JPS582844B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPS582844B2
JPS582844B2 JP53078065A JP7806578A JPS582844B2 JP S582844 B2 JPS582844 B2 JP S582844B2 JP 53078065 A JP53078065 A JP 53078065A JP 7806578 A JP7806578 A JP 7806578A JP S582844 B2 JPS582844 B2 JP S582844B2
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石川浩二郎
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数の異なるピッチ長さを有するトレッドデ
ザインエレメントを周方向に配列した改良されたトレッ
ドデザインを有する空気入りタイヤに関するものである
一般に、タイヤトレッドデザインはトレッドデザインエ
レメントを周方向に連続させたくり返し模様として構成
されているため、タイヤトレッド部の溝の中に含まれる
空気がタイヤ転勤に伴い圧縮、開放される。
またタイヤ転勤に伴ってトレッドデザインエレメントか
ら発せられるパルス的振動がくり返し行なわれる結果、
その付近の空気に粗密波が生じ、いわゆるパターンノイ
ズと称する騒音が発生する。
このパターンノイズは、車輌各部の共振周波数と一致す
ると更に増大する。
従来、このようなパターンノイズを広い周波数帯域に分
散させ騒音を目立たなくさせ、かつ共振による騒音の増
大を防止するため、トレッドデザインのくり返し模様の
最小単位(詳しくは後述する)であるピッチの配列を改
良したバリアブルピツチ法が知られている。
このバリアブルピツチ法が知られている。
このバリアブルピツチ法とは、何種類かのピッチ長さの
異なるトレッドデザインエレメントをタイヤ周方向に適
当に配列し、各トレッドデザインエレメントが接地面か
ら離れる際に発生するパルス的騒音あるいは振動の時間
間隔を変化させ、特定周波数に騒音が集中しないように
する手法であり、無線工学等で用いられる周波数変調理
論に基づくものである。
しかしながら、周波数変調理論上良い分散度をもったト
レッドデザインエレメントのピッチ配列であっても、例
えば最長ピッチの長さと最短ピッチの長さきの比が太き
いと、各ピッチのもつトレッドデザインエレメントの剛
性の差異が大きく、タイヤ転勤時の振動特性に悪影響を
及ぼしたり、タイヤ摩耗形態に於ける偏摩耗の原因とな
る。
あるいはそのピッチ配列に特異な規則性があると、人間
の聴感覚にとって極めて耳ざわりで悪い結果となること
が判明した。
また、最長ピッチ長さ及び最短ピッチ長さの比、タイヤ
外周長を等分に分割する数としてのモード数及び周方向
溝のジグザグの太きさとしてのピッチ高さ、即ちタイヤ
周方向となす角、の三つの要素を特定してパターンノイ
ズを改良する試みが特開昭50−113901号公報に
記載されているが、実用上のタイヤのパターンノイズお
よびタイヤ性能面(例えば、耐摩耗性)からはなお満足
する結果は得られていない。
本発明の基本的目的は、前記従来の欠点を改良し、トレ
ッドデザインエレメントを特定の配列方法に従って配置
することによりタイヤトレッドデザインから発生する騒
音を低減した、特に乗用車に有利に使用される空気入り
タイヤを提供することにある。
本発明の他の目的は、耐摩耗性等タイヤの諸性能を損う
ことなく騒音を低減、あるいは人間の聴感覚にとって目
立ちにくいものとすることができる空気入りタイヤを提
供することにある。
かかる目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、複数
の異なる長さをもつトレッドデザインエレメントを周方
向に配列したタイヤに於で、タイヤー周に含まれるピッ
チ数が65〜75個の範囲にあり、最短ピッチに対する
最長ピッチの長さの比αが1.2〜1.5の範囲である
とともにどの同一ピッチを連続させて構成するピッチ群
のピッチ数も15個以下であり、更に最長ピッチによっ
て構成されるピッチ群と最短ピッチによって構成される
ピッチ群との間に中間の長さの中間ピッチによる中間ピ
ッチ群を配置し、また、各々のピッチ長さが等比級数関
係になるようになし、なおかつそのピンチ群のくり返し
周期が3個存在していてそのうち最短周期長に対する最
長周期長の比βが周期の起点をどのピンチ群にとっても
1.05〜1.35の範囲にあり、かつ、全ピッチの長
さの総和に対するタイヤー周上に存在する全中間ピッチ
の長さの総和の比γが0.3〜0.6の範囲にあること
る特徴とするものである。
ここで本発明に於ける「ピッチ」とは、一般にタイヤト
レッドデザインはその周方向に連続するくり返し模様と
して構成されるが、そのくり返し模様の単小単位を意味
する。
例えば、第1図a,b,cはそれぞれタイヤトレッドデ
ザインの一部を示すものであり、ここで矢印Cは周方向
を、また矢印Rは断面方向をそれぞれ意味し、溝1が設
けられている。
即ち、第1図aのリブデザインにおけるL1,L2,L
3、第1図bのブロックデザ゛インにおけるL1,L2
,L3がそれぞれピッチであり、また第1図Cに示され
るものは前記a,bが組合わされたもので、周方向C溝
1のジグザグのP1,P2あるいは周方向溝から派生す
る補助溝のP3、ショルダ一部にある断面方向(R)溝
1のP4やブ田ノクを形成する溝1のP5等もピンチで
ある。
また本発明における「ピッチ群」とは、前記ピッチのう
ち同一ピッチが連続して配置されている部分を意味し、
形式上はピッチ1個の場合も含まれる。
また「ピッチ群の周期」とは、最長ピッチが連続して配
置されているピッチ群(GMAX)と最短ピッチによる
ピッチ群(GMIN)の間に中間ピッチによるピッチ群
(GMID)を配置することにより、例えば GMAX1・GMIDI・GMIN1・GMID2・G
MAX2・GMID3・GMIN2・・・・・・ の様な周期的な配列の変化をもたし、この場合の周期を
言うものである。
そしてこの周期は、タイヤレッドデザインの配列が円カ
ン配列である故に、GMAXi,GMIDi,GMIN
i(i=1,2,3・・・)のいずれを起点としても考
えることができる。
更に本発明に於で、α,βおよびγはそれぞれ次式の比
(具体的には後述される)を示す意味で使われる。
以下、本発明の具体的内容を実験結果に基づき説明する
が、その前に前述の周波数変調理論について少しふれて
おきたい。
即ち、周波数変調理論によれば、単一正弦波の変調信号
を受けた被周波数変調波のスペクトルの分布は、変調波
信号の最大振巾(最大周波数偏移)と角周波数との比(
変調指数)で決まり、変調指数が大きい程、被周波数変
調波のスペクトルは広範囲な周波数帯域に分布する。
タイヤパターンノイズの分散のためにこの理論を適用し
た場合、最大周波数偏移は最長ピッチと最短ピッチの長
さの差、変調信号の角周波数はピッチ配列の周期と等し
く考えることが可能でありしたがって、パターンノイズ
を広範囲の周波数帯域に分布させるには、最長のピッチ
の長さと最短のピッチの長さとの比を大きく取ることに
より、また同じ長さのピッチを連続して配置し、ピッチ
配列の周期を小さくすることにより達成されると共に、
タイヤー周に存在する全ピッチの個数、即ちトータルピ
ッチ数を多くすることにより、更に効果を増大できるこ
とが理論上考察される。
ところでまず、このように周波数変調理論上では、トー
タルピッチ数が多いほどパターンノイズは広い周波数帯
域に分散しやすいが、タイヤ諸性能、特に耐摩耗性につ
いては過多のトータルピッチ数を採用すると、各々のピ
ッチのトレッドデザインエレメントの剛性が低下し、早
期摩耗やチツピングといった故障を誘発しやすいことが
わかった。
即ち、いまα−1.3,β=1.2と一定にした条件下
でトータルピッチ数を54.60,66.7884個の
5水準に変化させ、それぞれ音圧レベル平均摩耗量、ヒ
ールアンドトウの度合を測定した。
その実験結果は、第2図に示すとおりであった。
第2図のAはJASOC 606−73「タイヤ騒音試
験方法」に準じた測定方法により測定した結果を示すも
のであり、ピッチ数によって定まるピッチ周波数におけ
る音圧レベルは、トータルピッチ数が54ピッチのもの
に対して66ピツチ以上で音圧レベルは低下している 第2図のBは実車摩耗試験において約4万km走行後の
タイヤ摩耗量を平均して72ピツチのものに対する比で
表わしたものであるが、78ピツチ以上では摩耗量が増
大している。
また第2図のCは断面方向の溝がタイヤ摩耗に伴って周
方向で段差を生ずる、いわゆるヒールアンドトウの度合
を周方向段差(1)、深さ(T)としてt/Tで表わし
た図であり、この結果では54ピツチのものは特にヒー
ルアンドトウ傾向が強くあらわれている。
以上のことから明らかなように、トータルピツチ数は6
5個〜75個の範囲が望ましい。
また周波数変調理論上では、最長ピッチと最短ピッチと
の長さの比αが大きいほどその変調効果は太きいが、し
かし比αが大きいと各々のピッチのトレッドデザインエ
レメントの剛性差が大きくなり、タイヤ摩耗がタイヤ周
上で不均一となり、タイヤ周上で真円に対して凸凹が生
じトウアンドヒールと呼ばれる摩耗状態を呈することが
ある。
この問題を解決するためには、この比αを小さくとるが
、或は大きい比のαに対しては剛性差の大きいトレッド
デザインエレメントが互に隣り合わないように、ピッチ
を配ダルなければならない。
即ち、最蜂ピッチ(PMAX)と最短ピッチ(PMIN
)との間に中間の長さを有する中間ピッチ(PMID)
を配置することが良く、しかも、同一ピッチが連続して
配列される方がタイヤ騒音がより分散することから、同
一ピッチを連続して構成するピッチ群により、例えば、
次のように配列する。
本発明では、このように最長ピッチ、中間ピッチ、最短
ピッチのそれぞれ同一ピッチを適宜連続させ、かつその
各ピッチ群を例えば上述のように適宜配置せしめること
が好ましい。
第3図に上述の場合のピッチ配列を例示した図を示す。
図に於では、01個はそれぞれのピッチ群の中で同一ピ
ッチを示し、これが複数個連続してピッチ群を構成し、
更にこのピンチ群のくり返し単位で周期(I,n,m)
が構成される。
(以下同様である)。
この際中間ピッチは最長ピッチと最短ピッチの間に多数
の除々に変化するピッチ長で構成されることが理想であ
るが、タイヤ成型用金型の製作所の困難さ、あるいはタ
イヤー周で、後記するように、3回のピッチ群のくり返
し周期性をもたせ、なおかつ各々のピッチ群には適度に
同一ピッチが連続して配置されるためには、中間ピッチ
長の種類の少ない方が自由度が太きい。
また各ピッチのトレッドデザインエレメントの剛性の変
化が最も滑らかであるためには、前記各々のピッチ長さ
が等比級数関係になるように定めれば、複数種類の中間
ピッチを設けた場合と同等の耐摩耗性を発揮しうる。
即ち、いま第4図に示すピッチ配列でかつ第1表に示す
ように中間ピッチ長さを26mmに固定し一同一のピッ
チ配列でαを1.0〜1.6まで0.1毎に変えたタイ
ヤの音圧レベル、音圧レベルの変動巾および最長ピッチ
の摩耗量に対する最短ピッチの摩耗量の比を調べた結果
は第5図に示すとおりであった。
第5図のAは、第2図のAと同様JASOC606−7
3に準じて測定されたものであり、(タイヤ回転数)×
(トータルピッチ数)によって決るピッチ周波数に於る
音圧レベルは、αが大きいほど低くα=1.2以上でそ
の効果が顕著に表われはじめる。
第5図のBは、ピッチ周波数に於る音圧レベルの時間的
変動巾を示したもので、α−1.5より犬で変動巾が大
きくなっている。
音圧レベルとその変動巾とを合わせ評価する人間の聴感
覚によるフィーリングテストではα=1.5までが許せ
る限度である。
また第5図のCは、PMINに於る摩耗量とPMAXに
於る摩耗量の比を示すもので、α一1.4以下ではPM
AXとPMINに於る摩耗量の差はないが、α=1.5
より犬となるとPMINに於る摩耗量はPMAXに於る
ものよりかなり大きくタイヤ周上で不均一な摩耗を示す
特にα=1.6ではこの傾向が強く表われている。
この結果から、PMAX/PMINで表わされる比αは
1.2〜1.5の範囲で好ましいことが理解される。
更に、周波数変調理論上では、同一の長さのピッチを連
続して配置させるほど音の分散は良好であるが、ただし
過多に連続させた場合、同一ピッチが連続して配置され
るピッチ群によって発せられる騒音は単一周波数である
ため、またその騒音発生時間が長いため、騒音として人
間の聴感覚にとって感知しやすくなることが次の実験よ
り判明した。
即ち、いまα−1.5、トータルピッチ数72個の条件
下に、ピッチ配列の一部にある同一ピッチがn個連続す
るピンチ群をn−8.12,15.17,20.25個
の水準に変化せしめ音の変動を感じ得るかどうかを実験
した。
ピッチ配列は、例えば第6図(n−12個の場合)のよ
うにモデル化したものであり、この結果、n−17個以
上では明らかにピッチ群の騒音がタイヤ転勤と同期して
感知された。
したがって、ピッチ群としてはn−15個以下が好まし
いものである。
次に前記同一長さのピッチが連続して配置してなるピッ
チ群をどのように配置すれば良いかを検討するため、ま
ず次に示す周波数の効果について実験した。
即ち、α=1.3、β−1.0、トータルピッチ数72
個で第7図に示すピッチ配列を用いて周期数1〜5で実
験をおこない、音圧レベルの変化を調べた。
その結果を第8図に示す。なお、ここではPMAX=2
9.3mm、PMID=26mm、PMIN=22.5
mmを用いた。
この結果、周期数とピッチ群の中に含まれるピッチ数と
の関係は逆比例的であるので、周期数が増すにつれ音圧
レベルの変動の巾は小さいが、音千レベルの変動の中心
(実効値)が大きくなることが明らかになった。
また、前記したように連続するピッチが長いほど分散は
良くなる。
従って、周期の小さいものは分散は良好であるが、音圧
レベルの変動の巾が大きく、また変動の周期が長くタイ
ヤ転勤中に各々のピッチ群がしめる時間が長いので、人
間の聴感覚に容易に感知される。
従って、周期数については実効値と振幅の兼ね合いから
は周期数3が最も良好であることが明らかになった。
次に前記した周波数を3にした場合、各々の周期の長さ
の関係を調べるために、β=最長周期長/最短周期長を
変化させた時の音圧レベルと周波数の関係を検討した。
第9図aはβ−1の等周期で周期I,n,Hに於ける周
期長が共に622.8mmであり、第9図bはβ中1.
5で周期I=745.8mm,周期■=622.8mm
、周期■=499.8mmの各周期長の場合のピッチ配
列図である。
即ち、ピッチ長さを一定にし(PMAX29.3mm,
PMID26mm,PMIN22.5mm)、トータル
ピッチ数が72個でかつ周期長さの比βを1.0,1.
05,1.3,1.5と変化させたタイヤ騒音の周波数
特性を調べた。
この結果、第10図に示されるように、等周期(β−1
.0)のものに比してβ=1.05以上のものはピッチ
周波数近傍の音圧レベルが低くかつ広い周波数帯域に分
散している。
一方、β=1.5の場合はβ=1.35に比して大きな
効果を示すことがなく、かつ音圧レベルの変動巾が大き
くなるので、β=1.35より太きいものは良くないこ
とが理解される。
この結果よりβ=最長周期長/最短周期長一1.05〜
1.35の範囲とし、中間周期長は最長周期長と最短周
期長のほぼ中間の長さを有することが望ましい。
ただし、βはその周期の起点を変えると、各周期の長さ
が変わってくるのでどのピッチ群を起点としてもβ=1
.05〜1.35の範囲にあることが必要である。
更に、タイヤー周において全中間ピッチ長の総和(LM
ID)のタイヤー周に存在する全ピッチの長さの総和(
LTOTAL、タイヤ外周長)に占める割合が音圧レベ
ルにかなり影響を及ぼすことを考えて、次に述べるよう
な条件のもとにおいて、γ=LMID/LTOTALを
O〜1.0に変化させた場合の音圧レベルを測定した。
即ち、α=1.3,β=1.2、トータルピッチ数72
個とし、更にPMAXとPMINの個数を略同数として
、γをO〜0.1まで0.1毎に変化させその音圧レベ
ルを測定した。
前記測定に用いられたγを各々のピッチ個数で示すと第
2表のようになる。
結果を第11図に示す。
ここで、LMID/LTOTAL=0は、PMAX・P
MINのみが存在する場合で、PMIDがなくなったこ
とによって図に示すピッチ周波数に於ける音圧レベルが
高くなっている。
一方、この値が1.0のときはPMIDのみが存在する
等ピッチ配列の場合で最も悪いレベルを示している。
第11図より、γが0.3〜0.6の範囲にあれば音圧
レベルが好ましい。
更に、本発明の一実施例である第3図のトレッドデザイ
ン配列と従来のトレッドデザイン配列を比較するために
、2つのトレッドデザイン配列の速度に対する音圧レベ
ルを調べた結果、本発明によるトレッドデザイン配列の
効果が充分確認された。
即ち、αが共に1.3で、従来タイプのタイヤのトレッ
ドデザイン配列は第12図に示されたもので、一方本発
明による配列を次の条件にして音圧レベルを比較した。
PMAx=31.5mm,PMID=27.5mm,P
MIN=24.5mm,α=1.3,β=1.18,γ
=0.52 この結果を第13図に示す。
図中、イは本発明、口は従来タイプのものをそれぞれ示
す。
従来タイプのものは40KM/hr.弱及び70KM/
hr.前後の速度に於て音圧レベルが特に高くなってい
る。
これはタイヤ騒音とタイヤ支持系との(リムも含めて)
共振によって音圧レベルが上るものである。
一方、本発明によるピッチ配列を採用した場合、連続す
るピッチを多用し、トータルピッチ数が増え、配列の形
が本発明に従がつているので全速度域で音圧レベルが低
く、かつリムとの共振による特定速度に於る音圧レベル
の増加も見られない。
本発明の実施に於で用いられるトレッドデザインは、リ
ブデザイン、ブロックデザイン、ラムデザインをはじめ
これらを組合わせたものなど任意である。
本発明によれば、以上の如くしてタイヤのトレッドデザ
インを構成することにより、耐摩耗性等タイヤの諸性能
を損うことなく、しかもトレッドデザインによる騒音を
低減しあるいは人間の聴感覚にとって目立にくいものと
することができる。
本発明のタイヤは特に乗用車の空気入りタイヤに有利に
利用され、車輌外部での騒音低減はもとより内部での騒
音も静かとなり、車輌の居住特性の一要素である乗心地
性能にも望ましい結果を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cはそれぞれタイヤのトレッドデザイン
を例示する部分正面図、第2図はトータルピッチ数に対
する平均摩耗量と音圧レベルとヒールアンドトウの度合
の関係を示す図、第3図および第4図はそれぞれピンチ
配列を示す図、第5図は比αに対する音圧レベル、音圧
レベルの変動巾および摩耗量の関係を示す図、第6図は
ピッチ群n−12の場合のピッチ配列を示す図、第7図
はピッチ配列の周期を示すピッチ配列図、第8図は第7
図の各周期に対する音圧レベルの変動巾を示す図、第9
図a,bは等周期および周期長を変えた場合のピッチ配
列図、第10図は音圧レベルの周波数特性を示す図、第
11図はタイヤー周上に存在する全ピッチの長さの総和
(タイヤ外周長)に対するタイヤー周上に存在する全中
間ピッチ長の長さの総和の比と音圧レベルとの関係を示
す図、第12図は従来タイヤのピッチ配列を例示するピ
ッチ配列図、第13図は速度と音圧レベルの関係を示す
図、をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の異なる長さをもつトレッドデザインエレメン
    トを周方向に配列ルたタイヤに於で、タイヤー周に含ま
    れるピッチ数が65〜75個の範囲にあり、最短ピッチ
    に対する最長ピッチの長さの比αが1.2〜1.5の範
    囲であるとともにどの同−ピッチを連続させて構成する
    ピッチ群のピッチ数も15個以下であり、更に最長ピッ
    チによって構成されるピッチ群と最短ピッチによって構
    成されるピッチ群との間に中間の長さの中間ピッチによ
    る中間ピッチ群を配置し、また、各々のピッチ長さが等
    比級数関係になるようになし、なおかつそのピッチ群の
    くり返し周期が3個存在していてそのうち最短周期長に
    対する最長周期長の比βが周期の起点をどのピッチ群に
    とっても1.05〜1.35の範囲にあり、かつ、全ピ
    ッチの長さの総和に対するタイヤー周上に存在する全中
    間ピッチの長さの総和の比γが0.3〜0.6の範囲に
    あることを特徴とする空気入りタイヤ。
JP53078065A 1978-06-29 1978-06-29 空気入りタイヤ Expired JPS582844B2 (ja)

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