JPS5826988Y2 - キヤスクバツキング用粘接着テ−プ - Google Patents
キヤスクバツキング用粘接着テ−プInfo
- Publication number
- JPS5826988Y2 JPS5826988Y2 JP1978144988U JP14498878U JPS5826988Y2 JP S5826988 Y2 JPS5826988 Y2 JP S5826988Y2 JP 1978144988 U JP1978144988 U JP 1978144988U JP 14498878 U JP14498878 U JP 14498878U JP S5826988 Y2 JPS5826988 Y2 JP S5826988Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cask
- adhesive layer
- adhesive
- sheet
- bagging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はキャスクバツギング用粘接着テープに関するも
のである。
のである。
心材の両面に接着剤層を形成した接着テープ自体は周知
である。
である。
かかる接着テープは、たとえば一般簡易シール用として
用いられる場合があるが、この場合に種々の欠点を有し
ている。
用いられる場合があるが、この場合に種々の欠点を有し
ている。
第5図は、ある種の容器1の外面に袋状のシート2をか
ぶせ、該シート2の端部と容器1の外面との間をシール
するために接着テープ3を用いた場合を示しているが、
この場合、シート2に生じたシワ2Aの部分で空洞4が
生じる。
ぶせ、該シート2の端部と容器1の外面との間をシール
するために接着テープ3を用いた場合を示しているが、
この場合、シート2に生じたシワ2Aの部分で空洞4が
生じる。
したがってこの空洞4のためにシール効果が極端に低下
する。
する。
また第6図はたとえばステンレス鋼板7などの上にシー
ト8を仮接着するような場合に用いられている例を示し
たものである。
ト8を仮接着するような場合に用いられている例を示し
たものである。
この場合は、接着剤層3Aの接着力が心材3Bの両面に
おいて同じであるため、シート8を鋼板7から剥離する
とき、表面状態の良好な鋼板7側に接着剤層3Aが残る
という欠点があった。
おいて同じであるため、シート8を鋼板7から剥離する
とき、表面状態の良好な鋼板7側に接着剤層3Aが残る
という欠点があった。
すなわち、いいかえるならば、従来の接着テープは心材
に対して片ノリ、両ノリがあり、また、心材のないノリ
オンリータイプがある。
に対して片ノリ、両ノリがあり、また、心材のないノリ
オンリータイプがある。
心材の入ったテープはテープ全体が粘体とならず心材の
ないテープは粘性体ではあるが、粘性を保つために粘度
が低く、そのため接着力は高くなる。
ないテープは粘性体ではあるが、粘性を保つために粘度
が低く、そのため接着力は高くなる。
これらのことから、使用済核燃料輸送容器(以下キャス
クという)へ使用済核燃料を格納するときに該キャスク
にかぶせられるシートのバッキング用粘接着テープとし
ては、前者はシール効果が得られないため使用できず、
後者はノリ残りが生ずるので使用できない。
クという)へ使用済核燃料を格納するときに該キャスク
にかぶせられるシートのバッキング用粘接着テープとし
ては、前者はシール効果が得られないため使用できず、
後者はノリ残りが生ずるので使用できない。
ましてや、加温下ではまったく使用不可能となり、実際
上使用困難であった。
上使用困難であった。
本考案はこのような問題を解決することを目的とし、排
ゴム、雑ゴム、タールなどのブレンド物を帯状に形成し
てなる粘性体の一方の面上に弱い接着力を有する第1の
接着層を形成し、前記粘性体の他方の面上に、前記第1
の接着層より5倍以上の強い接着力を有する第2の接着
層を形成して構成したキャスクバツギング用粘接着テー
プを提供することによって、その目的を遠戚するもので
あり、これにより厳格な作業を要請されるキャスクにか
ぶせるシートのバッキングを確実に行なうことができ、
かつテープを剥がしたときにキャスク表面に全く接着剤
層を残さなくて済むものである。
ゴム、雑ゴム、タールなどのブレンド物を帯状に形成し
てなる粘性体の一方の面上に弱い接着力を有する第1の
接着層を形成し、前記粘性体の他方の面上に、前記第1
の接着層より5倍以上の強い接着力を有する第2の接着
層を形成して構成したキャスクバツギング用粘接着テー
プを提供することによって、その目的を遠戚するもので
あり、これにより厳格な作業を要請されるキャスクにか
ぶせるシートのバッキングを確実に行なうことができ、
かつテープを剥がしたときにキャスク表面に全く接着剤
層を残さなくて済むものである。
以下本考案の構成をその一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、9は帯状の粘性体、IOAは粘性体9
の一面上に形成された強い接着力を有する接着剤層(以
下強力接着剤層という)、10Bは粘性体9の反対面上
に形成された弱い接着力を有する接着剤層(以下単に接
着剤層という)であって、接着剤層10Aの接着力は接
着剤層10Bの接着力の5倍以上の接着力を有せしめら
れている。
の一面上に形成された強い接着力を有する接着剤層(以
下強力接着剤層という)、10Bは粘性体9の反対面上
に形成された弱い接着力を有する接着剤層(以下単に接
着剤層という)であって、接着剤層10Aの接着力は接
着剤層10Bの接着力の5倍以上の接着力を有せしめら
れている。
強力接着剤層10A及び接着剤層10Bの各表面にはセ
パレーター(剥離紙)11A、11 Bが配設され、使
用時はこれを剥離して、キャスタにかぶせられるシート
のバッキング用として用いられる。
パレーター(剥離紙)11A、11 Bが配設され、使
用時はこれを剥離して、キャスタにかぶせられるシート
のバッキング用として用いられる。
使用済核燃料は被爆防止の観点から燃料プール中でキャ
スクに格納されるが、このときキャスクの表面がプール
中の汚染水で汚染されるのを防止すべく、前記シートを
あらかじめキャスクにかぶせておくのである。
スクに格納されるが、このときキャスクの表面がプール
中の汚染水で汚染されるのを防止すべく、前記シートを
あらかじめキャスクにかぶせておくのである。
第2図において、12はキャスク、13はシートである
。
。
第2図のようにキャスク12をシート13に収納したと
きにシールの必要な個所は、トラニオン12Aの突出孔
周縁部Xとシート13の上端周縁部Yとである。
きにシールの必要な個所は、トラニオン12Aの突出孔
周縁部Xとシート13の上端周縁部Yとである。
これらシール個所に本考案に係るキャスクバッキング用
粘接着テープが用いられる。
粘接着テープが用いられる。
粘接着テープはあらかじめシート13側に強力接着剤層
10Aを貼着しておき、シート13でキャスク12を覆
った時点で接着剤層10Bをキャスク12側に貼着する
。
10Aを貼着しておき、シート13でキャスク12を覆
った時点で接着剤層10Bをキャスク12側に貼着する
。
この場合シート13には第4図のようにシワ13Aが発
生するが、このようなシワ13Aが発生しても従来のよ
うな空洞4(第5図参照)は生じない。
生するが、このようなシワ13Aが発生しても従来のよ
うな空洞4(第5図参照)は生じない。
これは粘接着テープが粘性体9の両面に接着剤層10A
、IOBを形成したものだからで゛ある。
、IOBを形成したものだからで゛ある。
またキャスク12をプールルから引き出し後、シール個
所のシート13を剥す場合には、第3図のように粘接着
テープがシート13と共にキャスク12から剥れるため
、キャスク12側に接着剤層が残ることは全くない。
所のシート13を剥す場合には、第3図のように粘接着
テープがシート13と共にキャスク12から剥れるため
、キャスク12側に接着剤層が残ることは全くない。
これは両接着剤層10A、IOBの接着力に5倍以上の
差をもたせ、強力接着剤層10Aがシート13側に貼着
されているからである。
差をもたせ、強力接着剤層10Aがシート13側に貼着
されているからである。
なお強力接着剤層10Aとしてはブチル系ゴム、クロロ
ブレン系ゴムNBR系ゴムや未加硫雑ゴムブレンド材料
などの主にゴム系材料が運ばれ、剥離強度1kgf/c
m以上とする。
ブレン系ゴムNBR系ゴムや未加硫雑ゴムブレンド材料
などの主にゴム系材料が運ばれ、剥離強度1kgf/c
m以上とする。
接着剤層10Aとしてはアクリル樹脂、シリコン系樹脂
などの樹脂系材料を選び、剥離強度を0.2〜0.6k
gf/cmに調整する。
などの樹脂系材料を選び、剥離強度を0.2〜0.6k
gf/cmに調整する。
粘性体9としては排ゴム、雑ゴム、タールなどのブレン
ド物を用いることができる。
ド物を用いることができる。
なお以上に示した積層による方法以外でも強力接着剤層
10Aの片面を粉末(炭酸カルシウム等)処理するか、
強力な紫外線の照射により表面劣化させて接着力を低下
させるか、酸処理、アルカリ処理などの化学処理をする
方法がある。
10Aの片面を粉末(炭酸カルシウム等)処理するか、
強力な紫外線の照射により表面劣化させて接着力を低下
させるか、酸処理、アルカリ処理などの化学処理をする
方法がある。
以上本考案によれば、厳格な作業を要請されるキャスク
にかぶせるシートのバッキングを確実に行なうことがで
き、かつテープを剥がしたときにキャスク表面に全く接
着剤層を残さなくて済む。
にかぶせるシートのバッキングを確実に行なうことがで
き、かつテープを剥がしたときにキャスク表面に全く接
着剤層を残さなくて済む。
第1図は本考案実施例の要部破断斜視図、第2図〜第4
図はバッキング用として用いた場合を示しており、第2
図は全体縦断面図、第3図、第4図は要部拡大断面図、
第5図、第6図は従来のものの使用説明図である。 9・・・・・・粘性体、IOA・・・・・・強力接着剤
層、10B・・・・・・接着剤層。
図はバッキング用として用いた場合を示しており、第2
図は全体縦断面図、第3図、第4図は要部拡大断面図、
第5図、第6図は従来のものの使用説明図である。 9・・・・・・粘性体、IOA・・・・・・強力接着剤
層、10B・・・・・・接着剤層。
Claims (1)
- 排ゴム、雑ゴム、タールなどのブレンド物を帯状に形成
してなる粘性体の一方の面上に、弱い接着力を有する第
1の接着層を形成し、前記粘性体の他方の面上に、前記
第1の接着層より5倍以上の強い接着力を有する第2の
接着層を形成したことを特徴とするキャスクバツギング
用粘接着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978144988U JPS5826988Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | キヤスクバツキング用粘接着テ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978144988U JPS5826988Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | キヤスクバツキング用粘接着テ−プ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5562542U JPS5562542U (ja) | 1980-04-28 |
JPS5826988Y2 true JPS5826988Y2 (ja) | 1983-06-11 |
Family
ID=29124116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978144988U Expired JPS5826988Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | キヤスクバツキング用粘接着テ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826988Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912842U (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-26 | 株式会社大興精密製作所 | 両面接着テ−プ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4935491U (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-28 | ||
JPS504768U (ja) * | 1973-05-09 | 1975-01-18 |
-
1978
- 1978-10-20 JP JP1978144988U patent/JPS5826988Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4935491U (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-28 | ||
JPS504768U (ja) * | 1973-05-09 | 1975-01-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5562542U (ja) | 1980-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2598605B2 (ja) | 芳香物質の収容容器 | |
US3260260A (en) | Surgical drape or laminate | |
PL350614A1 (en) | Sealing disc and film composite for a closure of a container | |
US5505306A (en) | Package structure of drug-containing pressure-sensitive adhesive sheet | |
ATE54897T1 (de) | Praesentationsschale in der form eines behaelters. | |
DE3279562D1 (en) | Flexible sterile closure system for containers | |
US8376172B2 (en) | Container lid gasket protective strip for double door transfer system | |
JPS5826988Y2 (ja) | キヤスクバツキング用粘接着テ−プ | |
US4831643A (en) | Dental X-ray film back | |
JP2939123B2 (ja) | 薬物含有粘着シート及びその包装構造 | |
KR100203543B1 (ko) | 스템프 소재 및 스템프 소재용 패키지 | |
JPH0520524Y2 (ja) | ||
US3063076A (en) | Method of making a foot cushioning device | |
JPH038612Y2 (ja) | ||
JPH0620721Y2 (ja) | 紙製処理箱 | |
JPS6017339Y2 (ja) | 記録用具 | |
JPS629310Y2 (ja) | ||
JPS5879851A (ja) | 合せガラスの製造方法 | |
US20090099633A1 (en) | Single use ice pack | |
US3214583A (en) | Adapter | |
JPS6126960Y2 (ja) | ||
JP2024009557A (ja) | 袋体 | |
JP2506595Y2 (ja) | 収集帳などの台版 | |
JPS6344466A (ja) | 密封包装容器 | |
JPS63281177A (ja) | トナ−カ−トリツジ |