JP5080095B2 - 金属容器用口金フランジ、及びドラム缶 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばドラム缶のような金属容器の天板に設けられる口金フランジ、及び該口金フランジを有するドラム缶に関する。
天板が胴体に巻き締めされたドラム缶では、内容物等の充填及び排出のため上記天板には円孔が形成され、該円孔には閉、開栓用のプラグをネジ止めするための口金フランジが嵌め込まれ天板と溶接されている。
一方、上記ドラム缶の材料として、炭素鋼及びステンレス鋼が用いられる。炭素鋼にて製作されたドラム缶は、通常、数回の繰り返し使用の後、スクラップされるが、ステンレス鋼にて製作されたドラム缶は、耐食性に優れることから、その使用年数は、炭素鋼ドラム缶に比べて格段に長く、10年以上にわたることも珍しくない。
このようなステンレス鋼ドラム缶における上記口金フランジは、以下に説明するような形状を有し以下のような方法にて天板に溶接されている。
図7に示すように、口金フランジ10は、上記プラグを螺合するネジ部11と、ステンレス鋼板製の天板1に形成した上記円孔に差し込まれる差込部12とを有するように、例えば特許文献1に開示される方法にて成形加工される。このような口金フランジ10は、胴体に巻き締めされる前の天板1における上記円孔に差込部12を差し込んだ後、図8に示すように、天板1の裏側に溶接トーチをあて差込部12と天板1とを溶融させて溶接部20を形成し、天板1の円孔に口金フランジ10を溶接する。
特開平10−109130号公報
上述したような口金フランジ10及び溶接方法では以下に説明するような問題がある。即ち、天板1の裏側からの溶接方法では、溶接部20は、差込部12と天板1との一部分のみが溶融した状態となる。よって、微視的には図9に示すように、口金フランジ10と天板1との間には、必ず、両者の非溶融部分である隙間21が存在してしまう。上述したように、ステンレス鋼製ドラム缶は、使用年数が非常に長いことから、隙間21が残ることで、例えば口金フランジ10に応力が繰り返し作用したときには、隙間21が引き金となり溶接部20に割れ欠陥22が発生する可能性が非常に高い。よって、溶接部20の強度、特に耐疲労性が低下するという課題がある。
上記課題を解決するために、上記隙間21を無くすように溶接部20を広く取る方法が考えられる。溶接部20を大きくするためには、溶接に要する入熱を大きくする必要があるが、入熱を大きくすることで、溶接部20がネジ部11までおよび、ネジ部11の変形を招き上記プラグの取り付けが不可能となるという新たな問題が発生する。
又、上記特許文献1に開示される口金フランジの作製方法は、円板をプレス加工して口金フランジを作製する方法である。よって、差込部12に対応する部分は、上記プレス加工により形成されることから、ネジ部11の延長上に位置せざるを得ない。よって、上記特許文献1に開示される方法にて作製される口金フランジでは、上述のように溶接部20がネジ部11までおよび、ネジ部11の変形を招き上記プラグの取り付けが不可能となるという問題を生じる。
又、溶接部20の強度低下を防止するためには、図9に符号23にて示すように、天板1の表側からも口金フランジ10と天板とを溶接する方法が考えられる。しかしながら、図8に示すように、口金フランジ10の凸部13と、天板1との間隔24は狭く、該間隔24に溶接トーチを配置し、口金フランジ10の全周にわたり溶接部23を形成することは、作業性が非常に悪く、ひいては製造コストの上昇につながるという別の問題を生じさせる。
本発明は上述したような問題点を解決するためになされたもので、口金フランジと天板との溶接部の強度低下を防止し、かつ口金フランジへのプラグの取り付けに支障を生じず、溶接作業性も良い、金属容器用口金フランジ、及び該口金フランジを有するドラム缶を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における金属容器用口金フランジは、筒状の台座部の内周面にプラグを螺合するネジ部を有し、金属容器の天板に形成された開口に溶接される金属容器用口金フランジであって、
当該口金フランジの軸方向に沿って上記台座部より突出し、上記金属容器の外側となる上記天板の表側より上記開口に嵌合され、かつ上記天板の表側に裏波を形成する上記天板の裏側からの溶接により上記天板とともに溶融される嵌合部であり、嵌合部内面と、嵌合部外面と、嵌合部厚さとを有する嵌合部を備え、
上記嵌合部内面は、上記ネジ部の谷を形成する谷半径に対して遙かに大きい内面半径であって、当該嵌合部を上記台座部の上記外面に近接させて上記裏波を形成可能とする距離でかつ上記溶接による上記ネジ部の変形を防止する裏波形成変形防止距離を上記谷半径に加えた内面半径を有し、
上記嵌合部厚さは、上記台座部の上記外面に対して僅かに小さい寸法を有する上記嵌合部外面及び上記嵌合部内面にて形成される厚さであり、上記天板の裏側における溶接ビードを滑らかにしかつ上記裏波を形成させる厚さにてなり、
上記台座部の外面は、上記嵌合部外面に対して距離を介して形成され、上記距離は、上記天板の表側に上記裏波を形成させ該裏波と台座部外面とを融着可能とする長さである、
ことを特徴とする。

又、上記台座部は、当該台座部と上記嵌合部との境界近傍における当該台座部の外面に、上記裏波に応力集中形状の発生を防止する応力集中回避用部をさらに有することもできる。
又、上記応力集中回避用部は、上記外面と上記天板とを鋭角な角度にて交差させる断面を有するように構成することもできる。
又、本発明の第2態様におけるドラム缶は、上記第1態様における口金フランジと、
上記金属容器用口金フランジが溶接された天板と、
上記天板及び地板が巻き締められる胴体部と、
を備えたことを特徴とする。
上記第2態様において、上記天板には、上記天板に形成された開口を含む部分を当該ドラム缶の内側から外側に向かい突出させてなり、上記開口に溶接された上記口金フランジの溶接部に作用する応力を軽減する溶接保護部を形成することができる。
上記第1態様の金属容器用口金フランジ及び上記第2態様のドラム缶によれば、口金フランジにおける嵌合部は、上記嵌合部内面及び上記嵌合部厚さを有することから、天板の開口に差し込まれた嵌合部に対して天板の裏側からの溶接によって、天板の表側まで天板及び嵌合部を溶融することができ天板の表側には溶接の裏波を形成することができる。よって、口金フランジと天板との間に隙間は存在せず、上記隙間に起因して溶接部に割れ欠陥が生じることはない。したがって、溶接部の強度を維持することができる。又、嵌合部は、ネジ部に対して裏波形成変形防止距離にて離れていることから、溶接の熱によるネジ部の変形を防止でき、口金フランジへのプラグの取り付けに支障が生じることはない。さらに、裏波を形成可能であることから、スペース的に困難である天板の表側からの溶接を行う必要はなく、溶接作業性も良好である。
さらに、台座部の外面に応力集中回避用部を設けることで、上記裏波に応力集中形状の発生を防止できる。よって、さらに溶接部の強度を維持することができる。
本発明の実施形態である金属容器用口金フランジ、及び該口金フランジを有するドラム缶について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
又、以下に説明する実施形態では、口金フランジが取り付けられる金属容器としてドラム缶を例に採るが、ドラム缶に限定するものではなく、側面板に形成した開口に口金フランジが差し込まれて溶接されるような金属製の容器であればよい。又、上記ドラム缶は、ステンレス鋼製のものを例に採るが、これに限定するものではない。
図1は、上記実施形態における金属容器用口金フランジ101の一例を示している。該口金フランジ101は、ステンレス鋼の棒材を切削加工したり、あるいはステンレス鋼の鍛造又は鋳造さらにはその後の切削加工により製作され、製作後、図5に示すように、同じくステンレス鋼製の天板1の開口3に溶接される。本実施形態では、上記溶接は、TIG、MIG等のアーク溶接で溶着金属を用いて行うが、これに限定するものではなく、溶着金属を用いずに天板1及び口金フランジ101を溶融して行っても良い。口金フランジ101を溶接した天板1は、同様にステンレス鋼にて製作され、金属容器の一例であるドラム缶5の胴体部2に巻き締めされ、取り付けられる。
口金フランジ101について詳しく説明する。口金フランジ101は、大別して、筒状であって内周面にネジ部111を有する台座部110と、当該口金フランジ101の軸方向101aに沿って台座部110より突出し台座部110と一体的に形成される嵌合部120とを備える。尚、ネジ部111には、不図示のプラグが螺合可能である。
嵌合部120は、ドラム缶5の外側となる天板1の表側1aより開口3に嵌合され、さらに図2に示すように、天板1の表側1aに裏波151を形成する天板1の裏側1bからの溶接によって、天板1とともに溶融される部分である。尚、図2に示す溶接部150は、溶接状態の一例を模式的に図示したものであり、溶接状態は図示するものに限定されない。但し、裏波151は必ず形成され、かつ溶接部150がネジ部111まで及ぶことはない。
このような嵌合部120は、嵌合部内面121と、嵌合部外面122と、嵌合部内面121及び嵌合部外面122にて形成される嵌合部厚さ123とを有する。
嵌合部内面121は、台座部110の上記ネジ部111の谷を形成する谷半径111aに対して遙かに大きい嵌合部内面半径121aにて形成される内周面である。上記嵌合部内面半径121aは、谷半径111aに裏波形成変形防止距離124を加えてなる半径である。上記裏波形成変形防止距離124は、嵌合部120を台座部110の外面112に近接させて、つまり嵌合部外面122と台座部外面112との距離125を極力小さくして、天板1の表側1aに裏波151を形成可能としかつ溶接によるネジ部111の変形を防止する距離である。
裏波形成変形防止距離124を設けて上記距離125を極力小さくしたことは、天板1の裏側1bから溶接を行っても表側1aに裏波151を形成可能とし、さらに該裏波151と台座部110の外面112とを融着可能とする。よって、天板1の裏側1bからの1回の溶接により、天板1と、口金フランジ101の台座部110及び嵌合部120との接触部分を完全に溶着させることができ、かつ溶接がネジ部111に悪影響を与えるのを防止することができる。
尚、距離125は、台座部110と嵌合部120との段差に相当する寸法であり、該段差は、嵌合部120を開口3に差し込むときに、台座部110を天板1に当接させて差し込み動作を停止させる作用をする。よって、距離125は、上記作用を果たす最小の寸法でよく、必要以上に大きくすることは裏波151の形成を困難とし好ましくない。
嵌合部外面122は、台座部外面112に対して僅かに小さい寸法を有する側面である。尚、本実施形態では、台座部外面112は円周面にて形成され、嵌合部外面122も円周面にて形成されるが、台座部外面112及び嵌合部外面122の形状は、円周面に限定されるものではなく、例えば多角形にてなる平面であってもよい。
嵌合部厚さ123は、天板1の裏側1bにおける溶接ビード152を凹凸の無い滑らかな状態とし、かつ溶接の入熱を良好にして裏波151の形成を可能にする厚さである。尚、出願人の検討によれば、嵌合部厚さ123が規定の厚さを超えるときには、材料を無駄に浪費するとともに、溶接ビード152に突起部が発生したり、良好な裏波151が形成できない等の支障が生じる。一方、嵌合部厚さ123が薄すぎても良好な溶接ビード152が形成されない等の支障が生じる。
一つの実施例として、嵌合部厚さ123は2.5mmであり、裏波形成変形防止距離124は約1.5mmであり、距離125は約1mmである。
尚、仮に、円板をプレス加工して口金フランジを作製する場合、嵌合部120に対応する部分は、上記プレス加工により形成されることから、ネジ部111の延長上に位置せざるを得ない。よって、上記プレス加工では、本実施形態における上述の嵌合部120のように、嵌合部120をネジ部111から離して裏波形成変形防止距離124及び嵌合部厚さ123を調整して、口金フランジ101を作製することはできない。
さらに本実施形態では、台座部110の外面112の全周囲に応力集中回避用部113を形成している。応力集中回避用部113は、台座部110と嵌合部120との境界114の近傍にて外面112に形成され、裏波151に応力集中形状の発生を防止する機能を有する。上記応力集中形状とは、例えばアンダーカットのような凹形状であり、その部分に応力が集中してしまうような形状が該当する。
このような応力集中回避用部113は、天板1に対して、台座部110の外面112又は外面112の延長線を90度未満の鋭角な角度にて交差させるための部分であり、例えばくさび形の断面にてなる部分である。ここでくさび形の先端は、台座部110の外側を向いている。本実施形態では、一例として、上記境界114の近傍に、半円形にてなる凹部113aを外面112に形成することで、くさび形の断面にてなる応力集中回避用部113を形成している。尚、上記近傍とは、図1に示すように、応力集中回避用部113の端部と天板1とが近接している状態であり、又、裏波151に応力集中形状を発生させることなく裏波151を滑らかに形成させるような位置関係を意味する。例えば図1に示す、上記端部と天板1との間の距離115は、本実施形態の一例として、約0.5〜約1mmとしている。又、距離115は、0mmでも良い。
上述のように応力集中回避用部113は、例えばくさび形の断面にてなり、台座部110の外面112又は外面112の延長線は90度未満の鋭角な角度にて天板1と交差することから、裏波151は、応力集中回避用部113を介して台座部110の外面112と滑らかにつながることができる。よって、裏波151部分に、例えば凹形状の上記応力集中形状が発生するのを防止することができる。したがって、応力集中回避用部113は、溶接部150における割れ欠陥等の発生を防止することができ、溶接部150の強度を維持することができる。
尚、応力集中回避用部113は、図1に示すような半円形状の凹部113aによって形成されることに限定されない。例えば図3に示すように、上記境界114の近傍に形成した傾斜部113bによっても形成することができる。又、凹部113a及び傾斜部113bは、ともに円弧面を有するが、応力集中回避用部113の表面を円弧面に限定するものではなく、上述のように応力集中回避用部113を形成する表面又はその延長線が90度未満の鋭角な角度にて天板1と交差するような面であればよい。
一方、上述の効果を奏することから応力集中回避用部113を設けるのが好ましいが、溶接条件の調整等により裏波151の形成及び状態を良好にすることで、上記応力集中形状の発生を防止することは可能である。したがって、台座部110への応力集中回避用部113の形成は任意である。よって、図4に示すように、台座部110に応力集中回避用部113を形成しなくてもよい。
上述したように、本実施形態の口金フランジ101によれば、天板1の開口3に差し込まれた嵌合部120に対して天板1の裏側1bからの溶接によって、天板1の表側1aまで天板1及び嵌合部120を溶融することができ天板1の表側1aには溶接の裏波151を形成することができる。よって、溶接後において、口金フランジ101と天板1との間に隙間は存在せず、該隙間に起因して溶接部150に割れ欠陥が生じることはない。したがって、溶接部150の強度を維持することができる。
口金フランジ101が溶接される開口3の周りの天板1は、通常、平坦な状態のままであり、該状態において、溶接された口金フランジ101に局所的に荷重が繰り返し作用したときであっても、上述のような強固な溶接状態により、溶接部150の強度維持は確保される。
一方、さらに、溶接部150の強度維持を向上させるため、図6に示すように、天板1の開口3の周りには、溶接保護部160を形成することもできる。溶接保護部160は、例えばプレス加工により、天板1の開口3の周りをドラム缶5の内側から外側に向けて突出させた部分であり、屈曲部161を有する。尚、図6において屈曲部161は、直角に折り曲げられているが、折り曲げ角度は、直角に限定するものではない。このような溶接保護部160を設けることで、溶接された口金フランジ101に対して局所的に荷重が作用したときには、溶接保護部160、特に屈曲部161は、その力を緩衝するように機能する。具体的には溶接保護部160、特に屈曲部161は、弾性部材のように弾性変形可能であり、上記荷重による応力が直接に口金フランジ101のみに作用するのを防止することができる。したがって、溶接部150に作用する応力は軽減される。このように、溶接保護部160は、口金フランジ101と天板1との溶接部150の強度低下を防止する。
尚、溶接保護部160は、天板1の開口3の周りをドラム缶5の外側から内側に向けて凹ませて形成してもよいが、凹んだ部分に塵埃や液体等が貯留する可能性があること、ドラム缶の内容物の排出時に、ドラム缶内に内容物が残留してしまう可能性があること等の理由から、上述のようにドラム缶5の内側から外側に向けて突出させて形成するのが好ましい。
本発明は、例えばドラム缶のような金属容器の天板に設けられる口金フランジ、及び該口金フランジを有するドラム缶に適用可能である。
本発明の実施形態である口金フランジの断面図である。 図1に示す口金フランジを天板に溶接した状態における口金フランジ部分の断面図である。 図1に示す口金フランジの変形例を示す図である。 図1に示す口金フランジの別の変形例を示す図である。 図1に示す口金フランジが設けられるドラム缶を示す斜視図である。 図1に示す口金フランジが設けられる天板における溶接保護部を示す図である。 従来の口金フランジを示す断面図である。 図7に示す従来の口金フランジを天板に溶接した状態における口金フランジ部分の断面図である。 従来の口金フランジにおける問題点を説明するための図である。
符号の説明
1…天板、1a…表側、1b…裏側、2…胴体部、3…開口、5…ドラム缶、
101…口金フランジ、101a…軸方向、110…台座部、111…ネジ部、
111a…谷半径、112…外面、113…応力集中回避用部、114…境界、
120…嵌合部、121…嵌合部内面、122…嵌合部外面、123…嵌合部厚さ、
124…裏波形成変形防止距離、151…裏波。

Claims (6)

  1. 筒状の台座部(110)の内周面にプラグを螺合するネジ部(111)を有し、金属容器(5)の天板(1)に形成された開口(3)に溶接される金属容器用口金フランジであって、
    当該口金フランジの軸方向(101a)に沿って上記台座部より突出し、上記金属容器の外側となる上記天板の表側(1a)より上記開口に嵌合され、かつ上記天板の表側に裏波(151)を形成する上記天板の裏側(1b)からの溶接により上記天板とともに溶融される嵌合部であり、嵌合部内面(121)と、嵌合部外面(122)と、嵌合部厚さ(123)とを有する嵌合部(120)を備え、
    上記嵌合部内面は、上記ネジ部の谷を形成する谷半径(111a)に対して遙かに大きい内面半径であって、当該嵌合部を上記台座部の上記外面に近接させて上記裏波を形成可能とする距離でかつ上記溶接による上記ネジ部の変形を防止する裏波形成変形防止距離(124)を上記谷半径に加えた内面半径を有し、
    上記嵌合部厚さは、上記台座部の上記外面に対して僅かに小さい寸法を有する上記嵌合部外面及び上記嵌合部内面にて形成される厚さであり、上記天板の裏側における溶接ビードを滑らかにしかつ上記裏波を形成させる厚さにてなり、
    上記台座部の外面(112)は、上記嵌合部外面に対して距離(125)を介して形成され、上記距離は、上記天板の表側に上記裏波を形成させ該裏波と台座部外面とを融着可能とする長さである、
    ことを特徴とする金属容器用口金フランジ。
  2. 上記台座部は、当該台座部と上記嵌合部との境界(114)近傍における当該台座部の外面(112)に、上記裏波に応力集中形状の発生を防止する応力集中回避用部(113)をさらに有する、請求項1記載の金属容器用口金フランジ。
  3. 上記応力集中回避用部は、上記外面と上記天板とを鋭角な角度にて交差させる断面を有する、請求項2記載の金属容器用口金フランジ。
  4. 上記金属容器はドラム缶であり、上記天板及び当該口金フランジはステンレス鋼製である、請求項1から3のいずれかに記載の金属容器用口金フランジ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の金属容器用口金フランジ(101)と、
    上記金属容器用口金フランジが溶接された天板(1)と、
    上記天板及び地板が巻き締められる胴体部(2)と、
    を備えたことを特徴とするドラム缶。
  6. 上記天板には、上記天板に形成された開口(3)を含む部分を当該ドラム缶の内側から外側に向かい突出させてなり、上記開口に溶接された上記口金フランジの溶接部(150)に作用する応力を軽減する溶接保護部(160)を形成した、請求項5記載のドラム缶。
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