JPS5829263B2 - 無機系硬化体 - Google Patents

無機系硬化体

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JPS5829263B2
JPS5829263B2 JP51021281A JP2128176A JPS5829263B2 JP S5829263 B2 JPS5829263 B2 JP S5829263B2 JP 51021281 A JP51021281 A JP 51021281A JP 2128176 A JP2128176 A JP 2128176A JP S5829263 B2 JPS5829263 B2 JP S5829263B2
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JP
Japan
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msh
water
tsh
parts
cured product
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Expired
Application number
JP51021281A
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English (en)
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JPS52104531A (en
Inventor
強 今津
重夫 山本
富三郎 東
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な硬化した無機系組成物に関する。
従来、無機の硬化体組成物としては石コウ、ケイ酸カル
シウム、セメント類が知られている。
しかしこれらは耐水性が悪い(石コウの場合)、あるい
は遊離アルカリを含む(セメントの場合)、製造工程が
複雑でコスト高になる(ケイ酸カルシウムの場合)など
の欠点があり、あるいはその他種様の欠点もあり、実用
上充分満足すべきものではなかった。
本発明は以上のような欠点の少ない新規な硬化した無機
系組成物を提供するものである。
しかして本発明に係る組成物はカルシウムアルミネート
モノハイドレート〔以下MSHを称する〕またはカルシ
ウムアルミネートトリサルフェートハイドレート〔以下
TSHと称する〕またはその両者の混合物と表面処理ガ
ラス繊維を主要成分としてなる点に特徴を有する。
MSHおよびTSHはそれぞれ単独ではすでに存在が知
られ、種々の方法で製造されていたが、倒れも粉末状の
ものとしてしか用いられていなかった。
したがって倒れのものも硬化体として利用することは思
いもよらなかった。
本発明はこれらを利用して硬化体を製造し、建築用材料
等様々の用途に供する目的でなされた。
MSHは主として3CaO−A1203・CaSO4・
12H20で表わされる化合物であるが、結晶水含量は
若干具るものも含まれる。
本発明においては結晶水が多少変動しても実用上支障は
ない。
MSHの製法としては、たとえばCafe、分の原料と
してCab、水酸化カルシウム(Ca (OH) 2
)または両者の混合物を用い、A、g203戒分の原料
としてアルミナ、アルミナ水和物、水酸化アルミニウム
またはこれらの混合物を用い、CaSO4成分の原料と
して無水石コウ(Ca S 04 〕、半水石石コウC
aS04+ 1 / 2 H2O) 、二水石コウ(C
aSO,・2H20〕またはこれらの混合物を用い、こ
れらの各原料を水の存在下に、水分の逃散を防止して、
加熱下に反応させてMSHを得る方法がある。
各種MSHの製法のうちこの方法が最もすぐれている。
この方法で得たMSHは純度も高く、何らの後処理も要
せず使用できるし、目的の硬化体も得やすい。
なお、以上の方法によりMSHを作る場合、各原料の使
用比率はCaO成分原料2.4〜3.5モルAl2O3
成分原料0.8〜1.2モル、CaSO4成分原料0.
8〜1.2モル、水12モル以上が好ましく反応条件は
、加熱下に、好ましくは100〜200℃で、かつ水分
の逃散を防ぎつつ、具体的には、オートクレーブなどの
高圧容器中で行われる。
また前記のAl2O3成分原料中アルミナ水和物の例と
してはジブサイト、バイヤライト、ベーマイト、ダイア
スボアなどがある。
TSHは主として3CaO−A1203・3CaS04
・31〜32H20で表わされるものであり、若干結晶
水の異なるものも含まれる。
TSHの製法としては、たとえばMSHに硫酸カルシウ
ムおよび水を加え、水の逃散を防止しつつ、好ましくは
加熱下に反応させる方法。
各種T S Hの製法のうちこの方法が最もすぐれてい
る。
この方法で得たTSHは純度も高く、何らの後処理も要
せず使用できるし、目的の硬化体も得やすい。
なお、以上の方法によりTSHを作る場合、MSHと硫
酸カルシウムおよび水の使用比牡はMSH1モルに対し
Ca5041.8〜2.0モル、水19モル以上となる
よう配合するのが好ましい。
また反応条件は水の逃散を防止し、かつ好ましくは10
0℃未満、より好ましくは50〜95℃の温度で行う。
本発明において用いる表面処理ガラス繊維とは、アミノ
シランまたはメルカプトシランで表面処理したガラス繊
維である。
ここでアミノシランとしては、たとえばr−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、N、β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N、β−
(アミノエチル)−r−アミノプロピルトリメトキシシ
ランなどかあり、メルカプトシランとしては、たとえば
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリエトキシシランなどがある。
ガラス繊維の表面処理広としては限定するものではなく
結果として表面処理されておれはよい。
したがって本発明に係る組成物を製造する際に、混合系
全体に該表面処理剤を混合して表向処理の結果となるよ
うにしてもよく、予め表面処理したガラス繊維を用いて
もよい。
表向処理量としては、限定はしないが、ガラス繊維に対
して0.01重量%(以下%と略す)fjいし1.0%
が好ましい。
0.01未満では硬化物の強度が得にくい。
10%を超えて加えてもよいが、強度向上に対する効果
は大きくならない。
TSHまたは(および)MSHおよび表面処理ガラス繊
維からなる硬化した組成物を作る具体的な方法としては
前記の各方法により得たMSH。
TSH表面処理ガラス繊維を所定の割合で混合して、か
つ適当な方法で賦形して硬化体とする。
MSH,TSHはそれぞれ粉末状でも、水に分散したス
ラリ状あるいは多量の水に分散させた白水状でも用い得
る。
賦形方法としては圧縮成形法、押出成形法、注型法、抄
造法等が適宜採用される。
また、MSHの製法における前記(3)の方法、または
T、S Hの製造法における(4)の方法においては、
それらの合成過程において、表面処理ガラス繊維その他
の添加物を加えておき、その混合物を賦形して、それら
の合成条件下に養生してMSI(。
TSHを生成させると共に硬化体としてもよい。
ffお、IViSH,TSH表白処理ガラス繊維と共に
他の繊維状補強材、たとえ(まアスベスト、ポリアミド
繊維、ポリエステル繊維、木綿、麻などを配合しでもよ
く、その他、合成樹脂、充填材、顔料などを配合しても
よい。
表面処理ガラス繊維の配合量は限定する主旨ではないが
MSH,TSHの量に対して1〜2%が好ましい。
養生、硬化の後は適宜乾燥する。
以上本発明によって得られる硬化した組成物は強度が犬
で、耐水性もすぐれたものである。
そして未処理ガラス繊維よりも補強効果が犬である。
しかして建築用材料としでも有用なものである。
実施例 1゜ 〔CaO〕を16.8部、(Al(OH)a )を15
6部〔CaSO4・2H20〕を17.2部、水1、
O0部を1800Cで3時間オートクレーブ中で反応さ
せてMSHを得た。
上で得たMSHスラリ(固形分100部)にCCa S
04 ・2 H20Llを54部加え、これにN。
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン処理(0,3%付着)したガラス繊維(6m
m)を12部、水を追加して水を150部となし、混合
した。
これを300X300m。厚み10關の型枠に注型し、
40’C,100%RHで3時間養生した。
次に500Cで乾燥してTSH硬化体を得た。
実施例 2゜ γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン処理(0,
3%付着)したガラス繊維を用いた以外は実施例1、と
全く同様にしでTSH硬化体を得た。
実施例 3 未処理ガラス繊維12部、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン0.6部を加えその他は実施例1、と全く同
様にしてTSH硬化体を得た。
比較例 1゜ 未処理ガラス繊維を用いる以外は実施例1と全く同様に
してTSH硬化体を得た。
比較例 2゜ 未処理ガラス繊維12部、ビニールトIJエトキシシラ
ン0.6部を加える以外は実施例1と全く同様にしてT
SH硬化体を得た。
以上で得た硬化体につき強度を調べたところ次表のよう
であった。
実施例 4 (Cab)3モル、〔Al2O3、活性11モル、Ca
SO4・2H20をl、0モル、水50モルの割合で混
合し、これに固形分100部に対して実施例2.の表面
処理ガラス繊維を10部加え均一に混合した。
このスラリを実施例1.と同様に賦形し、150°Cで
3時開オートク1/−プ中で養生して硬化体を得た。
乾燥して曲げ強度を狽]定した。
84 ky/−であった。
未処理の同量のガラス繊維を用いた場合は62kg/c
r?Lであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カルシウムアルミネートモノサルフェートハイドレ
    ートまたは(および)カルシウムアルミネートトリサル
    フェートハイドレートとアミノシランもしくはメルカプ
    トシランで表面処理したガラス繊維を主要成分としてな
    る無機系硬化体。
JP51021281A 1976-02-29 1976-02-29 無機系硬化体 Expired JPS5829263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51021281A JPS5829263B2 (ja) 1976-02-29 1976-02-29 無機系硬化体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51021281A JPS5829263B2 (ja) 1976-02-29 1976-02-29 無機系硬化体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52104531A JPS52104531A (en) 1977-09-02
JPS5829263B2 true JPS5829263B2 (ja) 1983-06-21

Family

ID=12050740

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JP51021281A Expired JPS5829263B2 (ja) 1976-02-29 1976-02-29 無機系硬化体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63141523A (ja) * 1986-12-05 1988-06-14 五洋建設株式会社 アマモ場の造成工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63141523A (ja) * 1986-12-05 1988-06-14 五洋建設株式会社 アマモ場の造成工法

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JPS52104531A (en) 1977-09-02

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