JPS58280Y2 - 磁気シ−ルド装置 - Google Patents

磁気シ−ルド装置

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JPS58280Y2
JPS58280Y2 JP3275278U JP3275278U JPS58280Y2 JP S58280 Y2 JPS58280 Y2 JP S58280Y2 JP 3275278 U JP3275278 U JP 3275278U JP 3275278 U JP3275278 U JP 3275278U JP S58280 Y2 JPS58280 Y2 JP S58280Y2
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JP
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silicon steel
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transformer
rolling direction
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JP3275278U
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English (en)
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JPS54135624U (ja
Inventor
高橋清
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテレビジョン受像機等の電気機器に使用する
例えば電源トランスの磁気シールド′装置に関するもの
である。
第1図aは電源トランスの一例を示す外観図である。
このようなトランス1の場合、矢印イの方向からみたと
きの洩れ磁束は第1図すのようになり、矢印口の方向か
らみたときの洩れ磁束は第1図Cのようになる。
なお2は巻線、3はコアである。
一般にテレビジョン受像機等の電気機器に電源トランス
を使用する場合、その洩れ磁束によって不具合を受ける
部分がそれ程多くあるわけではなく、例ればテレビジョ
ン受像機の場合には受像管に対して前記洩れ磁束が影響
することにより画面ゆれが最も大きな不具合となる。
これを軽減するために、可能な限り双方の距離を長くし
て影響を少なくする等の策がとられている。
捷た電源トランスの方向により洩れ磁束の量が異なるの
で、その方向を変えて最も影響が少ないようにすること
も行なわれる。
一般に第1図aに示す場合では矢印への方向への洩れ磁
束が最も大きく矢印イの方向の洩れ磁束が最も少ない。
以上の策は初期の状態で基本的に試みられる要因であり
、例えば機器の外形寸法や構造上の関係で思うように初
期対策効果が得られないのが現状である。
このような場合は、必然的に磁気シールドによる対策が
必要となるが、磁気シールドに使用する材料としては、
その特性からけい素鋼板が有効である。
一般に使用されるけい素鋼板としては、Si含有率3〜
4・5%の方向性けい素鋼板がある。
このように磁気シールド対策を行っても、従来はそのシ
ールドm果が充分に得られない場合があり、特にシード
体の小型化を図った場合は洩れ磁束が多くその軽減手段
が要望されている。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、磁気シ
ールド効果を向上し小型化の図れる磁気シールド装置を
提供することを目的とするものである。
以下この考案の実施例を第2図乃至第7図を参照して詳
述に説明する。
捷ず、この考案は、シールド材として用いられるけい素
鋼板は圧延方向の磁気抵抗が小さくなっていることに着
目したものである。
第2図に卦いて仮想のシールド装置10を想定し、これ
に対して電源トランス9が図のように取付体に取付けら
れて収容されているものとする。
lた、この図に卦いて、洩れ磁束を特に受けたくない部
分が矢印イ方向にあるものとする。
更に矢印イと反対方向はシールド体100面を開放して
いるものとする。
そして前記シールド体10は、箱状であって、トランス
90巻線91の軸方向に配設さねう相対向する第1、第
2のシールド壁部11,12と、巻線910巻回方向へ
たとえば3方向に配設される第3、第4、第5のシール
ド壁部13,14゜15を有するものとする。
更にまた、前記壁部11にかいては、これを形成する方
向性けい素板の圧延方向が矢印11X。
11Y方向に設定され直交しているものとする。
また壁部12にかいても前記圧延方向に対応して矢印1
2X、12Y方向の圧延方向が設定されているものとす
る。
また壁部13に対しては、矢印13X方向の圧延、壁部
14に対しては矢印14Y方向の圧延、壁部15に対し
ては矢印15X方向の圧延がなされているものとする。
上記のようなシールド体であるとトランスの洩れ磁束を
考えた場合、第2図の図示矢印イからみたときのシール
ド状態は、第3図の如くなり、また、矢印口の方向から
みた場合の7−ルド状態は第4図に示すようになる。
このようなシールド状態を作って洩れ磁束を少なくする
には、前述の如く磁路の磁気抵抗が小さくなる圧延方向
を壁部11゜12に対しては、直交する方向にそれぞれ
つくってやることが望ましい。
この考案は上記の考えに基づき、第2図に示すような圧
延方向を満足できるシールド体を構成するもので、第5
図に示すような方法がとられる。
方向性けい素鋼板は圧延方向と直角方向でも普通の鉄板
等と比較するとかなり良い磁気特性を持っているので方
向性を規定しないで済む場合がある。
しかしながら極めて良好なシールド効果を期待するには
、やはり、第2図に示すように磁気抵抗の少い方向を矢
印の如く定めてやる必要がある。
したがって、この考案では、第5図に示すようなシール
ド材の材料取りを行うものである。
すなわち、第1、第2、第3のシールド部材21゜22
.23は、それぞれコ字形に平板が折曲された形状であ
る。
そして、各シールド部材21,22゜23の圧延方向は
、各シールド部材に示す矢印の方向である。
このような第1、第2、第3のシールド部材21,22
,23を箱状に組合わせれば、シールド部材21の底板
部211は、第2図の壁部14に対応する。
またこの第1のシールド部材21の脚板部212,21
3は、第2図の壁部す。
12に対応して圧延方向を示す矢印11Y、12Yを設
定する。
また第2のシールド部材22の底板部221は、第2図
の壁部11に対応して圧延方向を示す矢印11Xを設定
することができる。
そして、この第2のシールド部材22の脚板部222.
223は、第2図の壁部13,15に対応し、各々の圧
延方向を示す矢印13X、15Xを設定することができ
る。
更に前記第3のシールド部材23は、その底板部231
が第2図の壁部12に対応してその圧延方向を示す矢印
12Xを設定することになる。
lた、この第3の7一ルド部材23の脚板部23i 。
232は、第2図の壁部13,15に対応し、各各の圧
延方向を示す矢印13X、15Xを設定する。
上記した第5図に示すシールド部材21,22゜23を
箱状に組合わせることによって、第2図に示すような、
磁気抵抗の少い磁路を所期の方向へ形成することができ
る。
なかこの考案の目的は第6図に示すようなシールド部材
25.26の形成によっても達成できる。
すなわち、各シールド部材25,26の圧延方向は各部
材に示した矢印方向であり、シールド部材25はコ字形
に折曲され、シールド部材26は矩形枠形に折曲された
ものである。
なお組立固定手段としては、半田付けによるものとis
ねじ止め、凹部凸部による嵌合、突起と穴による係合
手段が適宜選定される。
また直交関係にある圧延方向としては、圧延技術により
1枚の板に設定することもできるが、この板を用いると
全周囲に直交関係にある圧延方向を設定することができ
ん 更にまた、この考案の目的を達成するには、第7図に示
すような材料取りを行うことも考えられる。
すなわち、同図aに矢印で示す圧延方向を有する方形の
方向性けい素鋼板26に対して切込み27.28,29
,30を設けて、第8図す、cに示すように、端部を折
込みしろとして、破線部に釦いて折曲し箱状に形成する
ものである。
しかしなが呟実際には、方向性けい素鋼板は非常に固く
てもろい方向があり、特に、圧延方向と平行に曲げると
割れる虞れがある。
したがって、第5図、第6図で説明したような材料取り
が最つとも適している。
このようにすれば材料の曲げ加工も圧延方向と直角方向
だけで済み、各壁面のオーバーラツプする面も広くとれ
るので継ぎ目から磁束が洩れることも防止するのが容易
である。
また材料取りも、長方形板をとりだせばよく単純でかつ
加工も簡単である。
このように、この考案は、従来着目されていなかった磁
気抵抗の少い方向(圧延方向)を考慮し、かつ圧延方向
を必要箇所に応じて複数方向に設定し、磁気シールド効
果を向上し、小型化の図れる磁気シールド装置を提供で
きるものである。
なか、上記実施例では、箱体の一方の面が開口している
ものとしたカベ開口を閉じるようなシールドケースにも
適用できることは勿論である。
また、立方体状に限定されるものではなく有底筒状のも
のであってもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは電源トランスを示す図、同図す、cは電源ト
ランスの磁束を説明するために示した説明図、第2図は
この考案装置の基本的な考え方を説明するのに示した構
成説明図、第3図、第4図は、それぞれ第2図の装置の
磁束を説明するために示した説明図、第5図、第6図は
、それぞれこの考案に係るシールド部材の形状例を示す
説明図、第7図(a−c)もこの考案に係るシールド部
材の形状例とその組立工程を示す説明図であん9・・・
・・・トランス、91・・・・・・巻線、10・・・・
・・シールド体、IIX、IIY、12X、12Y、1
2X。 14Y、 15X・・・・・・圧延方向を示す矢印、2
1゜22.23,25,26・・・・・・シールド部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)取付体に取付けられたトランスと、このトランス
    を覆うように配設され、少なくとも前記トランス巻線の
    軸方向と略直交する各画1、第2の壁が、それぞれ互い
    に直交する方向へ圧延方向を向けた方向性けい素鋼板に
    よって構成され、且つ前記巻線の軸と略平行な他の壁が
    前記軸方向へ圧延方向を向けた方向性けい素鋼板によっ
    て構成された箱状シールド体とを具備したことを特徴と
    する磁気シールド装置。
  2. (2)前記シールド体は、その2辺と平行に圧延された
    方向性けい素鋼板の方形板体を他の2辺のそれぞれ両端
    から等距離おいて各辺に直角にそれぞれ2本の所定長の
    切込みを設け、各端部を折込みしろとして折曲形成され
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の磁気シールド装置。
JP3275278U 1978-03-15 1978-03-15 磁気シ−ルド装置 Expired JPS58280Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275278U JPS58280Y2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15 磁気シ−ルド装置

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JP3275278U JPS58280Y2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15 磁気シ−ルド装置

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Publication Number Publication Date
JPS54135624U JPS54135624U (ja) 1979-09-20
JPS58280Y2 true JPS58280Y2 (ja) 1983-01-06

Family

ID=28886855

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JP3275278U Expired JPS58280Y2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15 磁気シ−ルド装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532226Y2 (ja) * 1989-03-22 1997-04-09 株式会社 リケン カラーテレビ用磁気シールドボックス
KR100865456B1 (ko) 2007-07-19 2008-10-28 이동현 코일 형태의 지지 수단을 갖는 염색용 보빈
JP6158579B2 (ja) * 2013-04-26 2017-07-05 株式会社日立製作所 静止誘導電器

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JPS54135624U (ja) 1979-09-20

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