JPS5826659Y2 - 血液，輪液回路用チエンバ−の濾過装置 - Google Patents
血液，輪液回路用チエンバ−の濾過装置Info
- Publication number
- JPS5826659Y2 JPS5826659Y2 JP13342980U JP13342980U JPS5826659Y2 JP S5826659 Y2 JPS5826659 Y2 JP S5826659Y2 JP 13342980 U JP13342980 U JP 13342980U JP 13342980 U JP13342980 U JP 13342980U JP S5826659 Y2 JPS5826659 Y2 JP S5826659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- main body
- chamber
- partition plate
- filtration device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、人工腎臓血液回路、血液セット、輸液セット
などの血液、輸液回路中に設けられるチェンバーの濾過
装置に関するものである。
などの血液、輸液回路中に設けられるチェンバーの濾過
装置に関するものである。
従来の血液、輸液回路用チェンバーは、第１図及び第２
図示のように透明なプラスチック材で成形した筒体から
なる本体１の一端には、血液や薬液を流入する流入管の
接続口２を設け、その両側には、レベル調整ライン接続
口３と、モニターライン接続口４を設け、ときには流入
管２の一側にレベル調整ラインを設け、上記本体１の他
端には、血液や薬液を流出する流出管の接続口５を設け
、本体１の内部には、袋状に成形した濾過網６を固定し
た構造を有するものが多いが、このチェンバーにおいて
、濾過網６を本体１の内部に固定するには、第３図示の
ように本体１の内壁の所定位置へ、本体１の内径と同じ
口径を有する濾過網６を、その入口にしんちゅう製の棒
から戊る治具７を嵌合させて治具７とともに押し込み、
濾過網６の口縁を、治具７と、本体１の外壁の周囲＋程
度に押し当てた治具８とで本体１の内壁に挟持し、治具
８を通して高周波の熱を加えて、濾過網６の口縁の士程
度を本体１の内壁に溶着し、次いで治具８を本体１の外
壁からはなし濾過網６を治具７及び本体１と一緒に＋程
度回転させ、再び治具８を本体１の外壁に押し当てて、
上記と同様に加熱し、濾過網６の口縁の次の＋程度を本
体１の内壁に溶着し、さらに上記の操作を繰り返して、
濾過網６の口縁の残りの＋程度を溶着していたから、濾
過網の固定に手間がかかり、量産に適さないという欠点
があった。
図示のように透明なプラスチック材で成形した筒体から
なる本体１の一端には、血液や薬液を流入する流入管の
接続口２を設け、その両側には、レベル調整ライン接続
口３と、モニターライン接続口４を設け、ときには流入
管２の一側にレベル調整ラインを設け、上記本体１の他
端には、血液や薬液を流出する流出管の接続口５を設け
、本体１の内部には、袋状に成形した濾過網６を固定し
た構造を有するものが多いが、このチェンバーにおいて
、濾過網６を本体１の内部に固定するには、第３図示の
ように本体１の内壁の所定位置へ、本体１の内径と同じ
口径を有する濾過網６を、その入口にしんちゅう製の棒
から戊る治具７を嵌合させて治具７とともに押し込み、
濾過網６の口縁を、治具７と、本体１の外壁の周囲＋程
度に押し当てた治具８とで本体１の内壁に挟持し、治具
８を通して高周波の熱を加えて、濾過網６の口縁の士程
度を本体１の内壁に溶着し、次いで治具８を本体１の外
壁からはなし濾過網６を治具７及び本体１と一緒に＋程
度回転させ、再び治具８を本体１の外壁に押し当てて、
上記と同様に加熱し、濾過網６の口縁の次の＋程度を本
体１の内壁に溶着し、さらに上記の操作を繰り返して、
濾過網６の口縁の残りの＋程度を溶着していたから、濾
過網の固定に手間がかかり、量産に適さないという欠点
があった。
また、上記のようにして固定された濾過網６は、その周
側面のうち入口寄りの部分が本体１の内壁に接触してい
るために、人体へ輸血や輸液を施す場合、血液や薬液が
流出管接続口５側からその液面を上昇して本体１内に溜
る過程で、第２図示のように濾過網６と本体１の内壁と
の間のところどころに空気溜り９が出来やすく、そのま
ま輸血や輸液を施すと、血液や薬液の量が狂ったり、空
気溜り９が突然逃げてチェンバー内の液面が狂ったりす
るので、従来は空気溜り９が出来る都度、本体１を手で
たたくなどして空気を追い出すという面倒な操作をしな
ければならなかった。
側面のうち入口寄りの部分が本体１の内壁に接触してい
るために、人体へ輸血や輸液を施す場合、血液や薬液が
流出管接続口５側からその液面を上昇して本体１内に溜
る過程で、第２図示のように濾過網６と本体１の内壁と
の間のところどころに空気溜り９が出来やすく、そのま
ま輸血や輸液を施すと、血液や薬液の量が狂ったり、空
気溜り９が突然逃げてチェンバー内の液面が狂ったりす
るので、従来は空気溜り９が出来る都度、本体１を手で
たたくなどして空気を追い出すという面倒な操作をしな
ければならなかった。
本考案は、上記従来の不便を解消しうるチェンバーの濾
過装置を提供しようとするものである。
過装置を提供しようとするものである。
以下図面第４図ないし第１２図にもとすいて本考案の実
施例を説明すると、１０は透明なプラスチック材で成形
した筒体から戒るチェンバ一本体、１１はチェンバ一本
体１０の内壁に接着する径を有し、かつチェンバ一本体
１０の内部を仕切る円形のプラスチック製仕切板、１２
は仕切板１１に穿設した長方形状の液流入口で仕切板１
１の周縁から内側へ寄った位置に設けてあり、仕切板１
１の板面には、その周縁から液流入口１２に向って低下
するテーパー面１３が設けである。
施例を説明すると、１０は透明なプラスチック材で成形
した筒体から戒るチェンバ一本体、１１はチェンバ一本
体１０の内壁に接着する径を有し、かつチェンバ一本体
１０の内部を仕切る円形のプラスチック製仕切板、１２
は仕切板１１に穿設した長方形状の液流入口で仕切板１
１の周縁から内側へ寄った位置に設けてあり、仕切板１
１の板面には、その周縁から液流入口１２に向って低下
するテーパー面１３が設けである。
１４は液流入口１２と連通ずる中空部１５を有するプラ
スチック製の濾過槽で、仕切板１１に接合してあり、こ
の濾過槽１４の側壁のうち幅広の両側壁を切欠して窓孔
１６，１７を設け、それらの窓孔１６，１７の孔辺には
、段状に引込んだ接着しろ１８を設え、特に濾過槽１４
の底部側の接着しろ１８には、両側が高く、中央に至る
に従い低くなるテーパー面１９を設けて、血液や薬液の
残留を防ぐようにしである。
スチック製の濾過槽で、仕切板１１に接合してあり、こ
の濾過槽１４の側壁のうち幅広の両側壁を切欠して窓孔
１６，１７を設け、それらの窓孔１６，１７の孔辺には
、段状に引込んだ接着しろ１８を設え、特に濾過槽１４
の底部側の接着しろ１８には、両側が高く、中央に至る
に従い低くなるテーパー面１９を設けて、血液や薬液の
残留を防ぐようにしである。
２０．２１はナイロン製の濾過網で、それらの周縁を接
着しろ１８に当てて接着するようにして窓孔１６，１７
の全体を被うよう１に張設しである。
着しろ１８に当てて接着するようにして窓孔１６，１７
の全体を被うよう１に張設しである。
上記の構成より成る血液、輸液回路用チェンバーの濾過
装置は、本体１０の内部へ挿入し、仕切板１１の周縁を
本体１０の内壁の所定位置に圧着したり、接着剤で接着
するなどして固定することができるので、本体１０に対
する濾過装置の固定が著しく簡単になり、チェンバーの
量産に好適である。
装置は、本体１０の内部へ挿入し、仕切板１１の周縁を
本体１０の内壁の所定位置に圧着したり、接着剤で接着
するなどして固定することができるので、本体１０に対
する濾過装置の固定が著しく簡単になり、チェンバーの
量産に好適である。
また、上記濾過装置においては、第１２図示のように、
血液や薬液が矢印で示す如く仕切板１１のテーパー面１
３を伝って液流入口１２から濾過槽１４内へ流入し、両
側の濾過網２０．２１を通過する過程で濾過され、流出
管接続口側へ流出する。
血液や薬液が矢印で示す如く仕切板１１のテーパー面１
３を伝って液流入口１２から濾過槽１４内へ流入し、両
側の濾過網２０．２１を通過する過程で濾過され、流出
管接続口側へ流出する。
この血液や薬液が流出管接続口側からその液面を上昇し
て本体１０に溜る過程で、濾過網２０．２１の周側面と
本体１０の内壁との間に十分な間隙が形成されるので、
空気が溜ることなく、濾過網２０．２１及び液流入口１
２を通って完全に追い出される。
て本体１０に溜る過程で、濾過網２０．２１の周側面と
本体１０の内壁との間に十分な間隙が形成されるので、
空気が溜ることなく、濾過網２０．２１及び液流入口１
２を通って完全に追い出される。
本考案は、空気がより逃げやすくするため、仕切板の周
辺に空気だけを通す細孔を設けたり、本体１０の内壁に
沿って細いパイプをその一端が仕切板１１を通り抜けて
濾過網２０．２１側の空間へ開口し、他端が本体１０内
の最大レベル位置よりも高い位置に開口するように固定
することもある。
辺に空気だけを通す細孔を設けたり、本体１０の内壁に
沿って細いパイプをその一端が仕切板１１を通り抜けて
濾過網２０．２１側の空間へ開口し、他端が本体１０内
の最大レベル位置よりも高い位置に開口するように固定
することもある。
本考案は、叙上のように構成したから、チェンバ一本体
内部への固定が容易で、固定後は空気溜の心配が全くな
い濾過装置を提供することができる。
内部への固定が容易で、固定後は空気溜の心配が全くな
い濾過装置を提供することができる。
第１図は従来の血液、輸液回路用チェンバーの一部を切
欠した正面図、第２図は同チェンバーの一部を切欠した
側面図、第３図は同チェンバーに濾過網を固定する工程
を説明する断面図、第４図ないし第１２図は本考案の実
施例を示すもので、第４図は拡大上面図、第５図は濾過
網を張設しない状態の拡大正面図、第６図は第５図の左
側面図、第７図は第６図の中央縦断面図、第８図は第５
図の下面図、第９図は第５図のＡ−Ａ線断面図、第１０
図は第５図のＢ−Ｂ線断面図、第１１図は濾過網を張設
し、チェンバ一本体の内部に固定した状態を示す拡大正
面図、第１２図は同状態を示す拡大断面図である。 １０・・・・・・チェンバ一本体、１１・・・・・・仕
切板、１２・・・・・・液流入口、４・・・・・・濾過
槽、１５・・・・・・中空部、１６．１７・・・・・・
窓孔、２０．２１・・・・・・濾過網。
欠した正面図、第２図は同チェンバーの一部を切欠した
側面図、第３図は同チェンバーに濾過網を固定する工程
を説明する断面図、第４図ないし第１２図は本考案の実
施例を示すもので、第４図は拡大上面図、第５図は濾過
網を張設しない状態の拡大正面図、第６図は第５図の左
側面図、第７図は第６図の中央縦断面図、第８図は第５
図の下面図、第９図は第５図のＡ−Ａ線断面図、第１０
図は第５図のＢ−Ｂ線断面図、第１１図は濾過網を張設
し、チェンバ一本体の内部に固定した状態を示す拡大正
面図、第１２図は同状態を示す拡大断面図である。 １０・・・・・・チェンバ一本体、１１・・・・・・仕
切板、１２・・・・・・液流入口、４・・・・・・濾過
槽、１５・・・・・・中空部、１６．１７・・・・・・
窓孔、２０．２１・・・・・・濾過網。
Claims (1)
- チェンバ一本体の内壁に接着する径を有し、かつチェン
バーの内部を仕切る仕切板に液流入口を同仕切板の周縁
から内側へ寄った位置に設け、上記仕切板には、上記液
流入口と連通ずる中空部を有する濾過槽を接合し、この
濾過槽の側壁には、窓孔を設け、その窓孔の孔辺には、
濾過網をそれが同窓孔全体を被うように張設して成る血
液、輸液回路用チェンバーの濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13342980U JPS5826659Y2 (ja) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | 血液，輪液回路用チエンバ−の濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13342980U JPS5826659Y2 (ja) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | 血液，輪液回路用チエンバ−の濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5757849U JPS5757849U (ja) | 1982-04-05 |
| JPS5826659Y2 true JPS5826659Y2 (ja) | 1983-06-09 |
Family
ID=29493654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13342980U Expired JPS5826659Y2 (ja) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | 血液，輪液回路用チエンバ−の濾過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826659Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4626141A (en) * | 1985-01-23 | 1986-12-02 | Gte Valeron Corporation | Chip control insert |
| JPH0253306U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-17 |
-
1980
- 1980-09-19 JP JP13342980U patent/JPS5826659Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5757849U (ja) | 1982-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5472605A (en) | Filtration device useable for removal of leukocytes and other blood components | |
| US5798041A (en) | In-line liquid filtration device useable for blood, blood products or the like | |
| CA2544612C (en) | Degassing device and end-cap assembly for a filter including such a degassing device | |
| US4642089A (en) | Unitary venous return reservoir with cardiotomy filter | |
| US6010633A (en) | Method of preventing air from becoming entrapped within a filtration device | |
| US4737139A (en) | Unitary venous return reservoir with cardiotomy filter | |
| JP4164770B2 (ja) | 血液フィルタ装置およびその製造方法 | |
| US6660171B2 (en) | High capacity gravity feed filter for filtering blood and blood products | |
| JPS5826659Y2 (ja) | 血液，輪液回路用チエンバ−の濾過装置 | |
| JP5046063B2 (ja) | 貯血槽 | |
| EP0054557A1 (en) | Membrane plasmapheresis module | |
| JPS6317484Y2 (ja) | ||
| JPH0335345Y2 (ja) | ||
| JPS644356Y2 (ja) | ||
| AU708609B2 (en) | A filtration device usable for removal of leukocytes and other blood components | |
| JPH0321251Y2 (ja) | ||
| JPS6021090Y2 (ja) | 筒状輸液フイルタ− | |
| JPS646829Y2 (ja) | ||
| JP2574507Y2 (ja) | 医療用ドリップチャンバ− | |
| JPS6313722B2 (ja) | ||
| JPH0595546U (ja) | 体外血液回路のドリップチャンバー |