JPS5829320Y2 - バツクラツシユ防止機能を有する軸可変伝達機構 - Google Patents

バツクラツシユ防止機能を有する軸可変伝達機構

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JPS5829320Y2
JPS5829320Y2 JP1979179162U JP17916279U JPS5829320Y2 JP S5829320 Y2 JPS5829320 Y2 JP S5829320Y2 JP 1979179162 U JP1979179162 U JP 1979179162U JP 17916279 U JP17916279 U JP 17916279U JP S5829320 Y2 JPS5829320 Y2 JP S5829320Y2
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JP
Japan
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shaft
internal gear
pinion
variable
transmission mechanism
Prior art date
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JP1979179162U
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English (en)
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JPS5697653U (ja
Inventor
良夫 田中
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Publication date
Application filed by クラリオン株式会社 filed Critical クラリオン株式会社
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Priority to GB8040854A priority patent/GB2066411B/en
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Priority to AU65848/80A priority patent/AU6584880A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主にラジオ受信機の同調器における回動同調
軸において、互いに平行で且つ直線上に配設されていな
い固定軸とその操作用可変軸間の喰違い距離を可変とし
て、これを任意に設定し得るように連結した軸可変伝達
機構に関するものであって、更に詳しくは前記二軸の中
間部に内ば歯車を配設すると共に、前記固定軸及び可変
軸にはそれぞれピニオンを取付け、更に前記内ば歯車の
中心軸にはその両端に前記ピニオンを各別の連結部材を
介して枢着すると共に、これらのピニオンを内ば歯車と
噛合せて、その歯車上を内転するように配設した上で、
前記内ば歯車とピニオンとに対しバネの存在下で圧接傾
向を付与して、噛合った歯車間のバンクラッシュを防止
し得るようにした軸可変伝達機構に係る。
車載ラジオ受信機などの可搬用ラジオ受信機は、コンパ
クトにまとめられているのが望ましく、近年半導体や集
積回路等の出現によって、これらのラジオ受信機はます
ます小型化される傾向にある。
しかしながら上記ラジオ受信機のなかで、その心臓部と
云うべき同調機構は、次のような理由で小型化すること
ができなかった。
すなわち従来のラジオ受信機における手動同調軸は第7
図イに示すようにユニバーサル・ジヨイント21を用い
た軸可変機構により、手によりまわされる可変軸220
回転をクラッチ23に連絡される固定軸24に伝達する
構造となっているから、可変軸22の横方向の可変量S
を見込んで同調軸をセントするには、図中長さ方向の寸
法りを不可避的に大きくせざるをえない。
そのため、このような軸可変機構を用いた同調器はその
組立時に奥行寸法が大きくなる欠点があった。
また前記ユニバーサルジョイインドに代えて第7図口の
如きオルダム継手25を用いた軸可変機構も知られては
いるが、このものを用いた同調器では、オルダム25の
直径が必然的に大きくなり、そのことにより今度は巾方
向にスペースをとるという難点があったものである。
このように同調軸の奥行寸法或いは巾寸法が大きくなる
ということは、あえて申すまでもなく同調器ひいてはラ
ジオ受信機そのものを小型化するうえで障害となるもの
であった。
そこで、本考案者は上記欠点を改善する目的で、内ば歯
車を前記固定軸と可変軸との間に配設すると共に、この
固定軸と可変軸とにはそれぞれピニオンを固定し、これ
らピニオンを前記内ば歯車の中心軸にリンクを介して連
結すると共にこのピニオンを内ば歯車と噛合せてその歯
車上を内転した軸可変伝達機構を提案した。
しかるに上記の機構においては、ピニオン軸位置がリン
クによって設定されるから、実際の製作組立に当って、
リンク長さの微妙な変化につれてピニオンの軸位置が様
々に変動し、その結果噛合うべき歯車間にバンクラッシ
ュを生ずることがある。
そのために同調器の手動によって回動される同調軸が円
滑に回動されないという欠点があったものである。
本考案は上記したような欠点を適切に除去し得る弾圧機
構をピニオンと内ば歯車との間に組込んだ改良された軸
可変伝達機構を提案しようとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する
第1図及び第2図において符号1は同調器における手動
操作用の可変軸、2はクラッチを収納するフレーム5に
固定される固定軸であって、これらの軸1及び2にはそ
れぞれピニオン3または4を固定する。
前記ピニオン3,4間には内ば歯車6を配設すると共に
内ば歯車6はその中央部に中心軸7を設け、かつその中
心軸に前記両ピニオンの先端軸部に回動可能に取付けた
連結部材であるリンク8及び9を枢着する。
そしてこのように各軸をリンク8,9を介して内ば歯車
6の中心軸7に連結したうえd内ば歯車60両側よりピ
ニオン3及び4を互いに衝接することがないようにこの
内は歯車6と噛合せて、その歯車上を内転するように構
成する。
このようにして本考案では内ば歯車6を各ピニオンの先
端軸部と内ば歯車の中心軸7との間に連結配設されたリ
ンク8,9により第2図の如く支持するのである。
ところで上記のよ5 tx構成の軸間可変伝達機構にお
いて、本考案は特に内ば歯車6とピニオン3゜4との間
に次のような弾圧機構を設けて、内ば歯車とピニオンと
を弾圧的に噛合うようにする。
すたわち本実施例にあっては、前記弾圧機構として、−
例として第3図イに示すようにリンク8及び9自体を全
体として長さ方向にく字形に層成させた板状圧縮バネ材
より構成し、かつこのリンクが圧縮荷重を受けない無負
荷のときの自由長さを内ば歯車の中心軸7からピニオン
3又は4までの距離よりも大とするものである。
なおリンク8,9は、これを第3図口の断面図のように
、中央部に半円形の可撓部10を設げた圧縮バネ材から
成るものであってもよく、或いは同図へに示すように、
中央部に切込み11を刻設した圧縮バネ材から成るもの
でもよい。
第4〜5図は引張りバネ機構を用いた本考案の他の実施
例を示すものである。
すなわちこの事例は内ば歯車6の中心軸7とピニオン3
及び4とを各別に連結する連結部材8及び9に、長孔1
2゜13を形成して、該長孔を介して前記中心軸Iに対
して連結部材8,9を移動自在とすると共に、前記連結
部材を各ピニオンとは反対方向に延出して、その延出端
8a、9aと内ば歯車の中心軸7との間に引張りバネ1
4.15を張設したものである。
このような構成を採った場合には、前記実施例と同様に
、内ば歯車6とピニオン3及び4とは弾圧的に噛合って
、以下述べるように両歯車間にバンクラッシュを生ずる
ことがない。
次に上記装置の作用を第1図及び第6図を参照しつつ説
明する。
まず手動操作用の可変軸1によってピニオン3を第1図
に於てa矢印方向に回転させると、内ば歯車6は軸7を
中心としてb矢印方向に回転する。
一方、この内ば歯車6は固定軸2に取付けられた別のピ
ニオン4とも噛合っているから、前記内ば歯車6がb方
向に回転すると、それによってピニオン4はC矢印方向
に回転する。
次に第6図により可変軸1と固定軸2との間の軸間距離
りを変更する場合について説明する。
前述のように内ば歯車6の中心軸7と可変軸1及び固定
軸2とは、それぞれ各別のリンク8,9とにより連結さ
れているから、前記可変軸1の位置は、内ば歯車6の中
心からピニオン3及び4の中心までの距離なR及びR′
とすると、2(R+R’)を直径とする図示円内(斜線
部分)に於て、いかなる位置をもとることができるので
ある。
従って、同調器の設計・組立に当り、固定軸1と可変軸
2との軸間距離りを任意に設定することができる。
さて上述のように固定軸1と可変軸2との軸間調整を行
う目的で、ピニオンと内ば歯肉との位置関係を種々変化
させた場合は、前述の通り取付時の不具合に起因して歯
車間にバンクラッシュを生ずる不利があったのである。
しかるに本考案によるときは、ピニオンと内ば歯車とを
連結するリンクそれ自体に弾性を付与し、或いはこれに
弾圧用のバネを組込んで内ば歯車とピニオンを弾圧的に
噛合うようにしているから、内ば歯車に対する各ピニオ
ンの軸位置のバラツキに拘わらず、バンク2ンシユが除
去され、常に安定したピニオンと内ば歯車との間の噛合
関係を構成することができ、円滑な手動回転同調操作関
係を確保できるという優れた利益を奏するものである。
以上述べたように本考案によれば、同調軸などの奥行寸
法或いは巾寸法を従来のものと異なり小さくすることが
可能であるだけでなく、可変軸と固定軸との軸間距離の
調整が容易で両輪の据付が簡易となる。
また本考案によれば部品点数の少ない簡単なる構成で、
安定した内ば歯車とピニオンの噛合関係を維持できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる軸可変伝達機構の分解斜視図、第2
図は同上要部の断面図、第3図イは本考案に使用するリ
ンクの斜視図、同図口及びハは同じくリンクの変形例を
示す断面図と正面図、第4図は本考案の別の実施例を示
す正面図、第5図はその断面図、第6図は本考案におけ
る固定軸と可変軸との位置関係を示す説明図、第7図イ
及び口は従来軸機構の要部説明図である。 1:可変軸、2:固定軸、3,4:ピニオン、5:フレ
ーム、6:回転内ば歯車、7:中心軸、8.9:リンク
、10:可撓部、11:切込み、12.13:長孔、1
4,15:引張りバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに平行で且つ一直線に配設されていない固定軸2と
    可変軸1とを有する回転伝達機構において前記固定軸に
    はピニオン4を、また前記可変軸にはピニオン3をそれ
    ぞれ固定すると共に、前記固定軸と可変軸との中間に内
    ば歯車6を配置し、この内ば歯車の両側に前記各ピニオ
    ン3,4を互いに衝接することがないように内ば歯車6
    と噛合せ、更に前記内ば歯車の中心軸7には前記両ピニ
    オンの先端軸部を回転自在に支持すべき連結部材8.9
    を枢着すると共に、前記内ば歯車6と各ピニオンとに対
    し前記連結部材に設けた弾圧機構により圧接傾向を付与
    して、噛合った歯車間のバンクラッシュを防止したこと
    を特徴とするバンクラッシュ防止機能を有する軸可変伝
    達機構。
JP1979179162U 1979-12-26 1979-12-26 バツクラツシユ防止機能を有する軸可変伝達機構 Expired JPS5829320Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979179162U JPS5829320Y2 (ja) 1979-12-26 1979-12-26 バツクラツシユ防止機能を有する軸可変伝達機構
GB8040854A GB2066411B (en) 1979-12-26 1980-12-19 Mechanism for coupling two shafts
DE19803048370 DE3048370A1 (de) 1979-12-26 1980-12-22 Mechanismus zur verbindung von zwei wellen
NL8007021A NL8007021A (nl) 1979-12-26 1980-12-23 Mechanisme voor het koppelen van twee assen.
AU65848/80A AU6584880A (en) 1979-12-26 1980-12-24 Shaft coupling device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979179162U JPS5829320Y2 (ja) 1979-12-26 1979-12-26 バツクラツシユ防止機能を有する軸可変伝達機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5697653U JPS5697653U (ja) 1981-08-03
JPS5829320Y2 true JPS5829320Y2 (ja) 1983-06-27

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JP1979179162U Expired JPS5829320Y2 (ja) 1979-12-26 1979-12-26 バツクラツシユ防止機能を有する軸可変伝達機構

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