JPS5828300A - 細胞表面抗原の検出方法 - Google Patents

細胞表面抗原の検出方法

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JPS5828300A
JPS5828300A JP12313281A JP12313281A JPS5828300A JP S5828300 A JPS5828300 A JP S5828300A JP 12313281 A JP12313281 A JP 12313281A JP 12313281 A JP12313281 A JP 12313281A JP S5828300 A JPS5828300 A JP S5828300A
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JP
Japan
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cells
antigen
antibody
cell
bottom face
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JP12313281A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Abe
力 阿部
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、容器内底面に付着せしめた浮遊性細胞の表面
抗原の検出方法に関する。
近年、細胞表面抗原を識別する技術は急速に進歩した。
特に容易に検体を採取可能であることから、浮遊性細胞
である末梢m リンパ球の表面抗原には、多くの検討が
加えられている。
細胞の表面抗原とは、異種もしくは同種動物の免疫系に
よって認識しうる物質であシ、細胞表面に%出している
機能性および構造蛋白質、またはその蛋白質に結合して
いるれ々の糖鎖、 FL<は脂質など多様な構造を有し
ている。
種々の表面抗原と、その細胞の機能とけ対応がつけられ
つつあり、ある細胞集団のうちである抗原が存在する細
胞の存在比を知ることは、細胞生物学、免疫学、および
臨床診断上意義が深い。
細胞表面抗原の種類としては多数存在するが。
それら個々の物質としての解析は未だ十分には進んでい
ない。これ←の抗原としては1例えばリンパ球表面抗原
であるHLA、T細胞特異抗原、T細胞の一部に存在す
る抗原、B細胞特異抗原、単球特異抗原などの存在が知
られている。これらはそれぞれ対応する抗体を用いて認
識できる。
ま友上記抗原t−g識する。抗体としては大まかに分類
すれば自己抗体、同種抗体、lt4種抗体等を挙げるこ
とができる。この中で異種抗体の一種であるモノクロナ
ール抗体は、特に選択性の高いものとして知られている
従来の浮遊性細胞の表面抗原の検出方法としては、螢光
抗体法により細胞をラベルし1表面抗原の有無を螢光顕
微鏡により、もしくはサイトフルオロメトリーと称する
細胞表置にラベルされた螢光量の自動解析法によシ分析
するととによシなされる。
しかし、螢光顕微fi!は1強い紫外線を放出する光源
をそなえた顕微値であり、このものを暗室中で長時間操
作することは、観測者に多大な疲労金しいることKなる
。また細胞にあてられる強い光線の為、螢光色:/Rに
光分解され、螢光を失い長時間の観察は困難である。
またサイトフルオロメトリーは、細胞を流体に浮遊させ
て細管中を流しながら1個々の細胞の螢光強度を測定し
ヒストグラムとして表示する技術である。この方法は、
迅速正確な細胞表面抗原の測定が可能である、極めて有
用な分析方法であるが、装置が高価格でちゃ、十分に普
及していない。
そこで1本発明者は、安価かつ簡便に浮遊細胞の表面抗
原を検出する方法に鋭意検討を加えた結果、浮遊性細胞
を透明固体上に付着せしめ念後、酵素抗体法により、表
、面抗原に対応する部分で酵素反応を行なわしめること
によシ、浮遊細胞表面抗原に対応する反応生成物を透明
固体層@よシ検出しうることを見出し1本発明を完成す
るに至った。
すなわち1本発明け、浮遊性細胞を透明かつ平担な底面
を有する容器の内底面に付着せしめ、酵素抗体法を用い
て表面抗原を検出する方法でおる。
浮遊性細胞を透明かつ平担な固体に付着せしめることは
、細胞を平面状にならべることとなり。
固体の裏面から顕微鏡で細胞上の抗原の存在状態を観察
が可能となる。このことは、従来の酵素抗体法によシ測
定しえなかった浮遊性細胞を極めて簡便かつ迅速に測定
することを可能にし、浮遊性細胞の表面抗原の分析法を
一段と進歩せしめた。
本発明を実施する際に用いる透明かつ平担な底面を有す
る容器とは、水溶性固体からなり、浮遊性細胞を付着し
うるものであればいずれでもよい。
容器底の厚みは特に制限はないが、付着せしめた細胞を
顕微鏡にて観察する必要上、11w以下の厚みが好まし
い。
また少数の浮遊性細胞を効率よくせまい容器底面に付着
させる為には、テラサキグレートと称されるすりばち状
の壁面と直径l■程度の円型かつ平担な底面を有する透
明プラスチック製用具を用いることが好ましい。
ここでいう浮遊性細胞とは、浮遊性のものであればいず
れでも良く、例えば動物を構成する細胞としては、赤勘
球、顆粒球、リンノく球、単球などの血中に存在する細
胞、および、骨髄、胸腺、膵臓などの諸臓器に存在する
〆胞、そして浮遊培養可能な細胞を含む。
浮遊性細胞の容器底面への付着方法は、静置法、遠心法
などいずれの方法を用いても良い。カチオン性ポリマー
をわらかじめ容器底面に付着せしめることは、浮遊性細
胞の接着性カニ為まり好ましい、。
カチオン性ポリマーとしては、中性水溶液中で、カチオ
ンとしてふるまうものであればいずれでも良く、平均分
子量10,000以上のもの力玉好ましい。
カチオン性ポリマーの例としては、ボIJLリジン、ポ
リLヒスチジン、ポリ孔アルギニン、ボ1Jアミン、ポ
リエチレンイミン、ポリN−アルキルアミノエチルスチ
レン、ポリアミノ糖など力;含マれるが、ポリトリジン
は細胞に強い傷害を与えることなく、付着性を高める効
果を有し1%に好ましい。
S− 酵素抗体法とけ、抗原に結合する能力を有する抗体と、
光学的に検知可能表反応生成物を生ぜしめる機能を有す
る酵素とを結合せしめることにより抗原周辺で酵素反応
をさせる方法であり、抗原の存在を光学的に検出するこ
とが可能である。
抗体と酵素との結合様式は、共有結合たよるものおよび
分子間の選択的親和性によるものがある。
酵素抗体法を実施するKあたっては、以下のような方法
のいずれを用いても良い。
t 抗体と酵素を直接共有結合したものを、抗原認識物
として用いる方法 2 抗原を認識する抗体を抗原認識物として用い。
続いて該抗体を抗原としてg*する抗体と酵素を共有結
合したものを用い順次細胞に反応せしめる方法 λ 抗原を認識する抗体と化合知人を共有結合せしめた
ものを抗原M織物として用い、かつ化合知人に対して選
択的親和性を有する化合物Bと酵素を共有結合したもの
を用い順次細胞に反応せしめる方法 6− 第1の方法U具体的には、抗体と酵素とをグルタルアル
デヒドなどの2官能性試薬を用いて結合する方法、カル
ボジイミドなどの縮合性試薬を用いて結合する方法など
がある。
第2の方法としては1例えば第一抗体としてウサギを用
いて作られた抗体、第二の抗体としてウナギの抗体を抗
原として作られたヤギの抗体を用い、このヤギの抗体[
Wllを結合せしめることとなる。
いずれの方法も珈々工夫して用いうるが、第2の方法は
検出感&を高める方法でわシ、第3の方法は、一般に化
合物A−Bの組合せとして、ビオチン−アビジン、アル
サエル酸−抗アルクニル酸抗体などの組合せが用いられ
、高感度かつ選択性を高める方法で好ましい。
抗体と#素との組合せKは特に制限がない。抗体と酵素
とけいずれも分子量が大きく、またそれぞれで別々の機
能を営むものであ91組合せ方には影響されにくい。
用いる#累は、パーオキシダーゼ、アルカリフォメファ
ターゼ、βガ2クトシダーゼ、アスパラギナーゼ等、い
ずれでも良く、光学的に検知可能な反応生成瞼を生ずる
ような基質を選択すれば良い。
本発明に開示される方法は以下の効果を有している。
L 浮遊性細胞を固体表面に付着せしめることKより従
来実施しえなかった酵素抗体法による浮遊性細胞の表面
抗原の分析が実施可能となった。
2 浮遊性細胞の表面抗原の分析が、明所で実施可能と
なシ、実験者の疲労を大巾に改善できた。
ユ 酵素抗体法を用いた友めに、螢光抗体法とくらべ1
0倍程度の高g度の分析が可能となった。
笑施例1 〔ヒト末梢崩す77球中のT細胞比率の測定〕(1) 
 ポリLリジン付着プレートの調製リンパ球を付着せし
める容儀としてポリスチレン樹脂ta型してなる0穴テ
ラサキプレートを用いた。
テラサキグレートの各穴に4μf/mの濃度にポリLリ
ジンを溶解した水溶液をlμtずつ分注し風乾せしめた
(2) ヒトリンパ球浮遊液の調製 倫常者末梢血に抗凝固剤としてヘパリンを添加し、リン
酸緩衝化生曹的食塩水(以下PB8と略す)にて3倍に
希釈した0 試験管にフィコール・コンレイII(比重1.077)
を3−加え上記の希釈血液tsIthg重層し、400
GIO分の遠心分離を施した0 遠心終了後中間の白濁層をぬikmlIN7PBsにて
3回洗浄し、PB8r−浮遊せしめ、1・−個/−01
111111度に調整した。
偉)m胞の付着操作 (1)の操作を経たテytキプレートの各穴K(2)の
操作で得られたリンパ球浮遊液をS etずつ分注し遠
心操作を施した。
続いて牛胎児血清1μtを各穴に分注し、10分開放置
9、PBSを満たしたビーカーにテラサキプレートをゆ
るやかに沈め、付着しない細胞を落下させ洗浄した。
(4)酵素抗体法による反応操作 ヒトのT細胞を認識しうる抗体として、オーツ ダイア
グノスティック システムズ社より市販されているヒト
の末梢血T細胞を認識するマウスの抗体商品名OK’f
’ −3を用いた。
細胞を付着せしめたテラサキプレートに該抗体溶液を1
μtずつ分注した。この際空試験として該抗体の代りに
PBS 1μtを入れたものも調整した。
1時間放置後、10G−のPBS入りのビーカー為伽含
用い、該テラサキプレートを1回洗浄し、次いで抗マウ
スIrG抗体(ウサギにより作られたもの)とパーオキ
シダーゼ結合物のPB8溶液を蛋白量として1μtずつ
各穴に分注した。
1時間放置後、PBSにてテラサキグレートを3回洗浄
し、次いで基質液として0.06!1 %過酸化水素を
含鳴した3、3′−ジアミノベンチジン浴11(リン酸
緩w1により等法化し、plx 7.9に水素イオン濃
度を調整したもの)を1014tずつ各穴に分注した。
る)測定結果 20分放置後に400倍の拡大倍率の倒立顕微鏡にて、
着色した陽性細胞比率および空試験による陽性細胞の比
率を算出し、さし引き真の0KT−3に反応する陽性細
胞の比率を算出したところ、58−であった。
実施例2 〔末梢血リンパ球中の細胞表面にイムノグロブリンを有
するB細胞比率の測定〕 ポリしリジン付着プレートの調製、およびヒトリンパ球
浮遊液の調製、および細胞の付着操作は実施例1と同一
に行った。
抗ヒトイムノグロブリン抗体(ウサギにより作られたも
の)と大腸菌のアスパラギナーゼ結合物OPBS 1!
液を蛋白量としてlμfずつ各穴に分注した。空試験用
として該酵素抗体結合物の代りにPBSを添加したもの
を作成した。
1時間放[1,PBSにてテラサキプレートを1回洗浄
し、次いで基質液としてHmM  のアスパラギンpr
Ayニトロアニリドを含むPBS10μtを各穴に添加
した。
20分放置後、400倍の拡大倍率の倒立顕微鏡にて、
着色した陽性細胞比率および空試験による・陽性細胞の
比率を満員し、さし引きして、?#fU胞表面にイムノ
グロブリンを有する細胞比率を満員したところ、6.2
チであった。
実施例3 〔ヒト末梢血リンパ球中のT細胞比率の測定〕実施例1
と同一の操作を施して作成したポリLリジン付着プレー
トおよびヒトリンパ球浮遊液を用いリンパ球付着プレー
トを作成した。
酵素抗体法の操作としては、抗ヒトリンパ球抗体0KT
−3のかわりに0KT−3にビオチンを共有結合したも
の、および抗マウスIfG抗体ドパーオキシダーゼの結
合物のかわりにアビジンにパーオキ7ダーゼを結合した
ものを用いた以外は、実施例1と同様の操作を施した。
基質液注入20分後に400倍の拡大倍率の倒立順4に
鏡にて、着色した陽性細胞比率および空試験(0KT−
3にビオチンを結合させたものを龜加しない系)に於け
る陽性細胞の比率をさし引き真の0KT−3抗体に反応
する陽性細胞の比率を算出したところ、5Oqkであっ
た。
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. L 透明かつ平担な底面を有する容器の内底面に浮遊性
    細胞を付着せしめ、細胞の表面抗原を酵素抗体法を用い
    て検出、する方法
JP12313281A 1981-08-07 1981-08-07 細胞表面抗原の検出方法 Pending JPS5828300A (ja)

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JPS5828300A true JPS5828300A (ja) 1983-02-19

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