JPS5829696A - 偽造困難な平面体及びその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架橋可能な成分が平面体中及び／又は塗布し
た着色剤中に存在し、この架橋可能な成分により平面体
中で所望の移行深さに達した際に塗布した着色剤が固着
されている、表面上に移行性の着色剤を塗布した透明、
半透明又は着色１〜た押出シート、圧延シート、インフ
レー　１−フィルムもしくは延伸シート又はそれらの複
合シートを基礎とする熱可塑性プラスチック及び弾性プ
ラスチックからなる、透かし同様の安全記号を有する偽
造困難な平面体、ならびに平面体中及び／又は塗布した
着色剤中での架橋可能外成分の存在下、引続き塗布した
着色剤が平面体中で所望の移行深さに達した際の架橋可
能な成分の架橋下で表面」−に移行性の着色剤を塗布す
ることによって、透明、半透明又は着色（５） シタ押出シー１−、圧延シート、インフレートフィルム
もしくは延伸シート又はそれらの複合シートを基礎とす
る熱可塑性プラスチック及び弾性プラスチックから力る
、透かし同様の安全記号を有する偽造困難な平面体を製
造する方法に関する。

プラスチックからなる平面体を基礎に製造されるクレジ
ットカード、キャッシュカード、身分証明書、記録文書
類又は類似物は、種々の安全予備手段にも拘らず不法な
偽造品又は事後の変造品に対して充分に保証されてない
。

しかし、包装分野に対しても偽造を困難にする包装用シ
ートを使用するのが有利である。これは、特にオリジナ
ル商品の製造者の同意なしに大量に偽造されるレコード
盤、ミュージックカセット、薬品類又は香料製品におけ
る使用に対して考えられる。

文房具又は有価証券に対する高級紙の場合、有効に特殊
な装置なしに全ての人によって識別されうる安全記号は
、」二から見た際に選択した（６） モチーフないしは記号の輪郭を明るく現わすことができ
（ネガチブ）かつ透かして見た際に選択したモチーフな
いしは記号の輪郭を暗く現わすことができる（ポジチブ
）透かしである。

移行性の着色剤を含有するラッカー溶液を移行が起りう
るプラスチックからなる平面体上に施こし、この溶液を
所望の移行深さに達した稜に架橋反応によって停止させ
ることは、公知である（西ドイツ国特許第２７５０９８
４号明細書）。この方法によれば、殊に装飾用シートの
犬平面の製品又は床張もしくは壁用の被覆物、又は成形
体が製造される。

本発明の課題は、−面で偽造又は変造が全く困難であり
、他面で簡単かつ迅速な方法で素人であっても同一であ
ることを確認しうる、プラスチックからなる平面体のだ
めの安全記号を提案することである。

この課題は、平面体が選択した安全記号に相応して平面
体の一部又は全材料を貫通する着色部を有し、この着色
部が平面体の両面で一致して安全記号を示すこと、及び
平面体の両面で一致して安全記号を示す、平面体の一部
又は全材料を貫通する着色部を、選択した安全記号に相
応して図案、モチーフ又は説明書きの形で固着すること
によって有利に解決される。

前記により、設けた図案に応じて平面体の前面上ならび
に裏面上に一致して選択した安全記号を示す、平面体の
一部又は場合により全材料を貫通する着色部が得られる
。安全記号は、それが印刷しただけの図案の場合又は署
名の場合であっても、掻き取ること又は擦り切れること
によって除去することができないし、溶剤によって除去
することもできない。更に、平面体を側面の切断縁につ
いて試験する場合には、本発明による平面体の横断面で
移行楔を立証することができる。

本発明によれば、ラッカー溶液において２種類の異なる
速さで移行する着色剤、例えば青色の染料及び黄色の染
料を使用する場合には、有効な、すかし同様の安全記号
が得られる。黄色の染料が迅速に移行する着色剤である
場合、例えば白色又は不透明に着色した平面体の表面に
対して充分な移行時間後に選択したモチーフが黄色の色
で見られる。しかし、透かして見た際にはそのモチーフ
は、暗緑色の色で認められる。

塗布した着色剤が平面体中で所望の移行深さに達すると
、それは公知方法で、例えば架橋することによって固着
される。

移行深さは、上から見た際にモチーフは確認されないが
、このモチーフが透かして見た際に初めて明らかになる
程度に調節することもできる。２種類の異なる染料、す
なわち黄色及び青色の染料を含有する染色レーキで前記
のように処理したシート面をもう１つのシートで被覆す
ることによって結合し、ひいては設けた安全記号が２つ
のシートの間にのみ存在する形で複合平面体に変える場
合には、特別な効果が達成される。温度の影響によって
促進しうる移行過程後、安全記号は、両面ともに黄色の
色で見ることができる。ところで、シートのいずれかの
面（９） を考慮するかは重要なことではなく、いつも安全記号は
、上から見た際に黄色の色を現わし、透かして見た際に
緑色の色を現わす。この種の複合平面体は、前記のもの
を表わす唯一つの第１図に図示されている。切断縁は、
縁に向って緑色から黄色へと変化するような複合平面体
において中心で青色の色楔を示す。この色喫の輪郭は、
架橋することによって固着される。常用の染料とともに
、常用の有機蛍光染料、例えばルミルックス（Ｌｕｍｉ
ｌｕｘ■）グリーン　　　　ＣＤ３０２、ルミルックス
（Ｔ、ｕｍｉｌｕｘ■）レッド　　　　　０Ｄ３０３、
ルミルックス（Ｌｕｍｉｌｕｘ■〕パステルイエロー０
Ｄ３０−１を使用することもできるが、この場合には、
移行性の有機蛍光染料の群に限定されている。該染料に
より、選択した安全記号を標準光線で透かして見た際に
のみ示すが、一定の波長のＵＶ−光線ではモチーフを上
から見た際にも現わしうる複合平面体を製造することが
できる。

原則的に、この透かし同様の記号の本発明による製造の
場合には、使用される染料は２種類（１０） とも移行性であってはならない。

移行性の有機染料と、移行性でないか又は殆んど移行性
でない無機又は有機顔料との組合せ物を使用してもよい
。

染色レーキを施こす方法としては、全ての捺染法、ロー
ル塗布法、注入法、浸漬法及び噴霧法が適当である。１
〜かし、さらに安全記号を設けるだめに相当するボール
ペン用インキ、インキ、墨、鉛筆用芯又は類似物を準備
することもできる。これにより、本発明によれば、架橋
による固着後に簡単に偽造、変造又は操作することがで
きない複合平面体上に除去しえない説明書き、備考、図
案又は類似物が可能となる。従って、プラスチックから
なるキャッシュカード及びクレジットカードならびに身
分証明書の場合、除去しえない署名に対して１つの安全
な方法が記載される。本発明による平面体の技術的効果
及び平面体の本発明による製造法を例１〜３につき詳説
する。

例１ 次の処方を１３０℃で１５分間練りロール機で混合し、
均一にする。

５−ＰＶＯＫＷ６０　　　　１５０重量部安定剤　　　
　　　　　　　　６重量部滑剤　　　　　　　　　　　
０５重量部ヘキサンジオールジアクリレート　　１７重
量部ＴｉＯ□　　　　　　　　　　１５重量部得られた
シート原料を成形機中で１４０℃で厚さ０．２　ｖａｎ
のシートに圧縮する。

吟味された次の染色レーキをスクリーン印刷法で印刷す
るニ スクリーン印刷用レーキ（無色）１２０重量部カーボン
ブラック　　　　　　　５重責部黄色のアゾ染料（分子
量２５３）　　０．２重量部レーキを乾燥した後、この
シートから成形機中で１５０℃でもう１つの印刷してな
いシートと一緒にしてラミネートを得る。この場合、印
刷したモチーフは、２つの７−トの間にくる。

圧縮時間、ひいては１５０℃での滞留時間は１０分であ
る。

こうして得られた複合シートは、選択したモチーフを黄
色の色で示す。

同じ図案は、透かして見た際に黒色で認められる。

横断面で切断縁については黄色の色楔を確認することが
できる。移行過程は、ビーム電位５０　Ｑ　ｋｅＶを有
する電子ビーム装置により照射することによって終結さ
れる。１．５　Ｍｒａｄの線量を使用した。

例２ 例１からのシート上に次のペースト−処方を充填したボ
ールペンで署名をする。

レマストラールーブルー（Ｒｅｍａｓｔｒａｌ−Ｂｌａ
ｕ）３Ｇ　　１３重量部脂肪プル（Ｆｅｔｔｂｌａｕ）
Ｂ　　　　　　５重量部オレイン　　　　　　　　２０
重量部 ベンジルアルコール　　　　３２ｉｔｔａ部合成樹脂Ｓ
Ｋ　　　　　　　３０重量部この記号を付したシートを
１５分間１００℃の温度にさらす。その後に、このシー
トの両面に２５０　’ｋｅＶの電子ビーム装置で２Ｍｒ
ａｄの線量を（１３） 照射し、とれによって染料の移行が終結される。

このシートに対して、署名は耐久的に全シートを通じて
着色している。この署名は、裏面に鏡字で見ることがで
きる。

この署名は、それを除去することが例えば普通の昶−ル
ペン用インキで適当な溶剤で拭きとることによって可能
であるとしても、シートを破壊することなしに除去する
ことができない。

更に、掻き取ること又は擦り切れることもありえない。

例３ 例１と同様のシートに次の染料溶液でスクリーン印刷法
で図案を描くニ スクリーン印刷用レーキ（無色）　　　　　　１６重量
部カーヂンブラック　　　　　　　　　　０３５重量部
ルミルックスＯＬｕｍ　ｉ　ｌ　ｕ　ｘ’＠）グリーン
ＣＤ　３０２　０．４０重量部（ＲｉｅｄｅＩ−ｄｅ−
Ｈａｅｎ） 例１と同様にして被覆する。

シートを５００　ｋｅＶの電子ビーム装置で２Ｍｒａｄ
の線量によって架橋する。

（１４） こうして得られたシートは、標準光線で単一色の白色で
ある。ＵＶ−光線下で観察して初めて先に設けたモチー
フを見ることができる。このモチーフは、透かして見た
際に標準光線でもＵＶ−光線でも見ることができる。

【図面の簡単な説明】

唯一つの第１図は、本発明による偽造困難な平面体の１
実施例の複合平面体を示す略示横断面図である。 ａ、１〕・シート　１・・印刷面　２・・・複合シート
の迅速に移行する染料で着色した範囲　３・・・複合シ
ートの混合色で着色された範囲 （１５）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　架橋可能な成分が平面体中及び／又は塗布した着色
   剤中に存在し、この架橋可能な成分により平面体中で所
   望の移行深さに達した際に塗布した着色剤が固着されて
   いる、表面上に移行性の着色剤を塗布した透明、半透明
   又は着色しだ押出シート、圧延シート、インフレートフ
   ィルムもしくは延伸シート又はそれらの複合シートを基
   礎とする熱可塑性プラスチック及び弾性プラスチックか
   らなる、透かし同様の安全記号を有する偽造困難な平面
   体において、この平面体が選択した安全記号に相応して
   平面体の一部又は全材料を貫通する着色部を有し、この
   着色部が平面体の両面で一致して安全記号を示すことを
   特徴とする、偽造困難な平面体。 ２２種類の異なる速さで移行する着色剤を使用すること
   によって安全記号が平面体の上側で迅速に移行する着色
   剤の色を現わし、透かして見た際には混合色を現わす、
   特許請求の範囲第１項記載の平面体。 ３　安全記号が上から見た際には確認されないが、透か
   して見た際に確認される、特許請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の平面体。 ４　塗布した着色剤が２つのシートの間に存在し、移行
   及び引続く安全記号の固着が複合平面体の２つのシート
   中で行なわれる、特許請求の範囲第１項〜第３項のいず
   れか１項に記載の平面体。 ５　通常の移行性の有機蛍光染料を使用することによっ
   て安全記号は標準光線で透かして見た際にのみ確認する
   ことができるにすぎ力いが、一定の波長のＵＶ−光線で
   は上から見た際にも確認することができる、特許請求の
   範囲第１項〜第４項のいずれか１項に記載の平面体。 ５、安全記号が移行性の着色剤含有の７１？−ル被ン用
   インキ、インキ、墨、鉛筆用芯又は類似物で設けられか
   つ固着されている、特許請求の範囲第１項〜第５項のい
   ずれか１項に記載の平面体。 ７　平面体中及び／又は塗布した着色剤中での架橋可能
   々成分の存在下、引続き塗布した着色剤が平面体中で所
   望の移行深さに達した際の架橋可能な成分の架橋下で表
   面上に移行性の着色剤を塗布することによって、透明、
   半透明又は着色した押出シート、圧延シート、インフレ
   ートフィルムもしくは延伸シート又はそれらの複合シー
   トを基礎とする熱可塑性プラスチック及び弾性プラスチ
   ックからなる、透かし同様の安全記号を有する偽造困難
   な平面体を製造する方法において、平面体の両面で一致
   して安全記号を示す、平面体の一部又は全材料を貫通す
   る着色部を、選択した安全記号に相応して図案、モチー
   フ又は説明書きの形で固着することを特徴とする、偽造
   困難な平面体の製造法。 ８２種類の異なる速さで移行する着色剤を選択した安全
   記号に応じて鮮明な輪郭で設ける、特許請求の範囲第７
   項記載の方法。 ９　移行深さを安全記号が上から見た際には認められな
   いが、透かして見た際にのみ認められる程度に調節する
   、特許請求の範囲第７項又は第８項に記載の方法。 １０　　塗布した着色剤が２つのシートの間に存在しか
   つ移行が２つのシート中で行なわれるように、第１のシ
   ートと同じ材料からなる第２のソートで被覆することに
   よって複合平面体　、を特徴する特許請求の範囲第７項
   〜第９項のいずれか１項に記載の方法。 １１２種類の着色剤を使用し、その際迅速に移行する着
   色剤は有機蛍光染料であり、それによって選択した安全
   記号は標準光線で透かして見た際にのみ確認することが
   できるが、一定の波長のＵＶ−光線では上から見た際に
   も確認される、特許請求の範囲第７項〜第１０項のいず
   れか１項に記載の方法。 ］２　移行性の着色剤を添加したボールペン用インキ、
   インキ、墨、鉛筆用芯又は類似物を特徴する特許請求の
   範囲第７項〜第１１項のいずれか１項に記載の方法。