JPH03204423A - リンクチェーンの繊維入り合成樹脂製環状リンク - Google Patents

リンクチェーンの繊維入り合成樹脂製環状リンク

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JPH03204423A
JPH03204423A JP1340754A JP34075489A JPH03204423A JP H03204423 A JPH03204423 A JP H03204423A JP 1340754 A JP1340754 A JP 1340754A JP 34075489 A JP34075489 A JP 34075489A JP H03204423 A JPH03204423 A JP H03204423A
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JP
Japan
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link
fibers
synthetic resin
annular
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP1340754A
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English (en)
Inventor
Toshio Yoshino
吉野 利男
Hiroki Tanaka
博樹 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kito KK
Kito Corp
Original Assignee
Kito KK
Kito Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 :産業上の利用分野〕 二の発明は、チェーンブロック等の揚重機、吊り具、コ
ンベヤあるいは緊縛具等に使用される′lシンクェーン
の繊維入り合成…脂製環状゛、1ンクSこ関するもので
ある。
口従来の技術〕 −Cに、チエ−ノブロック等の揚重機、吊り具7コンヘ
ヤあるいは緊縛具等に使用されるリンクチェーンには、
十分な強度および耐酸・耐食性が要求され、また非磁性
が要求されることもある。
従来、耐酸・耐食・非磁性を有するリンクチェーンの環
状リンクとしては、米国特許第3.153,898号明
細書により公表されているように、一部切欠円形断面の
一対の半環状合成樹脂製セルを突き合わせて、環状セル
を構成し、そして硬化性合成樹脂液を浸み込ませた繊維
を、前記環状セル内に巻込み収納し、前記合成樹脂液を
硬化させた環状リンクが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の環状リンクを使用した耐酸・耐食・非[性リ
ンクチェーンの場合は、リンクチェーン乙こ作用する引
張荷重か増加するにしたがって、環状リン、′7の半円
形部分の内側表層部に発生する圧縮応力が増か口し、そ
のため前記合成樹脂製環状セルにδシする半円形部分の
内側に繊維長手方向に延長する割れが発生じ、また環状
に巻かれた長繊維に直角な方向の大きな引張応力が生し
て、長繊維−二平行な繊維間割れが発生し、′−にがっ
て゛Jンクチェーンの強度が低下するという問題がある
この発明は、環状リンクにおける半円形部分の内側表層
部に割れが発生するのを簡単な手段によって防止して、
繊維入り合成樹脂製リンクチェーンの引張強度を増大さ
せることができるリンクチェーンの繊維入り合成樹脂製
環状リンクを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、この発明のリンクチェーン
の繊維入り合成樹脂製環状リンクにおいては、硬化性合
成樹脂液を含浸させた長繊維1が環状に多数回巻かれる
と共に、巻かれた繊維が硬化した合成樹脂により結合さ
れているリンクチェーンの繊維入り合成樹脂製環状リン
ククこおいて、環状リンク2の内側表層部に、前記巻か
れた繊維1と交差する方向に延長する多数の繊維を有す
る交差繊維層3が一体己こ設けられている。
また環状リンク2における直線部分の伸びを少なくし、
かつ環状リンク2の初期破損点を高くすると共に、破断
荷重を大きくするために、交差繊維層3を環状リンク2
の半円形部分における内側表層部にのみ設ける。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第4図ないし第6図はこの発明の環状リンクを製造する
場合に使用するリンク成形用型4を示すものであって、
半円溝状断面の直線部分5の両端部に、半円溝状断面で
%円形の円弧状部分6が同方向に屈曲連設されて、第1
型ユニツト7が構成され、かつ第1型ユニツト7におけ
る直線部分5の内側縁部に、複数のビン孔またはねし孔
8が、直線部分5の中央から等間隔で設けられている。
土ニ半円溝状断面の半円形部分つの両端部に、半円溝状
断面の直線部分IOか平行に連設されて、第2型ユニツ
ト11が構成され、各直線部分10の内側縁部−こヒ゛
ン孔またはわじ孔12が設シナられている。
M記第1型ユニット7および第2型ユニツト11を使用
−でリンク成形用型4を組立てる場合:よ、2つの第1
型ユニツト7における円弧状部分6の端部を接合すると
共に、2つの第2型ユニット11−こおける直線部分1
0の端部を接合し、かつ各第1型ユニツト7における内
側端面と第2型ユニノ)llkこおける内側端面とを接
合させた状態で、前記ビン孔またはねじ孔8,12にわ
たってビンまたはビス等の止め具13を挿込むかまたは
ねし込んで、各第1型ユニツト7および各第2型ユニ、
ト11を連結し、外周側にスリット14を有する扁平環
状のリンク成形用型4を構成する。
前記リンク成形用型4を使用して、第1発明のリンクチ
ェーンの繊維入り合成樹脂製環状リンクを製造する場合
は、第7図および第8図に示すように、′Jリンク成形
用型を取組立型に嵌挿するようにして組立てた後、その
リンク成形用型4内Sこおけるスリ、・ト14と反対側
の全周シこ、一部切欠円形断面の周囲方向に延長する多
数の繊維ををするテープ状の繊物15を当接する。
次に繊維ボビン16かり操り出された長繊維1を張力発
生用ローラ17+ ガイドローラ18を経て、常温硬化
性合成樹脂液19を収容した貯槽20内に導くと共に、
その貯槽20内のガイドローラ21.22によりガイド
して、前記長繊維1に常温硬化性合成樹脂液19を含浸
させ、続いて常温硬化性合成樹脂液19を含浸させた長
繊維1を、ガイドローラ23.24を経て前記リンク成
形用型4の環状溝内に挿入係止し、次いでリンク成形用
型4を回転装置により回転して、リンク成形用型4の環
状溝に常温硬化性合成樹脂液19を含浸させた長繊維l
を巻付は充填する。
前述のようなリンク成形用型4の組立と常温硬化性合成
樹脂ti、19を含浸させた長繊維1の巻付けとを反復
して行ない、゛ノンク成形用型4内の硬化性合成樹脂液
19か硬化したのら、そのリンク成形用型・tを分解し
て取り出す。
前記回転装置としては、米国特許第3.153,898
号明細書−二記載されているものと同様のものを使用す
ることができる。
前記長繊維1に含浸させる硬化性合成樹脂液として、熱
硬化性合成樹脂液例えばエポキシ樹脂液を使用し、リン
ク成形用型4内に所定量の合成樹脂液含浸長繊維を巻付
収容したのち、前記合成樹脂液を加熱して硬化させても
よい。またリンク成形用型4内におけるスリノ)14と
反対側の全周に、一部切欠円形断面の周囲方向に延長す
る多数の繊維を有するテープ状の織物15を、粘着剤に
より貼付けてもよい。
第1図および第2図は得られた第1発明のリンクチェー
ンの繊維入り合成樹脂製環状リンクを示すものであって
、硬化性合成樹脂液を含浸させた長繊維1が環状にかつ
円形断面になるように多数回巻かれると共に、巻かれた
長繊維が硬化した合成樹脂により結合されて長繊維入り
合成樹脂製環状リンク2が構成され、その環状リンク2
の内側表層部巳こ、前記巻かれた長繊維lと交差する方
向に延長する多数の繊維すなわちリンク断面の周囲方向
に長くなっている多数の繊維を有する交差繊維N3が、
硬化した合成樹脂により結合されている。
第3図は第2発明のリンクチェーンの繊維入り合成樹脂
製環状リンクを示すものであって、交差繊維層3が環状
リンク2の半円形部分における内側表層部にのみ一体に
設けられている点で、第1発明の環状リンクと相違して
いるが、その他の構成および製造方法は、第1発明の場
合と同様である。
前述のように構成されたリンクチェーン用繊維入り合成
樹脂製環状リンクは、耐酸、耐食、非磁性を要する分野
で使用するのに適している。
次にこの発明の環状リンク2と、交差繊維層を設けない
場合の環状リンク(以下比較品という)との引張り試験
結果について説明する。
環状リンク2の母材としてポリエステル系合成樹脂液を
含浸させた長繊維を使用し、交差する繊維ををする交差
繊維層3としてグラスファイバーの織物を使用し、第1
図および第2図の構造を有する第9図に示した寸法(龍
)L=60.D=50d=10  、R=15  の環
状リンク2を製作し、引張り試験を行なった。
第10図は比較引張り試験結果を示すグラフである。こ
のグラフかち判るように、この発明品は比較品に比べ、
実用荷重(初期破損点における荷重)で約1.5倍、破
断荷重で約1.3倍共に向上していることが判る。これ
はリンク内側弯曲部に発生する応力を、同部分に配置し
た交差する繊維が支えた結果、実用荷重が向上したもの
である。また実用荷重を向上させることにより、リンク
内側弯曲部5二発生する割れを起点とする全破壊が遅れ
破断荷重が向上したものである。
この発明を実施する場合、前記長繊維lおよび交差繊維
N3を構成する繊維としては、炭素繊維。
アラミド繊維、ガラス繊維、シリコンカーバイト繊維、
アルミナ繊維1表面処理炭素繊維、アモルファス繊維、
ステレレス?1繊維等を使用することができる。
環状リンク2の断面形状は、第11図己こ示すように、
内周側が外周側よりも膨出しているものであってもよく
、第12図に示すように、長円形であってもよい。
3発明の効果: この発明シま前述のよう2こ構成されているので、以下
に記載するような効果を奏する。
環状リンク2の内側表層部に、多数回巻かれた長繊維1
と交、差する方向に延長する多数の繊維を有する交差繊
維層3が一体に設けられているので、環状リンクにおけ
る半円形部分の内側表層部に繊維間割れが発生するのを
簡単な手段によって防止して、繊維入り合成樹脂製リン
クチェーンの引張強度を増大させることができる。
また交差繊維層3を環状リンク2の半円形部分における
内側表層部にのみ設けることにより、環状に巻かれた硬
化性合成樹脂液含浸繊維量を、環状リンク2における半
円形部分よりも直線部分で多くして、環状リンク2にお
ける直線部分の伸びを少なくし かつ環状リンク2の降
伏点を高くすると共2こ、破断荷重を大きくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:よ第1発明の実施例に係るリンクチェーンの繊
維入り合成樹脂製環状リンクを示す横断平面図、第2図
はその縦断側面図、第3図は第2発明の実施例5こ係る
リンクチェーンの繊維入り合成樹脂製環状リンクを示す
平面図である。第41ないし第6図はこの発明の環状リ
ンクを製造する場合Sこ使用するリンク成形用型4を示
すものであって、第4図は平面図、第5図は第4図のA
−A線断面図、第6図は分解斜視図である。 第7図シよりンク成形用型内に織物を貼付けた状態を示
す断面図、第8図はこの発明の環状リンクを製造してい
る状態を示す一部縦断側面図、第9図は環状リンクの寸
法を説明するための平面図、第10111aは環状リン
クの比較引張り試験結果を示すグラフである。第11図
および第12図は環状リンクの断面の変形例を示す図で
ある。 図において、lは長繊維、2は環状リンク、3は交差繊
維層、4はリンク成形用型、7は第1型ユニツト、8は
ピンまたはねじ孔、11は第2型ユニツト、12はピン
またはねし孔、13は止め具、14はスリシト、15は
織物、17は張力発生用ローラ、18はガイドローラ、
19は硬化性合成樹脂液、20は貯槽、21ないし24
はガイドローラである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬化性合成樹脂液を含浸させた長繊維1が環状に
    多数回巻かれると共に、巻かれた繊維が硬化した合成樹
    脂により結合されているリンクチェーンの繊維入り合成
    樹脂製環状リンクにおいて、環状リンク2の内側表層部
    に、前記巻かれた長繊維1と交差する方向に延長する多
    数の繊維を有する交差繊維層3が一体に設けられている
    リンクチェーンの繊維入り合成樹脂製環状リンク。
  2. (2)交差繊維層3が環状リンク2の半円形部分におけ
    る内側表層部にのみ設けられているリンクチェーンの繊
    維入り合成樹脂製環状リンク。
JP1340754A 1989-12-29 1989-12-29 リンクチェーンの繊維入り合成樹脂製環状リンク Pending JPH03204423A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101973105A (zh) * 2010-09-20 2011-02-16 余姚市三维模具制造有限公司 金属骨架覆有塑料表层的塑钢环链加工方法及模具
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