JPS5826894Y2 - 金属製容器 - Google Patents

金属製容器

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Publication number
JPS5826894Y2
JPS5826894Y2 JP9187879U JP9187879U JPS5826894Y2 JP S5826894 Y2 JPS5826894 Y2 JP S5826894Y2 JP 9187879 U JP9187879 U JP 9187879U JP 9187879 U JP9187879 U JP 9187879U JP S5826894 Y2 JPS5826894 Y2 JP S5826894Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
neck
welding
container
top plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP9187879U
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English (en)
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JPS5610023U (ja
Inventor
知喜 吉住
栄一郎 生野
Original Assignee
日鐵ドラム株式会社
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Publication date
Application filed by 日鐵ドラム株式会社 filed Critical 日鐵ドラム株式会社
Priority to JP9187879U priority Critical patent/JPS5826894Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は金属製容器、特にねしプラグがねじ込まれる
口金を器壁に固着した薄金属板製容器、に関する。
比較的大きな、例えば5ガロン以上の薄金属板製容器の
ほとんどは、内容物の出入れあるいは換気のために器壁
に開口を設けて、この部分に口金を取り付け、ここにね
しプラグをはめ込むようにしている。
第1図は鋼製ドラムの例を示しており、本体1に固着さ
れた天井2に注入、出用口金3および換気用口金4が固
着されており、それぞれの口金にねしプラグ5および6
がはめ込まれている。
以下、鋼製ドラムの天板に口前が取り付けられている場
合を例として説明する。
従来、天板に口金を取り付けるには、例えば米国特許3
863800号に示されているように、天板の上方に突
出する開口ネック部に口金の円筒状ネック部をはめ込み
、これの頂部を外側に折り曲げて天板に口金を固着する
漏れ止めは両ネック部の間に挾み込まれたガスケットに
よって行なわれる。
また、他の方法では、例えば米国特許3393823号
に示されているように、天板の開口ネック部と口金の円
筒状ネック部との間にガスケットを挾み込み、両ネック
部を巻き締めする。
このように折曲げまたは巻締めによって口金を天板に取
り付けたドラムでは、輸送中あるいは取り扱い中に口金
に衝撃を与えたり、プラグを強く締め過ぎることによっ
て口金がゆるむことがあり、また、ドラムの内容物によ
ってはガスケットが侵食されて内容物の漏れを発生する
ことがある。
また、たとえ、漏れが発生しなくてもガスケットが内容
物に溶解されて内容物を汚染したり、変質させることも
ある。
このような問題をなくすために口金を天板に溶接で取り
付けたドラムがある。
第2図はこのような例を示すものである。
図面に示すようにドラム8の天板9に口金13をはめ込
む開口を設けており、開口の周縁は平らになっている。
この開口に口金13の円筒状本体14の下部がはめ込ま
れており、本体下部の端面15は天板9の下面(内面)
10と同一面になっている。
そして、天板9の開口部内面と口金13の下部外面とが
接する円周状の継目16に沿って溶接18がなされる。
このようにして口金13が取り付けられた天板9は、開
口周縁が平らであり、天板下面と口金下端面が同一面に
なっており、継目16付近めy過大な応力を受けて割れ
を発生し、漏れを生じることがある。
また、溶接熱により口金全体がひずみを生じ、ねじ部の
嵌合を悪くすることがある。
また、口金を溶接で取り付ける別の方法として、第2図
に想像線で溶接19を示すように、天板9の開口周縁の
上面11と口金13の環状突出部17の外周面をすみ肉
溶接する方法がある。
この方法でも上記のものと同様の欠点があるほかに、溶
接部の円周方向に沿う長さが長くなるため、上記欠点が
倍加されるとともに、コストアップとなる。
この考案は、金属製容器における上記のような問題を解
決するためになされたもので、口金の器壁への取付は部
の強度が高く、ガスケットを必要とせず、取付は部から
漏れが発生することのない金属製容器を提供することを
目的としている。
この考案の他の目的は、口金が器壁に高い品質および作
業性の溶接によって取り付けられる金属製容器を提供す
ることである。
上記目的を達成するために、この考案の、プラグが着脱
自在に取り付けられる口金を器壁に固着した薄金属板で
作られた金属製容器は、器壁に設けた口金取付は穴の周
縁部に、器壁面に対して大体において垂直に、かつ容器
内に突出するように円筒状のネックを設けたこと、口金
の口金取付は穴への挿入部の先端寄りに円筒状の脚部を
設けたこと、口金は脚部端面とネック端面との間に段差
を設けるようにして口金取付は穴に挿入されていること
、およびネック端部と脚部端部とが形成する段付き環状
部が円周方向に沿ってすみ肉溶接されていることを特徴
としている。
以下、この考案を望ましい実施例に基づいて図面を参照
しながら詳細に説明する。
金属製容器が鋼製ドラムである場合を引き続いて例とし
、この考案の実施例について説明する。
第3図はこの考案の第1の実施例を示すものである。
薄鋼板(例えば板厚0.29〜1.5 mm)よりなる
天板21は所定の個所に口金取付は用穴がプレスにより
打ち抜かれている。
これら図面に示すように穴の周縁部は下方に(ドラムの
内側に向って)折り曲げられて円筒状ネック22を形成
している。
口金取付は用穴の内径りは口金31の大きさによって決
まるが、嵌合度合は、口金31がしまりばめされる程度
の大きさが望ましい。
ネック22の高さhは曲げ加工および口金31を口金取
付は用穴にきっちりと挿入する点から2〜5mm程度が
適当である。
また、ネック22基部の曲げ半径Rは曲げ加工およびネ
ックの高さとの関係から0.5〜2mm程度が適当であ
る。
さらに、ネック22の立上り角は大体において90°で
あるが、内径りが下方になるほどわずかに小さくなるよ
うな角度であると、口金31の取付は穴への挿入が容易
になると共に挿入された口金31はきつく保持される。
口金31は円筒状本体32からなっており、本体32は
これの外周面にねじが切られたねじ部33、ねじが切ら
れていない上部34およびねじ部33の下部に連らなる
円筒状脚部36を有している。
上部34の頂面につながる内側曲面35はプラグをねじ
込んだときのガスケットの当り面となっている。
また、脚部36の厚みは溶接時の熱のバランスから板厚
tと等しいことが望ましい。
本体32の下部は上記脚部36を含めて挿入部37とな
っている。
挿入部37の外径は本体外径より若干小さくなっており
、これの上方寄りの段部はネック22の曲り角面24に
密着するように曲面になっている。
挿入部37の長さlは、口金31を口金取付は穴に挿入
し、天板21に取り付けたときに挿入部37の下端部が
天板21のネック下端面25より板厚を程度突出する長
さが適当である。
上記のように構成された天板21の口金取付は穴に口金
31が押し込まれる。
口金31はこれの挿入部37の段部がネック22の曲り
角面24に接触して止まるまで押し込まれる。
このとき、ネック22の下端面25と脚部36の下端面
38との間に段差を生じており、また、口金31の挿入
部37は口金取付は穴にしまりばめされている。
口金31が天板21の口金取付は穴にはめ込まれた状態
でネジ1〜下端面25と脚部下端面38とが形成する狭
い段付き環状部を隅角いっばいにビード28か゛形成さ
れるようにして円周方向に沿ってすみ肉溶接する。
溶接にはアーク溶接またはガス溶接のいずれも用いるこ
とができるが、溶接の作業性および品質の点からTIG
溶接が好適である。
また、ビード28は一層で十分である。
上記のように口金が溶接された天板は、第1図に示すよ
うに周縁部において本体に巻締めあるいは溶接などの手
段によって固着され、ドラムが完成される。
この考案では、口金取付は穴の周縁部に円筒状ネックを
形成し、ここに口金をしょっばめではめ込み、二重円筒
構造としているので、穴周縁部は強固である。
また、ネック端部と口金端部とが形成する狭い段付き環
状部をすみ肉溶接するので、ネックあるいは口金が変形
してもドラムの内容物が漏れ出すことはない。
さらに、ネック部および口金の形状は単純であるから、
プレス加工および機械加工が簡単であす、シかも材料を
節約することができる。
また、ネック端部と口金端部とのすみ肉溶接は、ネック
および口金の両端面を同一面に揃えて行なうへり溶接に
比べ、溶接条件の許容範囲が広く、溶接作業が容易であ
る。
すなわち、溶接部位の面積が広いので溶融の範囲が広く
なり、電流量、溶接速度等の溶接条件の許容範囲が広く
なる。
また、へり溶接の場合には溶接面に対するトーチの角度
はほぼ90°に限定されるが、すみ肉溶接の場合にはず
みの角度すなわち90°の範囲でよいから溶接の作業性
がよい。
このほか、すみ肉溶接の場合は過熱による湯のたれが、
ねじ部に及ぶことがなく、すみ内部に収まるので比較的
に溶接作業がしやすい。
第4図はこの考案の他の実施例を示すもので、内ねし型
口金の例である。
ねじ部42の上方は断面がほぼ円形で、外側に張り出し
た突出部43となっており、突出部43は頂面44とね
じ部42とにかかる面45がガスケット当り面となって
いる。
突出部43を設けることによって口金41は剛性を増し
、補強される。
図面に示すように口金41の脚部46を天板21のネッ
ク22より突出させ、脚部46の外周側ですみ肉溶接2
8するようにすると、溶接時に溶融金属がねじ部42に
流れ込まないので、ねじを溶融金属で損うことはない。
また、脚部46の長さSは溶接時の放熱効果を考慮して
板厚tの1〜2倍程度が適当で゛ある。
以上、詳細に説明したようにこの考案の金属製容器は、
口金取付は穴の周縁部に形成された円筒状ネックに口金
の円筒状脚部を挿入して二重円筒構造としているので穴
周縁部は強固である。
また、ネック端物と口金端部とはすみ肉溶接されている
ので、容器の内容物が漏れることはなく、ガスケットに
より内容物を汚染するということもない。
また、ネック端部と口金端部とをすみ肉溶接により溶接
するので特殊な溶接手段を必要とせず、溶接部は比較的
狭い環状部であるから肉盛り量は少くてよく、一層盛り
で十分でさる。
したがって、溶接作業が簡単であり、欠陥のない優れた
溶接部を得ることができる。
また、へり溶接と比較すると溶接条件および溶接姿勢の
許容範囲が広いので溶接作業がし易い。
さらに、溶接部の湯のたれかねし部に及ばないのできれ
いに仕上り、また肉盛り量を自由に加減できるので所要
の強度が容易に得られる。
なお、実施例として容器が鋼製ドラムである場合を説明
したが、この考案はその他の口金を有する金属製容器、
例えばガソリンタンクなどにも応用されるものである。
なお、上記実施例では、いずれも口金端部がネック端部
よりも突出していたが、これを逆にしてネック端部が突
出するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が応用される金属製容器の一つである
鋼製ドラムの天板に口金が取り付けられ、口金にプラグ
がねじ込まれた状態を一部断面で示す図面である。 第2図は器壁に口金が溶接で取り付けられた従来例を示
す一部断面図である。 第3図はこの考案の一例を示すもので、器壁とこれに溶
接された口金の断面図である。 第4図はこの考案の他の例を示すもので、器壁とこれに
溶接された口金の断面図である。 2.9.21・・・・・・器壁、3,4.13,31.
41・・・・・・口金、5゜6・・・・・・プラグ、1
8,19.28・・・・・・溶接、22・・・・・・器
壁のネック、25・・・・・・ネック端面、24・・・
・・・ネックの曲り角面、32・・・・・田舎本体、3
3.42・・・・・・ねじ部、36・・・・・田舎脚部
、37・・・・・・挿入部、38・・・・・・脚部端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラグが着脱自在に取り付けられる口金を器壁に固着し
    た薄金属板製容器において、器壁に設けた口金取付は穴
    の周縁部に、器壁面に対して大体において垂直、かつ容
    器内に突出するように円筒状のネックを設けたこと、口
    金の口金取付は穴への挿入部の先端寄り\に円筒状の脚
    部を設けたこと、口金は脚部端面とネック端面との間に
    段差を設けるようにして口金取り付は穴に挿入されてい
    ること、およびネック端部と脚部端部と形成する段付き
    環状部が円周方向に沿ってすみ肉溶接されていることを
    特徴とする金属製容器。
JP9187879U 1979-07-05 1979-07-05 金属製容器 Expired JPS5826894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9187879U JPS5826894Y2 (ja) 1979-07-05 1979-07-05 金属製容器

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JP9187879U JPS5826894Y2 (ja) 1979-07-05 1979-07-05 金属製容器

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JPS5610023U JPS5610023U (ja) 1981-01-28
JPS5826894Y2 true JPS5826894Y2 (ja) 1983-06-10

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JP9187879U Expired JPS5826894Y2 (ja) 1979-07-05 1979-07-05 金属製容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5080095B2 (ja) * 2007-01-31 2012-11-21 Jfe協和容器株式会社 金属容器用口金フランジ、及びドラム缶

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JPS5610023U (ja) 1981-01-28

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