JPS5827382Y2 - 記録再生装置の操作機構 - Google Patents

記録再生装置の操作機構

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JPS5827382Y2
JPS5827382Y2 JP8310377U JP8310377U JPS5827382Y2 JP S5827382 Y2 JPS5827382 Y2 JP S5827382Y2 JP 8310377 U JP8310377 U JP 8310377U JP 8310377 U JP8310377 U JP 8310377U JP S5827382 Y2 JPS5827382 Y2 JP S5827382Y2
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lever
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pin
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gear
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JP8310377U
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JPS5410207U (ja
Inventor
勲 松本
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ソニー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は記録再生装置の操作機構に係り、特にワンタッ
チキュートよびワンタッチレビューの動作を行うための
テープレコーダに用いて好適な記録再生装置の操作機構
に関する。
テープカセットを用いるカセット式テープレコーダの出
現によって、テープレコーダは小型化されて広い用途に
中いられるようになっている。
特にポケットタイプの小型テープレコーダにおいては、
より小型化が追求されるとともに、多くのファンクショ
ンを可能とする操作性の向上が要求されている。
しかし操作性を向上させるために、各種のファンクショ
ンを達成しようとすると、操作釦や操作レバー等の操作
機構の部品点数が増加し、これらの部品から成る操作機
構も複雑となる。
さらに各種のモード選択動作に優先順位を持たせ、ある
いは誤動作を防止するようにするには、電気的あるいは
機械的なロジック機構を設けなくてはならず、小型化が
阻捷れることになる。
本考案はこのような問題点に鑑みて、小型化が可能でし
かも操作性に優れた操作機構を提供することを目的とす
るものであり、特にフンタッチレコーディング、ワンタ
ッチキューおよびワンタッチレビューの各ファンクショ
ンをコンパクトな構造で達成するのに好適なものであっ
て、筐体1の第1の側面9に突出して配置され、この第
1の側面9に向って抑圧操作されることによって往動位
置に移動される再生操作部材28と、同じく上記筐体1
の第1の側面9に突出して配置され、この第1の側面9
に向って押圧されることによって上記再生操作部材28
を押圧しながら共に往動位置に移動される記録操作部材
38と、上記第1の側面9と直交する上記筐体1の第2
の側面14に突出して配置され、この第2の側面14に
向って押圧操作されることによって往動位置に移動され
る高速送り操作部材57.60と、上記再生操作部材2
8、記録操作部材38及び高速送り操作部材57.60
を夫々の往動位置でロックするために独立に設けられた
再生用ロック部材52.記録用ロック部材48及び高速
送り用ロック部材70とを具備し、上記高速送り用ロッ
ク部材70は上記往動位置にロックされた再生操作部材
28に押圧されて変位し、第10付勢手段T1に抗して
ロック解除位置に保持されると共に、上記記録用ロック
部材48は上記往動位置に移動された上記高速送り操作
部材57,60に押圧されて変位し、第20付勢手段4
2に抗してロック解除位置に移動されるように構成した
記録再生装置の操作機構に係るものである。
従って本考案によれば、記録操作部材の往動によって再
生操作部材も往動されるために、ワンタッチレコーディ
ングが達成されるとともに、記録状態すなわち記録モー
ドにむいて早送り釦1巻戻し釦等の高速送り操作部材を
往動させると、往動位置にある記録操作部材をロックし
ているロック部材がロック解除位置に移動して記録操作
部材のロックが解除され、しかも再生操作部材は往動位
置にふ・いて別のロック部材によってロックされた状態
を維持しているために、これによってワンタッチキュー
またはワンタッチレビューの各モードになる。
しかも本考案によれば特別なロジック機構を設けること
なく比較的少ない部品でこのようなファンクションを可
能にしているために、記録再生装置の小型化が可能とな
る。
なお本考案に釦いて、再生操作部材の操作部と記録操作
部材の操作部とをキャビネットの第1の面に、また高速
送り操作部材の操作部を前記第1の面と直交する第2の
面に配することによって、上記の各種の操作を片手で行
うことが可能となり、非常に操作の容易な記録再生装置
を提供することが可能となる。
また本考案において高速送り操作部材を往動位置でロッ
クするロック部材が、再生操作部材の往動によってロッ
ク解除位置に移動するから、再生状態に訃けるノンロッ
ク方式のキュー釦よびレビューの各ファンクションも可
能となる。
以下本考案をマイクロカセットを用いる超小型のテープ
レコーダに適用した一実施例を図面につき説明する。
第1図に示すようにこのテープレコーダはその外筐1が
偏平な直方体状に構成されており、その上面2には開閉
可能な蓋体3によって嘴われているカセット装着部4が
設けられている。
そしてこのカセット装着部4内にテープカセット5が装
着されるように構成されている。
テープカセット5内には一対のリールに巻装された磁気
テープが収納されている。
またこのテープカセット50ケーシングは透明な合成樹
脂によってつくられている。
そしてカセット装着部4に装着されているテープカセッ
ト5内の磁気テープは前記蓋体3に設けられている透明
な窓6によって外部から確認できるように構成されてい
る。
またこの上面2には多数の小孔7が円形に分布しており
、この上面2の裏側に設けられているスピーカ8の音声
を筐体1の外部に導くように構成されている。
このテープレコーダの外筐1の一方の側面9には、記録
釦10と再生釦11と回転式のボリュームつlみ12と
エジェクト釦13とが一列に並んで配設されている。
またこの側面9と直交する別の側面14には、ポーズ釦
15と巻戻し釦16と早送り釦17とストップ釦18と
イヤホンジャック19とコンデンサマイクロホン20と
マイクロホンジャック21とが配設されている。
次にこのテープレコーダの内部の構造について述べると
、この内部構造は第2図に示すように、メインシャーシ
22(第13図参照)上にマウントされている操作機構
23と、メインシャーシ22とサブシャーシ24との間
に配設されている回転駆動機構25と、そしてサブシャ
ーシ24上にマウントされているリール台駆動機構26
との3つのブロックから構成されている。
このようにメカニカルな機構を3つのブロックから構成
したことによって、より小型に1とめることができ、し
かも小型化したにも拘らず組立ての困難さがなくなった
筐たこれらの3つのブロックはそれぞれ機能別に昔とめ
られているために、信頼性が高くなっている。
筐たこれらのそれぞれのブロックを他の機種へ転用する
ことによって一部ブロックの共通化および標準化も容易
となる。
オた各ブロックをそれぞれ平行して組立てて、これらを
最後にまとめればよいので、生産性が向上し、かつ短期
間で完成品が得られることになる。
次にこれらの各ブロックの構成を順を追って説明する。
まず操作機構23のブロックについて第3図〜第5図に
つき説明する。
な釦このブロックはこのテープレコーダを各モードに切
換えるための各操作釦とこれに関連するスライダおよび
レバーから構成されており、これらを集中することによ
って部品点数の削減と操作機構の簡素化とを図っている
またこのメインシャーシ22上にテープカセット5の支
持機構と磁気ヘッドアセンブリとを組込むことによって
両者の間の精度を向上させている。
以下これを第3図〜第5図につき具体的に述べると、上
記再生釦11はメインシャーシ22に植設されている支
点ピン27によって回動可能に支持されている再生レバ
ー28に一体に固着されている。
このレバー28には後述するポーズレバーをロックする
ためのロックピン29が植設されてトリ、また上記記録
釦10によって押圧されるべき被押圧部30が一体に連
設されている。
またこのレバー28の先端には段状をなす被ロック部3
1が形成されている。
さらにこのレバー28には折曲片32が連設されて釦り
、この折曲片32が8形に屈曲した棒ばね33の一端と
当接し、これによってレバー28は支点ピン27を中心
として第3図において時計方向に回動付勢力を受けてい
る。
そしてこのばね33による所定酸以上の回動は、このレ
バーのU字状凹部34と当接する支点ピン35によって
阻止されるように構成されている。
次に上記記録釦10は前記支点ピン35と別の2本のメ
インシャーシ22に植設されている支点ピン36,37
によって摺動可能に支持されている記録スライダ38の
先端に折曲げて一体に連設されている。
そしてこの記録スライダ38には取付は板39を介して
直接消去ヘッド40が支持されている。
またこのスライダ38には段状をなす被ロック部41が
連設されている。
さらにこのスライダ28はコイルばね42によって復動
方向、すなわち第3図において下方に摺動付勢されてい
る。
昔たこのスライダ38には切起し片43が連設されてお
り、この切起し片43は誤消去防止レバー44の段部4
5と当接可能になっている。
すなわちこの誤消去防止レバー44の検出部46がテー
プカセット5の側面に誤消去防止爪がないことを検出す
ると、このレバー44が巻ばね47によって支点ピン3
7を中心として第3図において反時計方向に回動して、
このレバー44の段部45が切起し片43と当接して記
録スライダ38の往動を阻止し、これによって記録モー
ドへの切換えを阻止するように構成されている。
次にこの記録スライダ38をロックするためのロックレ
バ−48について述へると、このロックレバ−48は前
記支点ピン36によって回動可能に支持されており、し
かも巻ばね49によってこの支点ピン36を中心として
第3図において時計方向に回動付勢されている。
そしてこのレバー48の先端には折曲がついたロック部
50が連設されており、このロック部50が被ロック部
41と係合して往動位置に釦ける記録スライダ38をロ
ックするように構成されている。
またこのロックレバ−48にはアーム51が連設されて
いる。
このロックレバ−480丁側には上記ストップ釦18が
一体に連設されているストップレバー52が配設されて
いる。
このストップレバー52も支点ピン36によって回動可
能に支持されている。
そしてこのレバー52の先端にF方に折曲がった係止片
53に一端を係止されているコイルばね54によってこ
のレバー52は、第3図において支点ピン36を中心と
して時計方向に付勢されている。
昔たこのレバー52には上方に折曲ったロック部55が
連設されている。
このロック部55は被ロック部31と係合して、往動位
置にある再生レバー28をロックするためのものである
またこのロックレバ−52にはロック解除用のアーム5
6が上方に突出して連設されている。
次に上記巻戻し釦16が一体に固着されている巻戻しレ
バー57について述べると、このレバー5Tは上記支点
ピン37によって回動可能に支持されている。
そしてこのレバー57には上方に折曲して形成されてい
る被ロック部58と押圧片59とが一体に連設されてい
る。
この巻戻し釦16と隣接して配設されている早送り釦1
7は早送りスライダ60に一体に連設されている。
このスライダ60は前記支点ピン37とガイドピン61
とによって摺動可能に支持されており、かつコイルばね
62によって第3図において右方に摺動付勢されている
そしてこのスライダ60にも上方に折曲して形成されて
いる被口ツク部63と押圧片64とが連設されている。
そしてこのスライダ60の先端はアイドラ切換えスライ
ダ65と当接している。
このスライダ65は一対のガイドピン66.67によっ
て摺動可能に支持されており、かつコイルばね68によ
って第3図において右方に摺動付勢されている。
またこのスライダ65には係合用凹部69が形成されて
いる。
次に前記巻戻しレバー57と早送りスライダ60とをロ
ックするためのロックスライダTOについて述べると、
このスライダ70は前記支点ピン36,37によって摺
動可能に支持されており、かつコイルばね71によって
第3図において下方に摺動付勢されている。
そしてこのコイルばね71による所定駄以上の摺動は、
このスライダ70のU字状凹部72が支点ピン35と当
接することによって阻止されるように構成されている。
そしてこのスライダ70には一対のロック部73゜14
が形成されている。
ロック部73は被ロック部58と係合して、往回動位置
にある巻戻しレバー57をロックするためのものであり
、斗たロック部74は被ロック部63と係合して、往動
位置にある早送りスライダ60をロックするためのもの
である。
さらにこのスライダγ0には傾斜部75が形成されてい
る。
この傾斜部75がストップレバー52のロック解除用ア
ーム56に押されると、スライダTOはロック解除方向
、すなわち第3図において上方に摺動するように構成さ
れている。
斗たこのスライダ70の先端には側方に突出した被抑圧
部T6が連設されている。
この被抑圧部76は再生レバー28に連設されている押
圧片7Tによって押圧されるように構成されている。
またこのロックスライダ70の下側にはヘッド基板戻し
レバー7Bが配設されている。
このレバー78は前記支点ピン35によって回動可能に
支持されており、かのg形に屈曲した棒ばね33の他端
とピン79によって係合され、これによって第3図にお
いてピン35を中心として時計方向の回動付勢力を受け
ている。
そしてこのヘッド基板戻しレバー78には長く延びたア
ーム80が連設されており、このアーム80は前記巻戻
しレバー5γの押圧片59と早送りスライダ60の押圧
片64とに当接している。
またこのレバー78には下方に折曲した押圧片81が形
成されている。
この押圧片81はヘッド基板82の第3図において下側
の縁部と当接している。
このヘッド基板82はガイドピン83と、そしてこのヘ
ッド基板82のアーム84の先端に回転可能に支持され
かつメインシャーシ22のU字状溝85と係合している
コロ86とによって第3図において上下に摺動可能に支
持されている。
そしてこのヘッド基板82はコイルばね87によって第
3図において下方に摺動付勢されている。
またこのヘッド基板82には記録再生ヘッド88が取付
けられている。
このヘッド基板82の上部にはピンチローラレバー90
が配されている。
このレバー90はメインシャーシ22に植設されている
支点ピン89によって回動可能に支持されている。
そしてこのレバー90の先端の折曲片91とヘッド基板
82の折曲片92との間にはコイルばね99が張設され
ており、これによってレバー90は第3図においてピン
89を中心として反時計方向に回動付勢されている。
またこのピンチローラレバー90の先端には支軸94が
植設されており、この支軸94によってピンチローラ9
5が回転可能に支持されている。
なおこの支軸94の下端はヘッド基板82に形成されて
いる長孔96内に受入れられている。
そしてコイルばね93によるピンチローラレバー90の
反時計方向への回動は、この支軸94が長孔96の第3
図において上端側の縁部と当接することによって阻止さ
れている。
またこのピンチローラレバー90には下方に折曲して形
成された抑圧片9Tと側方にL字状に突出している被押
圧アーム98とが連設されている。
ピンチローラレバー90の第3図において下部にはポー
ズ釦15が一体に連設されているポーズスライダ100
が配設されている。
このスライダ100は前記ガイ゛ドピン83と支点ピン
35とによって第3図において左右に摺動可能に支持さ
れている。
そしてこのスライダ100の前記支点ピン35と嵌合し
ている孔99はほぼ3角形状に構成されてふ・す、これ
によってこのスライダ100は、微小角度であるがガイ
ドピン83を中心として回動oT能になっている。
そしてこのガイドピン83とアーム101との間にはコ
イルばね102が張設されており、これによってスライ
ダ100は第3図において右方に摺動付勢されるととも
に、ガイドピン83を中心として時計方向に回動付勢さ
れている。
またこのスライダ100には突片によって被ロック部1
03が形成されており、この被ロック部103は往回動
位置にある再生スライダ28のロックピン29と係合可
能に構成されている。
またこのスライダ100の先端には折曲して押圧片10
4が形成されており、この抑圧片104はピンチローラ
レバー90の被押圧アーム98を押圧するように構成さ
れている。
次に上記エジェクト釦13が一体に連設されているエジ
ェクトスライダ105について述べると、このスライダ
105は前記支点ピン27とガイドピン106とによっ
て第3図において上下に摺動可能に支持されている。
そしてこのスライダ105の先端はエジェクトレバー1
07に植設されているピン108と当接している。
またこのピン108とガイドピン106との間にはコイ
ルばね109が張設されている。
そしてエジェクトレバー107はメインシャーシ22の
折曲片に植設されている支点ピン110によってメイン
シャーシ22とは垂直な面内において回動可能に支持さ
れている(第4図参照)。
エジェクトレバー107の先端にはエジェクト片111
が連設されており、このエジェクト片111はテープカ
セット5の底面を押圧するように構成されている。
昔たエジェクトスライダ105には傾斜部112が形成
されて釦り、この傾斜部112にストップスライダ11
3の先端が当接している。
このスライダ113は一対のガイドピン114,115
によって第3図において左右に摺動可能に支持されてい
る。
そしてこのスライダ113の他端はストップレバー52
の係止片53と当接している。
昔たこのスライダ113には段状に被押圧部116が形
成されている。
昔た上記巻戻しレバー5γの第3図において左側にはア
イドラ切換えレバー117が前記支点ビン36によって
回動可能に支持されており、かつ巻ばね118によって
第3図において支点ピン36を中心として時計方向に回
動付勢されている。
そしてこのレバー117は上記巻戻しレバー57の被ロ
ック部88によって押圧されるように構成されている。
またメインシャーシ22上には一対のカセット位置決め
ピン119,120が植設されており、かつ第3図にお
いて上端には上面が偏平なカセット5の高さ規制ピン1
21が配設されている。
そしてこのピン121はカセット5の背面を押圧するた
めつ板ばね122をメインシャーシ22に固着する固着
手段を兼ねている。
そしてこの板ばね122がカセット5をピン119,1
20に対して押圧することによって、カセット5の第3
図にかける上下方向および左右方向における位置決めが
行なわれるようになっている。
筐たメインシャーシ22には筒状をなすキャプスタン軸
受123が固着されている。
この筒状の軸受123のピンチローラ95と対向する部
分には開口124が形成されており、これによって後述
するキャプスタンにピンチローラ95が圧着されるよう
に構成されている。
次にメインシャーシ22とサブシャーシ24との間に配
設されている回転駆動機構について第6図および第7図
につき説明する。
この回転駆動機構はモータ125と、このモータ125
の出力軸に固着されているモータプーリ126と、プー
リを兼ねたフライホイール121と、モータプーリ12
6とフライホイール127との間に掛渡されているベル
ト128と、このベルト128の走行を規制するガイド
プーリ129と、フライホイール127に固着されてい
るキャプスタン130とから構成されている。
これらの部品はテープレコーダの定速性能に重大な影響
を及ぼす部品であり、従って個々の部品の精度や取扱い
に特に注意を要する。
従ってこのように操作機構23およびリール台駆動機構
26とは区別し−で製造し、最終的に結合するようにし
ている。
すなわちモータ125はメインシャーシ22の折曲片1
31に取付板132を介して支持され、またガイドプー
リ129はブラケット133によってメインシャーシ2
2の折曲片131に取付けられるようになっている。
(第13図参照)。筐たフライホイール127が一体に
固着されているキャプスタン130はメインシャーシ2
2に取付けられているキャプスタン軸受123とサブシ
ャーシ24に取付けられているスラス)軸受134とに
よって回転可能に支持されている。
渣た上記ガイドプーリ129は振動や揺動に対するカウ
ンタバランス効果を生ぜしめるように構成されている。
またフライホイール127の下面にはテープの定速走行
のためのリール台駆動機構に回転力を伝達するための摩
擦輪135と、シャットオフ機構に回転力を伝達するた
めの歯車136とが一体に連設されている。
オたフライホイール127の外周部には歯車137が設
けられており、この歯車137によってテープの高速走
行のためのリール台駆動機構に回転力を伝達するように
なっている。
次にリール台駆動機構26について第7図〜第10図に
つき説明する。
サブシャーシ24には一対のリール台138゜139が
並んで配設されている。
これらのリール台138,139の構造について特に第
9図および第10図につき説明する。
サブシャーシ24には支軸140が固着されており、こ
の支軸140には従動輪141が回転可能に嵌装されて
いる。
そしてこの従動輪141には筒状をなすスリーブ142
が一体に連設されている。
このスリーブ142の上端には軸受を兼ねたキャップ1
43が固着されている。
そしてこれらの駆動輪141とスリーブ142とキャッ
プ143とは支軸140に対して回転OT能に支持され
ている。
さらにキャップ143の上端には抜は止め144と座金
145とが支軸140の上端に固着されている。
昔た従動輪141の上端には駆動輪146が配されてお
り、スリーブ142によって回転可能に支持されている
この駆動輪146の外周部には歯車147と摩擦輪14
8とが一体に連設されている。
!たこの駆動輪146の下端函はフェルト製リング14
9を介して従動輪141の上端面と接触しており、従動
輪141はこのフェルト製のリング149を介して駆動
輪146によって摩擦駆動されるように構成されている
そしてこの駆動輪146は、この駆動輪146とスリー
ブ142の外周部に固着されたばね受け150との間に
介装されたコイルばね151によって従動輪141に対
して押圧されている。
またスリーブ142の上端には前記リール台138,1
39が嵌装されている。
これらのリール台138,139は、その内周面に突設
されているピン152がスリーブ142の外周に軸方向
に延びているスリット153に係合することによってス
リーブ142と一緒に回転するように構成されている。
しかしスリーブ142の長さ方向に対しては、リール台
138゜139は摺動可能に支持されている。
そしてこれらのリール台138,139とばね受け15
0との間に介装されたコイルばね154によって、リー
ル台138,139は上方に押圧されてキャップ143
によって受けられている。
このようにリール台138,139がスリーブ142に
対してその軸方向に摺動可能に支持されていることによ
って、カセット5内のリールはこれらのリール台138
.139と円滑に係合し、しかもこれらのリール台13
8,139の外周部に設けられているピン155によっ
てリール台138,139から回転力を伝達されて回転
駆動されるように構成されている。
前記巻取り側のリール台138の駆動輪146の外周部
の摩擦輪148はティクアップアイドラ156と対向し
ている。
このアイドラ156はアイドラ支持レバー15γに回転
可能に支持されている。
支持レバー157の一端はピン158を介してアイドラ
切換えレバー159に連結されて釦り、寸た他端はコイ
ルばね160によって引張られている。
またアイドラ切換えレバー159はピン161によって
サブシャーシ24に回動可能に支持されている。
この切換えレバー159には被押圧ピン162が突設さ
れており、このピン162はピンチローラレバー90の
押圧片97によって押圧されている。
そしてこの押圧片9Tによる押圧が解除されると、アイ
ドラ切換えレバー159はコイルばね160によって引
張られて回動し、このアイドラ切換えレバー159と連
結されているアイドラ支持レバー157に支持されてい
るアイドラ156はフライホイル127の摩擦輪135
とリール台138の摩擦輪148とに接触して、リール
台138はフライホイル127から回転力を伝達される
ことになる。
また上記巻取り側のリール台138の駆動輪146の外
周部の歯車147は早送り歯車163と常時噛合ってい
る。
この早送り歯車163は歯車切換えレバー164の一端
に回転可能に支持されている。
この切換えレバー164は前記リール台138を支持し
ている支軸140によって回転可能に支持されている。
そしてこのレバー164の他端には折曲片165が形成
されて釦り、この折曲片165にはコイルばね166が
張設されている。
またこの折曲片165は上記アイドラ切換えスライダ6
5の係合用凹部60に係合している。
従ってこのスライダ65の第7図にかいて左方への移動
によって切換えレバー164は回動して、歯車163は
フライホイル127の歯車137と噛合いこれによって
フライホイル12γからリール台138に回転力が伝達
されることになる。
一方送り出し側のリール台139の駆動輪146の外周
部の歯車147は逆転用の中間歯車167と常時噛合っ
ている。
この歯車167はサブシャーシ24に植設されているピ
ン168によって回転可能に支持されている。
オたこのピン168には歯車切換えレバー169が回動
可能に支持されている。
このレバー169の一端には巻戻し歯車170が歯車1
67と常時噛合った状態でピン171を介して回転可能
に支持されている。
昔たこのレバー169の他端にはコイルばね172が張
設されており、このコイルばね172によってレバー1
69は第7図によ・いてピン168を中心として時計方
向に回動付勢されている。
しかしこのレバー1690時計方向への回動は、ピン1
γ1がアイドラ切換えレバー11γと当接することによ
ってm1IP、l[されている。
そして歯車切換えレバー1690時計方向への回動の制
限が解除されると、巻戻し歯車170はフライホイル1
27の歯車137と噛合って、フライホイル12γから
リール台139へ回転力が伝達されることになる。
次にこのサブシャーシ24上に設けられているオートシ
ャットオフ機構について述べると、前記中間歯車167
の下側にはシャットオフレバー173が配されている。
このレバー173はピン168によって回動可能に支持
されており、かつ中間歯車167と摩擦接触して中間歯
車167の回転方向への回動力を受けるように構成され
ている。
捷たこのシャットオフレバー173には後述するピンを
受入れるための開口174が形成されている。
この開口1γ4はほぼ十字形に形成されており、半径方
向外方に延びる第1のポケット175と、半径方向内方
に延びる第2のポケット176と、円周方向に延びる一
対の第3および第4のポケツ)177.178とから構
成されている。
そしてこの開口174内に揺動レバー180のピン17
9が受入れられている。
揺動レバー180は支点ピン181によってサブシャー
シ24に回動可能に支持されてかり、かつコイルばね1
82によってピン181を中心として反時計方向に回動
付勢されている。
またこの揺動レバー180にはピン183を介してセグ
メントギヤ184が回動可能に支持されている。
このセグメントギヤ184と揺動レバー180との間に
はコイルばね185が張設されており、これによってセ
グメントギヤ184はピン183を中心として時計方向
に回動付勢されている。
しかしセグメントギヤ1840所定量以上の時計方向へ
の回動は。
揺動レバー180の折曲片186によって阻止されてい
る。
昔たこのセグメントギヤ184の上杭には押圧ピン18
7が植設されている。
この押圧ピン187はストップスライダ113の被押圧
部116を押圧するように構成されている。
揺動レバー180の側部には歯車188が配設されてお
り、サブシャーシ24に植設されている支点ピン189
によって回転可能に支持されている。
そしてこの歯車188にはカム190とピニオン191
とが固着されている。
カム190は揺動レバー180の側部に当接して、この
レバー180を揺動させるためのものであり、またビニ
オン191は揺動レバー180が反時計方向に大きく回
動したどきにセグメントギヤ184と噛合ってこのギヤ
184を回動させるためのものである。
また歯車188はビニオン192と噛合っている。
このピニオン192はサブシャーシ24に植設されてい
る支点ピン193によって回転可能に支持されている歯
車194に固着されている。
そしてこの歯車194はフライホイル127に固着され
ている歯車136と噛合っている。
以上に述べたように、このサブシャーシ24上にはリー
ル台138,139の定速駆動系および高速駆動系の部
品ならびにオートシャットオフ機構を構成する部品がマ
ウントされている。
これらのアセンブリ26はカセット5の規格が一定であ
れば、他の機種への流用もそのttOT能となり、この
ために製造上にかいて非常に有利になる。
筐た摩擦クラッチ、ギヤカップリング等の初期エージン
グを工程途上において行うことを要するものも集中的に
このアセンブリ26に組込筐れているために、結果的に
安師で信頼性の高いものとなる。
またこのアセンブリ26にかいては、歯車切換えレバー
164,169等は、これらのレバー164゜169に
支持されている歯車163 、170と噛合う歯車14
7,167の中心軸140,168を中心として回動可
能に支持されており、これによって回転力伝達の切換え
を容易にするとともに、互に噛合う歯車間の寸法精度を
確実に保持するようにしている。
オたリール台駆動機構から回転力が伝達されるシャット
オフ機構もサブシャーシ24上にマウントされているた
めに、無駄のない集中化された機構となっている。
以上のように、このテープレコーダは、機能、組立て工
程、調整の必要性の有無、部品に要求される精度、初期
エージングの必要性の有無等を考慮して3つのユニット
、すなわち操作機構23、回転駆動機構25訃よびリー
ル台駆動機構26に分かれており、これらを組立てるこ
とによって完成品が得られるために、組立てが著しく合
理化されるとともに、より小型化することが可能となる
上記3つのユニツ)23,25.26を組立てることに
よって第11図〜第14図に示すようなテープレコーダ
の内部機構が得られる。
この組立てに際して、モータ125をメイン22に取付
けるとともに、キャプスタン130をキャプスタン軸受
123に嵌合させて操作機構23と回転駆動機構25と
を組付け、次いでリール台駆動機構26がマウントされ
ているサブシャーシ24をメインシャーシ22の下面に
垂直に重ねて3本のビスで結合することにより、リール
台駆動機構26が操作機構23と回転駆動機構25とに
結合されることになる。
そしてこの結合の際に、歯車切換えレバー164の折曲
片165をアイドラ切換えスライダ65の係合用凹部6
9と係合させ、歯車切換えレバー169のピン171を
アイドラ切換えレバー11γと当接させ、アイドラ切換
えレバー159の被押圧ピン162をピンチローラレバ
ー90の押圧片97と当接させ、またセグメントギヤ1
84の押圧ピン187をストップスライダ113の被押
圧部116と当接させることによって、操作機構23の
各種レバーおよびスライダとリール台駆動機構26とが
結合されることになり、これによって必要な動作を行う
ことが可能となる。
従ってリール台駆動機構26と操作機構23との結合が
極めて簡潔となる。
なお操作機構23とリール台駆動機構26とを共通にし
て、異ったファンクションが可能な操作機構、あるいは
操作釦の配列の異った操作機構を組合せる場合にも、上
記の切換えの結合部分のみが共通化していれば実現可能
であるから、ユニット毎の共通化が可能となる大きなメ
リットを有する。
次に以上の構成によるこのチープレコーグの各モードの
動作について順を追って説明する。
昔ず再生モードについて説明する。
上記の第11図〜第14図はこのチープレコーグのスト
ップモードを示し、このストップモードにかいて再生釦
11を押圧することによってこのテープレコーダは第1
5図に示す再生モードに切換えられる。
すなわち再生i[]11を押圧すると、再生レバー28
はピン27を中心として第15図に釦いて反時計方向に
回動し、このレバー28の先端の被ロック部31はスト
ップレバー52のロック部55によってロックされ、こ
れによって再生レバー28は往回動位置に保持される。
そしてこの再生レバー28の往回動によって、このレバ
ー28とばね33によって関連されているヘッド基板戻
しレバー78はピン35を中心として第15図において
時計方向に回動し、このレバー78の押圧片81はヘッ
ド基板82の第15図に於いて下剤剤の縁部を押圧する
このためにヘッド基板32はガイドピン83とコロ36
が係合するU字状溝85とに案内されて、コイルばね8
γに抗して第15図において上方に移動する。
従ってこのヘッド基板82上に支持されている記録再生
ヘッド88はカセット5の前面開口からカセット5内に
入り込み、磁気テープと接触する。
またヘッド基板82の往動によって、このヘッド基板8
2の長孔96によってその往回動が阻止されていたピン
チローラレバー90も、往回動可能な状態となる。
そしてコイルばね93によってピンチローラレバー90
はピン89を中心として時計方向に往回動し、このレバ
ー90に支持されているピンチローラ95は磁気テープ
をキャプスタン130に対して圧着する。
キャプスタン130はモータ125によってモータプー
リ126、ベル)128j=−よびフライホイル127
を介して回転駆動されているために、このキャプスタン
130に圧着される磁気テープは走行駆動されることに
なる。
斗たピンチローラレバー90が往回動すると、このレバ
ー30の押圧片97が第15図において上方に移動する
ために、この押圧片97によってピン162を介して往
回動を阻止されていたアイドラ切換えレバー159は、
アイドラ支持レバー157を介してコイルばね160に
よって引張られて、ピン161を中心として第15図に
おいて時計方向に回動し、このアイドラ切換えレバー1
59とピン158を介して連結されているアイドラ支持
レバー157は第15図において右上方に移、動し、こ
のレバー157に支持されているティクアップアイドラ
156はフライホイル127の摩擦輪135と巻取側の
リール台138の駆動輪146の摩擦輪148とに接触
する。
従ってフライホイル1270回転はティクアップアイド
ラ156および駆動輪146を介して巻取り側のリール
台138に伝達され、走行してきた磁気テープはこのリ
ール台138と係合するリールによって巻取られて、所
定の再生動作が行なわれる。
昔たこのテープレコーダにおいては、動作状態を、カセ
ット装着部4を覆っている蓋体3の透明な窓6から確認
出来るようになっている。
これを第16図〜第18図につき説明すると、通常再生
あるいは記録を行うときには、送り出し側のり一ル19
6に大部分の磁気テープ200が巻取られているカセッ
ト5をこのテープレコーダのカセット装着部4に装置し
て、再生あるいは記録を行うようにしている。
従って巻始めのときには磁気テープ2000大部分が送
出し側のり−ル196に巻取られており、このときには
第16図に示すように巻取り側のリール台138の駆動
輪146の歯車147とフライホイル127の歯車13
7の一部とが、メインシャーシ22に設けられている開
口197、カセット5の中央に形成されている透明窓1
98および蓋体3の透明な窓6を通して外部から確認で
きる。
しかし送り出し側のリール台139の駆動輪146の歯
車147はリール196に巻回されている磁気テープ2
00によって遮られて見ることができないようになって
いる。
そして磁気テープ200が順次送り出されて巻取り側の
リール195に巻回されている磁気テープ200と送り
出し側のり−ル196に巻回されている磁気テープ20
0とがほぼ等歇になると、第17図に示すように、巻取
り側のリール台138の駆動輪146の歯車147と、
送り出し側のリール台139の駆動輪146の歯車14
7とは。
それぞれ巻取り側のリール195に巻回されている磁気
テープ200と送り出し側のリール196に巻回されて
いる磁気テープ2[tとによって遮られてともに見えな
(なり、フライホイル127の歯車137のみが外部か
ら確認できるようになる。
さらに磁気テープ201)が送られると、磁気テープ2
00は第18図に示すように大部分が巻取り側のり−ル
195に巻取られてし昔うために、フライホイル127
の歯車137とともに、送り出し側のリール台139の
駆動輪146の歯車147が外部から確認できるように
なり、この歯車147によって磁気テープ200の残置
がわずかであることが確認できる。
このようにこのチープレコーグによると、3つの歯車を
外部から確認できるようにして、テープレコーダが正し
く動作しているかどうかを確認するとともに、磁気テー
プ200の残置をも確認できるようにしているので非常
に使い易くなっている。
なおこれら3つの歯車を照射するためのパイロットラン
プを内部に設けて、回転動作の確認と磁気テープ200
の残置の確認とをより確実に行うようにしてもよい。
上記再生モードにあ・いて磁気テープが完全に巻取り側
のり−ル195に巻取られてし1うど、オートシャット
オフ機構が作動してこのテープレコーダはストップモー
ドに切換えられる。
すなわち磁気テープが完全に巻取り側のリール195に
巻取られてし1うど、磁気テープはその両端をリール1
95,196に正着されているために、リール195,
196はそれ以上回転できなくなる。
従って送り出し側のり−ル196と係合しているリール
台139も回転を停止する。
このためにリール台139と従動輪141およびフェル
ト製のリング149を介して関連されている駆動輪14
6も回転を停止する。
従ってこの駆動輪146の歯車147と噛合っている中
間歯車167も回転を停止する。
中間歯車167が回転しているときには、この歯車16
7はシャットオフレバー173に対して、第19図に示
すように反時計方向の回動力を与えているために、カム
190によって揺動している揺動レバー180のピン1
79はシャツトオフレバー173の開口174の第1の
ポケット175と第3のポケット177との間を往復動
している。
しかるにテープエンドにむいて、中間歯車167が回転
を停止するとシャットオフレバー173も回動力を受け
なくなり、揺動レバー180が支点ピン181を中心と
して時計方向に回動したときに、このレバー180のピ
ン179はシャットオフレバー17.3の開口174の
第1のポケット1γ5に入り込んでこのレバー173を
第20図に示す中立飲頃で停止させる。
この状態にトいてカム190釦よびコイルばね182に
よって揺動レバー180が復回動すると、このレバー1
80のピン179は開口174の第2のポケット176
内に深く入り込み、これによってレバー180は大きく
回動する。
するとこのレバー180上にピン183によって支持さ
れているセグメントギヤ184はピニオン191と噛合
ってこのピニオン191によって第20図に釦いてピン
183を中心として反時計方向に回転駆動される。
するとこのセグメントギヤ184に植設されている押圧
ピン187は第20図にトいて右方に移動する。
この押圧ピン187はストップスライダ113の段部1
16と当接しているために、このセグメントギヤ184
の反時計方向の回転によってストップスライダ113は
第20図において右方に移動スる。
そしてこのスライダ113の右端はストップレバー52
の係止片53を押して、コイルばね54に抗してこのレ
バー52を第15図にトいて支点ピン36を中心として
反時計方向に回動させる。
このためにこのストップレバー52のロック部55にロ
ックされていた再生レバー28はロックを解除されて、
復動してストップモードに切換えられることになる。
再生レバー23のロックが解除されると、このレバー2
8は支点ピン27を中心として第15図に釦いて時計方
向に回動する。
するとこのレバー28とばb33によって連結されてい
るヘッド基板戻しレバー78も支点ピン35を中心とし
て第15図に釦いて反時計方向に回動し、このレバー7
8の押圧片81によるヘッド基板82の抑圧は解除され
てヘッド基板82はコイルばね87によって復動する。
このために記録再生ヘッド88は磁気テープから離れ、
またヘッド基板82の長孔96がピン94を押してピン
チローラレバー90をピン89を中心として第15図に
釦いて時計方向に回動させる。
これによってピンチローラ95による磁気テープのキャ
プスタン130への圧着は解除されて磁気テープの定速
走行は解除される。
またピンチローラレバー90の復回動によって、このレ
バー90の押圧片97がアイドラ切換えレバー159の
ピン162を押圧して、このレバー159とピン158
によって連結されているアイドラ支持レバー157に支
持されているアイドラ156は摩擦輪135,148か
ら離間する。
これによってリール台138への回転力の伝達も断たれ
ることになる。
さらに前記ヘッド基板82の復動によって揺動アーム1
80の先端に設けられティる折曲片199を押してこの
揺動レバー180をピン181を中心として第20図に
釦いて時計方向に回動させて、次のシャットオフ動作を
可能にする。
なか上記再生モードに釦いて磁気テープが完全に巻取り
側のり−ル195に巻取られる前にテープレコーダを停
止させる場合には、ストップ釦18を押してストップレ
バー52を回動させ、このレバー52のロック部55と
再生レバー28の被ロック部31との係合を解除する。
これによってシャットオフ動作の場合と同様に、再生レ
バー28は復回動して、このテープレコーダはストップ
モードに切換えられることになる。
またこのテープレコーダに釦いては、例えば再生モード
にトいて誤ってエジェクト釦13を押しても、このテー
プレコーダはまずストップモードに切喚えられ、次いで
カセットのエジェクトが行なわれるようになっている。
すなわち第21図〜第23図に示すように、エジェクト
釦13を押圧すると、このエジェクト釦13と一体にな
っているエジェクトスライダ105の傾斜部112がま
ずストップスライダ113の第21図に釦いて左端を押
して、このスライダ113を第21図にトいて右方に移
動させる。
するとこのスライダ113の右端はストップレバー52
の係止片53を押圧して、ストップレバー52を第21
図に訊−て支点ピン36を中心として反時計方向に回動
させる。
従ってこのレバー52のロック部55と再生レバー28
の被ロック31との保合が解除され、これによってこの
テープレコーダは再生モードからストップモードに切換
えられることになる。
そしてこのように再生レバー28のロックが解除される
に必要なストロークよりもさらに大きくエジェクト釦1
3を押すと、エジェクトスライダ105の先端部はピン
108を押してエジェクトレバー107を支点ピン11
0を中心として第22図にトいて時計方向に回動させる
するとこのエジェクトレバー107のエジェクト片11
1はテープカセット5の底面を押し上げて、カセット5
をカセツt4着飲頃から放出させる。
このように、このテープレコーダにトいてはエジェクト
釦13を押しても、直ちにカセットがエジェクトされる
ことなく、まずストップモードに切換えられ、次いでカ
セット5のエジェクトが行なわれるようになっているた
めに、ヘッド46゜88、ピンチローラ95、キャプス
タン130、カセット5等の損陽が未然に防止される。
また、上記再生モードに督いてポーズ釦15を押すと、
磁気テープの走行が一時的に停止するポーズモードが得
られる。
すなわち第15図に示す再生モードに釦いてポーズ釦1
5を押すと、第24図に示すように、ポーズスライダ1
00は第24図に釦いて左方に摺動し、このスライダ1
00ノ被ロツク部103は再生レバー26上のロックピ
ン29によってロックされる。
な訃このポーズスライダ100のロックは再生レバー2
8が往回動飲頃にあるときでないとロックされず、従っ
て再生あるいは記録モードに釦いてのみしかポーズ動作
は行なわれない。
ポーズスライダ100の往動によって、このスライダ1
00の先端の押圧片104はピンチローラレバー90の
被押圧アーム98を押圧してこのレバー90をピン89
を中心として第24図にトいて時計方向に回動させる。
このためにこのピンチローラレバー90に支持されてい
るピンチローラ95はキャプスタン130から離間して
、磁気テープのキャプスタン130への圧着か解除され
る。
従って磁気テープの定速走行も解除されることになる。
またピンチローラレバー90の回動によってこのレバー
90の押圧片91がアイドラ切換えレバー159のピン
162を押圧してこのレバー159をピン161を中上
・とじて第24図にトいて反時計方向に回動させ、この
レバー159とピン158によって連結されているアイ
ドラ支持レバー157上のアイドラ156を摩擦輪13
5148から離間させてリール台138の駆動を解除す
る。
このために磁気テープは一時的に走行を停止する。
このポーズモードを解除するには、ポーズ釦15を第2
4図にち−いて上方に押せばよい。
支点ピン85と嵌合している孔99は三角形に形成され
ているために、このポーズスライダ100は第24図に
おいてピン83を中心として反時計方向に回動し、この
スライダ100の被ロック部103と再生スライダ28
のロックピン29との係合は解除され、これによってポ
ーズスライダ100はコイルばね102によって右方に
復動する。
そしてこのポーズスライダ100の復動に伴ってピンチ
ローラレバー90もコイルばね93によって元の状態に
復帰し、ピンチローラ95はキャプスタン130に対し
て磁気テープを圧着し、またアイドラ159も摩擦輪1
35,148と接触してリール台138も回転1駆動さ
れて再生モードに戻ることになる。
なト、ポーズ動作中にストップ釦18が押されると、ス
トップレバー52が回動して、このレバー52(7)ロ
ック部55と再生レバー28の被ロック部31との係合
は解除され、従って再生レバー52は支点ピン27を中
爪・として第24図にむいて時計方向に回動することに
なる。
従ってこのレバー52上のロックピン29も第24図に
あ−いて下方に移動してポーズスライダ100のロック
は解除され、ポーズスライダ100はコイルばね102
によって復動する。
このようにこのポーズ動作はストップモードへの切換え
によって自動的に解除されるようになっている。
次に第25図によって記録モードの動作を説明する。
この記録モードは第11図に示すストップモードに耘い
て記録釦10を押圧することによって達成される。
すなわち記録釦10の押圧によってピン35,36,3
7に案内されて記録スライダ38は第25図にトいて上
方に摺動する。
そしてこのスライダ38の被ロック部41はロックレバ
−48のロック部50と係合して、スライダ38は往動
飲置でロックされる。
そしてこのスライダ38の往動に伴って、このスライダ
38上に支持されている消去ヘッド40はカセット5内
に入り込んで磁気テープと接触する。
また、記録釦10の往動に伴って、この釦10の背面は
再生レバー28の被押圧部30を押圧して再生レバー2
8を支点ピン2γを中心として第25図に釦いて時計方
向に回動させる。
な訃記録釦10の背面と再生レバー28の被押圧部30
との間に弾性部材、例えば板ばね201等を介在させて
トけば、記録釦10の抑圧による再生レバー28のオー
バストロークを吸収することができ、再生レバー28の
ロックが確実になされる。
そして再生レバー28が記録釦10によって押圧される
と、このレバー28はピン27を中心として第25図に
アヘいて反時計方向に回動し、このレバー28の先端の
被ロック部31はストップレバー52のロック部56に
よってロックされ、これによって再生レバー28は往回
動軟質に保持される。
そしてこの再生レバー28の往回動によって、とのレノ
く−28とばね33によって関連されているヘッド基板
戻しレノζ−78はピン35を中心として第25図に訃
いて時計方向に回動し、このレバー78の押圧片81は
ヘッド基板82の第25図に耘いて下端側の縁部を押圧
する。
このためにヘッド基板82はガイトビ、/・8・3とコ
ロ86が係合する0字状溝85とに案内されて、コイル
ばね87に抗して第25図にトいて上方に移動する。
従ってこのヘッド基板82上に支持されかつ図外の回路
切換えスイッチによって記録状態に切換えられている記
録再生ヘッド88はカセット5の@面開口からカセット
5内に入り込み、磁気テープと接触する。
またヘッド基板82の往動によって、このヘッド基板8
2の長孔96によってその往回動が阻止されていたピン
チローラレバー90も、往回動可能な状態となる。
そしてコイルばね96によってピンチローラレバー90
はピン89を中心として第25図に訃いて反時計方向に
往回動し、このレバー90に支持されているピンチロー
ラ95は磁気テープをキャプスタン130に対して圧着
する。
キャプスタン130はモータ125によってモータプー
リ126、ベルト128訃よびフライホイル127を介
して回転駆動されているために、このキャプスタン13
0に圧着される磁気テープは走行駆動されることになる
またピンチローラレバー90が往回動すると、このレバ
ー90の押圧片97が第25図にアヘいて上方に移動す
るために、との押圧片9Tによってピン162を介して
往回動を阻止されていたアイドラ切換えレバー159は
、アイドラ支持レバー157を介してコイルばね160
によって引張られて、ピン161を中心として第25図
において時計方向に回動し、このアイドラ切換えレバー
159とピン158を介して連結さえているアイドラ支
持レバー157は第25図に釦いて右上方に移動し、こ
のレバー157に支持されて(・るティクアップアイド
ラ156はフライホイル127の摩擦輪135と巻取側
のリール台138の駆動輪146の摩擦輪148とに接
触する。
従ってフライホイル1270回転はティクアップアイド
ラ156および駆動輪146を介して巻取り側のリール
台138に伝達され、走行してきた磁気テープはこのリ
ール台138と係合するリールによって巻取られて、所
定の記録動作が行なわれる。
またこの記録モードに訃いては、再生レバー28が往動
しているために、このモードにトいても磁気テープの走
行を一時的に停止してポーズ動作を行うことができるよ
うになっている。
この動作を第26図によって説明すると、第25図に示
す記録モードに釦いてポーズ釦15を押すと、第26図
に示すように、ポーズスライダ100は第26図に訃い
て左方に摺動し、このスライダ100の被ロック部10
3は再生レバー28上のロックピン29によってロック
される。
な訃このポーズスライダ100のロックは再生レバー2
8が往回動装置にあるときでないとロックされず、従っ
て再生あるいは記録モードにむいてのみしかポーズ動作
は行なわれない。
ポーズスライダ100の往動によって、このスライダ1
00の先端の押圧片104はピンチローラレバー90の
被抑圧アーム9Bを押圧してこのレバー90をピン89
を中心として第26図にトいて時計方向に回動させる。
このためにこのピンチローラレバー90に支持されてい
るピンチローラ95はキャプスタン130から離間して
、磁気テープのキャプスタン130への正着が解除され
る。
従って磁気テープの定速走行も解除されることになる。
またピンチローラレバー90の回動によってこのレバー
90の押玉片97がアイドラ切換ニレバー159のピン
162を押圧してこのレバー159をピン161を中心
として第26図にち−いて反時計方向に回動させ、この
レバー159とピン158によって連結されているアイ
ドラ支持レバー157上のアイドラ159を摩擦輪13
5゜148から離間させてリール台138の駆動を解除
する。
このために磁気テープは一時的に走行を停止する。
このポーズモードを解除するには、ポーズ釦15を第2
6図にトいて上方に押せばよい。
支点ピン35と嵌合している孔99は三角形に形成され
ているために、このポーズスライダ100は第26図に
トいてピン83を中心として反時計方向に回動し、この
スライダ100の被ロック部103と再生スライダ28
のロックピン29との係合は解除され、これによってポ
ーズスライダ100はコイルばね102によって右方に
復動する。
そしてこのポーズスライダ100の復動に伴ってピンチ
ローラレバー90もコイルばね93によって元の状態に
復帰し、ピンチローラ95はキャプスタン130に対し
て磁気テープを圧着し、またアイドラ159も摩擦輪1
35,148と接触してリール台138も回転1駆動さ
れて記録モードに戻ることになる。
次にこの第25図に示す記録モードの解除について述べ
ると、この記録モードを解除してストップモードにする
には、ストップ釦18を押せばよい。
このストップ釦18を押すことによって、ストップレバ
ー52はコイルばね54に抗して第25図にチヘいて支
点ピン36を中心として反時計方向に回動する。
このためにこのストップレバー52のロック部55にロ
ックされていた再生レバー28はロックを解除されるこ
とになる。
再生レバー28のロックが解除されると、このバー28
は支点ピン27を中心として第25図に釦いて時計方向
に回動する。
するとこのレバー28とばね33によって連結されてい
るヘッド基板戻しレバー78も支点ピン35を中心とし
て第25図にトいて反時計方向に回動し、このレバー7
8の押圧片81によるヘッド基板82の抑圧は解除され
てヘッド基板82はコイルばね87によって復動する。
このために記録再生ヘッド88は磁気テープから離れ、
またヘッド基板82の長孔96がピン94を押してピン
チローラレバー90をピン89を中心として第25図に
トいて時3↑方向に回動させる。
これによってピンチローラ95による磁気テープのキャ
プスタン130への圧着は解除されて磁気テープの定速
走行は解除される。
またピンチローラレバー90の復回動によって、このレ
バー90の押圧片97がアイドラ切換えレバー159の
ピン162を押圧して、このレバー159とピン158
によって連結されているアイドラ支持レバー157に支
持されているアイドラ156は摩擦輪135,148か
ら離間する。
これによってリール台138への回転力の伝達も断たれ
ることになる。
さらに上記ストップ釦18の押圧操作によってこの釦1
8に連設されているロック解除用アーム56が、ロック
レバ−48のアーム51を押圧して、このレバー48を
巻ばね49に抗して第25図に訃いて反時計方向に回動
させる。
このために、このロックレバ−48のロック部50と記
録スライダ38の被ロック部41との係合は解かれ、記
録スライダ38のロックは解除され、このスライダ38
はコイルばね42によって第25図に訃いて下方に摺動
する。
従ってこのスライダ38上に支持されている消去ヘッド
40は後退してカセット5内の磁気テープから離れる。
またこの記録モードにトいて磁気テープがすべてカセッ
ト内の巻取リリール195に巻取られてしまうと、送り
出し側のり−ル196がそれ以上回転できなくなり、リ
ール台139が回転を停止する。
従ってリミッタ機構を介して関連されている中間歯車1
67も回転を停止して、再生モードの場合と同様にオー
トシャットオフ機構が作動して、自動的にストップモー
ドに切換えられるようになっている。
次にこのテープレコーダの早送りモードについて第27
図につき説明する。
早送りモードは第11図に示すストップモードに釦いて
、早送り釦17を押圧することによって達成される。
すなわち、この早送り釦17の往動によって早送りスラ
イダ60がコイルばね62に抗して第27図に訃いて左
方に摺動し、このスライダ60の被ロック部63がロッ
クスライダTOを第27図にトいて上方に摺動させ、こ
れによってこの被ロック部63とスライダ70のロック
部74とが係合される。
この結果早送りスライダ60は第27図に示す往動mW
でロックされる。
そして早送りスライダ60の往動に伴って、このスライ
ダ60の先端がアイドラ切換えスライグ65を押してこ
の切換えスライダ65をコイルばね68に抗して第27
図にむいて左方に移動させる。
従ってこのスライダ65の係合用凹部69の左側部によ
って回動を阻止されていた歯車切換えレバー164は、
回動可能な状態となり、このレバー164はイルばね1
66によってリール台138の支軸140を中心として
第27図にむいて反時計方向に回動し、このレバー16
4上に支持されている歯車163はフライホイル127
の歯車137と噛合う。
フライホイル127はモータ125によって、モータプ
ーリ126ち−よびベルト128を介して回転駆動され
ているために、リール台138の駆動輪146はフライ
ホイル127によって、早送り歯車163を介して回転
駆動されることになる。
そして駆動輪146の回転はさらに、フェルト製のリン
グ149から成る摩擦クラッチ釦よび従動輪141を介
して、この従動輪141のスリーブ142のスリット1
53とピン152によって係合するリール台138に伝
達され、リール台138は高速で第27図にむいて時計
方向に回転することになる。
従ってこのリール台138と係合する巻取り側のリール
195に磁気テープは高速で巻取られることになり、こ
のテープレコーダは早送りモードに切換えられることに
なる。
次にこの早送りモードを解除してストップモードに切換
する動作について述べると、この動作は第27図に示す
早送りモードにおいてストップ釦18を押圧することに
より達成される。
すなわち、ストップ釦18を押圧すると、ストップレバ
ー52は支点ピン36を中心として第27図に釦いて反
時計方向に回動し7、このレバー52のロック解除用ア
ーム56はロックスライダ70の傾斜部75を押圧して
このスライダ70を第27図に訃いて上方に移動させる
このためにこのスライダ70のロック部74と早送りス
ライダ60の被ロック部63との係合は解除され、早送
りスライダ60はコイルばね62によって第27図にお
いて右方に復動する。
従ってこの早送りスライダ60によって左方に押されて
いたアイドラ切換えスライダ65もコイルばね68によ
って第27図にむいて右方に復動する。
これによってこのスライダ65の凹部69と折曲片16
5によって連結されている歯車切換えレバー164はリ
ール台138の支軸140を中心として時計方向に回動
して、このレバー164上の歯車163はフライホイル
127の歯車137から離間する。
従ってフライホイル127からリール台138への回転
力の伝達は断たれて、リール台138の回転は停止して
ストップモードとなる。
なトこの早送りモードにお・いても、磁気テープがすべ
て巻取り側のり−ル195に巻取られてし1うと、送り
出し側のり−ル196がそれ以上回転できなくなり、リ
ール台139が回転を停止する。
従ってリミッタ機構を介して関連されている中間歯車1
67も回転を停止して、再生モードの場合と同様にオー
トシャットオフ機構が作動して、自動的にストップモー
ドに切換えられることになる。
次にこのテープレコーダの巻戻しモードについて第28
図につき説明する。
巻戻しモードは第11図に示すストップモードに釦いて
巻戻し釦16を押すことによって達成される。
すなわち巻戻し釦16を押すと巻戻しレバー57は支点
ピン37を中心に第28図において時計方向に回動する
するとこのレバー57がアイドラ切換えレバー117を
押してこのレバー117を支点ピン36を中心として巻
はね118に抗して第28図にち−いて反時計方向に回
動させる。
従ってピン171と当接しているこのレバー117の先
端部による歯車切換えレバー1690時計方向への回動
の阻止が解除されて、切換えレバー169はコイルばね
172によって時計方向に回動する。
これによってこのレバー169に支持されている巻戻し
歯車170はフライホイル127の歯車137と噛合う
従ってモータ125によって回転、駆動されているフラ
イホイル1270回転は、歯車170および中間歯車1
67を介してリール台139の駆動輪147に伝達され
る。
そして駆動輪146の回転はさらにフェルト製のリング
149から成る摩擦クラッチおよび従動輪141を介し
て、この従動輪141のスリーブ142のスリット15
3とピン152とによって係合するリール台139に伝
達され、リール台139は高速で第28図にむいて反時
計方向に回転することになる。
従ってこのリール台139と係合する送り出し側のり−
ル196に磁気テープは高速で巻取られることになり、
これによって巻戻し動作が行なわれるO 次にこの巻戻しモードを解除してストップモードに切換
える動作について述べると、この動作は第28図に示す
巻戻しモードにおいてストップ釦18を押圧することに
より達成される。
すなわち、ストップ釦18を押圧すると、ストップレバ
ー52は支点ピン36を中心として第28図において反
時計方向に回動し、このレバー520ロツク解除用アー
ム56はロックスライダ70の傾斜部75を押圧してこ
のスライダ70を第28図において上方に移動させる。
このためにこのスライダ70のロック部73と巻戻しレ
バー57の被ロック部58との係合は解除され、巻戻し
レバー57は支点ピン37を中心として第28図におい
て反時計方向に復回動する。
従ってアイドラ切換えレバー117も巻ばね118によ
って時計方向に復回動して、このレバー117の先端部
は歯車170を支持ししかも歯車切換えレバー169に
植設されているピン170を押圧する。
このために歯車切換えレバー169はピン168を中心
としてコイルばね172に抗して第28図において反時
計方向に回動して、このレバー169に支持されている
歯車170とフライホイル127の歯車137トノ噛合
は解除されることになる。
従ってフライホイル127からリール台139への回転
力の伝達は断たれて、リール台139の回転が停止して
ストップモードとなる。
なむこの巻戻しモードにおいても、磁気テープがすべて
送り出し側のり−ル196に巻取られてし1うと、この
送り出し側のり−ル196がそれ以上回転できなくなり
、リール台139が回転を停止する。
従ってリミッタ機構を介して関連されている中間歯車1
67も回転を停止して、再生モードの場合と同様にオー
トシャットオフ機構が作動して、自動的にストップモー
ドに切換えられることになる。
次にこのテープレコーダのキューモードの動作を第29
図につき説明する。
なトキューモードとは、再生モードにむいて磁気アープ
を一時的に高速送りする動作であって、第15図に示す
再生モードにむいて、早送り釦17を押すことによって
達成される。
すなわち再生モードにも・いて早送り釦17を押圧する
と、早送りスライダ60がコイルばね62に抗して第2
9図において左方に移動する。
し2かしロックスライダ70の被押圧部76は往回動位
置にある再生レバー28の押圧片77によって押圧され
て、ロックスライダ70は第29図に釦いて上方に、す
なわちロック解除位置に往動してあ・す、このために早
送りスライダ60はロックスライダ70によってロック
されることはない。
そして早送りスライダ60の往動によって、このスライ
ダ60の抑圧片64はヘッド基板戻しレバー78のアー
ム80を押圧してこのレバー78を支点ピン35を中心
として、第29図にむいて反時計方向に微小角度である
が復回動させる。
するとこのレバー78の押圧片81によるヘッド基板8
2の抑圧は解除されてヘッド基板82はコイルばね87
によって復動する。
このために記録再生ヘッド88は磁気テープかられずか
に離れ、捷たヘッド基板82の長孔96がピン94を押
してピンチローラレバー90をピン89を中上・とじて
第29図にむいて時計方向に回動させる。
これによってピンチローラ95による磁気テープのキャ
プスタン130への圧着は解除されて磁気テープの定速
走行は一時的に解除される。
またピンチローラレバー90の復回動によって、このレ
バー90の押圧片97がアイドラ切換えレバー159ノ
ヒン162を押圧して、このレバー159とピン158
によって連結されているアイドラ支持レバー157に支
持されているアイドラ156は摩擦輪135,148か
ら離間する。
これによってリール台138への回転力の伝達も一時的
に断たれることになる。
また上記早送りスライダ60の往動によって、このスラ
イダ60の先端がアイドラ切換えスライダ65を押して
この切換えスライダ65をコイルばね68に抗して第2
9図において左方に移動させる。
従ってこのスライダ65の係合用凹部69の左側部によ
って回動を阻止されていた歯車切換えレバー164は、
回動可能な状態となり、このレバー164はコイルばね
166によってリール台138の支軸140を中心とし
て第29図にむいて反時計方向に回動し、このレバー1
64上に支持されている歯車163はフライホイル12
7の歯車137と噛合う。
フライホイル127はモータ125によって、モータプ
ーリ126むよびベルト128を介して回転駆動されて
いるために、リール台138の駆動輪146はフライホ
イル127によって、早送り歯車163を介して回転駆
動されることになる。
そして駆動輪146の回転はさらに、フェルト製のリン
グ149から成る摩擦クラッチ督よび従動輪141を介
して、この従動輪141のスリーブ142のスリット1
53とピン152によって係合するリール台138に伝
達され、リール台138は高速で第29図にむいて時計
方向に回転することになる。
従ってこのリール台138と係合する巻取り側のり−ル
195に磁気テープは一時的に高速で巻取られることに
なり、このテープレコーダはキューモードに切換えられ
ることになる。
なむ、上述の如くこのキューモードにお−いては早送り
釦17はロックされていないので、この早送り釦17か
ら指を離してこの早送り釦17の抑圧を解除すると、早
送りスライダ60はコイルばね62によって第29図に
むいて右方に復動する。
従ってこの早送りスライダ60によって左方に押されて
いたアイドラ切換えスライダ65もコイルばね63によ
って第29図において右方に復動する。
これによってこのスライダ65の凹部69と折曲片16
5によって連結されている歯車切換えレバー164はリ
ール台138の支軸140を中心として時計方向に回動
して、このレバー164上の歯車163はフライホイル
127の歯車137から離間する。
従ってフライホイル127からリール台138への回転
力の伝達は断たれる。
さらに早送り釦17の押圧の解除によって、早送りスラ
イダ60の抑圧片64によるヘッド基板戻しレバー78
の押圧も解除され、ヘッド基板戻しレバー78はばね3
3によって支点ピン35を中心として第29図において
時計方向に回動する。
このためにこのレバー78の押圧片81はヘッド基板8
2の第29図にむいて下端側の縁部を押圧する。
このためにヘッド基板82はガイドピン83とコロ86
が係合するU字状溝85とに案内されて、コイルばね8
7に抗して第29図に訃いて上方に移動する。
従ってこのヘッド基板82上に支持されている記録再生
ヘッド88はカセット5の前面開口からカセット5内に
入り込み、磁気テープと再び接触する。
またヘッド基板82の往動によって、このヘッド基板8
2の長孔96によってその往回動が阻止されていたピン
チローラレバー90も、往回動可能な状態となる。
そしてコイルばね93によってピンチローラレバー90
はピン89を中心として反時計方向に往回動し、このレ
バー90に支持されているピンチローラ95は再び磁気
テープをキャプスタン130に対して圧着する。
キャプスタン130はモータ125によってモータプー
リ126、ベルト128およびフライホイル127を介
して回転駆動されているために、このキャプスタン13
0に圧着される磁気テープは走行を再開することになる
またピンチローラレバー90が往回動すると、このレバ
ー90の押圧片97が第29図にむいて上方に移動する
ために、との押圧片97によってピン162を介して往
回動を阻止されていたアイドラ切換えレバー159は、
アイドラ支持レバー157を介してコイルはね160に
よって引張られて、ピン161を中心として第29図に
むいて時計方向に回動し、このアイドラ切換えレバー1
59とピン158を介して連結されているアイドラ支持
レバー157は第29図において右上方に移動し、この
レバー157に支持されているティクアップアイドラ1
56は再びフライホイル127の摩擦輪135と巻取側
のリール台138の駆動輪146の摩擦輪148とに接
触する。
従ってフライホイル1270回転はティクアップアイド
ラ156むよび、駆動輪146を介して巻取り側のリー
ル台138に伝達され、走行してきた磁気テープはこの
リール台138と係合するリールによって巻取られて、
再び再生動作が行なわれる。
次に、このテープレコーダのレビューモードの動作を第
30図につき説明する。
なおレビューモードとは、再生モードに訃いて磁気テー
プを一時的に高速で巻戻す動作であって、第15図に示
す再生モードに訃いて、巻戻し釦16を押圧することに
よって達成される。
すなわち再生モードにおいて巻戻し釦16を押圧すると
、巻戻しレバー57が支点ピン37を中心として第30
図にむいて時計方向に回動する。
しかしロックスライダ70の被押圧部76は往回動位置
にある再生レバー28の押圧片77によって押圧され、
ロックスライダ70は第30図にむいて上方に、すなわ
ちロック解除位置に往動してトリ、このために巻戻しレ
バー57はロックスライダ70によってロツりされるこ
とはない。
そして巻戻しレバー57の往回動によって、このレバー
57の押圧片59はヘッド基板戻しレバー78のアーム
80を押圧してこのレバー78を支点ピン35を中心と
して、第30図に釦いて反時計方向に微小角度であるが
、復回動させる。
するとこのレバー78の押圧片81によるヘッド基板8
2の押圧は解除されてヘッド基板82はコイルばね87
によって復動する。
このために記録再生ヘッド88は磁気テープかられずか
に離れ、捷たヘッド基板82の長孔96がピン94を押
してピンチローラレバー90をピン89を中心として第
30図において時計方向に回動させる。
これによってピンチローラ95による磁気テープのキャ
プスタン130への圧着は解除されて磁気テープの定速
走行は一時的に解除される。
捷たピンチローラレバー90の復回動によって、このレ
バー90の押圧片97がアイドラ切換えレバー159ノ
ヒン162を押圧して、このレバー159とピン158
によって連結されているアイドラ支持レバー157に支
持されているアイドラ156は摩擦輪135 、148
から離間する。
これによってリール台138への回転力の伝達も一時的
に断たれることになる。
捷た上記巻戻しレバー57の往回動によって、このレバ
ー57がアイドラ切換レバー117を押して、このレバ
ー117を支点ピン36を中心として巻ばね118に抗
して第30図において反時計方向に回動させる。
従ってピン17と当接しているこのレバー117の先端
部による歯車切換えレバー1690時計方向への回動の
阻止が解除されて、切換えレバー169はコイルばね1
72によって時計方向に回動する。
これによってこのレバー169に支持されている巻戻し
歯車170はフライホイル127の歯車137と噛合う
従ってモータ125によって回転駆動されているフライ
ホイル127の回転は、歯車170釦よび中間歯車16
7を介してリール台139の駆動輪147に伝達される
そして駆動輪146の回転はさらに、フェルト製のリン
グ149から戒る摩擦クラッチトよび従動輪141を介
して、この従動輪141のスリーブ142のスリット1
53とピン152とによって係合するリール台139に
伝達水れ、リール台139は高速で第30図にむいて反
時計方向に回転することになる。
従ってこのリール台139と係合する送り出し側のり−
ル196に磁気テープは一時的に高速で巻取られること
になり、これによってレビュー動作が行なわれる。
なお、上述の如くこのレビューモードにむいては巻戻し
釦16はロックされていないので、この巻戻し釦16か
ら指を離してこの巻戻し釦16の押圧を解除すると、巻
戻しレバー57は支点ピン37を中心として第30図に
おいて反時計方向に復回動する。
従ってアイドラ切換えレバー117も巻ばね118によ
って時計方向に復回動して、このレバー117の先端部
は歯車170を支持ししかも歯車切換えレバー169に
植設されているピン170も押圧する。
このために歯車切換えレバー169はピン168を中心
としてコイルばね172に抗して第30図において反時
計方向に回動して、このレバー169に支持されている
歯車170とフライホイル127の歯車137との噛合
は解除されることになる。
従ってフライホイル127からリール台139への回転
力の伝達は断たれる。
さらに巻戻し釦16の抑圧の解除によって、巻戻シレバ
ー57の押圧片59によるヘッド基板戻しレバー78の
押圧で解除され、ヘッド基板戻しレバー78はばね33
によって支点ピン35を中心として第30図にも・いて
時計方向に回動する。
このためにこのレバー78の押圧片81はヘッド基板8
2の第30図において下端側の縁部を押圧する。
このためにヘッド基板82はガイドピン83とコロ86
が係合するU字状溝85とに案内されて、コイルばね8
7に抗して第30図にむいて上方に移動する。
従ってこのヘッド基板82上に支持されている記録再生
ヘッド88はカセット5の前面開口からカセット5内に
入り込み、磁気テープと再び接触する。
またヘッド基板82の往動によって、このヘッド基板8
2の長孔96によってその往回動が阻止されていたピン
チローラレバー90も、往回動可能な状態となる。
そしてコイルはね93によってピンチローラレバー90
はピン99を中心として反時計方向に往回動し、このレ
バー90に支持されているピンチローラ95は再び磁気
テープをキャプスタン130に対して圧着する。
キャプスタン130はモータ125によってモータプー
リ126、ベルト128およびフライホイル127を介
して回転駆動されているために、このキャプスタン13
0に圧着される磁気テープは走行を再開することになる
捷たピンチローラレバー90が往回動すると、このレバ
ー90の押圧片97が第30図において上方に移動する
ために、との押圧片97によってピン162を介して往
回動を阻止されていたアイドラ切換えレバー159は、
アイドラ支持レバー157を介してコイルばね160に
よって引張られて、ピン161を中心と(7て第30図
にトいて時計方向に回動し、このアイドラ切換えレバー
159とピン158を介して連結されているアイドラ支
持レバー157は第30図にむいて右上方に移動し、こ
のレバー157に支持されているティクアップアイドラ
156は再びフライホイル127の摩擦輪135と巻取
側のリール台138の駆動輪146の摩擦輪148とに
接触する。
従ってフライホイル1270回転はティクアップアイド
ラ156および駆動輪146を介して巻取り側のリール
台138に伝達され、走行してきた磁気テープはこのリ
ール台138と係合するリールによって巻取られて、再
び再生動作が行なわれる。
次にこのテープレコーダのワンタッチキューの動作を第
31図につき説明する。
なち・、このフンタッチキューの動作は、記録モードか
ら直ちにキューモードに切換え、そしてこのキューの解
除によって直ちに再生モードに切換えるものであって、
第25図に示す記録モードにおいて早送り釦17を押す
ことによって遠戚される。
すなわち記録モードにおいて早送り釦17を押圧すると
、早送りスライダ60がコイルばね62に抗して第31
図にむいて左方に移動する。
しかしロックスライダ70の被押圧部76は往回動位置
にある再生レバー28の押圧片77によって押圧されて
、ロックスライダ70は第31図において上方に、すな
わちロック解除位置に往動しており、このために早送り
スライダ60はロックスライダ70によってロックされ
ることはない。
そして早送りスライダ60の往動によって、このスライ
ダ60の押圧片64はロックレバ−48のアーム51を
押圧してこのレバー48を支点ピン36を中心として第
31図にむいて反時計方向に巻はね49に抗して回動さ
せる。
このためにこレバー48のロック部50と記録スライダ
38の被ロック部41との保合は解かれて、記録スライ
ダ38のロックは解除される。
従ってスライダ38はコイルばね42によって第31図
に訃いて下方に摺動し、このスライダ38に支持されて
いる消去ヘッド40はカセット5内の磁気テープから離
れる。
捷たスライダ38の復動によって図外のスイッチが切換
えられて、このテープレコーダの記録再生回路は記録状
態から再生状態に切換えられる。
さらに早送りスライダ60の往動によって、このスライ
ダ60の押圧片64はヘッド基板戻しレバー78のアー
ム80を押圧してこのレバー78を支点ピン35を中心
として、第31図にむいて反時計方向に微小角度である
が復回動させる。
するとこのレバー78の押圧片81によるヘッド基板8
2の押圧は解除されてヘッド基板82はコイルばね87
によって復動する。
このために記録再生ヘッド88は磁気テープかられずか
に離れ、捷たヘッド基板82の長孔96がピン94を押
してピンチローラレバー90をピン89を中心として第
31図に釦いて時計方向に回動させる。
これによってピンチローラ95による磁気テープのキャ
プスタン130への圧着は解除されて磁気テープの定速
走行は一時的に解除される。
またピンチローラレバー90の復回動によって、このレ
バー90の押圧片97がアイドラ切換えレバー159ノ
ヒン162を押圧して、このレバー159とピン158
によって連結されているアイドラ支持レバー157に支
持されているアイドラ156は摩擦輪135,148か
ら離間する。
これによってリール台138への回転力の伝達も一時的
に断たれることになる。
捷た上記早送りスライダ60の往動によって、このスラ
イダ60の先端がアイドラ切換えスライダ65を押して
この切換えスライダ65をコイルばね68に抗して第3
1図において左方に移動させる。
従ってこのスライダ65の係合用凹部69の左側部によ
って回動を阻止されていた歯車切換えレバー164は、
回動可能な状態となり、このレバー164はコイルばね
166によってリール台138の支軸140を中心とし
て第31図において反時計方向に回動し、このレバー1
64上に支持されている歯車163はフライホイル12
7の歯車137と噛合う。
フライホイル127はモータ125によって、モータプ
ーリ126釦よびベル)121介して回転駆動されてい
るために、リール台138の駆動輪146はフライホイ
ル127によって、早送り歯車163を介して回転駆動
されることになる。
そして駆動輪146の回転はさらに、フェルト製のり/
グツ49から成る摩擦クラッチおよび従動輪141を介
して、この従動輪141のスリーブ142のスリット1
53とピン152によって係合するリール台138に伝
達され、リール台138は高速で第31図に訃いて時計
方向に回転することになる。
従ってこのリール台138と係合する巻取り側のリール
195に磁気テープは一時的に高速で巻取られることに
なり、このテープレコーダはキューモードに切換えられ
ることになる。
な釦、上述の如くこのキューモードにお゛いては早送り
釦17はロックされていないので、この早送り釦17か
ら指を離してこの早送り釦17の抑圧を解除すると、早
送りスライダ60はコイルばね62によって第31図に
おいて右方に復動する。
従ってこの早送りスライダ60によって左方に押されて
いたアイドラ切換えスライダ65もコイルばね68によ
って第31図にむいて右方に復動する。
これによってこのスライダ65の凹部69と折曲片16
5によって連結されている歯車切換えレバー164はリ
ール台138の支軸140を中心として時計方向に回動
して、このレバー164上の歯車163はフライホイル
127の歯車137から離間する。
従ってフライホイル127からリール台138への回転
力の伝達は断たれる。
さらに早送り釦17の抑圧の解除によって、早送りスラ
イダ60の抑圧片64によるヘッド基板戻しレバー78
の抑圧も解除され、ヘッド基板戻しレバー78はばね3
3によって支点ピン35を中心として第31図にわいて
時計方向に回動する。
このためにこのレバー78の押圧片81はヘッド基板8
2の第31図にむいて下端側の縁部を押圧する。
このためにヘッド基板82はガイドピン83とコロ86
が係合するU字状溝85とに案内されて、コイルばね8
7に抗して第31図において上方に移動する。
従ってこのヘッド基板82上に支持されかつ再生状態に
切換えられている配縁再生ヘッド88はカセット5の前
面開口からカセット5内に入り込み、磁気テープと再び
接触する。
またヘッド基板82の往動によって、このヘッド基板8
2の長孔96によってその往回動が阻止されていたピン
チローラレバー90も、往回動可能な状態となる。
そしてコイルばね93によってピンチローラレバー90
はピン89を中心として反時計方向に往回動し、このレ
バー90に支持されているピンチローラ95は再び磁気
テープをキャプスタン130に対して圧着する。
キャプスタン130はモータ125によってモータプー
リ126、ベルト128およびフライホイル127を介
して回転駆動されているために、このキャプスタン13
0に圧着される磁気テープは走行を再開することになる
またピンチローラレバー90が往回動すると、このレバ
ー90の押圧片97が第31図において上方に移動する
ために、この抑圧片97によってピン162を介して往
回動を阻止されていたアイドラ切換えレバー159は、
アイドラ支持レバー157に介してコイルばね160に
よって引張られて、ピン161を中心として第31図に
おいて時計方向に回動し、このアイドラ切換ニレバー1
59とピン158を介して連結されているアイドラ支持
レバー157は第31図に訃いて右上方に移動し、この
レバー157に支持されているティクアップアイドラ1
56は再びフライホイル127の摩擦輪135と巻取側
のリール台138の駆動輪146の摩擦輪148とに接
触する。
従ってフライホイル127の回転はティクアップアイド
ラ156j、−よび駆動輪146を介して巻取り側のリ
ール台138に伝達され、走行してきた磁気テープはこ
のリール台138と係合するリール195によって巻取
られて再生モードが現出される。
このように、このワンタッチキューの動作は記録モード
を解除して直ちにキューモードにし、さらにこのキュー
モードから再生モードへの切換えを早送り釦17の操作
のみによって可能にしているので、非常に操作性に優れ
ている。
次にこのテープレコーダのワンタッチレビューの動作を
第32図につき説明する。
なおこのワンタッチレビューの動作は、記録モードから
直ちにレビューモードに切換え、そしてこのレビューの
解除によって直ちに再生モードに切換えるものであって
、第25図に示す記録モードに釦いて巻戻し釦16を押
すことによって遠戚される。
すなわち記録モードにおいて巻戻し釦16を押圧すると
、巻戻しレバー57が支点ピン37を中心として第32
図に釦いて時計方向に回動する。
しかしロックスライダ70の被押圧部76は往回動位置
にある再生レバー28の押圧片77によって押圧されて
、ロックスライダ70は第32図に釦いて上方に、すな
わちロック解除位置に往動して釦り、このために巻戻し
レバー57はロックスライダ70によってロックされる
ことはない。
そして巻戻しレバー57の往回動によって、このレバー
57の押圧片59はロックレバ−48のアーム51を押
圧してこのレバー48を支点ピン36を中心として第3
2図において反時計方向に巻はね49に抗して回動させ
る。
このためにこのレバー48のロック部50と記録スライ
ダ38の被ロック部41との保合は解かれて、記録スラ
イダ38のロックは解除される。
従ってスライダ38はコイルばね42によって第32図
に釦いて下方に摺動し、このスライダ38に支持されて
いる消去ヘッド40はカセット5内の磁気テープから離
れる。
またスライダ38の復動によって図外のスイッチが切換
えられて、このテープレコーダの記録再生回路は記録状
態から再生状態に切換えられる。
さらに巻戻しレバー57の往回動によって、このレバー
57の押圧片59はヘッド基板戻しレバー78のアーム
80を押圧してこのレバー78を支点ピン35を中心と
して、第32図に卦いて反時計方向に微小角度であるが
復回動させる。
するとこのレバー78の押圧片81によるヘッド基板8
2の抑圧は解除されてヘッド基板82はコイルばね87
によって復動する。
このために記録再生ヘッド88は磁気テープかられずか
に離れ、またヘッド基板82の長孔96がピン94を押
してピンチローラレバー90をピン89を中心として第
32図にむいて時計方向に回動させる。
これによってピンチローラ95による磁気テープのキャ
フスタン130への圧着は解除されて磁気テープの定速
走行は一時的に解除される。
またピンチローラレバー90の復回動によって、このレ
バー90の押圧片97がアイドラ切換えレバー159の
ピン162を押圧して、このレバー159とピン158
によって連結されているアイドラ支持レバー157に支
持されているアイドラ156は摩擦輪135,148か
ら離間する。
これによってリール台138への回転力の伝達も一時的
に断たれることになる。
また上記巻戻しレバー57の往回動によってこのレバー
57がアイドラ切換えレバー117を押して、このレバ
ー117を支点ピン36を中心として巻ばね118に抗
して第32図において反時計方向に回動させる。
従ってピン171と当接しているこのレバー117の先
端部による歯車切換えレバー169の時計方向への回動
の阻止が解除されて、切換えレバー169はコイルばね
172によって時計方向に回動する。
これによって、このレバー169に支持されている巻戻
し歯車170はフライホイル127の歯車137と噛合
う。
従ってモータ125によって回転駆動されているフライ
ホイル127の回転は、歯車170および中間歯車16
7を介してリール台139の駆動輪147に伝達される
そして駆動輪146の回転はさらにフェルト製のリング
149から成る摩擦クラッチ釦よび従動輪141を介し
て、この従動輪141のスリーブ142のスリット15
3とピン152とによって係合するリール台139に伝
達され、リール台139は高速で第32図において反時
計方向に回転することになる。
従ってこのリール台139と係合する送り出し側のリー
ル196に磁気テープは一時的に高速で巻取られること
になり、これによってレビュー動作が行なわれる。
なか、上述の如くこのレビューモードにお−いては巻戻
し釦16はロックされていないので、この巻戻し釦16
から指を離してこの巻戻し釦16の押圧を解除すると、
巻戻しレバー57は支点ピン37を中心として第32図
に釦いて反時計方向に復回動する。
従ってアイドラ切換ニレバー117も巻ばね118によ
って時計方向に復回動して、このレバー117の先端部
は歯車170を支持し、しかも歯車切換えレバー169
に植設されているピン170を押圧する。
このために歯車切換えレバー169はピン168を中心
としてコイルはね172に抗して第32図において反時
計方向に回動して、このレバー169に支持されている
歯車170とフライホイル127の歯車137との噛合
は解除されることになる。
従ってフライホイル127からリール台139への回転
力の伝達は断たれる。
さらに巻戻し釦16の抑圧の解除によって、巻戻しレバ
ー57の押圧片59によるヘッド基板戻しレバー78の
押圧も解除さ札ヘッド基板戻しレバー78はばね33に
よって支点ピン35を中心として第32図にかいて時計
方向に回動する。
このためにこのレバー78の押圧片81はヘッド基板8
2の第32図にかいて下端側の縁部を押圧する。
このためにヘッド基板82はガイドピン83とコロ86
が係合するU字状溝85とに案内されて、コイルばね8
7に抗して第32図において上方に移動する。
従ってこのヘッド基板82上に支持されている記録再生
ヘッド88はカセット5の前面開口からカセット5内に
入り込み、磁気テープと再び接触する。
またヘッド基板82の往動によって、このヘッド基板8
2の長孔96によってその往回動が阻止されていたピン
チローラレバー90も、往回動可能な状態となる。
そしてコイルばね93によってピンチローラレバー90
はピン89を中心として反時計方向に往回動し、このレ
バー90に支持されているピンチローラ96は再び磁気
テープをキャプスタン130に対して圧着する。
キャプスタン130はモータ125によってモータプー
リ126、ベルト128およびフライホイル127を介
して回転駆動されているために、このキャプスタン13
0に圧着される磁気テープは走行を再開することになる
またピンチローラレバー90が往回動すると、このレバ
ー90の押圧片97が第32図に於いて上方に移動する
ために、この抑圧片97によってピン162を介して往
回動を阻止されていたアイドラ切換えレバー159は、
アイドラ支Mレバー157を介してコイルばね160に
よって引張られて、ピン161を中心として第32図に
おいて時計方向に回動し、このアイドラ切換えレバー1
59とピン158を介して連結されているアイドラ支持
レバー157は第32図に釦いて右上方に移動し、この
レバー157に支持されているティクアップアイドラ1
56は再びフライホイル127の摩擦輪135と巻取側
のリール台138の駆動輪146の摩擦輪148とに接
触する。
従つてフライホイル127の回転はティクアップアイド
ラ156および駆動輪146を介して巻取り側のリール
台138に伝達され、走行してきた磁気テープはこのリ
ール台138と係合するリール195によって巻取られ
て再生モードが現出される。
このように、このワンタッチレビュの動作は記録モード
を解除して直ちにレビューモードにし、さらにこのレビ
ューモードから再生モードへの切換えを巻戻し釦17の
操作のみによって可能にしているので、特に記録した音
声を直ちに再生する場合に非常に便利となり、操作性に
優れたテーフレコーダを提供し得る。
以上本考案を実施例につき説明したが、本考案は上記実
施例によって限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基いて各種変更が可能である。
例えば上記実施例は、本考案を小型テープレコーダに適
用したものであるが、本考案はテープレコーダ以外の記
録再生装置、例えばVTRに適用することも可能である
以上説明したように本考案によれば、記録操作部材は再
生操作部材を押圧しながら共に往動位置に移動されるか
ら、記録状態にするために再生操作部材を往動させる必
要がなく、ワンタッチレコーディングが可能である。
また本考案によれば、再生操作部材、記録操作部材及び
早送り、巻戻し等の高速送り操作部材を夫々の往動位置
でロックするために独立に設けられた再生用ロック部材
、記録用ロック部材及び高速送り用ロック部材を備えて
いるから、ストップモードから再生、記録及び早送り、
巻戻し等の高速送りの各モードを、夫々の操作部材がロ
ックされた安定した状態で独立して動作させることがで
きる。
また本考案によれば、再生モード時には上記再生操作部
材は上記再生用ロック部材によりその往動位置でロック
されており、一方上記高速送り用ロック部材は往動位置
でロックされた上記再生操作部材に押圧されて変位し、
第1の付勢手段に抗してロック解除位置に保持されてい
る。
従って再生モードにおいて上記高速送り操作部材を往動
させると、この高速送り操作部材はその往動位置でロッ
クされないから、記録テープを一時的に高速送りするノ
ンロック方式のキューモード又はレビューモードが得ら
れる。
また本考案によれば、記録操作部材は上記の通り再生操
作部材を押圧しながら共に往動位置に移動され、その往
動位置で上記記録用ロック部材によりロックされるが、
この記録用ロック部材は往動位置に移動された上記高速
送り操作部材に押圧されて変位し、第2の付勢手段に抗
してロック解除位置に移動される。
従って記録モードに釦いて上記高速送り操作部材を往動
させると、記録用ロック部材と記録操作部材とのロック
が解除されて記録操作部材は復動する。
このため記録モードから直ちに上記キュー又はレビュー
モードに切換えられ、更にキュー又はレビューモードの
解除により直ちに再生モードに切換えられ、これによっ
てワンタッチキュー又はワンタッチレビューの各モード
が得られる。
また本考案によれば、再生操作部材と記録操作部材とは
筐体の第1の側面に突出して配置され、この第1め側面
に向って抑圧操作されることによって往動位置に移動さ
れ、また高速送り操作部材は上記第1の側面と直交する
上記筐体の第2の側面に突出して配置され、この第2の
側面に向って抑圧操作されることによって往動位置に移
動されるように構成されているから、上記各種の操作を
片手で行うことが可能となり、上記多くのファンクショ
ンの操作が非常に容易になる。
しかも本考案によればこれらのワンタッチキュ、ワンタ
ッチレビュー等の動作を特別なロジック機構やシステム
コントローラを設けることなく達成してふ一す、比較的
少ない部品でこのようなファンクションを可能にしてい
るために、小型で操作性に優れた記録再生装置を安価に
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をマイクロカセットを用いる超小型のテー
プレコーダに適用した一実施例を示すものであって、第
1図はこのテープレコーダの外観斜視図、第2図は内部
機構をブロック毎に分解した斜視図、第3図は操作機構
の平面図、第4図は同斜視図、第5図は同分解斜視図、
第6図は回転駆動機構の斜視図、第7図はリール台駆動
機構の平面図、第8図は同斜視図、第9図は同分解斜視
図、第10図は第7図に釦けるX−X線断面図、第11
図は内部機構を構成する各ブロックを組立てた状態の平
面図、第12図は同斜視図、第13図は第11図に釦け
るX[[I−XIII線矢視図、第14図は第11図に
釦けるxrv−訳線矢視図、第15図はこのテープレコ
ーダの再生モードにおける平面図、第16図〜第18図
は同カセット装着部の要部拡大平面図、第19図は再生
モードに卦けるオートシャットオフ機構の拡大平面図、
第20図は作動状態を示すオートシャットオフ機構の平
面図、第21図はエジェクト操作部の拡大平面図、第2
2図は第21図に釦けるXXI)−XX[[線矢視図、
第23図は同拡大斜視図、第24図は再生モードにかけ
るポーズ動作を示す平面図、第25図は記録モードにお
ける平面図、第26図は記録モードにおけるポーズ動作
を示す平面図、第27図は早送りモードにおける平面図
、第28図は巻戻しモードにおける平面図、第29図は
キューモードにおける平面図、第30図はレビューモー
ドにむける平面図、第31図はワンタッチキューの動作
を示す平面図、第32図はワンタッチレビューの動作を
示す平面図である。 なお図面に用いられた符号において、1は外筐(筐体)
、9は第1の側面、14は第2の側面、28は再生レバ
ー(再生操作部材)、38は記録スライダ(記録操作部
材)、42はコイルばね(第2の付勢手段)、48はロ
ックレバ−(記録用ロック部材)、52はストップレバ
ー(再生用ロック部材)、57は巻戻しレバー(高速送
り操作部材)、60は早送りスライダ(高速送り操作部
材)、70はロックスライダ(高速送り用ロック部材)
、71はコイルばね(第1の付勢手段)である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筐体1の第1の側面9に突出して配置され、この第1の
    側面9に向って抑圧操作されることによって往動位置に
    移動される再生操作部材28と。 同じく上記筐体1の第1の側面9に突出して配置され、
    この第1の側面9に向って押圧されることによって上記
    再生操作部材28を押圧しながら共に往動位置に移動さ
    れる記録操作部材38と、上記第1の側面9と直交する
    上記筐体1の第2の側面14に突出して配置され、この
    第2の側面14に向って抑圧操作されることによって往
    動位置に移動される高速送り操作部材57,60と、上
    記再生操作部材28、記録操作部材38及び高速送り操
    作部材57,60を夫々の往動位置でロックするために
    独立に設けられた再生用ロック部材52、記録用ロック
    部材48及び高速送り用ロック部材70とを具備し、上
    記高速送り用ロック部材70は上記往動位置にロックさ
    れた再生操作部材28に押圧されて変位し、第1の付勢
    手段71に抗してロック解除位置に保持されると共に、
    上記記録用ロック部材48は上記往動位置に移動された
    上記高速送り操作部材57.60に押圧されて変位し、
    第20付勢手段42に抗してロック解除位置に移動され
    るように構成されたことを特徴とする記録再生装置の操
    作機構。
JP8310377U 1977-06-22 1977-06-22 記録再生装置の操作機構 Expired JPS5827382Y2 (ja)

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