JPS5826669Y2 - 感熱自動閉鎖機構を備えるスライドレジスタ - Google Patents
感熱自動閉鎖機構を備えるスライドレジスタInfo
- Publication number
- JPS5826669Y2 JPS5826669Y2 JP1978148254U JP14825478U JPS5826669Y2 JP S5826669 Y2 JPS5826669 Y2 JP S5826669Y2 JP 1978148254 U JP1978148254 U JP 1978148254U JP 14825478 U JP14825478 U JP 14825478U JP S5826669 Y2 JPS5826669 Y2 JP S5826669Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- slide plate
- slide
- temperature fuse
- air circulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
家屋等の建造物では天井裏、室内において軒換気、棟換
気、妻換気、部屋換気を行い、空気の流通をよくして夏
季には太陽熱の蓄積を防ぎ、冬季には結露による断熱材
や建材の劣化を防ぐことが行われており、そのために種
々の換気装置が提案されているが、この考案は特に軒換
気に使用されるスライドレジスタにおいて、類焼による
被害を防止しうるようにした機構を提供しようとするも
のである。
気、妻換気、部屋換気を行い、空気の流通をよくして夏
季には太陽熱の蓄積を防ぎ、冬季には結露による断熱材
や建材の劣化を防ぐことが行われており、そのために種
々の換気装置が提案されているが、この考案は特に軒換
気に使用されるスライドレジスタにおいて、類焼による
被害を防止しうるようにした機構を提供しようとするも
のである。
火災の場合の類焼の形態として最も多いのは、隣り合う
家屋の火災により火炎がこちらの家屋の軒下に燃え移る
ことであるが、この際に軒下板等の表面材に不燃性材料
を使用していたとしても、軒下換気口から火炎が天井裏
へ侵入することになれば、類焼を防ぎ得ないことになる
。
家屋の火災により火炎がこちらの家屋の軒下に燃え移る
ことであるが、この際に軒下板等の表面材に不燃性材料
を使用していたとしても、軒下換気口から火炎が天井裏
へ侵入することになれば、類焼を防ぎ得ないことになる
。
ここにおいてこの考案は火炎による熱を感知することに
よって温度ヒユーズを働かせ、それによって自動的に換
気口を閉塞しうるような機構を提案するものである。
よって温度ヒユーズを働かせ、それによって自動的に換
気口を閉塞しうるような機構を提案するものである。
次にこの考案を図面に示す実施例について説明する。
不燃性材料から戒るカバー1には適当な配置で多数の空
気流通穴2が設けられており、これら空気流通穴2と同
じ位置に同形の空気流通穴3を有するスライドプレート
4は、取付状態において前記カバー1の内側でこのカバ
ー1に沿ってスライドしうるようになっており、このス
ライドプレート4のスライド運動の終端は前記カバー1
の内面側において全周的に突設した突縁5によって規制
され、第2図は前記空気流通穴2,3が合致していて換
気が行われている状態を示す。
気流通穴2が設けられており、これら空気流通穴2と同
じ位置に同形の空気流通穴3を有するスライドプレート
4は、取付状態において前記カバー1の内側でこのカバ
ー1に沿ってスライドしうるようになっており、このス
ライドプレート4のスライド運動の終端は前記カバー1
の内面側において全周的に突設した突縁5によって規制
され、第2図は前記空気流通穴2,3が合致していて換
気が行われている状態を示す。
なお6は前記スライドプレート4に取り付けたつまみ部
であって、このつまみ部6はカバー1に設けた長穴7を
介して外部へ突出しており、このつまみ部6に設けた隙
孔8にストッパ9を挿通することによって、カバー1に
対するスライドプレート4の離隔方向への変位を抑止し
、強風の吹き上げによってスライドプレート4がカバー
1から離れるようなことがないようにしである。
であって、このつまみ部6はカバー1に設けた長穴7を
介して外部へ突出しており、このつまみ部6に設けた隙
孔8にストッパ9を挿通することによって、カバー1に
対するスライドプレート4の離隔方向への変位を抑止し
、強風の吹き上げによってスライドプレート4がカバー
1から離れるようなことがないようにしである。
この考案では前記カバー1に突起片10を突設し、この
突起片10に、温度ヒユーズ体11の一端に設けた孔1
2を係合し、この温度ヒユーズ体11の他端の孔13に
嵌着したピン14を、前記スライドプレート4にこのプ
レート4の変位方向に平行に設けた長孔15に対して係
合させる。
突起片10に、温度ヒユーズ体11の一端に設けた孔1
2を係合し、この温度ヒユーズ体11の他端の孔13に
嵌着したピン14を、前記スライドプレート4にこのプ
レート4の変位方向に平行に設けた長孔15に対して係
合させる。
この場合前記空気流通穴2,3が合致している状態にお
いて、ピン14は長孔15の突起片10に近い側の端縁
に接して係合するようにする。
いて、ピン14は長孔15の突起片10に近い側の端縁
に接して係合するようにする。
なお長孔15の長さはスライドプレート4の移動量以上
とする。
とする。
またこのスライドプレート4の前記突起片10側の端縁
にはこの突起片10によって移動量の制限を受けないよ
うに逃げのための切欠4′を設ける。
にはこの突起片10によって移動量の制限を受けないよ
うに逃げのための切欠4′を設ける。
第1図ないし第3図に示す温度ヒユーズ体11は、2枚
の不燃性板片(例えば金属板)16.17を部分的に重
なり合う状態で並べ、この重なった部分を低融点合金1
8によって接合したものの両端部に前記孔12.13を
あけ、前記板片16.17に形成した切起し片19.2
0に引張り方向に作用する弾性体すなわちコイルばね2
1の両端を掛は止めた構造を有し、火災の熱によって前
記低融点合金18が溶融すると、前記コイルばね21の
作用でスライドプレート4か゛第1図及び第2図の左方
へ引張られて移動し、前記空気流通穴2と3が合致しな
くなり、閉鎖状態となって、火炎が家屋の天井裏へ侵入
するのを自動的に阻止するようにしたものである。
の不燃性板片(例えば金属板)16.17を部分的に重
なり合う状態で並べ、この重なった部分を低融点合金1
8によって接合したものの両端部に前記孔12.13を
あけ、前記板片16.17に形成した切起し片19.2
0に引張り方向に作用する弾性体すなわちコイルばね2
1の両端を掛は止めた構造を有し、火災の熱によって前
記低融点合金18が溶融すると、前記コイルばね21の
作用でスライドプレート4か゛第1図及び第2図の左方
へ引張られて移動し、前記空気流通穴2と3が合致しな
くなり、閉鎖状態となって、火炎が家屋の天井裏へ侵入
するのを自動的に阻止するようにしたものである。
第4図は温度ヒユーズ体11の他の実施形態を示すもの
であって、ここでは前記引張り方向に作用する弾性体は
板ばわ22であり、この板ばね22の端部22 a 、
22 bを前記板片16.17に形成した穴23.24
に係合させるものであり、この板は゛わ22は装着前は
第5図に示すように閉じた状態にあり、これを開いて第
4図に示すようにセットするのであり、火災の熱で低融
点合金18が溶けると、この板ばね22が縮む作用によ
って板16.17を引き寄せてスライドプレート4の移
動を行わせるのである。
であって、ここでは前記引張り方向に作用する弾性体は
板ばわ22であり、この板ばね22の端部22 a 、
22 bを前記板片16.17に形成した穴23.24
に係合させるものであり、この板は゛わ22は装着前は
第5図に示すように閉じた状態にあり、これを開いて第
4図に示すようにセットするのであり、火災の熱で低融
点合金18が溶けると、この板ばね22が縮む作用によ
って板16.17を引き寄せてスライドプレート4の移
動を行わせるのである。
上記構成から成るスライドレジスタは、前記カバー1に
あけた取付穴25に挿通される小ねじ26を介して建物
の軒下部27に形成した開口部28に取り付けられるの
であって、なおこの考案のスライドレジスタは軒下部の
みならず、建物の妻換気、部屋換気なども利用しうろこ
とは云うまでもない スライドレジスタの通常の開閉の際は、つまみ部6を持
ってスライドプレート4を第1図及び第2図で左方へ移
動させることにより行なうことができるものであり、こ
の際前記長孔15の存在により、前記温度ヒユーズ11
とは無関係にスライドプレート4を移動させることがで
きるのである。
あけた取付穴25に挿通される小ねじ26を介して建物
の軒下部27に形成した開口部28に取り付けられるの
であって、なおこの考案のスライドレジスタは軒下部の
みならず、建物の妻換気、部屋換気なども利用しうろこ
とは云うまでもない スライドレジスタの通常の開閉の際は、つまみ部6を持
ってスライドプレート4を第1図及び第2図で左方へ移
動させることにより行なうことができるものであり、こ
の際前記長孔15の存在により、前記温度ヒユーズ11
とは無関係にスライドプレート4を移動させることがで
きるのである。
この考案の感熱自動閉鎖機構は、上述のように通常の手
動の開閉が温度ヒユーズ体11と無関係に行えることと
、火災のときに自動的に閉まることと、火災がおさまっ
たあと感熱作動した温度ヒユーズ体11を交換するのみ
で原状を回復できることとにおいて極めて顕著な特徴を
有するものである。
動の開閉が温度ヒユーズ体11と無関係に行えることと
、火災のときに自動的に閉まることと、火災がおさまっ
たあと感熱作動した温度ヒユーズ体11を交換するのみ
で原状を回復できることとにおいて極めて顕著な特徴を
有するものである。
第1図はこの考案の機構を備えるスライドレジスタの平
面図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図、
第3図はその要部の一実施例の拡大斜視図、第4図は要
部の他の実施例の斜視図で、第5図はその一部の斜視図
である。 なお図において、1・・・・・・カバー、2,3・・・
・・・空気流通穴、4・・・・・・スライドプレート、
10・・・・・・突起片、11・・・・・・温度ヒユー
ズ体、12.13・・・・・・孔、14・・・・・・ピ
ン、15・・・・・・長孔、16.17・・・・・・不
燃性板片、18・・・・・・低融点合金、21・・・・
・・コイルばね(弾性体)、22・・・・・・板ばね(
弾性体)、である。
面図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図、
第3図はその要部の一実施例の拡大斜視図、第4図は要
部の他の実施例の斜視図で、第5図はその一部の斜視図
である。 なお図において、1・・・・・・カバー、2,3・・・
・・・空気流通穴、4・・・・・・スライドプレート、
10・・・・・・突起片、11・・・・・・温度ヒユー
ズ体、12.13・・・・・・孔、14・・・・・・ピ
ン、15・・・・・・長孔、16.17・・・・・・不
燃性板片、18・・・・・・低融点合金、21・・・・
・・コイルばね(弾性体)、22・・・・・・板ばね(
弾性体)、である。
Claims (1)
- 多数の空気流通穴を設けたカバーと、このカバーの内面
に沿って変位可能でかつ前記空気流通穴と合致する空気
流通穴を有するスライドプレートとを備え、前記カバー
とスライドプレートを温度ヒユーズ体の両端部で接続し
、この温度ヒユーズ体が低融点合金を介して重ね合わせ
状に接続された2枚の不燃性板片とこれら板片に引張り
方向に係合した弾性体とで構成され、この弾性体の引張
り方向を前記スライドプレートの空気流通穴がカバーの
空気流通穴と合致しなくなる閉鎖位置への移動方向と一
致させて戊り、かつ前記カバー及びスライドプレートと
温度ヒユーズ体との接続に当って、一端を前記カバー接
続した温度ヒユーズ体の他端に取り付けたピンを前記ス
ライドプレートにこのプレートの変位方向に平行に設け
た長孔に対して係合させ、以ってスライドプレートの閉
鎖方向への単独変位可能性を与え、前記空気流通穴の通
常の開閉動作に支障とならないようにした感熱自動閉鎖
機構を備えるスライドレジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978148254U JPS5826669Y2 (ja) | 1978-10-30 | 1978-10-30 | 感熱自動閉鎖機構を備えるスライドレジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978148254U JPS5826669Y2 (ja) | 1978-10-30 | 1978-10-30 | 感熱自動閉鎖機構を備えるスライドレジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5565054U JPS5565054U (ja) | 1980-05-06 |
JPS5826669Y2 true JPS5826669Y2 (ja) | 1983-06-09 |
Family
ID=29130472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978148254U Expired JPS5826669Y2 (ja) | 1978-10-30 | 1978-10-30 | 感熱自動閉鎖機構を備えるスライドレジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826669Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5342496A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-17 | Yunichigaado Kk | Automatic fire extinguisher |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418035Y2 (ja) * | 1974-06-04 | 1979-07-09 |
-
1978
- 1978-10-30 JP JP1978148254U patent/JPS5826669Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5342496A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-17 | Yunichigaado Kk | Automatic fire extinguisher |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5565054U (ja) | 1980-05-06 |
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