JPS5827279Y2 - 洋弓用弦 - Google Patents
洋弓用弦Info
- Publication number
- JPS5827279Y2 JPS5827279Y2 JP1975120787U JP12078775U JPS5827279Y2 JP S5827279 Y2 JPS5827279 Y2 JP S5827279Y2 JP 1975120787 U JP1975120787 U JP 1975120787U JP 12078775 U JP12078775 U JP 12078775U JP S5827279 Y2 JPS5827279 Y2 JP S5827279Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- serving
- string
- western
- bow
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/18—Grommets
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、アラミド・ファイバー（ＡＲＡＭＩ］）Ｆ
ＩＢＥＲ：商品名）と称される有機合成繊維を採用した
洋弓用弦に関し、伸長度、引張り強度及び耐久性にすぐ
れた洋弓用弦を提供することを目的としたものである。
ＩＢＥＲ：商品名）と称される有機合成繊維を採用した
洋弓用弦に関し、伸長度、引張り強度及び耐久性にすぐ
れた洋弓用弦を提供することを目的としたものである。
最近、アラミド・ファイバーと称されるポリバラベンゾ
アミド系繊維が注目されている。
アミド系繊維が注目されている。
この種の有機合成繊維は、従来の洋弓用弦として用いら
れるポリエステル・ファイバー（例えば商品名：ダクロ
ンあるいはテトロンと称されている有機合成繊維）と比
較して伸長度、引張り強度等にすぐれた繊維特性を有す
る反面、圧縮強度が低いためアラミド・ファイバーから
なる所要本数のストランドを、従来のポリエステル・フ
ァイバー製の洋弓用弦のように、例えば輪状（すなわち
エンドシス状）に数回巻き束ねてサーピングすることに
より両端部にループ部が形成された弦を作ると、弓本体
のアッパーリム及びロアーリムの各々のチップ部に掛止
めされる両ループ部や、矢を番える中央部のサービング
部分のような圧縮力あるいは屈曲力の作用する個所がポ
リエステル・ファイバー製のものよりも必然的に強度が
弱くなるために圧縮破断によって弦が切れ易く、従来品
と比較して耐久性及び弦の寿命が約１０〜２０倍も劣る
といった致命的な欠点を生じる。
れるポリエステル・ファイバー（例えば商品名：ダクロ
ンあるいはテトロンと称されている有機合成繊維）と比
較して伸長度、引張り強度等にすぐれた繊維特性を有す
る反面、圧縮強度が低いためアラミド・ファイバーから
なる所要本数のストランドを、従来のポリエステル・フ
ァイバー製の洋弓用弦のように、例えば輪状（すなわち
エンドシス状）に数回巻き束ねてサーピングすることに
より両端部にループ部が形成された弦を作ると、弓本体
のアッパーリム及びロアーリムの各々のチップ部に掛止
めされる両ループ部や、矢を番える中央部のサービング
部分のような圧縮力あるいは屈曲力の作用する個所がポ
リエステル・ファイバー製のものよりも必然的に強度が
弱くなるために圧縮破断によって弦が切れ易く、従来品
と比較して耐久性及び弦の寿命が約１０〜２０倍も劣る
といった致命的な欠点を生じる。
そこで、この考案は、アラミド・ファイバーといったポ
リバラベンゾアミドから成る特定な有機合成繊維を洋弓
円弦材料として採用するに際して、応力集中が発生し易
いサービング部に常温で柔軟性を呈するゴム系合成樹脂
等の合成樹脂液を含浸、硬化させて、応力集中の分散化
を図るように構成することにより、それ自体の圧縮強度
を補い、耐久性の向上を図らんとするものである。
リバラベンゾアミドから成る特定な有機合成繊維を洋弓
円弦材料として採用するに際して、応力集中が発生し易
いサービング部に常温で柔軟性を呈するゴム系合成樹脂
等の合成樹脂液を含浸、硬化させて、応力集中の分散化
を図るように構成することにより、それ自体の圧縮強度
を補い、耐久性の向上を図らんとするものである。
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第１図及び第２図はこの考案に係る第１実施例を示し、
図中１はポリエステル・ファイバー等の有機合成繊維よ
りも伸長度及び引張り強度にすぐれかつこれより比較的
圧縮強度の低いアラミド・ファイバーと称される有機合
成繊維からなる所要本数のストランドを集束すること□
より形成された洋弓用弦で、両端部のループ部２基部に
はナイロン系３等を巻付けたサービング部４が施されて
いる。
図中１はポリエステル・ファイバー等の有機合成繊維よ
りも伸長度及び引張り強度にすぐれかつこれより比較的
圧縮強度の低いアラミド・ファイバーと称される有機合
成繊維からなる所要本数のストランドを集束すること□
より形成された洋弓用弦で、両端部のループ部２基部に
はナイロン系３等を巻付けたサービング部４が施されて
いる。
このサービング部４には、第２図に示すように、サービ
ング後、例えば−・イパロン（ＨＹＰＡＬＯＮＥ：商品
名）と称される常温で柔軟性を呈するゴム系合成樹脂等
の合成樹脂液を含浸硬化させた緩衝層５が形成されてい
るとともに、その表面には繊維収束用のためワックス塗
膜層６が仕上加工されている。
ング後、例えば−・イパロン（ＨＹＰＡＬＯＮＥ：商品
名）と称される常温で柔軟性を呈するゴム系合成樹脂等
の合成樹脂液を含浸硬化させた緩衝層５が形成されてい
るとともに、その表面には繊維収束用のためワックス塗
膜層６が仕上加工されている。
また、第３図はこの考案に係る第２実施例な示し、弦１
のサービング部４に相当する個所に予め緩衝層５を含浸
硬化させて形成し、次いでナイロの糸３等を巻付けてサ
ービングを施した後、再び緩衝層５を含浸硬化させてな
る２重緩衝構造を有するものである。
のサービング部４に相当する個所に予め緩衝層５を含浸
硬化させて形成し、次いでナイロの糸３等を巻付けてサ
ービングを施した後、再び緩衝層５を含浸硬化させてな
る２重緩衝構造を有するものである。
さらに、第４図はこの考案に係る第３実施例を示し、上
記第２実施例における弦のサービング部４に更にナイロ
ン糸３を巻付けた２重緩衝及びサービング構造を有する
ものである。
記第２実施例における弦のサービング部４に更にナイロ
ン糸３を巻付けた２重緩衝及びサービング構造を有する
ものである。
したがって、上記の構成によれば、弦材料として従来の
ポリエステル・ファイバーよりも伸長度・引張り強度に
すぐれたポリバラベンゾアミド繊維からなる特定な有機
合成繊維を使用し、かつこの特定な有機合成繊維からな
る所要本数のストランドを集束することにより弦１を形
成するものであるから、従来品のものと比較して伸長度
、引張り強度が一段とすぐれることは云う筐でもなく、
弓本体のアンバーリム及びロアーリムの各々のチップ部
に掛止めされるループ部２のサービング部４には常温で
柔軟性を呈する合成樹脂液を含浸硬化させた緩衝層４が
形成されているために、これらのサービング部４に圧縮
力や屈曲力が作用しても上記緩衝層４によって力が吸収
、緩和され、圧縮破断力の減少、すなわち耐久性の向上
を期待することかでき、弦の寿命を大幅に向上させるこ
とができるものである。
ポリエステル・ファイバーよりも伸長度・引張り強度に
すぐれたポリバラベンゾアミド繊維からなる特定な有機
合成繊維を使用し、かつこの特定な有機合成繊維からな
る所要本数のストランドを集束することにより弦１を形
成するものであるから、従来品のものと比較して伸長度
、引張り強度が一段とすぐれることは云う筐でもなく、
弓本体のアンバーリム及びロアーリムの各々のチップ部
に掛止めされるループ部２のサービング部４には常温で
柔軟性を呈する合成樹脂液を含浸硬化させた緩衝層４が
形成されているために、これらのサービング部４に圧縮
力や屈曲力が作用しても上記緩衝層４によって力が吸収
、緩和され、圧縮破断力の減少、すなわち耐久性の向上
を期待することかでき、弦の寿命を大幅に向上させるこ
とができるものである。
コノ考案は、以上説明したように、ポリエステル・ファ
イバー等の有機合成繊維よりも伸長度、引張り強度にす
ぐれかつこれより比較的圧縮強度の低い繊維特性を有す
るポリバラベンゾアミド繊維からなる所要本数のストラ
ンドを集束して形成するとともに、両端部に形成される
弓本体への掛止め用ループ部の各々のサービング部にゴ
ム系合成樹脂等の常温で柔軟性を呈する合成樹脂液を含
浸硬化させたことを特徴とし、従来品と比較して伸長度
、引張り強度にすぐれ、耐久性を充分期待することがで
きる洋弓用弦を提供できるものである。
イバー等の有機合成繊維よりも伸長度、引張り強度にす
ぐれかつこれより比較的圧縮強度の低い繊維特性を有す
るポリバラベンゾアミド繊維からなる所要本数のストラ
ンドを集束して形成するとともに、両端部に形成される
弓本体への掛止め用ループ部の各々のサービング部にゴ
ム系合成樹脂等の常温で柔軟性を呈する合成樹脂液を含
浸硬化させたことを特徴とし、従来品と比較して伸長度
、引張り強度にすぐれ、耐久性を充分期待することがで
きる洋弓用弦を提供できるものである。
第１図及び第２図はこの考案に係る洋弓用弦の第１実施
例を示すもので、第１図は全体図、第２図はサービング
剖分を示す拡大断面図、第３図はこの考案に係る第２実
施例を示す洋弓用弦のサービング部分の拡大断面図、第
４図はこの考案に係る第３実施例を示す洋弓用弦のサー
ビング部分の拡大断面図である。 １・・・・・・弦、２・・・・・・ループ部、４・・・
・・・サービング部、５・・・・・・緩衝層。
例を示すもので、第１図は全体図、第２図はサービング
剖分を示す拡大断面図、第３図はこの考案に係る第２実
施例を示す洋弓用弦のサービング部分の拡大断面図、第
４図はこの考案に係る第３実施例を示す洋弓用弦のサー
ビング部分の拡大断面図である。 １・・・・・・弦、２・・・・・・ループ部、４・・・
・・・サービング部、５・・・・・・緩衝層。
Claims (1)
- ポリバラベンゾアミド系合成繊維からなる所要本数のス
トランドを集束して形成するとともに、両端部に形成さ
れる弓本体への掛止め用ループ部の各々のサービング部
にゴム系合成樹脂等の常温で柔軟性を呈する合成樹脂液
を含浸硬化させた洋弓用弦。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975120787U JPS5827279Y2 (ja) | 1975-09-02 | 1975-09-02 | 洋弓用弦 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975120787U JPS5827279Y2 (ja) | 1975-09-02 | 1975-09-02 | 洋弓用弦 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5234200U JPS5234200U (ja) | 1977-03-10 |
| JPS5827279Y2 true JPS5827279Y2 (ja) | 1983-06-13 |
Family
ID=28601518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1975120787U Expired JPS5827279Y2 (ja) | 1975-09-02 | 1975-09-02 | 洋弓用弦 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5827279Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5537915U (ja) * | 1978-09-01 | 1980-03-11 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5217598B2 (ja) * | 1972-08-22 | 1977-05-17 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5217598U (ja) * | 1975-07-25 | 1977-02-07 |
-
1975
- 1975-09-02 JP JP1975120787U patent/JPS5827279Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5217598B2 (ja) * | 1972-08-22 | 1977-05-17 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5234200U (ja) | 1977-03-10 |
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