JPS5829511Y2 - 電子楽器の開閉回路 - Google Patents
電子楽器の開閉回路Info
- Publication number
- JPS5829511Y2 JPS5829511Y2 JP1977059050U JP5905077U JPS5829511Y2 JP S5829511 Y2 JPS5829511 Y2 JP S5829511Y2 JP 1977059050 U JP1977059050 U JP 1977059050U JP 5905077 U JP5905077 U JP 5905077U JP S5829511 Y2 JPS5829511 Y2 JP S5829511Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveform
- transistor
- opening
- resistor
- envelope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は各種楽器の擬似音を発音させるのに最適な電子
楽器の開閉回路に関する。
楽器の開閉回路に関する。
本考案を説明するにあたって、例えばピアノの擬似音を
発音せしめることに着目して述べると、まず、ピアノの
擬似音を電子ピアノ等で発音せしめるにあたってピアノ
の波形を分析すると、ピアノのエンベロープ変化にした
がってその楽音信号に含まれる高調波成分も変化すると
いう特性を有することが知られている。
発音せしめることに着目して述べると、まず、ピアノの
擬似音を電子ピアノ等で発音せしめるにあたってピアノ
の波形を分析すると、ピアノのエンベロープ変化にした
がってその楽音信号に含まれる高調波成分も変化すると
いう特性を有することが知られている。
従来、この特性に着目しピアノの擬似音を発音させるた
めに、電子ピアノ等の一鍵に対して各々のエンベロープ
発生回路をもった複数個の開閉回路にそれぞれ異った波
形を入力し、その出力を合成してエンベロープの変化に
応じて変化する波形をつくり出しピアノの擬似音を発音
せしめていたが、上記従来例は複数個の開閉回路を有す
る点において、回路構成が複雑なうえに、コストも高く
なるという欠点が生じた。
めに、電子ピアノ等の一鍵に対して各々のエンベロープ
発生回路をもった複数個の開閉回路にそれぞれ異った波
形を入力し、その出力を合成してエンベロープの変化に
応じて変化する波形をつくり出しピアノの擬似音を発音
せしめていたが、上記従来例は複数個の開閉回路を有す
る点において、回路構成が複雑なうえに、コストも高く
なるという欠点が生じた。
本考案は前記ピアノ波形の特性を単一の開閉回路のみを
使用することにより、簡単な回路構成によって電子ピア
ノ等でピアノの擬似音を発音させることを実現しうるも
ので、非直線特性を有する素子、例えばトランジスタの
個有のベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流の指数特
性を利用し、その入力にランプ波等の傾斜を有する波形
の楽音信号を到来せしめることにより、エンベロープ信
号を上記楽音信号で変調し、エンベロープ変化に応じて
高調波成分の変化する出力波形を発生せしめることによ
って、ピアノの擬似音を発音せしめる電子楽器の開閉回
路を提供することを目的とするものである。
使用することにより、簡単な回路構成によって電子ピア
ノ等でピアノの擬似音を発音させることを実現しうるも
ので、非直線特性を有する素子、例えばトランジスタの
個有のベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流の指数特
性を利用し、その入力にランプ波等の傾斜を有する波形
の楽音信号を到来せしめることにより、エンベロープ信
号を上記楽音信号で変調し、エンベロープ変化に応じて
高調波成分の変化する出力波形を発生せしめることによ
って、ピアノの擬似音を発音せしめる電子楽器の開閉回
路を提供することを目的とするものである。
次に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
トランジスタTrのエミッタに抵抗R1及び接地された
抵抗R2を接続し、上記抵抗R1に楽音信号入力端子P
1を接続する。
抵抗R2を接続し、上記抵抗R1に楽音信号入力端子P
1を接続する。
上記トランジスタTrのベースに抵抗R3及び接地され
た抵抗曳を接続し、上記抵抗R3にエンベロープ信号入
力端子P2を接続する。
た抵抗曳を接続し、上記抵抗R3にエンベロープ信号入
力端子P2を接続する。
上記トランジスタTrのコレクタに抵抗R5及び抵抗R
6を接続し、上記抵抗R6に重味を、上記抵抗R6に出
力端子P3をそれぞれ接続する。
6を接続し、上記抵抗R6に重味を、上記抵抗R6に出
力端子P3をそれぞれ接続する。
上記抵抗R,、R2はトランジスタTrが飽和しないよ
うに、入力端子P1 よりの楽音信号の入力を適正レベ
ルに配分するためのものである。
うに、入力端子P1 よりの楽音信号の入力を適正レベ
ルに配分するためのものである。
上記抵抗FLstFL+は入力端子P2よりのエンベロ
ープ信号を、トランジスタTrのベース・エミッタ間電
圧対コレクタ電流特性の使用適正範囲内に電圧配分する
ためのものである。
ープ信号を、トランジスタTrのベース・エミッタ間電
圧対コレクタ電流特性の使用適正範囲内に電圧配分する
ためのものである。
上記抵抗R5は第2図に示されたコレクタ電流の変化を
電圧としてとりだすための抵抗である。
電圧としてとりだすための抵抗である。
上記抵抗R6はミキシング抵抗である。
しかして、楽音信号入力端子P1 よりトランジスタT
rのエミッタに第2図に図示するランプ波形を入力し、
鍵盤の押鍵時に発生するエンベロープ信号を、エンベロ
ープ信号入力端子P2よりトランジスタTrのベースに
入力することにより、入力されたエンベロープの変化に
応じて高調波成分の変化する波形が出力端子P3より出
力され、ピアノの擬似音を発音せしめる。
rのエミッタに第2図に図示するランプ波形を入力し、
鍵盤の押鍵時に発生するエンベロープ信号を、エンベロ
ープ信号入力端子P2よりトランジスタTrのベースに
入力することにより、入力されたエンベロープの変化に
応じて高調波成分の変化する波形が出力端子P3より出
力され、ピアノの擬似音を発音せしめる。
か\る状態の原理について、トランジスタTrの基本的
な特性であるベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流を
示した第2図に基いて説明すると、今、エンベロープ信
号が大きく、従ってベース電流が多いとき、即ち、ベー
ス・エミ゛ツタ間電圧が高い点A1 で、ベース・エミ
ッタ間電圧に楽音信号入力端子P1 に入力されたラン
プ波形が重畳したときは、トランジスタT’rのベース
・エミッタ間重臣対コレクタ電流特性の直線部分を使用
しているので、入力された信号がそのま\の高調波含有
成分が多い波形A2で出力端子P3より出力される。
な特性であるベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流を
示した第2図に基いて説明すると、今、エンベロープ信
号が大きく、従ってベース電流が多いとき、即ち、ベー
ス・エミ゛ツタ間電圧が高い点A1 で、ベース・エミ
ッタ間電圧に楽音信号入力端子P1 に入力されたラン
プ波形が重畳したときは、トランジスタT’rのベース
・エミッタ間重臣対コレクタ電流特性の直線部分を使用
しているので、入力された信号がそのま\の高調波含有
成分が多い波形A2で出力端子P3より出力される。
一方、エンベロープ信号が減衰して小さくなったとき、
即ち、上述とは逆にベース・エミッタ間電圧が低い点B
1で、ベース・エミッタ間電圧に楽音信号入力端子P1
に入力されたランプ波形が重畳したときは、図示する
ようにトランジスタTrのベース・エミッタ間電圧対コ
レクタ電流特性の指数特性部分を使用するため、出力信
号の下端が圧縮された波形B2 となって出力端子P3
より出力される。
即ち、上述とは逆にベース・エミッタ間電圧が低い点B
1で、ベース・エミッタ間電圧に楽音信号入力端子P1
に入力されたランプ波形が重畳したときは、図示する
ようにトランジスタTrのベース・エミッタ間電圧対コ
レクタ電流特性の指数特性部分を使用するため、出力信
号の下端が圧縮された波形B2 となって出力端子P3
より出力される。
この波形B2は方形波に近く、ランプ波形A2 よりも
高調波含有成分が少ないものである。
高調波含有成分が少ないものである。
このようにして、ピアノと同様にエンベロープの変化に
応じて、高調波成分が多い波形から少ない波形に連続し
て変化していくので、ピアノの擬似音として発音せしめ
ることとなるものである。
応じて、高調波成分が多い波形から少ない波形に連続し
て変化していくので、ピアノの擬似音として発音せしめ
ることとなるものである。
上記実施例においてトランジスタを使用したが、電界効
果トランジスタ等の非直線特性を有する素子であればよ
く、また、上記楽音信号入力端子に入力される波形はラ
ンプ波のみに限定されることはなく、三角波、鋸歯状波
等の傾斜をもった波形の楽音信号を入力した場合も、上
記同様の効果が得られる。
果トランジスタ等の非直線特性を有する素子であればよ
く、また、上記楽音信号入力端子に入力される波形はラ
ンプ波のみに限定されることはなく、三角波、鋸歯状波
等の傾斜をもった波形の楽音信号を入力した場合も、上
記同様の効果が得られる。
以上のように、本考案はピアノのみならずギタ、各種打
楽器等のエンベロープ信号が減衰する途中で変化する波
形を、電子的に簡単な回路構成で擬似させることが可能
であって、簡単に各種楽器の擬似音を発音せしめ得るも
のである。
楽器等のエンベロープ信号が減衰する途中で変化する波
形を、電子的に簡単な回路構成で擬似させることが可能
であって、簡単に各種楽器の擬似音を発音せしめ得るも
のである。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は本考
案の原理を説明する図である。 図面中、Pl は楽音信号入力端子、P2はエンベロー
プ信号入力端子、P3は出力端子、R1−R6は抵抗、
Trはトランジスタである。
案の原理を説明する図である。 図面中、Pl は楽音信号入力端子、P2はエンベロー
プ信号入力端子、P3は出力端子、R1−R6は抵抗、
Trはトランジスタである。
Claims (1)
- 非直線特性を有するトランジスタのエミッタ側に傾斜を
有する波形の楽音信号を入力し、ベース側にエンベロー
プ信号を入力することにより、入力されたエンベロープ
の変化に応じて高調波成分の異なる波形をコレクタ側か
ら出力せしめる電子楽器の開閉回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977059050U JPS5829511Y2 (ja) | 1977-05-09 | 1977-05-09 | 電子楽器の開閉回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977059050U JPS5829511Y2 (ja) | 1977-05-09 | 1977-05-09 | 電子楽器の開閉回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53153926U JPS53153926U (ja) | 1978-12-04 |
JPS5829511Y2 true JPS5829511Y2 (ja) | 1983-06-28 |
Family
ID=28958412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977059050U Expired JPS5829511Y2 (ja) | 1977-05-09 | 1977-05-09 | 電子楽器の開閉回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829511Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178217A (en) * | 1974-12-27 | 1976-07-07 | Kawai Musical Instr Mfg Co | Denshigatsukini okeru ongensochi |
-
1977
- 1977-05-09 JP JP1977059050U patent/JPS5829511Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178217A (en) * | 1974-12-27 | 1976-07-07 | Kawai Musical Instr Mfg Co | Denshigatsukini okeru ongensochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53153926U (ja) | 1978-12-04 |
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