JPS5829748A - アニリンの回収方法 - Google Patents

アニリンの回収方法

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JPS5829748A
JPS5829748A JP12813681A JP12813681A JPS5829748A JP S5829748 A JPS5829748 A JP S5829748A JP 12813681 A JP12813681 A JP 12813681A JP 12813681 A JP12813681 A JP 12813681A JP S5829748 A JPS5829748 A JP S5829748A
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JP
Japan
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aniline
indole
distillation
nitrogen
solution
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JP12813681A
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Tadatoshi Honda
本多 忠敏
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アニリンとインドールを含む溶液からアニリ
ンを蒸留分離して回収する方法に関する。
更に詳しくは、N  (β−ヒドロキシエチル)アニリ
ン、またはアニリンとエチレングリコールを原料とする
インドール合成反応液から、蒸留分離過程におけるイン
ドールの変質を抑制し′てアニリンを蒸留分離する方法
に関する。
インドールは、化学工業原料として知られ、特に近年、
香料やアミノ酸合成原料として重要な物質となってきて
いる。
従来、インドールを合成しようという試みはいくつかあ
ったが、いずれも副生物が多いものや、原料的にみて高
価なものが多く、またインドールに至るまでの工程が長
く、操作が煩雑なものが多かった。しかし、最近に至り
、安価な原料を用い、且つ一段の工程でインドールを合
成する方法として、N−(β−ヒドロキシエチル)アニ
リンを原料とする方法やアニリンとエチレングリコール
とを原料とする方法が見い出された。これら2つの方法
では、インドールを収率良く得るために、反応系に多量
のアニリンを存在させることが必要である。従って、得
られる反応混合物に含まれる多量のアニリンを分離回収
することが不可欠である。
反応混合物からアニリンを分離回収するには、インドー
ルの常圧沸点が255℃、アニリンの常圧沸点が185
℃であるので、蒸留分離法を適用することができる。と
ころが、反応混合物に含まれているインドールはアニリ
ンを常圧ないし減圧で蒸留分離する過程で変質し、アニ
リン留去後のインドール含有量がアニリン留去前に比し
減少することが判った。このインドール含有量の減少は
、蒸留時の全圧が低い程、また蒸留時間が短い程少くな
るが、比較例に示すように工業的に実施可能な穏和な蒸
留条件下でも無視できない程度起ることが判った。
本発明者は、アニリンとインドールを含有する液からア
ニリン留去する時のインドールの変質を抑制する方法を
鋭意検討した結果、4−フェニルモルホリン、1−フェ
ニルピロリジン、1−フェニルピロールのような含窒素
有機化合物を系に共存させるとインドールの変質が実質
的に抑制できることを見い出し、本発明の方法に至った
すなわち、本発明は、N−(β−ヒドロキシエチル)ア
ニリン、またはアニリンとエチレングリコールを原料と
するインドール合成反応液のような、アニリンとインド
ールを含む溶液からアニリンを蒸留分離する際に、アニ
リンよシ高沸点でかつ、蒸留によりアニリンと分離可能
な含窒素有機化合物を蒸留系に共存させてアニリンを回
収する方法であり、本発明の方法によって蒸留操作中の
インドールの変質を実質的に抑制して、アニリンとイン
ドールとを含有する液からのアニリンを回収することが
できる。
本発明の方法の対象となるアニリンとインドールを含む
溶液としては特に制限はない。比較例に示すようにアニ
リンとインドールのみを含む溶液に比へN −(β−ヒ
ドロキシエチル)ア=IJ/、tたHアニリンとエチレ
ングリコールとを原料とするインドール合成反応液から
アニリンを蒸留回収する時のほうがインドールの変質に
よる損失が大きいので、本発明の方法はこのような反応
液に対して特に好ましく適用される。
蒸留分離の過程でのインドールの変質を引き起す原因は
明らかではない。アニリンまたはインドールに微量含ま
れる不純物、特に、前記の原料力)らインドールを合成
する際に生ずる微量の副反応生成物が、加熱下のインド
ールの変質の誘因となるものと推定される。
本発明の方法で用いる含窒素有機化合物としては、常圧
沸点がアニリンの沸点よシ高く、かつ蒸留によりアニリ
ンと分離可能なものである。
好ましくは、常圧沸点が2.30℃以上で、アニIJし
やインドールと反応するような官能基、例えばハロゲン
原子、カルボニル基、スルホン酸基、チオール基などを
含まないものであれば良い。
このような含窒素有機化合物としては、ピロール類、ピ
リジン類、ピロリジン類、ピペリジン類、ピペラジン類
、モルホリン類、キノリン類、カルバゾール類、エタノ
ールアミン類およびインドール類などがある。常圧沸点
が2′り0℃以上の好ましい具体例としては、例えば、
1または2−フェニルピロール、2−、 3−1にハ4
−フェニルヒリジン、4−フェニルピペリジン、1−フ
ェニルピロリジン、N−フェニルピペラジン、N、N’
−ジフェニルピペラジン、4−フェニルモルホリン、 2−または4−メチルキノリン、カルノ(ゾール、1−
12−または6−メチルインドール、1゜2−または3
−エチルインドール、1,2.3−)リメチルインドー
ル、トリエタノールアミン、N、N’−シ(ヒドロキシ
エチル)エチレンジアミンなどを挙げることができる。
とくに4−フェニルモルホリン、1−フェニルピロリジ
ン、1−フェニルピロール、1.2−tタハ3−)チに
インドール、1−、2−1*1d3−エチルインドール
、N−フェニルピペラジン、N、N’−ジフェニルピペ
ラジン等があげられる。
本発明の方法において、これらの含窒素有機化合物の蒸
留系での存在量は、インドールに対して0.1モルチ以
上、好ましくは0.5モルチ以上、より好ましくは1モ
ルチ以上である。01モルチ未満ではインドールの変質
を抑制する効果が小さい。
本発明の方法において、アニリンの蒸留分離は、常圧ま
たは減圧下で行われるが、常圧下ではインドールの変質
が減圧下よシ多く起るので、通常は減圧下で行われる。
蒸留分離はバッチ蒸留、連続蒸留のいずれの方法を用い
ても良い。
以下、実施例によシ、本発明の方法を具体的に示す。
実施例1 インドール(試薬特級)を1’[]、[l wt%含有
するアニリン溶液(以下溶液Aと略称する。)を調製し
、アニリン回収実験に供した。
アニリンの回収: 内径50m/m高さ350r11/mの充填塔にマクマ
ホンを充填した精留部をもつ内容積1tの蒸留フラスコ
に、溶液Aを5002入れ、さらに含窒素有機化合物を
添加し5mmHfの減圧下溶液Aからアニリンを蒸留分
離回収する実験を行ない、この蒸留操作時におけるイン
ドールの減少率を調べた。
蒸留フラスコは油、浴中に浸漬し油浴の温度を6時間に
亘って60℃から130℃に徐々に上げアニリンを留去
した。
蒸留終了後、精留塔内部をメタノールで洗滌し、メタノ
ール洗滌液と蒸留フラスコに残った液とを合一して蒸留
残液とした。蒸留操作中のインドールの減少率は、留出
アニリン中に含まれるインドールと蒸留残液中のインド
ールを夫々分析しその合計と溶液A 500 fに含ま
れていたインドールの量との差から計算した。
表1に添加した含窒素有機化合物の種類および量とイン
ドールの減少率を示した。
表−1 実流側2 インドール合成反応液の調製: 内径25rr1//rr1のステンレススチール製反応
器に3〜4 m/fn粒径の触媒500m1を充填して
反応に供した。触媒は゛共沈法により調製したもので、
その組成はCuO50mole% 、MPo 15 m
ole%、題02積は200mM5’である。
水素ガス0.1部、窒素ガス09部から成る混合ガスを
104/minで反応管に供給し、触媒床温度を室温か
ら、300’Cまで徐々に上げ300 ’Cで1時間、
330℃で1時間保ち、触媒の還元処理を実施した。還
元終了後水素ガス0.5部、窒素ガス05部から成る混
合ガスを5 t/min  で反応管に供給し、N−(
β−ヒドロキシエチル)アニリンの15wt%、アニリ
ン溶液を700 mVHrで気化器に供給し、反応管に
導入して反応させた。触媒床の温度は350℃に保った
反応開始、4〜24時間の間に得られた反応液(以下溶
液Bと略称する)をアニリンの回収実験に供した。溶液
Bを分析したところ、インドールを9.89 wtチ、
インドリンを0.40 wtチ含むアニリン溶液であっ
た。
アニリンの回収: 溶液Bを用い、表−2に示した含窒素有機化合物をイン
ドールに対して2.0モルチ添加し、た。
表−2 実施例6 インドール合成反応液の調製: 内径15r+1/mのパイレックス製反応器に触媒(粒
径1〜2mAn)を50mJ充填し、水素を300 m
l!/minで流しながら、工f v 7 りIJ :
y −/l/の6.3 wt%、アニリン漬液を70n
e/Hrで、また水を9m13/Hrで同時に供給し、
所定の温度で反応させた。表−3に示すように使用した
触媒および反応温度を変えて反応を行なった。反応液は
いずれも水層と油層とからなっていた。
反応開始、0〜10時間の間に得られた反応液の油層(
以下表−6に示しだように溶液0. D。
Eと略称する)をてニリン回収実験に供した。
アニリンの回収実験: 溶液C,])、 E K 4−フェニルモルホリンライ
ンドールに対して20モルチ添加して実施例1と同様の
操作を行い表−3の結果を得た。
表−6 比較例1 溶液A、 B、 C,D、 Eを用い、含窒素有機化合
物を添加せずにアニリンの回収実験を行ったところ表−
4の結果を得た。
表−4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アニリンとインドールを含む溶液からアニリンを蒸
    留分離するに際し、アニリンより高沸点で、かつ蒸留に
    よりアニリンと分離可能な含窒素有機化合物を共存させ
    ることを特徴とするアニリンの回収方法。 2)アニリンとインドールを含む溶液が、N−(β−ヒ
    ドロキシエチル)アニリン、またはアニリンとエチレン
    グリコールとを原料とするインドールの合成反応液であ
    る特許請求の範囲第1項の方法。
JP12813681A 1981-08-18 1981-08-18 アニリンの回収方法 Granted JPS5829748A (ja)

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JPS5829748A true JPS5829748A (ja) 1983-02-22
JPH0113459B2 JPH0113459B2 (ja) 1989-03-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854319A (ja) * 1981-09-25 1983-03-31 Seiko Epson Corp 液晶表示装置の製造方法
US4727161A (en) * 1984-11-19 1988-02-23 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Process for the preparation of indoles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854319A (ja) * 1981-09-25 1983-03-31 Seiko Epson Corp 液晶表示装置の製造方法
US4727161A (en) * 1984-11-19 1988-02-23 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Process for the preparation of indoles

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