてそれぞれの復元性および復元後
のテクスチュアーの比較を行なった。
その結果を表−2に示す。
表−2の結果から判る様に実施例1゜2.3で得られた
乾燥肉の復元性および復元後のテクスチュアーはいずれ
も膨剤使用のものより優れ、又凍結乾燥品にも劣らぬも
のであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (1)未変性畜肉のすり身、(2)活性ある蛋白質
    および(3)熱変性せる畜肉および/または組織状植物
    性蛋白質を混合した後、高周波で含水率4〜15%にな
    るまで処理し、ついで熱風乾燥することを特徴とする乾
    燥肉の製造法。
JP50157216A 1975-12-29 1975-12-29 カンソウニクノセイゾウホウ Expired JPS58297B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP50157216A JPS58297B2 (ja) 1975-12-29 1975-12-29 カンソウニクノセイゾウホウ

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JP50157216A JPS58297B2 (ja) 1975-12-29 1975-12-29 カンソウニクノセイゾウホウ

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JPS5282747A JPS5282747A (en) 1977-07-11
JPS58297B2 true JPS58297B2 (ja) 1983-01-06

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ID=15644743

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JP50157216A Expired JPS58297B2 (ja) 1975-12-29 1975-12-29 カンソウニクノセイゾウホウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000021377A1 (en) * 1998-10-15 2000-04-20 Sildolje- Og Sildemelindustriens Forskningsinstitutt A reformed fish product from dried or semi-dried comminuted fish

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912067A (ja) * 1972-05-11 1974-02-02

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