JPH0455376Y2 - - Google Patents
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- JPH0455376Y2 JPH0455376Y2 JP1984181968U JP18196884U JPH0455376Y2 JP H0455376 Y2 JPH0455376 Y2 JP H0455376Y2 JP 1984181968 U JP1984181968 U JP 1984181968U JP 18196884 U JP18196884 U JP 18196884U JP H0455376 Y2 JPH0455376 Y2 JP H0455376Y2
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- wire
- sag
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- stranded wire
- wires
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- Expired
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Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［考案の技術分野］
本考案は送電線、特に架空送電線に使用される
弛度抑制型低損失撚線に関する。
弛度抑制型低損失撚線に関する。
［考案の技術的背景とその問題点］
従来、架空送電線として、鋼心撚線の外周にア
ルミあるいはアルミ合金線を撚合せた鋼心アルミ
ニウム撚線（以下ACSRという）が多用されてい
る。
ルミあるいはアルミ合金線を撚合せた鋼心アルミ
ニウム撚線（以下ACSRという）が多用されてい
る。
このようなACSRにおいては、鋼心に亜鉛めつ
き鋼線が使用されているが、負荷の増大に伴う温
度上昇によつて、特に150℃以上の高温時にテン
シヨンメンバーである鋼心の分担張力が増大し、
温度変化に伴つて鋼心の弾性率および線膨張率の
温度依存性に応じて弛度張力が変動する。従つ
て、鋼心に亜鉛めつき鋼線を使用した場合に弛度
抑制効果があまり期待できないという難点を生ず
る。
き鋼線が使用されているが、負荷の増大に伴う温
度上昇によつて、特に150℃以上の高温時にテン
シヨンメンバーである鋼心の分担張力が増大し、
温度変化に伴つて鋼心の弾性率および線膨張率の
温度依存性に応じて弛度張力が変動する。従つ
て、鋼心に亜鉛めつき鋼線を使用した場合に弛度
抑制効果があまり期待できないという難点を生ず
る。
このような難点を解消するために、本出願人は
炭素繊維またはアラミツド繊維に合成樹脂を含浸
させ一体に硬化させた線材の複数本より成る補強
撚心外周に、アルミあるいはアルミ合金線の複数
本を撚合せたことを特徴とする弛度抑制型撚線を
先に出願した（実願昭59−12165号）。
炭素繊維またはアラミツド繊維に合成樹脂を含浸
させ一体に硬化させた線材の複数本より成る補強
撚心外周に、アルミあるいはアルミ合金線の複数
本を撚合せたことを特徴とする弛度抑制型撚線を
先に出願した（実願昭59−12165号）。
上記の弛度抑制型撚線においては架空撚線の弛
度を大幅に抑制し得るが、同一外径の撚線に対し
て導体部分の占績率を大きくすることができず、
従つて電力損失を低減させることは不可能であつ
た。また、導体素線撚合わせ時には補強撚心にか
なりの負荷が加わるが、上記補強撚心は鋼心に比
べ剛性にやや乏しいため、素線の整列が難しいと
いう問題もあつた。
度を大幅に抑制し得るが、同一外径の撚線に対し
て導体部分の占績率を大きくすることができず、
従つて電力損失を低減させることは不可能であつ
た。また、導体素線撚合わせ時には補強撚心にか
なりの負荷が加わるが、上記補強撚心は鋼心に比
べ剛性にやや乏しいため、素線の整列が難しいと
いう問題もあつた。
［考案の目的］
本考案は上記の難点を解消するためになされた
もので、従来の鋼心材料と比較して同等以上の引
張り強さを有し、かつ重量および線膨張係数の著
しく小さい線材を用いるとともに、その外周に成
型素線を撚合せることにより、特に高温時の弛度
を抑制し得るとともに、電力損失の低減可能で、
導体素線撚合わせ時の補強撚心への負荷も低減し
得る撚線を提供することを目的とする。
もので、従来の鋼心材料と比較して同等以上の引
張り強さを有し、かつ重量および線膨張係数の著
しく小さい線材を用いるとともに、その外周に成
型素線を撚合せることにより、特に高温時の弛度
を抑制し得るとともに、電力損失の低減可能で、
導体素線撚合わせ時の補強撚心への負荷も低減し
得る撚線を提供することを目的とする。
［考案の概要］
すなわち本考案の弛度抑制型撚線は、炭素繊維
またはアラミツド繊維に合成樹脂を含浸させ一体
に硬化させた線材あるいは低線膨張率の線材の複
数本より成る補強撚心外周に断面略扇形の成型素
線の複数本を撚合せたことを特徴としている。
またはアラミツド繊維に合成樹脂を含浸させ一体
に硬化させた線材あるいは低線膨張率の線材の複
数本より成る補強撚心外周に断面略扇形の成型素
線の複数本を撚合せたことを特徴としている。
本考案の補強撚心に用いられる線材としては、
炭素繊維を強化成分とし耐熱エポキシ樹脂を結合
剤として用いたC.F.コンポーズ、同様にケブラー
（アラミツド繊維のデユポン社製商品名）を強化
成分とし不飽和ポリエステルを結合剤として用い
たケブラーコンポーズ（以上いずれも東京製鋼社
製商品名）がある。C.F.コンポーズはベスフアイ
トHTA 12000（東洋レーヨン社製商品名）を繊
維とし、耐熱エポキシ樹脂を結合剤としたもの
で、プリプレグ組成は炭素繊維60〜70％で、その
外周にナイロン12が被覆されたものである。
炭素繊維を強化成分とし耐熱エポキシ樹脂を結合
剤として用いたC.F.コンポーズ、同様にケブラー
（アラミツド繊維のデユポン社製商品名）を強化
成分とし不飽和ポリエステルを結合剤として用い
たケブラーコンポーズ（以上いずれも東京製鋼社
製商品名）がある。C.F.コンポーズはベスフアイ
トHTA 12000（東洋レーヨン社製商品名）を繊
維とし、耐熱エポキシ樹脂を結合剤としたもの
で、プリプレグ組成は炭素繊維60〜70％で、その
外周にナイロン12が被覆されたものである。
また、低線膨張率のFe−Ni系合金からなる線
材としては、インバ（invar；例えばFe−36〜38
％Ni−0.5％Mn）あるいは超インバ（例えば63
〜65％Fe−30〜32％Ni−５％Co−Mn）等の合
金からなるものをあげることができる。
材としては、インバ（invar；例えばFe−36〜38
％Ni−0.5％Mn）あるいは超インバ（例えば63
〜65％Fe−30〜32％Ni−５％Co−Mn）等の合
金からなるものをあげることができる。
［考案の実施例］
以下、本考案の実施例について説明する。
第１図において架空撚線１は、C.F.コンポーズ
からなる線材２の複数本を撚合せた外周に断面略
扇形の成型アルミ素線３の複数本を撚合せ、さら
にその外周に断面円形のアルミ素線４の複数本を
撚合せた構造を有する。
からなる線材２の複数本を撚合せた外周に断面略
扇形の成型アルミ素線３の複数本を撚合せ、さら
にその外周に断面円形のアルミ素線４の複数本を
撚合せた構造を有する。
このC.F.コンポーズから成る線材２を撚合せた
補強撚心は、その重量、弾性係数および線膨張係
数が、それぞれ約101Kg／Km，10000Kgｆ／mm2およ
び2.0×10-6／℃の値を有しており、これらの値
は同形状の従来の亜鉛メツキ鋼線のそれぞれ約16
％、47.6％および17.4％に対応し、従つてその弛
度を大幅に低下せしめることが可能となる。
補強撚心は、その重量、弾性係数および線膨張係
数が、それぞれ約101Kg／Km，10000Kgｆ／mm2およ
び2.0×10-6／℃の値を有しており、これらの値
は同形状の従来の亜鉛メツキ鋼線のそれぞれ約16
％、47.6％および17.4％に対応し、従つてその弛
度を大幅に低下せしめることが可能となる。
また、補強撚心外周に撚合せた成型アルミ素線
３は、隣接する素線どうしの接触面積が大きく、
自己整列性を有するため、撚合せの際に補強撚心
に断面円形の素線の場合のような大きな力が加わ
ることなく容易に整列配置される。そして、断面
円形のアルミ素線４は、このような成型アルミ素
線３層上に撚合わされるため、これら補強撚心に
負荷をかけることなく容易に整列配置される。
３は、隣接する素線どうしの接触面積が大きく、
自己整列性を有するため、撚合せの際に補強撚心
に断面円形の素線の場合のような大きな力が加わ
ることなく容易に整列配置される。そして、断面
円形のアルミ素線４は、このような成型アルミ素
線３層上に撚合わされるため、これら補強撚心に
負荷をかけることなく容易に整列配置される。
第２図は本考案の撚線の他の実施例を示したも
ので、この架空撚線５は第１図と同様にC.F.コン
ポーズからなる線材２の複数本を撚合せた補強撚
心の外周に、２層に亘つてそれぞれ成型アルミ素
線６および７の複数本を撚合せた構造を有する。
ので、この架空撚線５は第１図と同様にC.F.コン
ポーズからなる線材２の複数本を撚合せた補強撚
心の外周に、２層に亘つてそれぞれ成型アルミ素
線６および７の複数本を撚合せた構造を有する。
この構成においても、上記実施例と同様に、弛
度抑制効果に優れ、また、電力損失の低減、導体
素線撚合わせ時の補強撚心への負荷の低減が図ら
れている。
度抑制効果に優れ、また、電力損失の低減、導体
素線撚合わせ時の補強撚心への負荷の低減が図ら
れている。
［考案の効果］
以上述べたように、本考案によれば、炭素繊維
またはアラミツド繊維に合成樹脂を含浸させ一体
に硬化させた線材または低線膨張率のFe−Ni系
合金からなる線材の複数本を撚合せて架空撚線の
補強心とし、この補強心の外周に成型素線を撚合
せたことにより、従来のACSRに比較して弛度の
大幅な低下および電力損失の低減が可能で、かつ
導体素線撚合わせ時の補強撚心への負荷も低減さ
れる。
またはアラミツド繊維に合成樹脂を含浸させ一体
に硬化させた線材または低線膨張率のFe−Ni系
合金からなる線材の複数本を撚合せて架空撚線の
補強心とし、この補強心の外周に成型素線を撚合
せたことにより、従来のACSRに比較して弛度の
大幅な低下および電力損失の低減が可能で、かつ
導体素線撚合わせ時の補強撚心への負荷も低減さ
れる。
なお、架空撚線の最外層に断面円形の素線を撚
合せた場合には難着雪効果も期待することができ
る。
合せた場合には難着雪効果も期待することができ
る。
第１図は本考案の架空撚線の一実施例を示す断
面図、第２図は他の実施例を示す断面図である。 １，５……架空撚線、２……線材、３，６，７
……成型アルミ素線、４……断面円形アルミ素
線。
面図、第２図は他の実施例を示す断面図である。 １，５……架空撚線、２……線材、３，６，７
……成型アルミ素線、４……断面円形アルミ素
線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 炭素繊維またはアラミツド繊維に合成樹脂を
含浸させ一体に硬化させた線材あるいは低線膨
張率の線材の複数本より成る補強撚心外周に断
面略扇形の成型素線の複数本を撚合せたことを
特徴とする弛度抑制型低損失撚線。 (2) 成型素線は複数層に撚合せられて成る実用新
案登録請求の範囲第１項記載の弛度抑制型低損
失撚線。 (3) 撚線の最外層は断面円形の素線が撚合せられ
て成る実用新案登録請求の範囲第１項あるいは
第２項いずれか１項記載の弛度抑制型低損失撚
線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984181968U JPH0455376Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984181968U JPH0455376Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6196411U JPS6196411U (ja) | 1986-06-20 |
| JPH0455376Y2 true JPH0455376Y2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=30739504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984181968U Expired JPH0455376Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0455376Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015122172A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ | 送電線 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5236274A (en) * | 1975-09-13 | 1977-03-19 | Seikosha:Kk | Remote supervisory equipment |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP1984181968U patent/JPH0455376Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5236274A (en) * | 1975-09-13 | 1977-03-19 | Seikosha:Kk | Remote supervisory equipment |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6196411U (ja) | 1986-06-20 |
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