JP2015122172A - 送電線 - Google Patents
送電線 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015122172A JP2015122172A JP2013264639A JP2013264639A JP2015122172A JP 2015122172 A JP2015122172 A JP 2015122172A JP 2013264639 A JP2013264639 A JP 2013264639A JP 2013264639 A JP2013264639 A JP 2013264639A JP 2015122172 A JP2015122172 A JP 2015122172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- power transmission
- wire
- carbon
- external
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
【解決手段】カーボンコンポジットを含むカーボン線、およびカーボン線と撚り合わせられ鉄およびニッケルを含む内部金属線を有する中心部と、中心部を覆うように撚り合わせられアルミニウムを含む外部金属線を有する外部撚線層と、を有する。
【選択図】図1
Description
カーボンコンポジットを含むカーボン線、および前記カーボン線と撚り合わせられ鉄およびニッケルを含む内部金属線を有する中心部と、
前記中心部を覆うように撚り合わせられアルミニウムを含む外部金属線を有する外部撚線層と、
を有する
送電線が提供される。
前記内部金属線は、
鉄およびニッケルを含む芯部と、
前記芯部の外周に設けられアルミニウムを含む被覆部と、
を有する
第1の態様に記載の送電線が提供される。
前記中心部は、
中心に設けられる第1の前記カーボン線と、
前記第1のカーボン線の外周を覆うように設けられ、前記内部金属線と撚り合わせられる第2の前記カーボン線と、
を有し、
前記内部金属線は、前記第2のカーボン線と同じ数だけ設けられ、
前記第2のカーボン線および前記内部金属線は、前記中心部の周方向に沿って交互に配置される
第1または第2の態様に記載の送電線が提供される。
前記内部金属線の断面は、前記中心部の中心側から外周に向けて拡張される
第1〜第3の態様のいずれかに記載の送電線が提供される。
前記内部金属線の外周面は、前記中心部の中心を中心軸とする円柱の側面に相当する曲面を形成する
第1〜第4の態様のいずれかに記載の送電線が提供される。
前記外部金属線の断面は、前記中心部の中心側から外周に向けて拡張される
第1〜第5の態様のいずれかに記載の送電線が提供される。
前記外部金属線は、前記中心部の周方向の両側で径方向に沿って設けられる側面を有し、
前記外部金属線は、周方向に並んで複数設けられ、
前記複数の外部金属線は、互いにそれぞれの前記側面で接する
第6の態様に記載の送電線が提供される。
少なくとも1層の前記外部撚線層の内周面は、前記中心部の中心を中心軸とする円柱の側面に相当する曲面を形成する
第1〜第7の態様のいずれかに記載の送電線が提供される。
前記外部金属線は、IEC62004に規定されるアルミニウム合金からなる
第1〜第8の態様のいずれかに記載の送電線が提供される。
(1)送電線の構造
本発明の第1実施形態に係る送電線について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る送電線10の軸方向と直交する断面図である。
図1に示されているように、送電線10の中心には、中心部100が設けられる。中心部100は、カーボン線120と、カーボン線120と螺旋状に撚り合わせられる内部金属線200と、を有する。
送電線10は、中心部100の外周に接して設けられる外部撚線層300を有する。外部撚線層300は、中心部100を覆うように撚り合わされる外部金属線320を有する。外部金属線320は複数設けられ、中心部100の周方向に互いに接して配置される。なお、本実施形態では、全ての外部金属線320の断面は、例えば、円形である。
次に、本実施形態に係る送電線10の製造方法について説明する。
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
図2を用い、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本実施形態に係る送電線12の軸方向と直交する断面図である。
図2に示されているように、中心部102の内部金属線202の断面は、中心部102の中心側から外周側に向けて拡張される。言い換えれば、内部金属線202の断面は、扇方形状に成形されている。
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
図3を用い、本発明の第3実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係る送電線14の軸方向と直交する断面図である。
図3に示されているように、外部撚線層304は複数設けられ、例えば、送電線10は、中心部102の外周に接する第1の外部撚線層304aと、第1の外部撚線層304aの外側に設けられる第2の外部撚線層304bと、を有する。第1の外部撚線層304aおよび第2の外部撚線層304bの少なくともいずれか一方の外部金属線324の断面は、中心部102の中心側から外周に向けて拡張される。本実施形態では、例えば第1の外部撚線層304aにおける外部金属線324aの断面が中心部102の中心側から外周に向けて拡張される。言い換えれば、外部金属線324aの断面は、扇方形状に成形されている。
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
図4を用い、本発明の第4実施形態について説明する。図4は、本実施形態に係る送電線16の軸方向と直交する断面図である。
図4に示されているように、中心部106の第2のカーボン線166は、第1のカーボン線146の外周を覆うように4本設けられる。内部金属線202は第2のカーボン線166と同じく4本設けられる。なお、本実施形態では、第1のカーボン線146の直径は、第2のカーボン線166の直径および内部金属線202の直径よりも大きい。
本実施形態によれば、送電線16における各線の本数を調整することにより、外部撚線層306に対する中心部106の断面積比率、および中心部106内でのカーボン線120に対する内部金属線202の断面積比率を最適な比率に調整することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の実施例1に係る送電線として、上記の第1実施形態に係る送電線10に相当する送電線を製造した。具体的には、実施例1に係る送電線の中心部は、カーボンコンポジットからなり直径3.1mmである第1のカーボン線と、直径3.1mmである3本の第2のカーボン線と、第2のカーボン線と交互に撚り合わせられ直径3.1mmである3本の内部金属線と、を有する。内部金属線は、インバーからなる芯部と、アルミニウムからなる被覆部と、を有する。なお、被覆部の断面は円形である。また、実施例1に係る送電線は、中心部の周囲にTALからなる外部金属線を10本撚り合せた第1の外部撚線層と、第1の外部撚線層の外側にTALからなる外部金属線を16本撚り合せた第2の外部撚線層と、を有する。なお、外部金属線の直径は、4.0mmである。
比較例2に係るインバー線Aは、直径が比較例1のACSRの送電線の直径と等しくなるように構成されている。具体的には、比較例2に係るインバー線Aの中心部は、インバーからなり直径3.1mmである7本の芯線を有する。また、比較例2に係るインバー線Aは、中心部の周囲にTALからなり直径4.0mmである26本の外部金属線を有する。
図5は、実施例および比較例に係る送電線温度に対する弛度を示す図である。なお、図5の計測において、径間長を350m、20℃での緊張張力を21.44kNとした。
次に、送電線の中心部のみからなる撚り線に対して3点曲げ試験を行った。
実施例2に係る中心部は、上記した実施例1と同様の構成を有し、カーボン線および内部金属線の直径が3.5mmである点が実施例1と異なる。
比較例4に係る中心部は、カーボンコンポジットからなり直径3.5mmである7本のカーボン線を有する。
一方、実施例2の中心部では、変位量8.5mmのときに座屈が生じ、そのときの曲げ応力は288MPaであった。このように、実施例2では、比較例4に比べて、座屈発生時の変位量が約2倍以上となり、曲げ耐性が1.4倍に向上することが分かる。
100 中心部
120 カーボン線
140 第1のカーボン線
160 第2のカーボン線
200 内部金属線
220 芯部
240 被覆部
300 外部撚線層
300a 第1の外部撚線層
300b 第2の外部撚線層
320 外部金属線
Claims (9)
- カーボンコンポジットを含むカーボン線、および前記カーボン線と撚り合わせられ鉄およびニッケルを含む内部金属線を有する中心部と、
前記中心部を覆うように撚り合わせられアルミニウムを含む外部金属線を有する外部撚線層と、
を有する
ことを特徴とする送電線。 - 前記内部金属線は、
鉄およびニッケルを含む芯部と、
前記芯部の外周に設けられアルミニウムを含む被覆部と、
を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の送電線。 - 前記中心部は、
中心に設けられる第1の前記カーボン線と、
前記第1のカーボン線の外周を覆うように設けられ、前記内部金属線と撚り合わせられる第2の前記カーボン線と、
を有し、
前記内部金属線は、前記第2のカーボン線と同じ数だけ設けられ、
前記第2のカーボン線および前記内部金属線は、前記中心部の周方向に沿って交互に配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の送電線。 - 前記内部金属線の断面は、前記中心部の中心側から外周に向けて拡張される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の送電線。 - 前記内部金属線の外周面は、前記中心部の中心を中心軸とする円柱の側面に相当する曲面を形成する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の送電線。 - 前記外部金属線の断面は、前記中心部の中心側から外周に向けて拡張される
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の送電線。 - 前記外部金属線は、前記中心部の周方向の両側で径方向に沿って設けられる側面を有し、
前記外部金属線は、周方向に並んで複数設けられ、
前記複数の外部金属線は、互いにそれぞれの前記側面で接する
ことを特徴とする請求項6に記載の送電線。 - 少なくとも1層の前記外部撚線層の内周面は、前記中心部の中心を中心軸とする円柱の側面に相当する曲面を形成する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の送電線。 - 前記外部金属線は、IEC62004に規定されるアルミニウム合金からなる
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の送電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013264639A JP2015122172A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 送電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013264639A JP2015122172A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 送電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015122172A true JP2015122172A (ja) | 2015-07-02 |
Family
ID=53533639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013264639A Pending JP2015122172A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 送電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015122172A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57170408A (en) * | 1981-04-13 | 1982-10-20 | Sumitomo Electric Industries | Low stretchable power cable |
JPS6196411U (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | ||
JPH0487212A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 撚合せ電線 |
JPH04308610A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-10-30 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 架空送電線 |
JPH10283844A (ja) * | 1997-04-03 | 1998-10-23 | Fujikura Ltd | 鋼心アルミ撚線 |
JP2010062029A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 架空送電線 |
JP2015082432A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ | 送電線および送電線の製造方法 |
-
2013
- 2013-12-20 JP JP2013264639A patent/JP2015122172A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57170408A (en) * | 1981-04-13 | 1982-10-20 | Sumitomo Electric Industries | Low stretchable power cable |
JPS6196411U (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | ||
JPH0487212A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 撚合せ電線 |
JPH04308610A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-10-30 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 架空送電線 |
JPH10283844A (ja) * | 1997-04-03 | 1998-10-23 | Fujikura Ltd | 鋼心アルミ撚線 |
JP2010062029A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 架空送電線 |
JP2015082432A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ | 送電線および送電線の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10020094B2 (en) | Hybrid conductor core | |
USRE49941E1 (en) | Rating an enhanced strength conductor | |
AU2012204300A1 (en) | Aluminum alloy conductor composite reinforced for high voltage overhead power lines | |
CN104134483A (zh) | 一种绞合型碳纤维复合芯软铝导线及其制作方法 | |
KR101394415B1 (ko) | 내굴곡성이 우수한 열선 케이블 | |
KR20150108962A (ko) | 섹터 케이블 | |
CN104900303A (zh) | 一种中继线 | |
US20170133117A1 (en) | Electric power transmission cable with composite cores | |
US20160133353A1 (en) | Multilayer Composite Conductor and Manufacturing Method Thereof | |
JP2015122172A (ja) | 送電線 | |
JP2016212965A (ja) | 耐屈曲電線及びワイヤハーネス | |
JP5117166B2 (ja) | パルス用NbTi超電導多芯線およびパルス用NbTi超電導成形撚線 | |
KR20150037068A (ko) | 초고강도 강선을 강심으로 이용한 가공송전선 | |
JP4986522B2 (ja) | 自動車電線用素線及び自動車用電線 | |
JP7166970B2 (ja) | ワイヤーハーネス用撚り線 | |
JP3223576U (ja) | 撚線導体及び電線 | |
JP2010062030A (ja) | 架空送電線 | |
JP2014002863A (ja) | 鋼心アルミニウム撚線およびその製造方法 | |
JP7370994B2 (ja) | 架空電気ケーブルおよび該架空電気ケーブルを製造する方法 | |
KR102669376B1 (ko) | 오버헤드 전기 케이블 및 오버헤드 전기 케이블 제작 방법 | |
JP2009295326A (ja) | 架空送電線 | |
US10796821B1 (en) | Method of manufacturing polygonal shaped Al alloy wire | |
JPH05120926A (ja) | 機械的強度に優れた細径ケーブル | |
EP3714469B1 (en) | Silent conductors | |
JP5170897B2 (ja) | 平角超電導成形撚線及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160308 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170524 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180130 |