JPS626595Y2 - - Google Patents

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JPS626595Y2
JPS626595Y2 JP3350482U JP3350482U JPS626595Y2 JP S626595 Y2 JPS626595 Y2 JP S626595Y2 JP 3350482 U JP3350482 U JP 3350482U JP 3350482 U JP3350482 U JP 3350482U JP S626595 Y2 JPS626595 Y2 JP S626595Y2
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reel
cassette
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gear
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、小形化志向のカセツトテープレコ
ーダ装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
近時、テープレコーダにあつては、小形軽量で
携帯に適するとともに、特にヘツドホンを用いた
再生専用で2ウエイステレオタイプのものが普及
しており、ヘツドホンをかけて例えば歩きながら
テープ再生を楽しむことができるようになされて
いる。そして、このようなヘツドホン専用タイプ
の携帯用テープレコーダは、すでに可能な限り小
形化されてきており、現状ではテープカセツトを
収容するカセツトケースと略同等の大きさにまで
なつている。
ところで、テープレコーダをカセツトケースと
略同等の大きさにまで小形化した場合、特に要望
されるのは、テープレコーダを再生、早送り、巻
戻し等の各種動作状態及び停止状態にするための
各操作子の形状及び配置を改善して、より操作性
を向上させ使い勝手をよくするということであ
る。すなわち、従来の小形テープレコーダの操作
子は、その形状がテープレコーダ本体に比例して
小形であるとともに、テープレコーダ機構部との
関係から一ケ所に集中して配置されているもの
で、当然のことながら操作がしにくく誤操作を招
き易いものである。そこで、従来より、テープレ
コーダ自体はカセツトケースと略同等の大きさに
まで小形化する反面、操作子の形状及び配置は使
用者が容易に操作し得るまでに大きくし、かつ例
えば隣接した操作子まで不用意に操作し得ない程
度に間隔を広くゆつたりととり、携帯に便利であ
るだけでなく、操作性に優れ、また誤動作等のな
い小形テープレコーダの開発が強く望まれてい
る。
一方、上記のような小形テープレコーダにあつ
ては、単にテープの再生ができるだけでなく、ラ
ジオ放送も受信できるようになつているものがあ
る。すなわち、これは、ラジオ電波の受信、同
調、検波及び増幅等を行なうチユーナ回路部を、
テープカセツトの形状と略同じ形状のケーシング
内に収納してなるチユーナユニツト(以下チユー
ナパツクと記す)を用い、該チユーナパツクをテ
ープカセツトに代えてテープレコーダのテープカ
セツト収納部に装着することによつて行なわれる
ものである。そして、このようなチユーナパツク
使用可能な小形テープレコーダにおいても、上述
の要望事項と同主旨の開発が強く望まれている。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に基づいてなされたもの
で、テープ走行状態でカセツト蓋を開放した場
合、簡易な構成で確実にテープを保護することが
でき、小形化を効果的に促進し得る極めて良好な
カセツトテープレコーダ装置を提供することを目
的とする。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は、テープカセツト収納部
に対して一端部が回動自在に支持されて開閉動作
を行ない得るカセツト蓋と、このカセツト蓋に押
込み操作自在に支持され該カセツト蓋の開閉動作
に伴なつて移動されるとともに所定位置に係止部
を有する操作子と、この操作子の係止部に対し前
記カセツト蓋の開口される側と反対側から係合し
て前記操作子を操作位置でロツクするロツク部材
と、前記操作子の操作に連動してテープを所定の
走行状態となすテープレコーダ機構部とを具備
し、前記カセツト蓋の開放動作に連動して前記操
作子の操作位置でのロツクを解除させるようにし
てなることを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。第1図a,bはそれぞれ
この考案の適用されたテープレコーダを正面及び
側面からみた状態を示すものである。すなわち、
11は略箱状でテープカセツトを収容するカセツ
トケースと略同等の大きさに形成されたキヤビネ
ツトである。このキヤビネツト11の一方の平面
部は、そのままカセツト蓋12となされている。
そして、上記カセツト蓋12は使用者が手動によ
つて第1図b中矢印A,B方向に回動させて開閉
されるように支持されている。また、上記カセツ
ト蓋12は、開位置及び閉位置でそれぞれ軽くロ
ツクされ、ふらつかないようになされている。さ
らに、上記カセツト蓋12は、詳細を後述するカ
セツトホルダーを有している。このカセツトホル
ダーは、カセツト蓋12の開閉動作に連動するも
ので、第1図b中二点鎖線で示すテープカセツト
13を保持し得るものである。
ここで、上記キヤビネツト11内には、カセツ
ト蓋12を閉じた状態で上記テープカセツト13
を収容可能なテープカセツト収納部14及び後述
するテープレコーダ機構部、回路部、電池収納部
等が装置される機構収納部15が設けられてい
る。また、上記キヤビネツト11内のうち、テー
プカセツト13のテープ露出面側に対向する部分
には、後述する再生ヘツド及びピンチローラ等を
備えたヘツド部16が設けられている。このヘツ
ド部16は、上記カセツトホルダーとともにカセ
ツト蓋12の開閉動作に連動されるものである。
そして、上記テープカセツト収納部14内に
は、第1図aに示すように、テープカセツト13
の図示しない一対のリールハブに嵌合する一対の
リール軸17,18がそれぞれ支持されている。
また、上記カセツト蓋12には、早送り及び巻戻
し時にテープ巻取側となるリール軸17,18と
対応する位置に、該リール軸17,18の回転軸
171,181を含むように、早送り操作子19
及び巻戻し操作子20がそれぞれ設けられてい
る。これら早送り及び巻戻し操作子19,20
は、後述するがリール軸17,18の回転軸17
1,181をその軸心方向に押圧する如く操作可
能に設置されている。
また、上記カセツト蓋12には、上記ヘツド部
16と対応する位置、つまり、テープカセツト1
3の平面部と対向しない位置に、再生操作子21
及び停止操作子22が、カセツト蓋12の面に略
垂直に押圧操作可能に設置されている。さらに、
上記カセツト蓋12の略中央部には、窓部23が
設けられている。この窓部23は、例えば透明ア
クリル板等で形成されるもので、上記テープカセ
ツト13の平面部に形成された周知のテープ透視
窓の少なくとも一部と重なるように配置されてい
る。すなわち、上記窓部23の第1図a中右端部
は、リール軸17,18の一部と重なるようにな
されており、上記テープ透視窓を介してテープ走
行状態が外部から目視できるようになつている。
また、テープ走行状態を外部から目視するという
点に関しては、早送り及び巻戻し操作子19,2
0を透明材料で形成するようにしてもよいもので
ある。
ここで、上記カセツト蓋12のうち、早送り及
び巻戻し操作子19,20と、再生及び停止操作
子21,22との間には、上記テープカセツト収
納部14側から外方に向かつて広がるテーパを有
して長孔121が形成されている。この長孔12
1は、チユーナパツクを用いたラジオ受信時に、
カセツト蓋12を閉じた状態で選局操作を行ない
得るようにするためのものである。すなわち、こ
のテープレコーダは単にテープの再生ができるだ
けでなく、チユーナパツクを用いることによりラ
ジオ放送も受信できるようになつている。これ
は、ラジオ電波の受信、同調、検波及び増幅等を
行なうチユーナ回路部を、テープカセツトの形状
と略同じ形状のケーシング内に収納してなるチユ
ーナパツクを用い、該チユーナパツクをテープカ
セツトに代えてテープカセツト収納部14内に装
着することによつて行なわれるものである。そし
て、上記チユーナパツクに設けられた選局ダイヤ
ルを操作して所望の放送局を選局すると、その受
信電波は検波及び増幅された後、接続端子を介し
てテープレコーダ内の主増幅回路に導入されてヘ
ツドホンで再生され、ここにラジオ放送の受信が
行なわれるものである。このとき、カセツト蓋1
2を閉じた状態で、上記選局ダイヤルが長孔12
1を介して外部に突出されることになり、カセツ
ト蓋12を開けることなく、選局動作を行ない得
るものである。
また、上記キヤビネツト11の側面には、図示
しないが音量調整ダイヤル、テープ種類(ノーマ
ル、クローム、メタル等)の切換スイツチ及びヘ
ツドホンジヤツク等が、それぞれ設けられてい
る。
ここで、第2図は上記キヤビネツト11からカ
セツト蓋12を取出して示すものである。すなわ
ち、カセツト蓋12には、前記再生操作子21及
び停止操作子22が挿通される透孔122,12
3がそれぞれ形成されている。そして、上記カセ
ツト蓋12には、第3図に示すように、上記キヤ
ビネツト11の側面の一部を構成する4つの側部
124乃至127が形成されている。そして、上
記早送り及び巻戻し操作子19,20は、略四角
形の板体であり、カセツト蓋12に形成された第
3図では見えない略四角形状の透孔を閉塞するよ
うに設置される。ここで、上記早送り及び巻戻し
操作子19,20の裏面側の一端部には、第3図
に示すように、一対の軸受け部191,192及
び201,202が、それぞれ形成されている。
また、上記カセツト蓋12の裏面側には、早送
り操作子19の軸受け部191,192をそれぞ
れ挾む位置に軸受け部193,194及び19
5,196が形成されている。さらに、上記カセ
ツト蓋12の裏面側には、巻戻し操作子20の軸
受け部201,202をそれぞれ挾む位置に軸受
け部203,204及び205,206が形成さ
れている。そして、上記各軸受け部191乃至1
96及び201乃至206は、同一線上に並んで
位置するもので、その並び列の両端部に対応する
カセツト蓋12の側部125,127には、透孔
128,129がそれぞれ形成されている。
ここで、第3図中点線で示すように、カセツト
蓋12の側部125の透孔128に、外部から支
持軸24を挿通させる。そして、この支持軸24
が上記各軸受け部191乃至196及び201乃
至206を貫通することによつて、早送り及び巻
戻し操作子19,20がカセツト蓋12に支持さ
れるものである。このとき、支持軸24の両端部
は、カセツト蓋12の裏面側に形成された軸受け
部197,207によつて支持されている。ま
た、上記早送り及び巻戻し操作子19,20は、
その裏面側略中央部が、一端が上記支持軸24に
支持された板ばね198,208の他端部によつ
て押圧されることにより、支持軸24を中心とし
てカセツト蓋12の外方に向かつて回動付勢され
ているが、この回動は、早送り及び巻戻し操作子
19,20の縁部と該早送り及び巻戻し操作子1
9,20が挿通されるカセツト蓋12の透孔の周
側部とに形成された図示しない係合部同志が係合
されることによつて、早送り及び巻戻し操作子1
9,20は第2図に示す位置で保持される。
このため、上記早送り及び巻戻し操作子19,
20は、上記板ばね198,208の付勢力に抗
して第2図中下方に押圧操作が可能となるもの
で、その押圧操作時に早送り及び巻戻し操作子1
9,20の裏面が前記リール軸17,18の回転
軸171,181をそれぞれ軸心方向に押圧し得
るものである。
ここで、第4図は前記機構収納部15に装置さ
れるテープレコーダ機構部及びヘツド部16、カ
セツトホルダー等の全体的な外観を示すものであ
る。すなわち、第4図中25はテープレコーダ機
構部のメインシヤーシで、前述したリール軸1
7,18が回転自在かつ軸心方向スライド自在に
支持されている。また、上記メインシヤーシ25
には、後述するフライホイールの回転軸であるキ
ヤプスタン26及び上記リール軸17,18、キ
ヤプスタン26を回転駆動させるモータ27等
が、それぞれ支持されている。そして、上記メイ
ンシヤーシ25の一端部には、第4図中矢印A,
B方向に回動自在に、カセツトホルダー28が支
持されている。このカセツトホルダー28には、
その両端部に図示しないテープカセツトの幅広方
向の両端部を厚み方向に挾むようにホールド部2
81,282が形成されている。また、上記カセ
ツトホルダー28の略中央部には、再生ヘツド2
9及び上記キヤプスタン26に接離し得るピンチ
ローラ30がそれぞれ支持されている。さらに、
上記カセツトホルダー28には、前記再生及び停
止操作子21,22がそれぞれ支持されている。
そして、上記カセツト蓋12は、カセツトホル
ダー28上にかぶせられて取着されるもので、こ
のとき、再生及び停止操作子21,22はカセツ
ト蓋12に形成された透孔122,123(第2
図参照)をそれぞれ挿通して外部操作に供される
ものである。ここで、上記カセツト蓋12が開状
態になされると、これに連動してカセツトホルダ
ー28は第4図中矢印A方向に回動されて、第5
図に示す状態となされる。このとき、再生及び停
止操作子21,22、再生ヘツド29、ピンチロ
ーラ30は、上記カセツトホルダー28とともに
移動される。
次に、上記テープレコーダ機構部及びヘツド部
16の詳細な構成について説明する。すなわち、
第6図において、メインシヤーシ25の図中下部
に二点鎖線で示す如く再生操作子21が第6図で
は図示しないカセツトホルダー28に支持されて
位置している。そして、このメインシヤーシ25
のうち、再生操作子21の図中右側には、ヘツド
シヤーシ31がカセツトホルダー28に支持され
て位置している。このヘツドシヤーシ31は、そ
の図中右端部に設けられた回動軸311が、上記
カセツトホルダー28に遊嵌されることにより、
第6図中矢印C,D方向に回動自在に支持されて
いる。また、上記ヘツドシヤーシ31の図中左端
部には、前記再生ヘツド29が取着されている。
さらに、上記回動軸311には、ピンチレバー3
01の一端部が回動自在に支持されている。この
ピンチレバー301の他端部には、前記ピンチロ
ーラ30が回転自在に支持されている。
ここで、上記ヘツドシヤーシ31は、一端部が
該ヘツドシヤーシ31の一側部に係止され、他端
部が上記回動軸311を巻回して上記カセツトホ
ルダー28に係止される図示しないトーシヨンス
プリングによつて、回動軸311を中心に第6図
中矢印D方向に回動付勢されている。また、上記
ピンチレバー301は、該ピンチレバー301と
上記ヘツドシヤーシ31との間に図示しないコイ
ル状のスプリングが係着されることにより、回動
軸311を中心として図中矢印C方向に回動付勢
されている。ここで、上記ピンチローラ30の回
転軸302は、ヘツドシヤーシ31に形成された
長孔312に遊嵌されるように延設されている。
このため、上記ピンチレバー301の上記スプリ
ングによる図中矢印C方向の回動は、上記回転軸
302が長孔312の図中上端部に当接するまで
となされる。
また、上記ヘツドシヤーシ31の第6図中左下
端部には、第7図に示すように、再生駆動部材3
2の一端部から延設される係合部321が係合さ
れている。この再生駆動部材32は、その他端部
に延設される取付部322に形成された透孔32
3内に、前記メインシヤーシ25に突設された図
示しない回動軸が嵌着されることにより、図中矢
印E,F方向に回動自在に支持されている。そし
て、この再生駆動部材32の基端部324の図中
上方には、前記再生操作子21が図中上下方向に
スライド自在に前記カセツトホルダー28に支持
されている。ただし、上記再生操作子21は第7
図中上方のスライドに対しては、抜け止めされて
カセツトホルダー28に支持されているものであ
る。
そして、上記再生操作子21の第7図中下面か
らは、操作軸211が図中下方に延設されてお
り、この操作軸211の図中下端部には、略円錐
形状の第1の駆動部212の底面が取着されてい
る。この第1の駆動部212の頂部は軸213を
介して略円錐形状の第2の駆動部214の頂部に
連結されている。そして、この第2の駆動部21
4の底面は、上記再生駆動部材32の基端部32
4に対向している。
このため、上記ヘツドシヤーシ31の前記トー
シヨンスプリングによる第6図中矢印D方向の回
動は、該ヘツドシヤーシ31の端部が再生駆動部
材32の係合部321を押圧することによつて再
生駆動部材32が第7図中矢印E方向に回動し、
その基端部324が第2の駆動部214の底面を
押圧し再生操作子21が図中上方にスライドされ
たとき、その抜け止め防止がなされている位置ま
でとなつている。
そして、今、再生操作子21を第8図に示すよ
うに、図中下方に押圧操作したとする。すると、
第2の駆動部214の底面が再生駆動部材32の
基端部324を押圧し、該再生駆動部材32が第
8図中矢印F方向に回動される。このため、再生
駆動部材32の係合部321がヘツドシヤーシ3
1を前記トーシヨンスプリングの付勢力に抗して
押圧し、これによりヘツドシヤーシ31が第6図
中矢印C方向に回動される。このとき、再生ヘツ
ド29がテープカセツトの図示しないテープに接
触されるとともに、ピンチローラ30が上記テー
プを介して前記キヤプスタン26に圧接されるも
のである。ここで、上記ピンチローラ30は、そ
れがキヤプスタン26に圧接された際、前記ピン
チレバー301を第6図中矢印C方向に回動付勢
する前記スプリングの付勢力に抗してピンチレバ
ー301が回動軸311を中心として第6図中矢
印D方向に押し戻されるように位置関係が設定さ
れているので、結局上記スプリングの付勢力によ
つてキヤプスタン26に圧接されるようになるも
のである。また、再生操作子21は第8図に示す
押圧操作位置でロツクされるものであるが、その
ロツク機構について後述する。
ここにおいて、再び第6図に示すように、メイ
ンシヤーシ25の図中右上部には、前記モータ2
7が取付けられている。このモータ27の回転軸
271には径小なプーリ272が嵌着されてい
る。また、上記メインシヤーシ25の図中右下部
には、前記フライホイール33が回転自在に支持
されており、このフライホイール33とプーリ2
72とは、ベルト34を介して回転力伝達可能に
連結されている。そして、上記フライホイール3
3の回転軸が、前記キヤプスタン26となされて
いる。また、上記フライホイール33には、第9
図に示すように、径小な歯車35が同軸的に設け
られている。
一方、上記メインシヤーシ25の略中央部に設
けられている前記一対のリール軸17,18のう
ち、早送り時に巻取り側となるリール軸17は、
第9図に示すようにしてメインシヤーシ25に支
持されている。すなわち、メインシヤーシ25に
はリール軸17が取付けられる部分に透孔251
が形成されている。この透孔251内には、略円
筒形状で図中下部に該透孔251よりも径大な鍔
部361を有する軸受け部材36が挿通され、透
孔251の周縁部と鍔部361の周縁部とがねじ
362,362によつて固着されている。そし
て、この軸受け部材36内にリール軸17の回転
軸171が回転自在に挿通されている。
ここで、上記軸受け部材36よりも図中上方に
突出した回転軸171の部分は、略有底筒状に形
成されたロツク部材37の底部に形成された透孔
371を挿通した後、リールキヤツプ38に嵌着
されている。そして、リールキヤツプ38は回転
軸171と一体的に回転されるものであるが、ロ
ツク部材37は回転軸171と無関係になされて
いる。また、上記軸受け部材36の図中上端部と
ロツク部材37の底部との間には、コイル状のス
プリング39が介在されており、ロツク部材37
及びリールキヤツプ38を介して回転軸171は
図中上方に付勢されている。さらに、上記ロツク
部材37の図中下端部には、図中下方から上方に
広がるテーパ部372を有した鍔状の係止部37
3が形成されている。この係止部373は上記メ
インシヤーシ25の透孔251よりも径小に形成
されている。
また、上記軸受け部材36よりも図中下方に突
出した回転軸171の部分は、段部172を介し
て若干径が小さくなされており、その径小の部分
に径小な歯車40及び径大な歯車41がそれぞれ
嵌合されている。これら歯車40,41は、回転
軸171とともに一体的に回転するもので、この
うち歯車40は回転軸171に固着されるが、歯
車41は回転軸171の軸心方向にスライド自在
に設けられている。また、歯車41は、回転軸1
71の図中下端部に取着されたワツシヤ411と
歯車41との間にコイル状のスプリング412が
介在されることにより、図中上方に付勢される
が、該歯車41の図中上方への移動は、歯車41
が歯車40に当接するまでとなされている。
ここで、上記メインシヤーシ25のうち、リー
ル軸17とフライホイール33との略中央部に
は、軸252が植設されている。この軸252に
は、第9図中上方から径大な歯車42及び径小な
歯車43がそれぞれ回転自在に支持されている。
そして、上記歯車42と43との間には、略リン
グ状の摩擦部材44が介在されている。また、上
記軸252の図中下部には、略円筒形状で図中下
端部に鍔部451を有する止め具45が嵌着され
ており、該止め具45の鍔部451上に設けられ
たコイル状のスプリング452によつて、歯車4
3は摩擦部材44を介して歯車42を押圧してい
る。このため、歯車42と43とは連動関係にな
されている。そして、上記歯車42はフライホイ
ール33の歯車35に噛合されており、歯車43
はリール軸17の歯車41に噛合されている。こ
のとき歯車42はリール軸17の歯車40と噛合
される位置にあるが、第9図から明らかなように
歯車42と40とは図中上方にずれているため噛
合されていない。
一方、前記一対のリール軸17,18のうち、
巻戻し時に巻取り側となるリール軸18は、第1
0図に示すようにして、メインシヤーシ25に支
持されている。すなわち、メインシヤーシ25に
はリール軸18が取付けられる部分に透孔253
が形成されている。この透孔253内には略円筒
形状で図中下部に該透孔253の周縁部まで達す
る取付部461を有する軸受け部材46が挿通さ
れ、透孔253の周縁部と取付部461とが図示
しないねじ等によつて固着されている。そして、
この軸受け部材46内に回転軸181が回転自在
に挿通されている。
ここで、上記軸受け部材46よりも図中上方に
突出した回転軸181の部分は、略有底筒状に形
成されたロツク部材47の底部に形成された透孔
471を挿通した後、リールキヤツプ48に嵌着
されている。そして、リールキヤツプ48は回転
軸181と一体的に回転されるものであるが、ロ
ツク部材47は回転軸181と無関係になされて
いる。また、上記軸受け部材46の図中上端部と
ロツク部材47の底部との間には、コイル状のス
プリング49が介在されており、ロツク部材47
及びリールキヤツプ48を介して回転軸181は
図中上方に付勢されている。さらに、上記ロツク
部材47の図中下端部には、図中下方から上方に
広がるテーパ部472を有した鍔状の係止部47
3が形成されている。この係止部473は上記メ
インシヤーシ25の透孔253よりも径小に形成
されている。
また、上記軸受け部材46よりも図中下方に突
出した回転軸181の部分には、径小な歯車50
が嵌着されている。この歯車50は回転軸181
とともに一体的に回転するものである。
ここで、上記メインシヤーシ25のうち、リー
ル軸18と前記軸252との略中央部には、軸2
54が植設されている。この軸254には、略円
筒形状の取付部材51が回転自在かつ該軸254
の軸心方向つまり図中下方向にスライド自在に挿
通されている。そして、上記取付部材51には、
巻戻しレバー52及び歯車53が嵌着されてい
る。また、上記取付部材51の図中下端部と上記
軸254の図中下部に取着されたワツシヤ511
との間に、コイル状のスプリング512が介在さ
れることにより、取付部材51は図中上方に付勢
されており、この状態で上記歯車53がリール軸
18の歯車50に噛合されている。このとき、歯
車53は前記歯車42と噛合される位置にある
が、第10図から明らかなように歯車53と42
とは図中上下にずれているため噛合されていな
い。
また、上記巻戻しレバー52は板状体であり、
その一端部には上記歯車53,50の噛合部と、
リール軸18のロツク部材47の図中下端部との
間に、メインシヤーシ25の透孔253を挿通し
て介在される連結部521が形成されている。さ
らに、上記巻戻しレバー52の他端部は前記リー
ル軸17側にまで延設されており、その延出方向
先端部には、リール軸17の歯車41の平面部と
図中上方から係合する係合部522が形成されて
いる。
ここで、再び第6図に示すように、メインシヤ
ーシ25の略中央部には、回動軸255が植設さ
れている。この回動軸255には、ロツクレバー
54及びスイツチレバー55がそれぞれ回動自在
に支持されている。すなわち、上記ロツクレバー
54は第7図、第9図及び第10図に示すよう
に、前記再生操作子21の第1の駆動部212の
テーパ部215、前記リール軸17のロツク部材
37のテーパ部372及び前記リール軸18のロ
ツク部材47のテーパ部472に、それぞれ係合
し得る第1乃至第3の係合部541乃至543
が、上記回動軸255を中心として3方向へ広が
るように形成されてなるものである。また、上記
スイツチレバー55は上記ロツクレバー54と略
同じ形状で、該ロツクレバー54に重ねて設けら
れており、上記再生操作子21、リール軸17,
18の各テーパ部215,372,472にそれ
ぞれ係合し得る第1乃至第3の係合部551乃至
553が、上記回動軸255を中心として3方向
へ広がるように形成されてなるものである。さら
に、上記スイツチレバー55の第3の係合部55
3の先端部には、前記モータ27に電力を供給す
るためのリーフスイツチ56と係合する第4の係
合部554が形成されている。そして、上記スイ
ツチレバー55が第6図中反時計方向に回動され
たとき、その第4の係合部554に押圧されてリ
ーフスイツチ56がオンされ、モータ27が回転
駆動されるものである。また、上記スイツチレバ
ー55の第3の係合部553の一側部には、突出
係合片555が形成されている。そして、この突
出係合片555とメインシヤーシ25の所定位置
とにコイル状のスプリング556が係着されるこ
とにより、スイツチレバー55は第6図中時計方
向に回動付勢されている。このため、スイツチレ
バー55の第1乃至第3の係合部551乃至55
3は、各テーパ部215,372,472に押圧
されている。
一方、上記ロツクレバー54の第3の係合部5
43の一側部にも突出係合片544が形成されて
いる。そして、この突出係合片544とメインシ
ヤーシ25の所定位置とにコイル状のスプリング
545が係着されることにより、ロツクレバー5
4は第6図中時計方向に回動付勢されている。こ
のため、ロツクレバー54の第1乃至第3の係合
部541乃至543は、各テーパ部215,37
2,472に押圧されている。また、メインシヤ
ーシ25には、リール軸17,18の近傍に、そ
れぞれ軸571,572が植設されている。これ
ら軸571,572は、両リール軸17,18間
に第6図中横長に設けられたストツプスライダ5
7の両端部に形成された長孔573,574に、
それぞれ遊嵌されている。このため、ストツプス
ライダ57は第6図中左右方向にスライド自在に
なされている。そして、上記ストツプスライダ5
7の一側部には、突出係合片575が形成されて
いる。
ここで、上記メインシヤーシ25のうち、スト
ツプスライダ57の突出係合片575の第6図中
上部には、軸576が突設されている。そして、
上記ストツプスライダ57は、略中央部が上記軸
576を巻回して該軸576に固着されたトーシ
ヨンスプリング577の両端部が、その突出係合
片575の両側部を挾むことにより、第6図中左
右どちらの方向にスライドされても中立位置に戻
るように保持されている。また、この中立位置
で、ストツプスライダ57の一端部に形成された
突片578は、リール軸17のロツク部材37の
テーパ部372の近傍に位置している。さらに、
ストツプスライダ57の他端部に形成された突片
579は、リール軸18のロツク部材47のテー
パ部472の近傍に位置している。
上記のような構成において、今、テープ再生を
なさんとして、前記再生操作子21を操作したと
する。すると、先に第6図及び第7図で説明した
ようにヘツドシヤーシ31が移動され、再生ヘツ
ド29がテープに接触されるとともに、ピンチロ
ーラ30がテープを介してキヤプスタン26に圧
接される。このとき、再生操作子21が第7図中
下方に押圧操作されることにより、その第1の駆
動部212のテーパ部215によつて、ロツクレ
バー54及びスイツチレバー55の第1の係合部
541,551が押圧される。このため、ロツク
レバー54及びスイツチレバー55は、スプリン
グ545,556の付勢力に抗して第6図中反時
計方向に回動される。そして、再生操作子21を
第8図に示す位置まで押圧操作すると、ロツクレ
バー54の第1の係合部541が第1の駆動部2
12の底面部に対向するようになる。このため、
ロツクレバー54はスプリング545の付勢力に
より第6図中時計方向に回動され、その第1の係
合部541は第1の駆動部212の底面部に係合
し、再生操作子21が操作位置でロツクされるも
のである。このとき、スイツチレバー55はテー
パ部215によつて押圧され、その第1の係合部
551が第1の駆動部212によつて押圧された
ままとなされる。このため、スイツチレバー55
の第4の係合部554がリーフスイツチ56をオ
ンし、モータ27が第6図中反時計方向に回転駆
動される。
そして、フライホイール33が同方向に回転さ
れ、その回転力が歯車35,42、摩擦部材4
4、歯車43,40及び回転軸171を介してリ
ールキヤツプ38に伝達され、リールキヤツプ3
8が第6図中反時計方向に回転され、ここにテー
プ再生走行が行なわれるものである。
次に、テープ早送りをなさんとして、第11図
に示すように、前記早送り操作子19を押圧操作
したとする。すると、リール軸17のリールキヤ
ツプ38が図中下方に押圧され、これに伴つてロ
ツク部材37がスプリング39の付勢力に抗して
図中下方にスライドされる。このロツク部材37
の図中下方への移動は、その図中下端部が軸受け
部材36の鍔部361と当接するまでとなされ
る。そして、この状態では、ロツク部材37のテ
ーパ部372によつて、スイツチレバー55の第
2の係合部552が押圧され、該スイツチレバー
55が第6図中反時計方向に回動されるととも
に、ロツクレバー54の第2の係合部542がロ
ツク部材37の係止部373に係合される。この
ため、前記リーフスイツチ56がオンされるとと
もに、リール軸17は押圧操作された位置でロツ
クされている。このとき、リール軸17が押圧操
作されるのに伴つて、回転軸171も図中下方に
下がり、該回転軸171に嵌着された歯車40,
41も同方向に移動される。このため歯車41は
歯車43から離脱し、歯車40が歯車42と噛合
するようになる。したがつて、フライホイール3
3の第6図中反時計方向の回転力は、歯車35,
42,40及び回転軸171を介してリールキヤ
ツプ38に伝達され、リールキヤツプ38が第6
図中反時計方向に高速回転され、ここにテープ早
送り走行が行なわれるものである。
また、テープ巻戻しをなさんとして、前記巻戻
し操作子20を押圧操作したとする。すると、第
12図に示すように、リール軸18のリールキヤ
ツプ48が図中下方に押圧され、これに伴つてロ
ツク部材47がスプリング49の付勢力に抗して
図中下方にスライドされる。このロツク部材47
の図中下方への移動は、その図中下端が軸受け部
材46の取付部461と当接するまでとなされ
る。そして、この状態ではロツク部材47のテー
パ部472によつて、スイツチレバー55の第3
の係合部553が押圧され、該スイツチレバー5
5が第6図中反時計方向に回動されるとともに、
ロツクレバー54の第3の係合部543がロツク
部材47の係止部473に係合される。このた
め、前記リーフスイツチ56がオンされるととも
に、リール軸18は押圧操作された位置でロツク
されている。このとき、ロツク部材47の図中下
端部が、巻戻しレバー52の連結部521を図中
下方に押圧するため、巻戻しレバー52全体が図
中下方にスライドされる。このため、歯車50と
53とは噛合されたまま図中下方にスライドさ
れ、このとき歯車53は歯車42と噛合される。
また、巻戻しレバー52の係合部522によつ
て、歯車41がスプリング412の付勢力に抗し
て図中下方にスライドされるので、歯車41は歯
車43から離脱される。このため、フライホイー
ル33の第6図中反時計方向の回転力は、歯車3
5,42,53,50及び回転軸181を介して
リールキヤツプ48に伝達され、リールキヤツプ
48が第6図中時計方向に高速回転され、ここに
テープ巻戻し走行が行なわれるものである。
次に、上記再生、早送り及び巻戻し状態で、停
止操作子22を操作した場合について説明する。
すなわち、この停止操作子22は、先に述べたよ
うに、前記カセツトホルダー28に、第13図中
上下方向にスライド自在に支持されている。ただ
し、上記停止操作子22は第13図中上方のスラ
イドに対しては、抜け止めされてカセツトホルダ
ー28に支持されているものである。
そして、上記停止操作子22の第13図中下面
からは、操作軸221が図中下方に延設されてお
り、この操作軸221の図中下端部は、コイル状
のスプリング222を挿通した後、略円錐形状の
駆動部223の底面に取着されている。ここで、
上記ロツクレバー54の第1の係合部541は、
上記駆動部223のテーパ部224にもスプリン
グ545(第6図参照)の付勢力で圧接されてい
る。そして、上記停止操作子22はスプリング2
22によつて抜け止めされている位置まで第13
図中上方に付勢されている。このため、停止操作
子22をスプリング222の付勢力に抗して第1
3図中下方に押圧操作すると、そのテーパ部22
4によつてロツクレバー54の第1の係合部54
1が第13図中矢印方向に移動される。つまり、
ロツクレバー54が第6図中反時計方向に回動さ
れるようになるものである。
ここで、上記再生、早送り及び巻戻し状態で
は、上述したように第1の駆動部212、ロツク
部材37,47のいずれかが、ロツクレバー54
の対応する第1乃至第3の係合部541乃至54
3によつてロツクされている。このため、テープ
レコーダが上記3種類の動作状態のうちのいずれ
の動作状態であつても、停止操作子21を操作し
てロツクレバー54が第6図中反時計方向に回動
されることにより、結局ロツクが解除され停止状
態となるものである。
ここにおいて、上記停止操作子22は、第13
図中下方に押圧操作される際、その操作ストロー
クが、駆動部223にロツクレバー54の第1の
係合部541が係止されない程度の浅い位置まで
に規制されており、停止操作子22は操作位置で
ロツクされないようになされている。
ここで、この実施例で説明するテープレコーダ
には、再生時にテープが終端に到達すると、自動
的に停止状態となす自動停止機構が装備されてい
る。すなわち、第6図及び第9図を参照して説明
すると、歯車43の第9図中下部には、摩擦レバ
ー58の一端部が周知の摩擦機構を介して設けら
れている。この摩擦レバー58は上記歯車43が
回転されると、その回転方向へ付勢されるもので
ある。そして、上記摩擦レバー58の他端部に
は、長孔581が形成されており、該長孔581
内に検出レバー59の一端部に突設されたピン5
91が遊嵌されている。この検出レバー59は、
その略中央部でメインシヤーシ25に突設された
軸592によつて回動自在に支持されている。ま
た、上記検出レバー59の他端部のうち、一方の
側部は、歯車42に設けられたカム部421の側
面に当接される。さらに、上記検出レバー59の
他端部には、2つのピン593,594が突設さ
れている。このうち、ピン593は前記ロツクレ
バー54の第2の係合部542と対向しており、
他方のピン594は歯車42の平面部に形成され
た湾曲状の作動壁422と係合可能となされてい
る。
そして、前記したテープ再生状態では、フライ
ホイール33及び歯車35が第6図中反時計方向
に回転され、これによつて歯車42,43が第6
図中時計方向に回転されている。このため、歯車
43の回転力により、摩擦レバー58は第6図中
時計方向に付勢され、検出レバー59も軸592
を中心として同図中時計方向に付勢される。この
とき、検出レバー59はその他端部がカム部42
1に摺接しているため、結局軸592を中心に揺
動運動を行なつており、安定な再生状態が継続さ
れる。このような再生状態でテープが終端に到達
すると、リール軸17の回転が停止され、これに
よつて、歯車41,43の回転が停止される。こ
のとき、歯車42と43との間にはすべりが生じ
ている。そして、歯車43の回転停止によつて摩
擦レバー58及び検出レバー59には、付勢力が
付与されなくなる。一方、歯車42の回転は続け
られるので、カム部421も回転しており、検出
レバー59はカム部59の最大径の長さだけ軸5
92を中心に第6図中反時計方向に回動され、そ
の位置で停止される。すると、歯車42の回転に
より、その作動壁422の外側部分が検出レバー
59のピン594に当接し、該作動壁422の湾
曲形状に沿つてピン594ひいては検出レバー5
9を上記停止位置よりもさらに第6図中反時計方
向に回動させる。このとき、検出レバー59のピ
ン593がロツクレバー54の第2の係合部54
2に当接し、該ロツクレバー54を第6図中反時
計方向に回動させる。このため、再生操作子21
の操作位置でのロツクが解除され、ここに自動停
止が行なわれるものである。
ここで、前記ストツプスライダ57の作用につ
いて説明する。すなわち、第14図aにおいて、
ストツプスライダ57は先にも述べたように、メ
インシヤーシ25に図中矢印方向にスライド自在
に支持されているもので、第6図に示すトーシヨ
ンスプリング577により、通常第14図aに示
す中立位置に保持されているものである。そし
て、このストツプスライダ57は、その中立位置
で、両端部に形成された突片578,579が、
リール軸17,18の各ロツク部材37,47の
テーパ部372,472の第14図a中下部に位
置しているものである。
このような状態で、第14図bに示すように、
例えば巻戻し操作子20を操作してリール軸18
を図中下方に押込み、前述した如くロツクレバー
54の第3の係合部543により押込み位置でロ
ツクさせたとする。すると、リール軸18のロツ
ク部材47のテーパ部472がストツプスライダ
57の突片579を押圧するので、ストツプスラ
イダ57は前記トーシヨンスプリング577の付
勢力に抗して第14図b中右方向にスライドされ
る。このとき、ストツプスライダ57の突片57
8は、リール軸17の軸受け部材36に略接する
位置となされ、該突片578は軸受け部材36の
鍔部361と、ロツク部材37の係止部373と
の間に介在されることになる。
このため、第14図bに示す巻戻し状態で、前
記早送り操作子19を操作せんとしても、リール
軸17のロツク部材37の係止部373が、スト
ツプスライダ57の突片578に当接し、正規の
押込み位置、つまりロツクレバー54の第2の係
合部552にロツクされる位置まで押込まれるこ
とが阻止される。また、上記と逆に、リール軸1
7が正規の押込み位置でロツクレバー54にロツ
クされている早送り状態では、ストツプスライダ
57の突片578がロツク部材37のテーパ部3
72によつて押圧されるので、該ストツプスライ
ダ57は前記トーシヨンスプリング577の付勢
力に抗して第14図a中左方向にスライドされ
る。このとき、ストツプスライダ57の突片57
9は、リール軸18の軸受け部材46の取付部4
61とロツク部材47の係止部473との間に介
在されることになる。このため、早送り状態で巻
戻し操作子20を操作せんとしても、リール軸1
8のロツク部材47の係止部473が、ストツプ
スライダ57の突片579に当接し、正規の押込
み位置まで押込まれることが阻止される。
また、上記早送り及び巻戻し操作子19,20
を同時に操作せんとした場合、両リール軸17,
18が押込まれることになるが、このとき各ロツ
ク部材37,47のテーパ部372,472がス
トツプスライダ57を挾装するようになるため、
両リール軸17,18は共に正規の押込み位置ま
で到達されないようになされている。
すなわち、リール軸17,18は、選択的にど
ちらか一方のみが押込み位置でロツクされるよう
になつているもので、要するに早送り及び巻戻し
操作子19,20の両押しが防止されている。
したがつて、上記のような構成のテープレコー
ダによれば、まず早送り及び巻戻し操作子19,
20をカセツト蓋12に支持するための支持軸2
4を、第3図に示したように、カセツト蓋12の
側部125に形成された透孔128を挿通してカ
セツト蓋12内部に導入させるようにしたので組
立て作業が極めて容易になるものである。すなわ
ち、カセツト蓋12に対して第3図に示す形で支
持軸24を取付けようとした場合、透孔128を
設けないで行なうと、各軸受け部191乃至19
7及び201乃至207の構成がかなり複雑化す
ることは明白であり、これに伴なつて組立て作業
が困難になるものである。
一方、カセツト蓋12は小形化志向であるが故
に、その内部にテープカセツト13が略ぴつたり
はいる大きさとしなければならないため、上記早
送り及び巻戻し操作子19,20を取付けるため
の支持機構を設ける空間は極めてせまいものであ
る。すなわち、逆に言えば、極めてせまい空間で
実現できるいわゆるスペースフアクタのよい支持
機構を必要とするということである。
そこで、第3図のように、カセツト蓋12の側
部125に透孔128を形成し、該透孔128を
介して支持軸24をカセツト蓋12内に導入する
ことにより、各軸受け部191乃至197及び2
01乃至207は単に支持軸24が挿通される透
孔を備えているだけでよく、極めて構成が簡単で
あり、スペースフアクタがよいとともに組立て作
業を容易化することができるものである。また、
第3図において、カセツト蓋12の側部125,
127にそれぞれ透孔128,129を形成する
ようにしたが、これはどちらか一方だけでもよい
ことはもちろんである。
さらに、両リール軸17,18の両押込防止に
対しては、両リール軸17,18間に、ストツプ
スライダ57を設けるだけで実現でき、極めて簡
易な構成で確実に両押込みを防止することがで
き、テープレコーダを十分に保護し得るもので、
小形化に好適するものである。
次に、第15図は前記リール軸17,18のリ
ールキヤツプ38,48の形状を示すものであ
る。すなわち、略円筒形状のリールキヤツプ3
8,48の外周側面には、テープカセツトの両リ
ールハブにそれぞれ内周方向に向かつて突設され
る突部(通常のコンパクトテープカセツトでは1
つのリールハブについて6個ある)と係合して、
該リールキヤツプ38,48の回転力をリールハ
ブに伝達するための、側面略ひし形状の羽根38
1,481が形成されている。
ここで、上記両リールキヤツプ38,48のう
ち、早送り時に回転力が伝達されてテープ巻取側
となるリールキヤツプ38の羽根381の作用に
ついて、第16図を参照して説明する。なお、リ
ールキヤツプ48の羽根481の作用について
は、リールキヤツプ38と同様であるので、その
説明は省略する。すなわち、第16図において、
早送り状態でリールキヤツプ38が図中矢印G方
向に回転駆動されているとすると、リールキヤツ
プ38の羽根381のうち、図中下部の一方の傾
斜部382が、テープカセツトのリールハブに形
成された突部(図中二点鎖線で示す)383を押
圧し、該リールハブを回転させている。
このような早送り状態で、テープが終端に到達
すると、リールハブの回転が停止されるため、リ
ールキヤツプ38はその羽根381の傾斜部38
2が突部383に圧接されて回転停止される。こ
こで、先に述べたように、停止操作子21を操作
するとロツクレバー54の第2の係合部542が
ロツク部材37の係止部373から離脱するの
で、リールキヤツプ38は第9図に示すスプリン
グ39の付勢力により第16図中上方に移動さ
れ、元の位置に復帰されるものである。
このとき、同時にリールキヤツプ38の傾斜部
382が突部383を押圧することにより、リー
ルキヤツプ38自体に第16図中上方に向かつて
浮力PS1が発生する。この浮力PS1は、羽根38
1に傾斜部382を形成したことによつて、該傾
斜部382が突部383を押圧したときリールキ
ヤツプ38に加わる真の力PV1が、リールキヤツ
プ38の回転方向に働く力P1と浮力PS1とに分割
されて生じるものである。すなわち、リールキヤ
ツプ38の回転トルクをT1、羽根381の回転
半径をr1とすると、 P1=T/r なる関係があり、傾斜部382の第16図中一点
鎖線で示す垂直に対する角度をβとすると、上
記浮力PS1は、 PS1=P1tanβ=T/rtanβ で与えられる。
したがつて、上記リールキヤツプ38には、前
記スプリング39による付勢力と上記浮力PS1
が加わることになり、確実に元の位置に復帰させ
ることができるものである。すなわち、上記のよ
うな傾斜部382を有さない従来のリールキヤツ
プの羽根では、テープ終端到達時に、羽根がリー
ルハブの突部383に強く圧接された場合、停止
操作子22を押してもスプリング39の付勢力だ
けではリールキヤツプが元の位置に復帰しないこ
とがあり、誤動作を生じるという問題がある。
ところが、上記のように羽根381に傾斜部3
82を形成することにより、確実にリールキヤツ
プ38を元の位置まで復帰させることができるも
のである。また、上記スプリング39としても付
勢力の強いものを用いる必要がなくなるので、早
送り操作子19の押圧操作力を軽くすることがで
きる。さらに、上記羽根381の形状を第16図
に示すように略ひし形とすれば、このリールキヤ
ツプ38は他方のリールキヤツプ48と兼用する
ことができる。つまり、どちらのリール軸17,
18のリールキヤツプとしても使用し得るもので
ある。
また、上記リールキヤツプ38,48の羽根3
81,481の形状としては、第17図a乃至c
に示すようにしてもよい。なお、第17図a,c
はリールキヤツプ38の形状を示し、同図bはリ
ールキヤツプ48の形状を示している。すなわ
ち、この場合もリールキヤツプ38について主と
して説明する。まず、リールキヤツプ38の羽根
381は、その図中略下半分において、リールキ
ヤツプ38の外周側面に対して略接線となる傾斜
を持つて突出し、その突出面がリールキヤツプ3
8の中心線に平行に形成された垂直部384と、
第17図a中略上半分が上記中心線に対してβ
なる角度を有する傾斜部382とよりなるもので
ある。また、リールキヤツプ48には、上記垂直
部384及び傾斜部382と同様な垂直部484
及び傾斜部482が、リールキヤツプ38とは逆
向きに形成されている。
そして、テープ早送り状態では、傾斜部382
がリールハブの突部383(第17図では図示せ
ず)に圧接されて、テープ走行が行なわれ、テー
プ終端到達時には、先に述べたように傾斜部38
2の作用による浮力が働き、リールキヤツプ38
は第17図a中上方に復帰される。このため、リ
ールキヤツプ38の垂直部384が、リールハブ
の突部383に対向するようになる。したがつ
て、停止状態で、先に第16図で示したように、
突部383が傾斜部382に対向したままの状態
よりもリールハブがリールキヤツプ38から抜け
易くなり、テープカセツトの取出しが容易になる
ものである。さらに、第17図に示すような羽根
381,481の形状によれば、例えばリールキ
ヤツプ38,48を合成樹脂材料でモールド成型
する場合、型抜きが容易となるものである。
また、リールキヤツプ38,48の羽根38
1,481の形状としては、上記の外に第18図
及び第19図a,bにそれぞれ示すような形状と
してもよいことはもちろんである。
ここで、上記リールキヤツプ38,48の羽根
381,481の傾斜部382,482の角度β
としては、実際上18゜前後が望ましいものであ
る。
次に、第20図に示すように、各歯車35,4
0,42,50,53の歯は傾斜がつけられてい
わゆるはす歯に形成されている。これは先に述べ
たリールキヤツプ38,48の傾斜部382,4
82と同様な目的で形成されているもので、要す
るにテープ終端到達時に、リールキヤツプ38,
48を元の位置に復帰させる浮力を得るためのも
のである。すなわち、ここでもリールキヤツプ3
8に関して主体的にその動作を説明することにす
る。まず、第21図において、歯車42が前記フ
ライホイール33からの回転力を受けて図中矢印
H方向に回転され、これによつてリールキヤツプ
38が図中矢印G方向に回転し、早送り状態にな
つているとする。
このような早送り状態で、テープが終端に到達
すると、リールハブの回転が停止されるので、リ
ールキヤツプ38及び歯車40の回転が停止され
る。そして、停止操作子22を操作すると前記ス
プリング39の付勢力により、リールキヤツプ3
8が第21図中上方に復帰されるものである。こ
のとき、歯車42には上記フライホイール33か
らの回転力が伝達されているため、歯車40,4
2の歯の傾きによつて、第21図中上方向に向か
つて浮力PS2が発生する。この浮力PS2は、リー
ルキヤツプ38の回転停止つまり歯車40の回転
停止時に、歯車42のはす歯が歯車40のはす歯
を押圧したとき、歯車40に加わる真の力PV2
が、歯車40の回転方向に働く力P2と浮力PS2
に分割されて生じるものである。すなわち、歯車
40の回転トルクをT2、歯車40の半径をr2とす
ると、 P2=T/r なる関係があり、歯車40のはす歯のねじれ角を
βとすると、上記浮力PS2は、 PS2=P2tanβ=T/rtanβ で与えられる。
したがつて、上記リールキヤツプ38には、前
記スプリング39による付勢力と上記浮力PS1
S2とが加わることになり、より確実に復帰させ
ることができるものである。また、巻戻し時に
は、リールキヤツプ48について上記と同様に説
明することができるものである。
次に、第22図は再生操作子21の第1の駆動
部212とロツクレバー54の第1の係合部54
1との関係を示すものである。すなわち、再生操
作子21が操作位置でロツクされている状態で、
ロツクレバー54の第1の係合部541は、再生
操作子21の第1の駆動部212の底面のうち、
操作軸211からみて第22図中矢印A方向に開
放されるカセツトホルダー28の開口される側と
反対側の底面に係合されるようになされている。
このような再生状態でカセツト蓋12が開かれる
と、カセツトホルダー28が第22図中矢印A方
向に回動され、該カセツトホルダー28に支持さ
れる再生操作子21も同方向に移動される。この
ため、再生操作子21と一体的な第1の駆動部2
12がロツクレバー54の第1の係合部541か
ら離脱される方向、つまり第22図中矢印I方向
に移動されることになり、再生操作子21は非操
作位置に復帰されるようになされているものであ
る。
したがつて、再生状態で不用意にカセツト蓋1
2が開放されたとき、自動的に停止状態となされ
るので、テープの損傷を防ぐことができるもので
ある。すなわち、再生状態ではピンチローラ30
がテープを介してキヤプスタン26に圧接されて
おり、この状態でカセツト蓋12が開かれるとテ
ープカセツト及びピンチローラ30はカセツトホ
ルダー28とともに移動されるので、結局ピンチ
ローラ30とキヤプスタン26との間でテープが
こすられて損傷するという問題が生じる。このた
め、再生状態でカセツト蓋12が開かれたとき、
自動的に停止状態として、ピンチローラ30をキ
ヤプスタン26から離間させることにより、テー
プの損傷を防ぐことができるものである。
また、再生操作子21の第1の駆動部212
は、カセツトホルダー28の回動中心から操作軸
211によつて所定の距離を持つて設けられてい
る。このため、カセツト蓋12がわずかに開かれ
ただけでも、第1の駆動部212の第22図中矢
印I方向の移動量が大きくとれるので、確実に再
生操作子21をロツク解除することができ、テー
プの保護を行なうことができる。この点に関し、
この種の従来のテープレコーダにあつても、カセ
ツト蓋の開放動作に連動させて再生操作子をロツ
ク解除するようにしたものがある。しかしなが
ら、このような従来の機構は、再生操作子をカセ
ツトホルダーでなくキヤビネツトに設けるように
し、カセツトホルダーの開放動作に連動するロツ
ク解除部材を介して再生操作子のロツク解除を行
なうようにしているため、ロツク解除のための専
用部材を設けなければならず構成が複雑化し小形
化に反するとともに、実際上カセツト蓋を略全開
位置まで開放しないと再生操作子がロツク解除さ
れないという問題がある。
ところが、第22図に示す構成によれば、再生
操作子21をカセツトホルダー28に設け該カセ
ツトホルダー28の開放動作に連動して再生操作
子21が移動することを利用してロツク解除を行
なうようにしたので、従来のようにロツク解除の
ための別部材が不要で構成が簡易となり小形化に
適するとともに、カセツト蓋12をわずかに開け
ただけでロツク解除が行なわれるため、確実なテ
ープ保護を行なうことができるものである。
そして、上記のように、カセツト蓋の開放動作
に連動して操作子(実施例では再生操作子)をロ
ツク解除するようにしたことが、この考案の特徴
となる部分である。
次に、第23図a,bは、前述したチユーナパ
ツク60を示すもので、第23図aはチユーナパ
ツク60のうちカセツト蓋12と対向する面を示
し、第23図bはメインシヤーシ25と対向する
面を示すものである。すなわち、チユーナパツク
60のカセツト蓋12と対向する面には、カセツ
ト蓋12に形成された長孔121(第1図参照)
を挿通して外部操作可能とされる選局ダイヤル6
01及び上記カセツト蓋12の窓部23を介して
外部から目視可能とされる同調表示部602、バ
ンド表示部603、受信周波数表示部604等が
それぞれ配設されている。また、チユーナパツク
60のメインシヤーシ25と対向する面には、前
記テープカセツト収納部14に装着されたときリ
ール軸17,18を逃げるための凹部605,6
06及び該チユーナパツク60によつて受信、同
調、検波、増幅等された受信信号をテープレコー
ダに供給するための複数の接続端子607等がそ
れぞれ配設されている。
そして、上記チユーナパツク60は、テープカ
セツトと同様に第24図に示すように、カセツト
蓋12を開けて第24図ではみえないカセツトホ
ルダー28に支持されるもので、カセツト蓋12
を閉じることによつてその接続端子607がキヤ
ビネツト11内の接続端子608に接続され、上
記受信信号がキヤビネツト11内の回路部に導入
されるものである。
ここで、第24図に示すように、チユーナパツ
ク60には、カセツト蓋12を開いた状態でその
カセツト蓋12の開口先端となる側部126に対
応する側面にバンド切換スイツチ609が設けら
れている。このため、カセツト蓋12を開けるだ
けでチユーナパツク60をカセツトホルダー28
から取出すことなくバンド切換スイツチ609を
操作することができ、極めて取扱いが容易になる
ものである。
この点に関し、従来のチユーナパツク使用テー
プレコーダでは、チユーナパツクの第23図aに
示す平面部の所定位置にバンド切換スイツチを設
けるようにしているため、チユーナパツクをカセ
ツトホルダーから取出さないと操作することがで
きず操作性が悪いものである。また、バンド切換
スイツチを外部操作可能とするためには、カセツ
ト蓋の対応する位置にバンド切換スイツチ挿通用
の透孔を形成すればよいが、このようにすると、
チユーナパツク使用時には特に問題がないが、テ
ープカセツト使用時には外観が悪くなるという問
題がある。
ところが、第24図に示すように、チユーナパ
ツクのカセツト蓋12の開口先端となる側部12
6に対応する側面にバンド切換スイツチ609を
設けるようにしたので、カセツト蓋12を若干開
けるだけで操作するとができ操作性をよくするこ
とができるとともに外観上も有利となるものであ
る。また、必要に応じてはバンド切換スイツチ6
09と対応するキヤビネツト11の側面111に
切欠部を形成し、バンド切換スイツチ609をカ
セツト蓋12を閉じた状態で外部操作可能とする
ことができる。この場合、切欠部はキヤビネツト
11の側面111に形成されるので従来のものに
比して外観上有利となるものである。さらに、チ
ユーナパツク60の側面に設けられるスイツチと
しては、バンド切換スイツチ609に限らず、他
のラジオ電波の受信に供する任意の操作子(例え
ば選局ダイヤル等)であつてもよいものである。
ここで、第25図及び第26図はそれぞれ上述
したテープレコーダの他の外観形状を示すもので
あり、上述した説明と同一部分に対応する部位に
は同一記号を符して示し、詳細な説明は省略す
る。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
すなわち、上記実施例では再生専用のテープレ
コーダについて説明したが、これは再生専用に限
らず録音、再生を行なうテープレコーダに対して
も、この考案を適用することができることはもち
ろんである。すなわち、ここで言うテープレコー
ダでは録音及び再生の両方ができるものでもよい
し、再生専用のものでもよいということである。
〔考案の効果〕
したがつて、以上詳述したようにこの考案によ
れば、テープ走行状態でカセツト蓋を開放した場
合、簡易な構成で確実にテープを保護することが
でき、小形化を効果的に促進し得る極めて良好な
カセツトテープレコーダ装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはそれぞれこの考案の適用された
テープレコーダを示す正面図及び側面図、第2図
は同テープレコーダのカセツト蓋を示す斜視図、
第3図は同カセツト蓋に対する早送り及び巻戻し
操作子の取付け状態を示す斜視図、第4図は同テ
ープレコーダの機構部、ヘツド部及びカセツトホ
ルダーの外観を示す斜視図、第5図は第4図のカ
セツトホルダーを開いた状態を示す斜視図、第6
図は同テープレコーダ機構部の詳細を示す構成
図、第7図は再生操作子とヘツド部との関係を示
す斜視図、第8図は同再生操作子が操作された状
態を示す斜視図、第9図乃至第12図はそれぞれ
同テープレコーダ機構部の動作説明図、第13図
は停止操作子の詳細を示す斜視図、第14図a,
bはそれぞれストツプスライダの作用を示す動作
説明図、第15図及び第16図はそれぞれリール
キヤツプの羽根の形状及び作用を示す斜視図及び
側面図、第17図a乃至c、第18図及び第19
図a,bはそれぞれ同リールキヤツプの羽根の他
の形状を示す側面図、背面図、斜視図及び側面
図、第20図はテープレコーダ機構部の各歯車の
形状を示す斜視図、第21図は同各歯車の作用を
説明する側面図、第22図はこの考案に係るカセ
ツトテープレコーダ装置の一実施例を示すもので
再生操作子とロツクレバーとの関係を示す斜視
図、第23図a,bはそれぞれチユーナパツクを
示す正面図及び背面図、第24図は同チユーナパ
ツクをカセツトホルダー内に装着した状態を示す
斜視図、第25図及び第26図はそれぞれこの考
案の適用されたテープレコーダの他の外観を示す
正面図である。 11……キヤビネツト、12……カセツト蓋、
13……テープカセツト、14……テープカセツ
ト収納部、15……機構収納部、16……ヘツド
部、17,18……リール軸、19……早送り操
作子、20……巻戻し操作子、21……再生操作
子、22……停止操作子、23……窓部、24…
…支持軸、25……メインシヤーシ、26……キ
ヤプスタン、27……モータ、28……カセツト
ホルダー、29……再生ヘツド、30……ピンチ
ローラ、31……ヘツドシヤーシ、32……再生
駆動部材、33……フライホイール、34……ベ
ルト、35……歯車、36……軸受け部材、37
……ロツク部材、38……リールキヤツプ、39
……スプリング、40乃至43……歯車、44…
…摩擦部材、45……止め具、46……軸受け部
材、47……ロツク部材、48……リールキヤツ
プ、49……スプリング、50……歯車、51…
…取付部材、52……巻戻しレバー、53……歯
車、54……ロツクレバー、55……スイツチレ
バー、56……リーフスイツチ、57……ストツ
プスライダ、58……摩擦レバー、59……検出
レバー、60……チユーナパツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープカセツト収納部に対して一端部が回動自
    在に支持されて開閉動作を行ない得るカセツト蓋
    と、このカセツト蓋に押込み操作自在に支持され
    該カセツト蓋の開閉動作に伴なつて移動されると
    ともに所定位置に係止部を有する操作子と、この
    操作子の係止部に対し前記カセツト蓋と開口され
    る側と反対側から係合して前記操作子を操作位置
    でロツクするロツク部材と、前記操作子の操作に
    連動してテープを所定の走行状態となすテープレ
    コーダ機構部とを具備し、前記カセツト蓋の開放
    動作に連動して前記操作子の操作位置でのロツク
    を解除させるようにしてなることを特徴とするカ
    セツトテープレコーダ装置。
JP3350482U 1982-03-10 1982-03-10 カセットテ−プレコ−ダ装置 Granted JPS58140548U (ja)

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