JPS6224863B2 - - Google Patents

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JPS6224863B2
JPS6224863B2 JP58208589A JP20858983A JPS6224863B2 JP S6224863 B2 JPS6224863 B2 JP S6224863B2 JP 58208589 A JP58208589 A JP 58208589A JP 20858983 A JP20858983 A JP 20858983A JP S6224863 B2 JPS6224863 B2 JP S6224863B2
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JP
Japan
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shaft
reel
tape
lever
gear
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Application number
JP58208589A
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English (en)
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JPS59151351A (ja
Inventor
Seiji Tomita
Satoshi Oooka
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP58208589A priority Critical patent/JPS59151351A/ja
Publication of JPS59151351A publication Critical patent/JPS59151351A/ja
Publication of JPS6224863B2 publication Critical patent/JPS6224863B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/10Manually-operated control; Solenoid-operated control

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は小形化志向のテープレコーダに係
り、特にその操作機構の改良に関する。
近時、テープレコーダにあつては、小形軽量で
携帯に適するとともに、特にヘツドホンを用いた
再生専用で2ウエイステレオタイプのものが普及
しており、ヘツドホンをかけて例えば歩きながら
テープ再生を楽しむことができるようになされて
いる。そして、このようなヘツドホン専用タイプ
の携帯用テープレコーダは、すでに可能な限り小
形化されてきており、現状ではテープカセツトを
収容するカセツトケースと略同等の大きさにまで
なつている。
ところで、テープレコーダをカセツトケースと
略同等の大きさにまで小形化した場合、次に要望
されるのは、テープレコーダを再生、早送り、巻
戻し等の各種動作状態及び停止状態にするための
各操作子の形状及び配置を改善して、より操作性
を向上させ使い勝手をよくするということであ
る。すなわち、従来の小形テープレコーダの操作
子は、その形状がテープレコーダ本体に比例して
小形であるとともに、テープレコーダ機構部との
関係から一ケ所に集中して配置されているもの
で、当然のことながら操作がしにくく誤操作を招
き易いものである。そこで、従来より、テープレ
コーダ自体はカセツトケースと略同等の大きさに
まで小形化する反面、操作子の形状及び配置は使
用者が容易に操作し得るまでに大きくし、かつ例
えば隣りの操作子まで不用意に操作し得ない程度
に間隔を広くゆつたりとして、携帯に便利である
だけでなく、操作性にも優れた小形テープレコー
ダの開発が強く望まれている。
この発明は上記事情に基づいてなされたもの
で、簡易な構成で操作性を向上させ得るととも
に、小形化を効果的に促進し得る極めて良好なテ
ープレコーダの操作機構を提供することを目的と
する。
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。第1図はこの発明の適用さ
れたテープレコーダの外観を示すものである。す
なわち、11は略箱状でテープカセツトを収容す
るカセツトケースと略同等の大きさに構成された
キヤビネツトである。このキヤビネツト11の前
面部は、そのままカセツト蓋12となされ、図中
矢印A,B方向に回動して開閉動作を行なうもの
である。つまり、上記カセツト蓋12は図示しな
いスプリングによつて常時矢印A方向に付勢され
ており、該付勢力に抗して矢印B方向に回動され
たときキヤビネツト11に設けられた図示しない
ロツク部にロツクされ閉状態となされる。そし
て、上記キヤビネツト11の側面に設けられる図
示しないイジエクト操作子を操作することによ
り、上記ロツク部によるロツクが解除され、カセ
ツト蓋12は上記スプリングの付勢力により矢印
A方向に回動され開状態となされる。
ここで、上記キヤビネツト11内には、第2図
に示すように、図中一点鎖線で示すテープカセツ
ト13を収納するテープカセツト収納部14、及
び後従するテープレコーダ機構部、回路部、ヘツ
ド部、電池収納部等が装着される機構収納部15
が設けられている。そして、上記テープカセツト
収納部14内には、テープカセツト13のリール
ハブと嵌合する一対のリール軸16,17(第2
図ではリール軸17のみ図示)が突設されてい
る。
ここにおいて、再び第1図に示すように、上記
カセツト蓋12の略中央部には、テープレコーダ
を再生、早送り、巻戻し、停止の各状態とするた
めの操作部18及び窓部19が設けられている。
このうち、操作部18は、再生、早送り、巻戻し
及び停止の各操作子20乃至23よりなるもの
で、詳細を後述するが、カセツト蓋12に若干の
押圧操作が可能なように取着されている。そし
て、上記再生操作子20は、第2図に示すよう
に、カセツト蓋12のうちテープカセツト13の
平面部と対向せず、かつテープカセツト13のテ
ープ露出面側に設けられている。また、上記早送
り及び巻戻し操作子21,22は、早送り及び巻
戻し時に巻取側となるリール軸16,17上に、
その回転軸161,171を含むように各対応し
て、それぞれ設けられている。さらに、上記停止
操作子23は、上記早送り及び巻戻し操作子2
1,22の間に設けられている。
一方、上記窓部19は、例えば透明アクリル板
等で形成されるもので、上記テープカセツト13
の平面部に形成された周知のテープ透視窓の少な
くとも一部と重なるように配置されている。すな
わち、上記窓部19の第1図中左端部は、リール
軸16,17の一部と重なるようになされてお
り、上記テープ透視窓を介してテープ走行状態が
外部から目視できるようになつている。要する
に、上記操作部18と窓部19との境界が、リー
ル軸16,17上に位置していればよいものであ
る。また、テープ走行状態を外部から目視すると
いう点に関しては、操作部18を透明材料で形成
するようにしてもよいものである。
ここで、上記カセツト蓋12のうち、再生操作
子20と早送り、巻戻し及び停止操作子21乃至
23との間には、上記テープカセツト収納部14
側から外方に向かつて広がるテーパを有して長孔
24が形成されている。この長孔24は、チユー
ナユニツトを用いたラジオ受信時にカセツト蓋1
2を閉じた状態で選局操作を行ない得るようにす
るためのもである。すなわち、このテープレコー
ダは単にテープの再生ができるだけでなく、チユ
ーナユニツトを用いることによりラジオ放送も受
信できるようになつている。これはラジオ電波の
受信,同調,検波及び増幅等を行なうチユーナ回
路部を、テープカセツトの形状と略同じ形状のケ
ーシング内に収納してなるチユーナユニツトを用
い、該チユーナユニツトをテープカセツトに代え
てテープカセツト収納部14に装着することによ
つて行なわれるものである。そして、上記チユー
ナユニツトに設けられた選局ダイヤルを操作して
所望の放送局を選局すると、その受信電波は検波
及び増幅された後、接続端子を介してテープレコ
ーダ内の主増幅回路に導入されてヘツドホンで再
生され、ここにラジオ放送の受信が行なわれるも
のである。このとき、カセツト蓋12を閉じた状
態で、上記選局ダイヤルが長孔24を介して外部
に突出されることになり、カセツト蓋12を開け
ることなく、選局操作を行ない得るものである。
また、第1図中25はテープ―ラジオ切換スイ
ツチであり、上記チユーナユニツトを装着し該テ
ープ―ラジオ切換スイツチ25をラジオ側にする
と、再生、早送り及び巻戻し操作子20乃至22
を操作してもテープ走行用のモータが回転しない
ようになされており、電池電力の節約に供するよ
うになつている。さらに、上記キヤビネツト11
には、その側面に図示しないが音量調整ダイヤ
ル、テープ種類(ノーマル、クローム、メタル
等)の切換スイツチ及びヘツドホンジヤツク等が
それぞれ設けられている。
ここで、上記早送り、巻戻し及び停止操作子2
1乃至23のカセツト蓋12への取付けについて
説明する。すなわち、第3図に示すように、カセ
ツト蓋12の略中央部には、長孔26が形成され
ている。この長孔26の一端部には、一対の軸受
け部261,261(第3図では一方の軸受け部
261のみ図示)が形成されている。そして、上
記カセツト蓋12の長孔26内に、第4図に示す
ような早送り、巻戻し及び停止操作子21乃至2
3が装着されるものである。すなわち、上記早送
り、巻戻し及び停止操作子21乃至23は、それ
ぞれ略長方形状の板体であり、それらの各一端部
にはそれぞれ軸受け部211乃至231が形成さ
れている。そして、各軸受け部211乃至231
に図示しない軸を貫通させ、該軸の両端部を上記
カセツト蓋12の軸受け部261,261に支持
させることにより、各操作子21乃至23が取付
けられるものである。
また、上記早送り及び巻戻し操作子21,22
は、第5図に示すようにカセツト蓋12を開状態
とした場合、図中矢印方向に回動してたれ下がら
ないように、例えば軸受け部211,221が形
成されている側と反対側の端部が、カセツト蓋1
2の長孔26の一端部に形成された図示しない係
止部に係止されるようになされている。さらに、
上記早送り及び巻戻し操作子21,22のテープ
カセツト収納部14と対向する面には、一対のリ
ール軸16,17の各先端部と対向する部分に突
部212,222がそれぞれ形成されている。そ
して、カセツト蓋12を閉じると上記突部21
2,222がリール軸16,17の先端部に当接
して、両操作子21,22は若干外方に押し戻さ
れるようになる。このため、早送り及び巻戻し操
作子21,22を押圧操作した場合、リール軸1
6,17が軸心方向に押圧されるようになり、こ
れによつてテープの早送り及び巻戻しが行なわれ
るものである。
さらに、再び第4図に示すように、早送り及び
巻戻し操作子21,22の互いに対向する側部に
は、突出片213,223が形成されている。そ
して、上記停止操作子23の両側部には、上記突
出片213,223と図中上方から係合する凹部
232,232(第4図では一方の凹部232の
み図示)が形成されている。このため、停止操作
子23を押圧操作すると、早送り及び巻戻し操作
子21,22が共に押操作されることになるが、
このときの操作ストロークは早送り及び巻戻し操
作子21,22を単独で操作したときのストロー
クよりも短くなるように、後述するストツプスラ
イダで規制されている。
次に、前記再生操作子20の取付けについて説
明する。まず、第6図は記テープレコーダ機構部
の構成を示すもので、メインシヤーシ27の図中
下部に二点鎖線で示すように再生操作子20が設
けられるものである。そして、このメインシヤー
シ27のうち再生操作子20の図中右側には、ヘ
ツドシヤーシ28が設けられている。このヘツド
シヤーシ28は、その図中右端部に嵌装された回
動軸29が、メインシヤーシ27に支持されるこ
とにより、図中矢印C,D方向に回動自在に支持
されている。また、上記ヘツドシヤーシ28の図
中左端部には、再生ヘツド30が取着されてい
る。さらに、上記回動軸29には、ピンチレバー
31の一端部が回動自在に支持されている。この
ピンチレバー31の他端面には、ピンチローラ3
2が回転自在に支持されている。
ここで、上記ヘツドシヤーシ28は、第7図に
示すように、一端部が該ヘツドシヤーシ28の一
側部に係着され、他端部が上記回動軸29を巻回
して上記メインシヤーシ27に突設された図示し
ない突部に係着されるトーシヨンスプリング33
によつて、回動軸29を中心に図中矢印D方向に
回動付勢されている。また、上記ピンチレバー3
1は、ヘツドシヤーシ28の一側部に形成された
突出片281と該ピンチレバー31の他端部との
間に、コイル状のスプリング34が係着されるこ
とにより、回動軸29を中心として図中矢印C方
向に回動付勢されている。このピンチレバー31
の矢印C方向の回動は、該ピンチレバー31の他
端部が上記ヘツドシヤーシ28の突出片281と
当接する位置までとなされている。
また、上記ヘツドシヤーシ28には、その再生
ヘツド30の後端部に対応する位置に、突出片2
82が形成されている。この突出片282は側面
略L字状に形成された再生駆動部材35の一端部
に当接されている。ここで、上記再生駆動部材3
5は、第8図に示すように、メインシヤーシ27
の図中下部において、前記機構収納部15に形成
された軸36が、該再生駆動部材35の角部を貫
通することによつて、回動自在に支持されてい
る。そして、上記再生駆動部材35は、その一端
部が上記機構収納部15の図示しない側壁に当接
することによつて、その図中時計方向の回動に対
しては、第8図に示す位置までに規制されてい
る。このため、上記トーシヨンスプリング33に
よつて第7図矢印D方向に付勢されたヘツドシヤ
ーシ28の回動も、第8図に示す位置までとなさ
れている。
一方、前記再生操作子20の第8図中下部に
は、操作軸37の一端部が嵌着されている。この
操作軸37の多端部は、図中下方に延出され、前
記キヤビネツト11内に形成された略円筒形状の
軸受け部38を挿通しており、該操作軸37は図
中上下方向にスライド可能に支持されている。ま
た、上記操作軸37の軸受け部38を挿通した図
中下端部には、略円錐形状の第1の駆動部39の
底面が取着されている。この第1の駆動部39の
頂部は上記操作軸37よりも径小な軸40を介し
て略円錐形状の第2の駆動部41の頂部に連結さ
れている。そして、この第2の駆動部41の底面
は、前記再生駆動部材35の他端部に対向してい
る。
ここで、上記操作軸37、第1の駆動部39,
軸40及び第2の駆動部41は、メインシヤーシ
27に形成された透孔271を挿通して第8図中
上下方向スライド自在となされている。また、上
記再生操作子20の図中下端部と、軸受け部38
の図中上部に形成された段部381との間には、
コイル状のスプリング42が介在されており、再
生操作子20は図中上方に付勢されているが、こ
の再生操作子20の図中上方への移動は、第1の
駆動部39の底面が軸受け部38の図中下端部に
当接するまでとなされている。ここで、上記操作
軸37、第1の駆動部39、軸40及び第2の駆
動部41は、例えば合成樹脂材料をモールド成型
して一体的に形成するようにしてもよい。この場
合、操作軸37は軸受け部38の図中下方から挿
通させて、再生操作子20と連結するようにすれ
ばよい。
そして、今、第8図に示す状態から再生操作子
20をスプリング42の付勢力に抗して図中下方
に押圧操作したとする。すると、第9図に示すよ
うに、第2の駆動部41の底面が再生駆動部材3
5の他端部を押圧し、該再生駆動部材35が第9
図中反時計方向に回動される。このため、再生駆
動部材35の一端部がヘツドシヤーシ28の突出
片282を押圧し、該ヘツドシヤーシ28がトー
シヨンスプリング33の付勢力に抗して、第7図
中矢印C方向に回動される。このとき、再生ヘツ
ド30がテープカセツトの図示しないテープに接
触されるとともに、ピンチローラー32が上記テ
ープを介して後述するキヤプスタンに圧接される
ものである。ここで、ピンチローラ32は、それ
がキヤプスタンに圧接された際、スプリング34
の付勢力に抗してピンチレバー31が回動軸29
を中心として第7図中矢印D方向に押し戻される
ように位置関係が設定されているので、結局スプ
リング34の付勢力によつてキヤプスタンに圧接
されるようになるものである。また、再生操作子
20は第9図に示す押圧操作位置でロツクされる
ものであるが、そのロツク機構については後述す
る。
ここにおいて、前記テープレコーダ機構部の構
成について説明する。すなわち、再び第6図に示
すように、メインシヤーシ27の図中右上部に
は、テープ走行用のモータ43が取付けられてい
る。このモータ43の回転軸431には径小なプ
ーリ432が嵌着されている。また、上記メイン
シヤーシ27の図中右下部には、フライホイール
44が回転自在に支持されており、このフライホ
イール44とプーリ432とは、ベルト45を介
して回転力伝達可能に連結されている。そして、
上記フライホイール44の回転軸が、前記キヤプ
スタン46となされている。また、上記フライホ
イール44には、第10図に示すように、径小な
歯車47が同軸的に設けられている。
一方、上記メインシヤーシ27の略中央部に
は、前記一対のリール軸16,17がそれぞれ回
転自在に支持されている。このうち、早送り時に
巻取り側となるリール軸16は、第10図に示す
ようにしてメインシヤーシ27に支持されてい
る。すなわち、メインシヤーシ27にはリール軸
16が取付けられる部分に透孔272が形成され
ている。この透孔272内には、略円筒形状で図
中下部に該透孔272よりも径大な鍔部481を
有する軸受け部材48が挿通され、透孔272の
周緑部と鍔部481の周縁部とがねじ49,49
によつて固着されている。そして、この軸受け部
材48内に回転軸161が回転自在に挿通されて
いる。
ここで、上記軸受け部材48よりも図中上方に
突出した回転軸161の部分は、略有底筒状に形
成されたロツク部材50の底部に形成された透孔
501を挿通した後、リールキヤツプ51に嵌着
されている。そして、リールキヤツプ51は回転
軸161と一体的に回転されるものであるが、ロ
ツク部材50は回転軸161と無関係になされて
いる。また、上記軸受け部材48の図中上端部と
ロツク部材50の底部との間には、コイル状のス
プリング52が介在されており、ロツク部材50
及びリールキヤツプ51を介して回転軸161は
図中上方に付勢されている。さらに、上記ロツク
部材50の図中下端部には、図中下方から上方に
広がるテーパ部502を有した鍔状の係止部50
3が形成されている。この係止部503は上記メ
インシヤーシ27の透孔272よりも径小に形成
されている。
また、上記軸受け部材48よりも図中下方に突
出した回転軸161の部分は、段部162を介し
て若干径が小さくなされており、その径小の部分
に径小な歯車53及び径大な歯車54がそれぞれ
嵌合されている。これら歯車53,54は、回転
軸161とともに一体的に回転するもので、この
うち歯車53は回転軸161に固着されるが、歯
車54は回転軸161の軸心方向にスライド自在
に設けられている。また、歯車54は、回転軸1
61の図中下端部に取着されたワツシヤ55と歯
車54との間にコイル状のスプリング56が介在
されることにより、図中上方に付勢されるが、該
歯車54の図中上方の移動は、歯車54が歯車5
3に当接するまでとなされている。
ここで、上記メインシヤーシ27のうち、リー
ル軸16とフライホイール44との略中央部に
は、軸57が植設されている。この軸57には、
第10図中上方から径大な歯車58及び径小な歯
車59がそれぞれ回転自在に支持されている。そ
して、上記歯車58と59との間には、略リング
状の摩擦部材60が介在されている。また、上記
軸57の図中下部には、略円筒形状で図中下端部
に鍔部611を有する止め具61が嵌着されてお
り、該止め具61の鍔部611上に設けられたコ
イル状のスプリング62によつて、歯車59は摩
擦部材60を介して歯車58を押圧している。こ
のため、歯車58と59とは連動関係になされて
いる。そして、上記歯車58はフライホール44
の歯車47に噛合されており、歯車59はリール
軸16の歯車54に噛合されている。このとき、
歯車58はリール軸16の歯車53と噛合される
位置にあるが、第10図から明らかなように歯車
58と53とは図中上下にずれているため噛合さ
れていない。
一方、前記一対のリール軸16,17のうち、
巻戻し時に巻取り側となるリール軸17は、第1
1図に示すようにして、メインシヤーシ27に支
持されている。すなわち、メインシヤーシ27に
はリール軸17が取付けられる部分に透孔273
が形成されている。この透孔273内には略円筒
形状で図中下部に該透孔273の周縁部まで達す
る取付部621を有する軸受け部材62が挿通さ
れ、透孔273の周縁部と取付部621とが図示
しないねじ等によつて固着されている。そして、
この軸受け部材62内に回転軸171が回転自在
に挿通されている。
ここで、上記軸受け部材62よりも図中上方に
突出した回転軸171の部分は、略有底筒状に形
成されたロツク部材63の底部に形成された透孔
631を挿通した後、リールキヤツプ64に嵌着
されている。そして、リールキヤツプ64は回転
軸171と一体的に回転されるものであるが、ロ
ツク部材63は回転軸171と無関係になされて
いる。また、上記軸受け部材62の図中上端部と
ロツク部材63の底部との間には、コイル状のス
プリング65が介在されており、ロツク部材63
及びリールキヤツプ64を介して回転軸171は
図中上方に付勢されている。さらに、上記ロツク
部材63の図中下端部には、図中下方から上方に
広がるテーパ部632を有した鍔状の係止部63
3が形成されている。この係止部633は上記メ
インシヤーシ27の透孔273よりも径小に形成
されている。
また、上記軸受け部材62よりも図中下方に突
出した回転軸171の部分には、径小な歯車66
が嵌着されている。この歯車66は回転軸171
とともに一体的に回転するものである。
ここで、上記メインシヤーシ27のうち、リー
ル軸17と前記軸57との略中央部には、軸67
が植設されている。この軸67には、略円筒形状
の取付部材68が回転自在かつ該軸67の軸心方
向つまり図中上下方向にスライド自在に挿通され
ている。そして、上記取付部材68には、巻戻し
レバー69及び歯車70が嵌着されている。ま
た、上記取付部材68の図中下端部と上記軸67
の図中下部に取着されたワツシヤ71との間に、
コイル状のスプリング72が介在されることによ
り、取付部材68は図中上方に付勢されており、
この状態で上記歯車70がリール軸17の歯車6
6に噛合されている。このとき、歯車70は前記
歯車58と噛合される位置にあるが、第11図か
ら明らかなように歯車70と58とは図中上下に
ずれているため噛合されていない。
また、上記巻戻しレバー69は板状体であり、
その一端部には上記歯車70,66の噛合部と、
リール軸17のロツク部63の図中下端部との間
に、メインシヤーシ27の透孔273を挿通して
介在される連結部691が形成されている。さら
に、上記巻戻しレバー69の他端部は前記リール
軸16側にまで延設されており、その延出方向先
端部には、リール軸16の歯車54の平面部と図
中上方から係合する係合部692が形成されてい
る。
ここで、再び第6図に示すように、メインシヤ
ーシ27の略中央部には、回動軸73が植設され
ている。この回動軸73には、ロツクレバー74
及びスイツチレバー75がそれぞれ回動自在に支
持されている。すなわち、上記ロツクレバー74
は第8図、第10図及び第11図に示すように、
前記再生操作子20の第1の駆動部39のテーパ
部391、前記リール軸16のロツク部材50の
テーパ部502及び前記リール軸17のロツク部
材63のテーパ部632に、それぞれ係合し得る
第1乃至第3の係合部741乃至743が、上記
回動軸73を中心として3方向へ広がるように形
成されてなるものである。また、上記スイツチレ
バー75は上記ロツクレバー74と略同じ形状
で、該ロツクレバー74に重ねて設けられてお
り、上記再生操作子20、リール軸16,17の
各テーパ部391,502,632にそれぞれ係
合し得る第1乃至第3の係合部751乃至753
が、上記回動軸73を中心として3方向へ広がる
ように形成されてなるものである。さらに、上記
スイツチレバー75の第3の係合部753の先端
部には、前記モータ43に電力を供給するための
リーフスイツチ76と係合する第4の係合部75
4が形成されている。そして、上記スイツチレバ
ー76が第6図中反時計方向に回動されたとき、
その第4の係合部754に押圧されてリーフスイ
ツチ76がオンされ、モータ43が回転駆動され
るものである。また、上記スイツチレバー75の
第3の係合部753の一側部には、突出係合片7
55が形成されている。そして、この突出係合片
755とメインシヤーシ27に所定位置とにコイ
ル状のスプリング77が係着されることにより、
スイツチレバー75は第6図中時計方向に回動付
勢されている。このため、スイツチレバー75の
第1乃至第3の係合部751乃至753は、各テ
ーパ部391,502,632に押圧されてい
る。
一方、上記ロツクレバー74の第3の係合部7
43の一側部にも突出係合片744が形成されて
いる。また、メインシヤーシ27には、リール軸
16,17の近傍に、それぞれ軸78,79が植
設されている。これら軸78,79は、両リール
軸16,17間に第6図中横長に設けられたスト
ツプスライダ80の両端部に形成された長孔80
1,802に嵌合されている。このため、ストツ
プスライダ80は第6図中左右方向にスライド自
在になされている。そして、上記ストツプスライ
ダ80の一側部には、突出係合片803が形成さ
れ、この突出係合片803と上記ロツクレバー7
4の突出係合片744との間に、コイル状のスプ
リング81が係着されている。このため、上記ロ
ツクレバー74は第6図中時計方向に回動付勢さ
れ、その第1乃至第3の係合部741乃至743
が前記各テーパ部391,502,632に押圧
されている。また、上記ストツプスライダ80は
第6図中左方向に付勢されることになるが、この
ストツプスライダ80の図中左方向の移動は、長
孔802の図中右端部が軸79と当接する位置ま
でとなされる。この位置で、ストツプスライダ8
0の一端部に形成された突片804は、リール軸
17のロツク部材63のテーパ部632の近傍に
位置している。また、ストツプスライダ80の他
端部には、突片805が形成されており、この突
片805はリール軸16のロツク部材50のテー
パ部502と対向している。
上記のような構成において、今、テープ再生を
なさんとして、前記再生操作子20を操作したと
する。すると、先に第8図及び第9図で説明した
ようにヘツドシヤーシ28が移動され、再生ヘツ
ド30がテープに接触されるとともに、ピンチロ
ーラ32がテープを介してキヤプスタン46に圧
接される。このとき、再生操作子20が第8図中
下方に押圧操作されることにより、その第1の駆
動部39のテーパ部391によつて、ロツクレバ
ー74及びスイツチレバー75の第1の係合部7
41,751が押圧される。このため、ロツクレ
バー74及びスイツチレバー75は、スプリング
81,77の付勢力に抗して第6図中反時計方向
に回動される。そして、再生操作子20を第9図
に示す位置まで押圧操作すると、ロツクレバー7
4の第1の係合部741が第1の駆動部39の底
面部に対向するようになる。このため、ロツクレ
バー74はスプリング81の付勢力により第6図
中時計方向に回動され、その第1の係合部741
は第1の駆動部39の底面部に係合し、再生操作
子20が操作位置でロツクされるものである。こ
のとき、スイツチレバー75は第9図に示すよう
に、その第1の係合部751が第1の駆動部39
によつて押圧されたままとなされる。このためス
イツチレバー75の第4の係合部754がリーフ
スイツチ76をオンし、モータ43が第6図中反
時計方向に回転駆動される。
そして、フライホイール44が同方向に回転さ
れ、その回転力が歯車47,58、摩擦部材6
0、歯車59,54及び回転軸161を介してリ
ールキヤツプ51に伝達され、リールキヤツプ5
1が第6図中反時計方向に回転され、ここにテー
プ再生走行が行なわれるものである。
次に、テープ早送りをなさんとして、第12図
に示すように、前記早送り操作子21を押圧操作
したとする。すると、リール軸16のリールキヤ
ツプ51が図中下方に押圧され、これに伴つてロ
ツク部材50がスプリング52の付勢力に抗して
図中下方にスライドされる。このロツク部材50
の図中下方への移動は、その図中下端部が軸受け
部材48の鍔部481と当接するまでとなされ
る。そして、この状態では、ロツク部材50のテ
ーパ部502によつて、スイツチレバー75の第
2の係合部752が押圧され、該スロツチレバー
75が第6図中反時計方向に回動されるととも
に、ロツクレバー74の第2の係合部742がロ
ツク部材50の鍔部503に係合される。このた
め、前記リーフスイツチ76がオンされるととも
に、リール軸16は押圧操作された位置でロツク
されている。このとき、リール軸16が押圧操作
されるのに伴つて、回転軸161も図中下方に下
がり、該回転軸161に嵌着された歯車53,5
4も同方向に移動される。このため、歯車54は
歯車59から離脱し、歯車53が歯車58と噛合
するようになる。したがつて、フライホイール4
4の第6図中反時計方向の回転力は、歯車47,
58,53及び回転軸161を介してリールキヤ
ツプ51に伝達され、リールキヤツプ51が第6
図中反時計方向に高速回転され、ここにテープ早
送り走行が行なわれるものである。
また、テープ巻戻しをなさんとして、前記巻戻
し操作子22を押圧操作したとする。すると、第
13図に示すように、リール軸17のリールキヤ
ツプ64が図中下方に押圧され、これに伴つてロ
ツク部材63がスプリング65の付勢力に抗して
図中下方にスライドされる。このロツク部材63
の図中下方への移動は、その図中下端部が軸受け
部材62の取付部621と当接するまでとなされ
る。そして、この状態ではロツク部材63のテー
パ部632によつて、スイツチレバー75の第3
の係合部753が押圧され、該スイツチレバー7
5が第6図中反時計方向に回動されるとともに、
ロツクレバー74の第3の係合部743がロツク
部材63の鍔部633に係合される。このため、
前記リーフスイツチ76がオンされるとともに、
リール軸17は押圧操作された位置でロツクされ
ている。このとき、ロツク部材63の図中下端部
が、巻戻しレバー69の連結部691を図中下方
に押圧するため、巻戻しレバー69全体が図中下
方にスライドされる。このため、歯車66と70
とは噛合されたまま図中下方にスライドされ、こ
のとき歯車70は歯車58と噛合される。また、
巻戻しレバー69の係合部692によつて、歯車
54がスプリング56の付勢力に抗して図中下方
にスライドされるので、歯車54は歯車59から
離脱される。このため、フライホイール44の第
6図中反時計方向の回転力は、歯車47,58,
70,66及び回転軸171を介してリールキヤ
ツプ64に伝達され、リールキヤツプ64が第6
図中時計方向に高速回転され、ここにテープ巻戻
し走行が行なわれるものである。
次に、上記再生、早送り及び巻戻し状態で、停
止操作子23を操作した場合について説明する。
すなわち、再生、早送り及び巻戻し状態では、上
述したように第1の駆動部39、ロツク部材5
0,63のいずれかが、ロツクレバー74の対応
する第1乃至第3の係合部741乃至743によ
つてロツクされている。そして、上記停止操作子
23を操作することは、先に述べたように早送り
及び巻戻し操作子21,22を共に操作すること
である。ここで、上記早送り及び巻戻し操作子2
1,22を共に操作した場合、両リール軸16,
17が例えば第11図中下方へスライドされる。
このため、テープレコーダが上記3種類の動作状
態のうちのいずれの動作状態であつても、リール
軸16,17の各ロツク部材50,63のテーパ
部502,632のいずれか一方または両方によ
つて、ロツクレバー74の第2または第3の係合
部742,743が押圧され、ロツクレバー74
が第6図中反時計方向に回動されるので、結局ロ
ツクが解除され停止状態となるものである。
ここで、上記のように両リール軸16,17が
押圧操作されたとき、前記ストツプスライダ80
はその突片804がリール軸17のロツク部材6
3のテーパ部632によつて押圧されるので、第
6図中右方向にスライドされる。このとき、リー
ル軸16も押圧されているので、そのロツク部材
50テーパ部502(径大な部分)に、ストツプ
スライダ80の突片805が当接する。すなわ
ち、両リール軸16,17のテーパ部502,6
32の径大な部分間にストツプスライダ80がは
さまれるようになる。このため、両リール軸1
6,17は、これらを単独で操作したときよりも
深い位置まで操作されないように規制される。そ
して、この両リール軸16,17の規制される位
置とは、取りも直さず両ロツク部材50,63が
ロツクレバー74の第2及び第3の係合部74
2,743に共にロツクされてしまわない程度の
浅い位置である。このため、停止操作子23を操
作しても両リール軸16,17は操作位置でロツ
クされないようになされている。このことを換言
すれば、停止操作子23の操作ストロークは、早
送り及び巻戻し操作子21,22を単独で操作し
たストロークよりも短いということである。
ここにおいて、この実施例で説明するテープレ
コーダには、再生時にテープが終端に到達する
と、自動的に停止状態となす自動停止機構が装備
されている。すなわち、第6図及び第10図を参
照して説明すると、歯車59の第10図中下部に
は、摩擦レバー82の一端部が周知の摩擦機構を
介して設けられている。この摩擦レバー82は上
記歯車59が回転されると、その回転方向へ付勢
されるものである。そして、上記摩擦レバー82
の他端部には、長孔821が形成されており、該
長孔821内に検出レバー83の一端部に突設さ
れたピン831が遊嵌されている。この検出レバ
ー83は、その略中央部でメインシヤーシ27に
突設された軸84によつて回動自在に支持されて
いる。また、上記検出レバー83の他端部のう
ち、一方の側部は、歯車58に設けられたカム部
85の側面に当接される。さらに、上記検出レバ
ー83の他端部には、2つのピン832,833
が突設されている。このうち、ピン832は前記
ロツクレバー74の第2の係合部742と対向し
ており、他方のピン833は歯車58の平面部に
形成された彎曲状の作動壁581と係合可能とな
されている。
そして、前記したテープ再生状態では、フライ
ホイール44及び歯車47が第6図中反時計方向
に回転され、これによつて歯車58,59が第6
図中時計方向に回転されている。このため、歯車
59の回転力により、摩擦レバー82は第6図中
時計方向に付勢され、検出レバー83も軸84を
中心として同図中時計方向に付勢される。このと
き、検出レバー83はその他端部がカム部85に
摺接しているため、結局軸84を中心に揺動運動
を行なつており、安定な再生状態が継続される。
このような再生状態でテープが終端に到達する
と、リール軸16の回転が停止され、これによつ
て、歯車54,59の回転が停止される。このと
き、歯車58と59との間にはすべりが生じてい
る。そして、歯車59の回転停止によつて摩擦レ
バー82及び検出レバー83には、付勢力が付与
されなくなる。一方、歯車58の回転は続けられ
るので、カム部85も回転しており、検出レバー
83はカム部85の最大径の長さだけ軸84を中
心に第6図中反時計方向に回動され、その位置で
停止される。すると、歯車58の回転により、そ
の作動壁581の外側部分が検出レバー83のピ
ン833に当接し、該作動壁581の彎曲形状に
沿つてピン833ひいては検出レバー83を上記
停止位置よりもさらに第6図中反時方向に回動さ
せる。このとき、検出レバー83のピン832が
ロツクレバー74の第2の係合部742に当接
し、該ロツクレバー74を第6図中反時計方向に
回動させる。このため、再生操作子20の操作位
置でのロツクが解除され、ここに自動停止が行な
われるものである。
第14図はテープカセツト13の一方のキヤプ
スタン挿通孔131を利用してポーズ操作部材8
6を取付けるようにした状態を示すものである。
すなわち、テープカセツト収納部14にテープカ
セツト13を装着した場合、一方のキヤプスタン
挿通孔(図示せず)にはキヤプスタン46が挿通
され、他方のキヤプスタン挿通孔131にポーズ
操作部材86が挿通される。このポーズ操作部材
86はメインシヤーシ27に対して図中上下方向
にスライド自在に支持されており、メインシヤー
シ27の図中下部で周知のプツシユープツシユ機
構に連結されるとともに、リーフスイツチ87と
係合されている。
また、カセツト蓋12には、前記早送り、巻戻
し及び停止操作子21乃至23等と同様にポーズ
操作子88が設けられている。そして、このポー
ズ操作子88を一度押圧操作すると、ポーズ操作
部材86が図中下方に押し下げられ、その位置で
ロツクされる。このとき、リーフスイツチ87が
オフレ・モータ43への電力供給が停止され、テ
ープ走行が停止される。この状態で、再びポーズ
操作子88を押圧操作すると、ポーズ操作部材の
ロツクが解除され、リーフスイツチ87が元のオ
ン状態に戻り、テープ走行が再開されるものであ
る。
したがつて、上記実施例のような構成によれ
ば、まず、カセツト蓋12自体に各種操作子を設
けるようにしたので、操作子の形状を大きくかつ
広くゆつたりと配置することができ、操作性を極
めて良くすることができ、テープレコーダの小形
化を防げることもない。ここで、上記各操作子は
カセツト蓋12と一体的にモールド成型して設け
るようにしてもよい。この場合、例えばカセツト
蓋12の操作子となる部分を肉薄として弾性を持
たせ、若干の押圧操作を可能とするようにすれば
有効である。
また、カセツト蓋12に、操作部18と透視部
19との境界がリール軸16,17上に跨がるよ
うに設けたので、テープ走行状態及びテープ残量
等を容易に外部から目視することができるもので
ある。
さらに、リール軸16,17を軸方向に操作す
ると操作部材として利用しているので、構成が無
駄なく有機的で、確実な操作を行なうことができ
る。さらに、早送り及び巻戻し時に巻取り側とな
るリール軸16,17を、早送り及び巻戻し操作
に供するようにしたので、誤操作を防止し、なお
一層の操作性の向上を図り得るものである。
その上、リール軸16,17としては、回転に
供するリールキヤツプ51,64と、ロツク及び
リーフスイツチ76のオン、オフに供するロツク
部材50,63とを、同軸的にかつ別体に設けた
ので、テープレコーダ機構部側からのスプリング
付勢力等不要な側圧がリールキヤツプ51,64
に加わらず、テープの安定な走行を防げることが
ないものである。また、リール軸16,17の操
作時に、そのロツク部材50,63の作用によ
り、ロツクレバー74とスイツチレバー75とを
共に移動させるようにしたので、極めて構成が有
機的で簡易となり、小型軽量化を促進させ得るも
のである。
そして、上記のように、リール軸16,17の
操作時に、そのロツク部材50,63の作用でロ
ツクレバー74とスイツチレバー75とを共に移
動させるようにしたことが、この発明の特徴とな
る部分である。
ここで、リール軸16,17を操作位置でロツ
クするとともにリーフスイツチ6をオンさせる手
段としては、第15図に示すようにして行なうこ
ともできる。すなわち、この場合リール軸16に
ついて説明すると、リール軸16はその回転軸1
61がメインシヤーシ27に取着された軸受け部
材89によつて、図中上下方向にスライド自在か
つ回転自在に支持されている。そして、この回転
軸161の図中下部にはロツク部材90の一端部
が係合されている。このロツク部材90の他端部
は回動自在に支持されており、トーシヨンスプリ
ング91によつて図中反時計方向に付勢されてい
る。また、ロツク部材90の一端部には図示の如
くテーパ部901が形成されている。
そして、リール軸16が図中下方に押圧操作さ
れると、これに連動してロツク部材90が図中時
計方向に回動され、このとき、ロツクレバー74
及びスイツチレバー75がテーパ部901によつ
て押圧され回動されるようになるものである。ま
た、ロツク時にはロツクレバー74がロツク部材
90の図中上端部に係合され、リール軸16が操
作位置でロツクされるものである。
なお、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
すなわち、上記実施例では再生専用のテープレ
コーダについて説明したが、これは再生専用に限
らず録音、再生を行なうテープレコーダに対して
も、この発明を適用することができることはもち
ろんである。すなわち、ここで言うテープレコー
ダとは録音及び再生の両方できるものでもよい
し、再生専用のものでもよいということである。
したがつて、以上詳述したようにこの発明によ
れば、簡易な構成で操作性を向上させ得るととも
に、小形化を効果的に促進し得る極めて良好なテ
ープレコーダの操作機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれこの発明に係るテ
ープレコーダの操作機構の一実施例を示す外観図
及び側断面図、第3図乃至第5図はそれぞれカセ
ツト蓋に操作子を取付ける状態を説明するための
斜視図、分解斜視図及び側断面図、第6図はテー
プレコーダ機構部を示す平面図、第7図乃至第9
図はそれぞれ再生操作子とヘツド部分とを説明す
るための斜視図及び側断面図、第10図及び第1
1図はそれぞれ上記テープレコーダ機構部を示す
側断面図、第12図及び第13図はそれぞれ同テ
ープレコーダ機構部の動作説明図、第14図はポ
ーズ操作機構の説明図、第15図はリール軸部分
の変形例を示す側断面図である。 11…キヤビネツト、12…カセツト蓋、13
…テープカセト、14…テープカセツト収納部、
15…機構収納部、16,17…リール軸、18
…操作部、19…窓部、20…再生操作子、21
…早送り操作子、22…巻戻し操作子、23…停
止操作子、24…長孔、25…テープ―ラジオ切
換スイツチ、26…長孔、27…メインシヤー
シ、28…ヘツドシヤーシ、29…回動軸、30
…再生ヘツド、31…ピンチレバー、32…ピン
チローラ、33…トーシヨンスプリング、34…
スプリング、35…再生駆動部材、36…軸、3
7…操作軸、38…軸受け部、39…第1の駆動
部、40…軸、41…第2の駆動部、42…スプ
リング、43…モータ、44…フライホイール、
45…ベルト、46…キヤプスタン、47…歯
車、48…軸受け部材、49…ねじ、50…ロツ
ク部材、51…リールキヤツプ、52…スプリン
グ、53,54…歯車、55…ワツシヤ、56…
スプリング、57…軸、58,59…歯車、60
…摩擦部材、61…止め具、62…軸受け部材、
63…ロツク部材、64…リールキヤツプ、65
…スプリング、66…歯車、67…軸、68…取
付部材、69…巻戻しーレバー、70…歯車、7
1…ワツシヤ、72…スプリング、73…回動
軸、74…ロツクレバー、75…スイツチレバ
ー、76…リーフスイツチ、77…スプリング、
78,79…軸、80…ストツプスライダ、81
…スプリング、82…摩擦レバー、83…検出レ
バー84…軸、85…カム部、86…ポーズ操作
部材、87…リーフスイツチ、88…ポーズ操作
子、89…軸受け部材、90…ロツク部材、91
…トーシヨンスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸心方向にスライド操作可能に設けられ操作
    状態でテープレコーダ機構部を所定の動作状態ま
    たは停止状態となすリール軸を有し、このリール
    軸に連動し傾斜部及び係止部よりなるロツク部材
    を備え、前記リール軸の操作状態で前記ロツク部
    材の係止部に係合され前記リール軸を操作位置で
    ロツクするロツク機構と、前記リール軸の操作状
    態で前記ロツク部材の傾斜部に係合してスライド
    されテープレコーダ回路部の切換えに供するスイ
    ツチをオン、オフ制御し得るスライド部材とを具
    備してなることを特徴とするテープレコーダの操
    作機構。
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